2009年7月14日 (火)

「ウィッチマウンテン/地図から消された山」

Witchmountain  国家機密が隠されたウィッチマウンテンを目指す兄妹と彼らを助けたタクシー運転手の危険な旅を描くSFサスペンス…って思うでしょ?あのポスターとか見たら。
 実は「Xファイル」みたいな感じの映画だと思っていたので、冒頭にディズニーのマークが出てきたのには驚き!
 実は予告さえも観てなかったので、全く予備知識を入れずに観にいったので唖然!
 当然、禍々しいサスペンスになるわけもなく、心の映画モードをディズニーモードにチェ~ンジ!
 トランスポーター+ターミネーター(プレデター風味)+ETなのだけど、当然、清く正しく明るく楽しいディズニー映画なので、人は死なないし、どれだけ切羽詰まっても車のシートベルトはするし、タバコ産業は存在しない世界になっている。
 だけど、意外に面白く最後まで飽きずに見せるのは、さすがはディズニーだと言える。
 しかし、ロズウェルとかエリア51とか、もはやアクションネタではCIAがもっともらしさを出す免罪符になっているように、UFOネタの定番になっているし、もはやお約束になっているんだろうなあ。
 タクシーの運転手役のドウェイン・ジョンソンことザ・ロックはすっかり俳優になってしまった。
 兄妹の妹が「テラビシアにかける橋」のアナソフィア・ロブで、そのかわいさは異常!
 将来はダゴタ・ファニングとの美少女共演を希望!
 監督はアンディ・フィックマン。
 調べたら「星の国から来た仲間」という映画のリメイクらしい。
 アメリカではそれだけでも話題で、興行成績も良かったらしいが、日本は当然リメイクということを前面にだしていないよいうことは、それほど知名度はないんだろうなあ。
 だからこそ、Xファイル系のサスペンスっぽく売っているのかもしれない。
 その売り方には疑問もあるが、観て損はなし!なのだけど、誰も知らずにひっそり終わるんだろうなあ。

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2009年7月13日 (月)

「ポチの告白」

Pochi  な、なんと上映時間195分ですよ。
 たまたま「タイタニック」は当たっただけで、回転率などの見地から考えれば、上映時間は短い方がいいに決まっている。
 上映時間の長い映画は暇つぶしとか遊びを越えて、もはや仕事に近いし、体力も消耗する。
 いや、別に映画に時間を費やすのがいやなのでない。
 休日なんか数本のハシゴをすることもあるからだ。
 ただ、長時間の映画でつまらなかった場合が一番辛いのだ。
 つうことで、相当迷ったあげく劇場に行ってきた。
 実直な警察官が次第に警察犯罪に堕ちていく話を実例を元に描いていく。
 あ~面白くて良かった。
 長時間が苦にならなかった。
 犬のように忠実な警官が言われるまま警察犯罪の主犯格になっていくのを描くには、これくらいの時間でじっくり見せる方法はありだと思う。
 正に犬=ポチとはうまくいったもので、最後の独白は鬼気迫るものがある。
 また、この映画の警察官は「良い人」が誰もいない。
 すっかり国家規模のヤクザ状態になっている。
 ここまで露骨な話はまずいんじゃないかと思いつつも、全く容赦ないのは逆に潔くて評価するべきかも。
 しかし、ふと考えるとこの手の組織犯罪とまではいかなくても、会社のご都合主義は警察に限らずサラリーマンならやってしまいそうだ。
 だから、この映画を観て、子供だったら「あんな大人にはならない」と思うかもしれないが、やさぐれた社会人だと、主人公の気持ちがわかってしまう。
 まあ、これが大人にはなるということやね。
 出演で野村宏伸と井上晴美(B88-W59-H88)が出ていたのが懐かしかった。 井上晴美がグラビアアイドルやってたことなんて、今の若い人はもう知らないだろうなあ。
 自分は劇場まで「82分署」観にいったもんなあ。
 スキンヘッドはさすがにドン引きだったけど…。
 監督は高橋玄…すいません、映画に疎いのでどんな作品に関わったのかわかりません。
 長時間の映画だけど、ドラマを一気に4本観るみたいな感じで観るといいかも!

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2009年7月12日 (日)

「ごくせん THE MOVIE」

Gokutumaranai  またもや、というか今ではすっかり当たり前のテレビドラマの映画化。
 テレビドラマ「ごくせん」の劇場版。
 チケット売り場のお姉ちゃんが、ジャージ姿だったので、何かな?と思ったら、この映画の「衣装」だった。
 わかりにくいっちゅうの!(苦笑)
 観にいって何だが、自分は漫画は読んだことがあるが、テレビドラマを全く観ていない。
 だから思い入れも何もなく、かなり場違いな観客だと思う。
 だから当然、ドラマと連動しているだろうギャグも笑えない。 当然、この手の映画はテレビを観ていることが前提のファン大会であることはわかっている。
 そこらへんの諸条件を踏まえて、思ったこと!
 日本が不景気というのは嘘だな
 正直、家で何か食べながらぼ~っと観ている分には面白いんだろうなあと思う。
 だけど、1800円も払うような内容か?
 これで、1800円払うというなら、不景気とかは絶対に嘘だな。
 人気ドラマ学園物なので、卒業生などの同窓会状態はOK!
 しかし、それ以外のあまりにも予定調和でご都合主義の話展開がついていけない!
 選挙に出馬する候補者の独占中継とか、そういう世界の話とはいえ妙に違和感を感じる。
 おそらく、テレビではOKだが映画化すると内容が薄くなるの典型ではないかと思ってしまう。
 思い入れのある人には申し訳ないけど…。
 出演は当然、仲間由紀恵(B78-W59-H80)。
 共演に亀梨和也、生瀬勝久。
 友情出演のチョイ出で、小栗旬、 石垣佑磨、成宮寛貴、速水もこみち、小池徹平、小出恵介が顔を出している。
 まあ、こんだけ出れば少し間延びもするわなあ。
 監督は日テレドラマ御用達の佐藤東弥。
 ファンの人はどうか知らないが、もう自分は完全無理な映画だった。

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2009年7月11日 (土)

「ノウイング」

Knowing  髪形そのものが最大の特撮と言われているニコラス・ケイジの新作!
 50年前のタイムカプセルに数字が羅列してある紙。
 それは、その後に起きた大惨事を正確に予知していた。
 そして、最後に書かれた数字はこれから起こる人類が経験したことがない大惨事を表していた…。
 ニコラス、ちょっとは仕事選べよ!
 ここ最近、彼の出演する映画はB級テイストといえば聞こえはいいが、実はキワモノばかりで、ここまで来ると好きで選んでいるとしか思えない。
 全体的にテンポが悪いのだが、それでも前半は飛行機や列車事故は迫力あるしOKなのだけど、後半あたりから微妙な感じになってきて、最後は色々な意味で脱力してしまった。
 あのオチだったら、もう何でもありだろ!
 何故50年前から?とか、何故限定された人達?とか、よくわからなかったり筋が通ってなかったりするのだが、オチを考えれば論理的なことを考えても仕方ないわけで、逆にこの微妙な感覚が狙いか?
 何だかなあと思ったが、監督が「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤスなので、ちょっと納得してしまった。

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2009年7月10日 (金)

「Blood ブラッド」

Blood  今やすっかりお色気女優として定着している感もある杉本彩(B88-W58-H90)が、2人の男を翻弄するヴァンパイアを演じるエロティック&アクション&ホラー。
 迷宮入り寸前のメイド猟奇殺人事件を追う刑事が、メイドの雇い主である女主人の住む豪邸を訪ねる。
 妖艶な彼女は犯人を刑事に告げるのだが、その犯人の正体とは実は…。
 同じ時期にセーラー服着て日本刀で暴れているビニ本系女子高生の似たような映画が公開されているので、あやうく間違えるとこだったよ~(そんな奴いないって)
 時代を越えた話なのにそのスケールの大きさを感じさせないのは困ってしまうが、この映画のメインは杉本彩の裸なので気にしてはいけない。
 おそらくDVDがでたら、裸以外のところは誰も観ない可能性は大きい。
 確かに杉本姐は、胸をさらけ出してがんばっていた。
 彼女の今のポジションって、25年位前の熟女路線で売った五月みどり(B88-W62-H90)と似ている。
 当時の中高生は彼女に妄想を膨らませていたのだが、よくよく考えると、今の若い娘の方が手足も長くスタイルがいい。
 それに自分の親と年齢も変わらない(比べても仕方ないんだけどさ)。
 杉本姐も、年齢を考えたら美人だしスタイルもいいのだが、今の若い娘の体形とは違う。
 だけど、昔の五月みどりと同じで色っぽい雰囲気作りがうまいのだ。
 この映画を観て、そんな思いを馳せていた。
 話は面白い要素はあるのだけど、そこに言及するものでもないんだろうなあ。(決めつけてすまん)
 共演は要潤、津田寛治。
 もう要潤はすっかりキワモノ系御用達だなあ。
 監督は「SHINOBI」の下山天。
 とりあえず、昔懐かしい淫靡&怪奇の雰囲気が懐かしかった。 ヴァンパイアって結構つぶしのきく設定なんよね。

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2009年7月 9日 (木)

「子供の情景」

Jokei  普通に生活していたらハリウッド映画と日本映画くらいしか観ないだろう。
 ところが、当たり前のことだが映画は世界各国で作られている。
 それぞれの国の映画は、独自の文化圏に基づいており、それを知るのも醍醐味だろう。
 この映画は、タリバンに破壊されたアフガニスタンに住む6歳の少女の話が、学校に行こうと思って、卵を売ったお金で何とかノートを手に入れるが、学校へ着いたら男子校で、女子校を探していたら、タリバンごっこをする少年たちにノートを取り上げられたりしていじめられたりする。
 子供の狭い世界に戦争などの世界情勢を描き出している。
 異文化を見るのも映画の醍醐味だろう。
 この映画を観ていると、西洋諸国とは考え方が根本的に違うので完全にわかりあえるのは無理だと実感した。
 一方では、主人公の女の子は学校に行きたいけど社会的に行けないのかと思いきや、実は男女に分かれているものの学校はきちゃんとあるわけで、単に家庭の事情ではないかと思ってしまう。
 もっともここらへんは違う文化圏からはわからない何かがあるのかもしれない。

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2009年7月 8日 (水)

「幼獣マメシバ」

Mameshiba  え~これもテレビドラマの映画化なの?
 今の映画はテレビを観ていることが前提なのか?
 もはや人気があるから劇場版を作るとか、そんなの関係がなくて最初から映画も込みで企画されている場合が多いというわけやね。
 まあ、。面白ければ基本何でもいいんだけどね。
 35歳のニート中年が、生後2か月のマメシバの子犬と交流で成長していくという話で、35歳で成長もねえだろ!というツッコミよりも、彼の母親の失踪した理由や、ニートの取り巻く環境があまりにも強引で無理無理!
 だけど、35歳のニート中年役の佐藤二朗の怪演があまりにも面白いので、無理な設定でもいいかなと思ってしまう。
 それだけ彼のキャラが立っていたのだ。
 彼が際立つので犬萌えが成り立つのかもしれない。
 そのため肝心のマメシバの登場シーンは少ないため、犬目当てだと肩透かしかもしれない。
 よくありがちなお涙頂戴の動物アイドル映画でなくて良かった、いやマジで。

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2009年7月 7日 (火)

「MW-ムウ-」

Mw  手塚治虫先生は「鉄腕アトム」や「ブラック・ジャック」で有名だが、一方では青年誌に野心的な作品を発表しているのは今更言うまでもないだろう。
 16年前、ある島の島民全員が死亡する事件が発生したが、この事実は政府によって隠匿される。
 しかし、奇跡的に2人の少年が生き残っていた…。
 あの「MW」を映画化!
 しかし、一部設定を借りただけの別物といっていいだろう。
 例えていうならイアン・フレミングの原作はあって、登場人物とか一部設定は同じものの全く別の「007/黄金銃を持つ男」や「007/ムーンレイカー」みたいなものと思ってもいいだろう。
 登場人物の名前も原作と似ているけど違うし、女装癖や同性愛など物語の重要な要素も全く存在しない。
 玉木宏と山田孝之が出演で、夏休み直前の大作映画で売ろうとしているのに、そんな一部の原作マニアや腐女子だけが喜びそうな要素を入れるわけがないのだ。
 そうでなければ、原作とは全く違うが、これはこれでありだと思わせればOKなのだが、残念ながらこの映画はそうではない。
 根本的に主役2人のつながりの描き方が弱い。
 山田が扮する神父が悪事とわかっていても手伝う理由とか、玉木演じる銀行員が神父と一緒にいる気持ちが伝わってこないのだ。
 それは申し訳程度でアクションが面白いかというと、これが微妙で、最初のタイでのカーチェイスがやたらと長いが迫力がなく、物語上意味がなくて、上映時間の配分から考えてもバランスが悪い。
 さらには、大きな秘密が隠されている島やアメリカの軍事基地に物凄~く簡単に入れたり、手榴弾の爆発に時間がかかったり、上空で飛んでいる飛行機のゲートを開けても全く風がなかったり、ツッコミ所満載だ。
 ラストも続編作る気満々なのだが、映画の構造上そんな展開にならないはずだし、そんなのが許される手塚キャラはロックだけでしょ。
 主演の玉木宏は意外にメガネキャラが似合うし、細身の割りには筋肉質で、実は意外に及川ミッチー路線もいけるのではないかと思ってしまう。
 山田孝之は、ここ最近妙に不精髭の小汚い雰囲気の役作りが多いのだが、神父なのでせめてこざっぱりした方がいいと思うぞ。
 監督の岩本仁志って誰?と思って調べたら「明日があるさ THE MOVIE」の人だった。
 あれも、微妙な映画だったなあ。
 MWの秘密とそれを使った陰謀を企てる男とそれを阻止する神父の壮絶なアクションで徹底した方が良かった気もするが、もし続編を作るのなら、もっと弾けたものを希望!(そうなると手塚先生の原作なんか全く関係がないのだが…)

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2009年7月 6日 (月)

「いとしい人」

Itoshii  39歳の小学校教師エイプリルは養子で育ったために実の子供を生みたいと思っていたが、結婚した年下の同僚教師とは別れることになり、養母も亡くなってしまう。
 そこへ、いきなり実の母親と名乗る女性が現れる。
 そんな中、生徒の父親を好きになり、いい感じになったのだが、別れた旦那の子供を妊娠していたことが発覚する…。
 「恋愛小説家」でアカデミー賞主演女優賞もらったヘレン・ハントが、製作・脚本・主演だけでなく、第1回監督作品もこなしている女性映画。
 ヒロインのどん詰まり状態はわかるのだが展開がもたもたしていて、途中で少しダレてしまった。
 へレン・ハントのコメディエンヌぶりは良いのだが、それ以上に、ヒロインの実母と名乗る女性の方が面白い。
 ぬけぬけと実父がスティーブ・マックイーンと言うのが笑えた。
 演じているドリー・パートンなので役者が一枚上手か。
 自分の中では「9時から5時まで」のイメージが強く、お年を召したとはいえ巨乳が健在で良かった。
 日本に比べてアメリカは養子をもらうことが、意外に珍しくないようで、この映画でもその話が頻繁に出てくる。
 ここらへんが日本と考え方の違うところか。
 養子といえば、劇場版の「セックス・アンド・ザ・シティ」のリリーとローズの話は泣けたなあ。

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2009年7月 5日 (日)

「蟹工船」

Kanikousen  今やすっかり過去のことになってしまったが、派遣切りや派遣村で世間が盛り上がっていた頃、小林多喜二の「蟹工船」が再び読まれていると言われていた時期があった。
 しかし、自分の周りはもちろん、電車の中でも読んでいる人はいないわけで、一体どこで脚光を浴びたり読まれたりしているのか、さっぱりわからない。
 マスコミの静かなブームとかって何を根拠にしているかよくわからないが、所詮どこまでいっても「静かな」なんだろうなあ。
 っつうか、マスコミって前はフリーターや派遣はいいって煽ってなかった?
 そして今度は派遣切りを煽って、今は何もなかったような感じになっている。
 まあ、マスコミは流しっぱなしなので、話半分で参考程度にしておくことが大切だ。。
 現在の雇用の不安定化や製造業派遣といった労働環境の悪化が似ているし、原作が脚光を浴びているからという理由なのか「蟹工船」の映画化!
 若干、旬を逃した感がしないわけでもないのだが、テレビと違い映画はフットワークが悪いので仕方ないだろう。
 蟹を獲り、そのまま船内で缶詰に加工する蟹工船では、出稼ぎ労働者が過酷な条件での労働を強いられた。
 そんな中、一人の漁夫が、労働者たちをまとめて、立ち上がろうとしていた…。
 これは「蟹工船」をモチーフにしたSFだと早めに気づかないといけない。
 制作側も当時の原作の設定を元にリアルな話を作ろうと考えていない。
 あくまで今の社会状況を「蟹工船」に合わせてみただけなのである。
 だから、労働者が妙に血色の良い若者ばかりで小奇麗な格好で、彼らの寝る場所がカプセルホテルっぽかったりするのは当然なのだ。
 松本アニメで宇宙=海というのと同じ思想なのである。
 そう考えるとSFとしては、それなりに面白い!
 そこには鬼気迫るものはないが、若者の牧歌的な思想がある。
 だから緊迫感はないが、それで当たり前なのだ。
 本当は出稼ぎ労働者に感情移入するべきなのだろうが、自分は彼らを使う監督の気持ちがよくわかる。
 彼にもノルマがあるし、沢山の労働者をまとめるのは大変厳しい。
 労働者は自分個人のことさえ考えていればいいが、彼の立場はそういうわけにもいかず、むしろ中間管理職の悲哀の方を感じた。
 それに労働者の環境問題もエスカレートしてくると、自分勝手になってしまうわけで、所詮雇われてナンボの世界でもあるのだから、両者が良い環境で作業効率が上がり収益が上がる方法を模索した方がいいと思うのだが、何故かこの手の話って、そこらへんがすっぽ抜けなんよね~。
 出演は松田龍平、西島秀俊で、特に西島のSっぷりは良い!
 監督は「弾丸ランナー」のSABUなので、狭い船内なので、あまり走ってはいないが、相変わらず独自の世界を作っていた。
 ただ、この映画の対象でもある労働環境の悪化を嘆く人は、1800円も払って映画なんか観ないと思うぞ。

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2009年7月 4日 (土)

「ディア・ドクター」

Deardoctor  山あいの小さな村で、人々から慕われていた医師の失踪!
 その原因は?
 やがて意外な事実が判明する…。
 鹿のお医者さんの話ではない(念のため)
 文句なしの傑作!
 映画の冒頭からいきなり医師の失踪というミステリアスな展開なので、その後の人々の証言や過去の話のどれも気を抜いて観ることはできないという展開がうまく、それでいて何げない仕草や言葉でキャラが立っている登場人物の設定!
 さらには失踪した医師の正体と、それがわかったところでの人々の心の複雑な思い…など、これらの要素がうまく重なり合い絶妙なバランスで成り立っている。
 監督の西川美和は「ゆれる」が傑作だったので、これ以上のものは出てこないと思ったが、さらにパワーアップしている。
 作品もそうだが、新作ができると宣伝のために彼女がメディアに出てくるのだが、新作ができる度にあか抜けているのを見逃してはならない。
 かつては業界のお願いしたい女性監督の1位は河瀬直美だったが、今はやっぱり西川美和でしょ。
 笑福亭鶴瓶が映画初主演なのだが、彼の演技力というより、彼を使い切ってしまった西川監督の演出の実力だろう。
 とにかく鶴瓶は怖いくらいぴったりの役である。
 共演は瑛太、余貴美子、八千草薫。
 自分は子供の頃、この映画の村と同じような何もないところに住んでいたので、医者がいない怖さを思い出した。
 だから、この映画の複雑な心境は理解ができてしまう。
 もっともそれは病気になった時で、普段困るのは映画を観に行くのにも旅行に行くくらいの距離だったことなのだが…(苦笑)

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2009年7月 3日 (金)

「群青 愛が沈んだ海の色」

Gunjo  鳴り物入りでお披露目されるが、沢口靖子(B80-W58-H87)以降、あまりパッとしない東宝シンデレラで、現在の人気女優は長澤まさみ(B83.5-W54-H82.5)だ。
 ところが、この東宝のお姫様は不思議なことに主演映画に恵まれていない。
 自分は彼女の出演映画で一般公開されている映画は全部観ているが、主演映画はトホホなものが多く、ブレイク前の「ロボコン」だけが唯一面白い。
 「群青 愛が沈んだ海の色」も彼女が主演=面白くないの法則が100%当てはまっている。
 沖縄の離島にやってきた世界的に有名なピアニストと漁師が恋に落ちて生まれた娘・凉子は、幼なじみの一也、大介と兄妹のように育っていく。
 そして、涼子と一也は恋に落ちて結婚を約束するのだが、その矢先、凉子の父を説得するために宝石サンゴを獲りに海へ深く潜った一也は帰らぬ人となってしまう。
 そのショックで涼子の心は壊れてしまい、自分の世界に閉じこもってしまうのだった…。
 沖縄が舞台で、幼なじみの一也が死亡…って長澤2大トホホ映画「涙そうそう」と「タッチ」を足して再構築してような感じの映画で、こんな誰でもツッコミそうな企画に何故会社がOK出したのかよくわからない。
 それなら、映画として良作かといえばそうでもないのが残念なところ。
 この映画の構築の仕方だと、主演はどう考えても佐々木蔵之介が演じる涼子の父親だし、それ以前に大介のナレーションで進んでいくということは、彼の目線で話が展開していくはずなのに、そうでもない。
 そもそも、ヒロインが恋人を失って心が壊れる程なのに、二人の恋愛描写があまりにも少ないため伝わらない。
 島に3人しか子供がいなくて、2人の幼なじみのうち何故、片方を好きになるのかが描ききれていない。
 その時点で、この映画は終わっているのだ。
 これを淡々とした演出と言えば聞こえはいいのだが、演出不足でしかないと思う。
 ラストの「奇跡」っぽいのも、もう少し説得力のある方が…。
 共演は福士誠治、良知真次、田中美里(B81-W58-H83)。
 監督は中川陽介。
 映画の日に観に行ったのに劇場は8人。
 あれほどチケット売り場並んでいたのは何だったんだ?と思ったが、当然、「ヱヴァ」だろうなあ。
 あとやっぱり20世紀フォックスのマークが出て、日本映画は違和感があるなあ。

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2009年7月 2日 (木)

「The Harimaya Bridge はりまや橋」

Harimayabashi  日本の高知県で英語教師として働いていた息子が交通事故で死亡!
 画家としても才能を発揮していた息子の絵が日本に多くあることを知った父親(黒人)は、戦争で父を日本兵に殺されているため日本に嫌悪感を抱きながらも、絵を回収すべく日本の高知に行くのだった…。
 リーサル・ウェポン・シリーズのダニー・グローヴァーが出演&製作総指揮も務めているのだが、それなりに売れている彼が何故このような映画に参加しているのかよくわからない、
 監督は映画の登場人物と同様、英語教師として高知県に1年間滞在した経験を持つアーロン・ウールフォーク。
 外国人が作る日本が舞台の映画なので、その勘違いぶりを確認するために観にいったのだが、極めて普通に地味な良い映画だった。
 「007は二度死ぬ」クラスのものを期待すると肩透かし。
 つうか、今の時代にあれくらいのものが出てきたら、狙っているとしか思えない。
 差別されがちな黒人が、さらに日本人を差別している構造が生々しく、実はこの映画のもう一つのテーマはマイノリティと差別だったりする。
 主人公の息子の嫁が家族の絆と生活を一緒くたにしているのは、ちょっと不自然な感じもする。
 主人公の父親の戦争が第二次世界大戦だとすると年齢的に矛盾があったりするのだが、そこらへんは平行世界ということで軽く流してしまおう。
 意外にテンポがいいし、重たいテーマがある割りには暗い話でもないし、意外に拾いものかも。
 出演は外国人はダニー・グローヴァー以外誰もわからないが、日本側の出演者で話題なのは、とんねるずの石橋貴明の娘である穂のか(B80-W57-H84)だろう。
 さんまの娘もそうだが、な~んか微妙で、芸能人の世襲制も考えるべきではないか、いやマジで。
 この映画で思った以上に良かったのがMISONO(B80-W62-H90)で彼女の弾けっぷりは大切だよ。
 また高岡早紀(B87-W60-H90)の怖いまでのお色気には驚き!
 そんな映画でもないのに、妙に艶っぽくて困ってしまうのだ。

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2009年7月 1日 (水)

「人生に乾杯!」

Jinse  自動車修理会社を経営する成金の働き者の男が、元華族の令嬢恭子とお見合いをするのだが、彼女の一族は破産寸前だった…。
 木下恵介が原節子と組んだコメディで、今観ると、当時のリアルな様子がわかり、歴史的 価値の方が高くなってきている。
 一方では原節子の美しさが一番輝いている時でもある…ってそれは「お嬢さん乾杯」だっっちゅうの!
 前フリ長っ!
 自分が観たのは「人生に乾杯!」というハンガリー映画。 
 あ~韓国の怪獣映画のヤンガリーネタは禁止な。
 社会主義国だった1950年代のハンガリーで運命的に出会い結ばれたエミルとヘデも今や80歳と71歳の老人になっていた。
 年金だけでは暮らしていけず、二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。
 怒りが爆発したエミルは紳士的な手段による強盗を繰り返すようになり、ヘディも彼と行動を共にすることになる。
 一方、二人の行動は民衆を巻き込んで予想もしない展開にねっていく…。
 正にハンガリー版「俺達に明日はない」状態!
 いや、老人だけに色々な意味で明日はないかもしれない。
 「グラン・トリノ」といい、元気な年寄り映画は観ていて気持ちが良い。
 同じハンガリー映画でも「反恋愛主義」と全然違うのは、やっぱり時代だろう。
 エミルとへディの出会った頃が社会主義の時代で、現在はその時と状況が変わってしまっていること(エミルの大事にしているチャイカは社会主義の象徴みたいなもの)、本編でエミルが「海を見たい」と言っているが、実はハンガリーに海がないなど、説明はないが、その国では当たり前のことが、逆にアメリカ映画を見慣れた自分には新鮮だった。
 重たい話かと思いきや、意外にコメディタッチなところもあって、面白くラストも意外などんでん返しがあって痛快!
 意外な佳作。
 二人を追う警察の動きにはツッコミ所もあるのだが、ハンガリーという国をよく知らないので、そんなものだと言われれば納得してしまいそうだ。

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2009年6月30日 (火)

「それでも恋するバルセロナ」

Soredemokoisuru  堅実派と情熱派という互いの恋愛観はまるで正反対の2人のアメリカ人女性が、バカンス先のスペインで、地元のセクシーな画家、そしてエキセントリックなその元妻と織り成す複雑な恋愛コメディ。
 監督のウディ・アレンの女性の趣味は何となく自分と合うので、今回も彼がここ最近連続で起用しているスカーレット・ヨハンセンとペネロペ・クルスのガチンコお色気対決になっているのは嬉しい限り!
 スカーレット・ヨハンセンの小柄ながらも豊満な胸や、ペネロペの過剰なお色気を観ているだけで、もうお腹一杯になってしまう。
 つうか、これって完全に女優のアイドル映画なんよね。
 ところが、アイドル映画=あまり面白くないというのが定番で、この映画もそれに近いものがある。
 意味があるとは思えないナレーションと、ご都合主義の展開、最後のペネロペの行動なんか「火曜サスペンス」みたいで、ちょっと興醒め。
 ナレーションは昔のニュース映画っぽく、わかりやすいし、完全否定はしない。
 ペネロペは、この映画でアカデミー賞助演女優賞をもらっている。
 確かに彼女の演技は鬼気迫るものがあったが、過剰評価じゃないの?
 ただ観光映画としてはバロセロナが満喫できてしまうので、スペインに行きたけど金はなし…という人はこの映画を観るのがいいかも!
 上映時間も短いしね。

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2009年6月29日 (月)

「レスラー」

Hewrester  子供の頃、世の中で一番強いのはプロレスラーだと思っていた。
 プロレスがゴールデンタイムに放送されていた時代で、手に汗握りながら見ていた。
 もちろんその後、プロレスは演出された興行であることを知るのだが、それでもプロレスラーの動きは一般人に真似できるものではなく、世の中で一番ではないが強いことには変わりなかった。
 先日、2代目タイガーマスクこと三沢光晴が亡くなったのはショックだった。
 改めてプロレスラーも死ぬことを実感した。
 そんな気分の中、「レスラー」を観た。
 ミッキー・ロークが、かつては大活躍で人気があったが、今や落ち目のプロレスラーの孤独な後半生を演じている。
 映画の主人公が、演じているミッキー・ロークの人生とシンクロしているため鬼気迫るものがある。
 主人公は80年代に大活躍したが、今や老体に鞭打ちながら地方興行に出場して細々と現役を続け、私生活はトレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットでアルバイトをしている。
 娘とはうまくいってないし、長年のステロイド常用で心臓発作で倒れたこともある。
 老眼鏡と補聴器が手放せない。
 強いはずのプロレスラーも年には勝てないし、基本的にはどこにでもいる親父と変わらない。
 いや、むしろ命を削っているのに保障がない分厳しい。
 観ていて、初老に差しかかった不器用な中年の悲哀に泣けた。
 年とったらさっさと引退して、違う仕事をやればいいのにと思うかもしれないが、これこそ本当に不器用な男なのだ。
 日焼けサロンに通ったり薬を使ったり、意外に普段の細かい努力がいる裏側も興味深い。
 試合前の打ち合わせも人によっては八百長だというかもしれないが、自分はエンターテナーとしてのプロフェッショナル魂を感じた。
 これはもうプロレスラーというよりどんな仕事にも置き換えれる男の生き様だと思う。
 また彼が思いを寄せる盛りを過ぎたストリッパーも涙なくして見ることはできない。
 演じているマリサ・トメイが本当に若くないのに身を張っている。
 監督のダーレン・アロノフスキーは映像先走り派だと思ったが、ちゃんと物語が描けることがわかった。
 アカデミー主演男優賞は「ミルク」のショーン・ペンだったが、自分は絶対にミッキー・ロークだと思うけどなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年6月28日 (日)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

Eva20 Eva2  初めてTVシリーズは前半があまりにも面白かったので、後半の壊れっぷりがを観た時は残念でならなかった。
 ある意味、それも面白いのだが、自分としてはきちんと終わって欲しかった。
 劇場版に期待したのだが、思いっきりダメだった。
 このアニメはあちこちに悪い影響を与えてしまい、完結しなくてもOKとか、意味不明な言葉の羅列、明朝体の文字でのごまかしなど一時困った状態になってしまった時がある。
 そしてすっかり過去のものになりつつあるかと思いきや、2007年新たに映画がスタート!
 正直、今更感もあったが、惚れた弱みもあって観に行く。
 TVシリーズで好きだったヤシマ作戦が再構築されていたのでOK!…と軽く流すはずだったが、予告編を観て大興奮!
 それなのにどんだけ待たすんだよ。
 つうことで初日に劇場に行ったら、案の定パンク状態で、事前に入場券を買っていたとはいえ、劇場に座るまでに時間がかかるのは想定範囲外だった。
 満席状態で観た「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」には衝撃を受けた。
 大変面白い!…いや凄いという言葉が適切かもしれない。
 毎日映画を観て、ほとんど惰性になりつつある自分だが、久しぶりに映画を観てワクワクして興奮した。
 エヴァの映像の中では間違いなく最高傑作である。
 総監督の庵野秀明はDAICON FILMから構築してきたものを、この映画で一気に昇華してしまった。
 TVシリーズの焼き直しではなく再構築であり、さらに新しい要素も入り全く違う話として展開しているので、もはや先が読めない。
 何より今回はそれぞれの登場人物の性格に若干変化があり深く描かれている。
 さらには使徒と交戦中の戦時下の都市と人々の生活が丁寧に描かれており、それがあまりにもさりげなく無意識に頭の中に入ってくる。
 ただでさえ次々と出てくる情報が処理できないのに、上乗せされるので、頭の中が一種のトランス状態になってしまうのだ。
 しかし、それよりも娯楽映画としての作りが良くできており、さらにはロボットアニメの正統派であり王道の新しい形になっていた。
 全編手に汗握る状態で、上映時間が2時間ないのにかかわらず、物凄く長い映画を観たような、それでいて心地よい疲れを感じるのだ。
 ライブ感覚というのは嘘ではないと思う。
 話題の新しい登場人物はメガネっこ要員としてOKだが、彼女の存在がさらに謎を呼ぶ!
 今回から登場のアスカは、TVシリーズと違う登場の仕方で、名前も変わっているし若干正確も違う。
 既存の曲の使い方は一歩間違えれば寒いものがあるのだが、「ラブ&ポップ」でも似たような使い方をしていたので、こんな演出が好きんわんだろうなあ。
 BGMに「彼氏彼女の事情」の音楽が結構使われているのに驚いた。
 前作でつっこまれていたシンジ君のDATにも理由をつけて、さらには重要な小道具にしているのがうまい!
 また意外に「帰ってきたウルトラマン」を中心とした特撮というより、DAICON時代のセルフパロディとなっている。
 協賛の関係かネルフの建物の中にローソンが入っていた。
 当然、自販機はUCCであることは言うまでもない。
 他にも言いたいことは一杯あるのだが、ネタバレになるし、この映画に関しては何も知識を入れずに観るのが一番だと思う。
 帰りも売店がごった返していて劇場を出るのも一苦労だった。
 もう少し静かになったらもう一回観に行くつもり!

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2009年6月27日 (土)

やっぱり初期型マイケル・ジャクソンでしょ!

Photo  自分の車は、当時金がなかったのでカーステはカセットだ。
 今やカセットテープを売っている店も少なくなり、新しい新譜もいちいちテープに録音しなくてはならないので大変面倒臭い。
 まあ、エイトトラックよりは遥かにマシなんだけどね。
 そんなわけで、車で聞く音楽は80年代に録音したものが多く、当然少し伸びて、音がこもっている状態だ。
 レベッカやらCCBなどのテープに交じって、20年以上の現役を誇るのがマイケル・ジャクソンの「スリラー」を録音したテープだ。
 2009年6月26日の朝、テレビを観た時の衝撃は大きい!
 マイケルが死んだ~?
 う~ん、確かに長生きするような人とは思えなかったが、いきなりすぎるし、50歳って若すぎるだろ。
 忌野清志郎といい、どうして若くして死ぬんだ?
 若い人はマイケルといえば、改造人間、ロリでホモという印象しかないだろう。
 確かに末期のマイケルは、その存在そのもがスリラーなのだが、1980年代、特に「スリラー」が売れまくっていた頃は、凄いアーティストが出てきたなあと思った。
 おそらくミュージックビデオを定着させ、その概念を変えたのは間違いなく彼だろう。
 特に「スリラー」は監督がジョン・ランディスで、マイケルが特殊効果で狼男になったり、ゾンビと踊ったりして、へたな映画よりも映画になっていた。
 初めて観た時のショックは大きい!
 一応、劇場映画にも出演しているが、彼の映像の中では「スリラー」は間違いなく一番だ。
 このビデオが映画に与えた影響は大きい。
 今では当たり前のMTVっぽい映画は、ここらへんの時代から目立つようになってくる。
 その後もマイケルは絶好調なのだが、同時に肌は白くなり、顔かたちもどんどん変わっていく。
 正直、末期は別物だった。
 努力すれば黒人も白人になれる…という黒人の子供たちに変な希望を与えたことも確かだ。
 色々事件もあったが、まあ天才に有りがちな性癖だ。
 でもやはり自分は初期型マイケルの時が一番好きだな。
 そういえば成田美名子の「CIPHER」でマイケル人形が出てきたが、あれって今ではレア物だよな。
 とにかく安らかに眠れ、マイケル。
 おそらく、ハリウッドは伝記映画を作り始めるんだろうな。

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2009年6月26日 (金)

劇場版「空の境界」Remix -Gate of seventh heaven-

Karanokyoukai  う~ん、確か全部で七章だから、これで完結だよなあ。
 最初はDLPの画質確認のために観にいっただけで、原作も知らず何が何だかわからなかったが、数をこなすうちに全貌が見えてきた「空の境界」。
 やっと最終章かと思って劇場に行ったら、第一章~第六章の総集編だった。
 そういえば、1980年代のアニメは総集編が多かったことを思い出した。(特に劇場版公開前の「うる星やつら」)
 ひょっとしたらどこかに新しいカットが入っているのかわからないが、そんなものわかるはずもなく、とりあえず今までの復習をさせてもらった。
 そんなわけで最終章を待つ自分なのさ。

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2009年6月25日 (木)

「守護天使」

Shugotenshi  密室劇ながらも先の読めない展開で予想以上に面白かった「キサラギ」。
 その監督である佐藤祐市の最新作は、妻の尻に敷かれる冴えないサラリーマンが、好きになった女子高生を闇サイトの魔の手から勝手に守る…という話だが、「キサラギ」のようなものを期待すると失望は大きい。
 何故なら予想以上に面白くないからだ。
 自分の中で映画を面白くする要素は「説得力のある何が何でも」と「映画的な流れ」だと思っている。
 つまり登場人物の目的が何であれそれを成し遂げるためには、どんな障害があろうが何が何でも乗り越えるというもので、さらにその行動に説得力があって共感できなくてはいけない。
 映画的な流れというのは、ここ最近よく見かける静止画の「絵」としては面白いではなく、動きがあるということである。
 これらの要素を確実に満たしている例は昔の宮崎駿の映画で、「カリ城」や「ラピュタ」がそれに該当する。
 一杯の水のために一国を敵に回したり、天空のお宝よりも一人の女の子を何が何でも救う。
 単純ながらも重要な要素である。
 ところが、この映画は残念なことに、さえないサラリーマンが女子高生を助けたいというのに説得力が少なく、何が何でも度が大変低いのだ。
 主人公が女子高生を好きになる動機づけが弱く、また彼女を演じる忽那汐里(B79-W59-H83)が怖いくらいに華がないので、何が何でも助けたいという気持ちに共感ができないのだ。
 もはや根本的な設定に無理があり、さらには演出に緊迫感がないので、彼女に魔の手が伸びる前に何とかしなくてはならないという時間との競争が感じられないので手に汗握れないのだ。(彼女の置かれている状況を警察に知らせず、ある作戦があるとはいえ2時間何もしないなんてありえないでしょ?)
 じゃあ、笑える話なのかといえば、そうでもなく非常に中途半端で、色々面白そうな要素があるのに全てスベりっぱなしという悲しい結果に終わってしまった。
 主演のカンニング竹山は見事にうざい奴を好演しているし、佐々木蔵之介は相変わらず胡散臭い役をやらしておけば日本一だし、ヒキコモリ役の與真司郎も悪くない。
 ただ引きこもりの割りには結構普通に外で大活躍で、設定がまるで生きていないし説得力がない、
 やっぱり彼はアクティヴに動くより、パソコンや携帯電話を駆使して活躍するのがいいんじゃない?
 ヒロインの忽那汐里はつい最近まで名前の読み方がわからなかったのだが(←アホです)、ポッキーのCMに出ている時は輝いていたのに、どうして、この映画では華がないのだろう?
 また拉致られた彼女が電話をかける先って普通警察でしょ?
 寺島しのぶ(B80-W60-H83)のツンデレぶりはOK!
 ま~とにかく本当に惜しい映画で、「キサラギ」はまぐれあたり?

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2009年6月24日 (水)

「カンフーシェフ」

Kungfuchefs  元同僚の辻ちゃん(B78-W62-H78←出産前)が妊娠してギャルルをやめた時は叩かれまくりだったものの、出産後はカリスマ・ママとして大活躍なのに、自分は喫煙で仕事を降ろされ今まで築き上げてきたものが一瞬で消滅!。
 和田アキ子(B94-W75-H93←「金曜10時!うわさのチャンネル!!」出演時)が若い時喫煙していたことを告白しても時効で許されているのもよくわからないし、そもそも大麻とかに比べればまだまだかわいいものだし、他にも吸っている奴なんか絶対いるって…と思っているかどうかは知らないが、今やすっかり崖っぷちタレントになってしまった加護ちゃん(B80-W60-H80)の自粛後の最初の映画出演がこの映画だ!
 料理と武術の達人であるカリスマシェフがかつて自分を料理長の座から追い出した男と対決する!
 主演はサモ・ハン・キンポー、共演にヴァネス・ウー。
 ポスターで大きく扱われている加護ちゃんは脇役で、言葉も吹替だ。
 自分としては加護ちゃんよりもジャッキーの盟友でもあるサモ・ハン・キンポー目当てで観にいったのだが、かつてのデブゴンもすっかり年を取ってしまった。
 しかし、若い時よりも貫禄が出てきて渋くかっこよくなっていた。
 動きは若い時の方がキレがあるのだが、あの年齢であの体型で動いていることが奇跡だ。
 話はカンフー映画の基本に料理の要素を入れてそれなりに面白くなっている。
 加護ちゃんはモーニング娘。にいてこそ、そのかわいさを発揮するんだなあと認識。
 まあそれは加護ちゃんに限らず他のメンバーもなんだけどね。

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2009年6月23日 (火)

「劔岳 点の記」

Tsurugidake  明治40年、地図の測量手として実績を上げていた柴崎芳太郎は、陸軍参謀本部から呼び出され、国防のため日本地図の完成を急ぐため、最後の空白地点を埋めるべく前人未踏の難峰・劔岳に登頂するよう命じられる。
 一方、民間の日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。
 軍の名誉のためにも民間人には負けられない。
 果たして先に登頂するのはどちらか?
 日本映画界を代表する名カメラマン木村大作の初監督作品。
 昔ながらの装備と根性の陸軍参謀本部陸地測量部VS歳新装備の民間の日本山岳会。
 まるで「ロッキー4」でアナログのトレーニングのロッキーと最新設備でトレーニングをするドラコの戦いを思わせるものがある。
 しかし、この映画はあまりそこに重点を置いていなくて、むしろ自然の美しさと壮大さが中心となっている。
 自分は測量隊と日本山岳会の登頂レースを期待していたので、少し残念!
 これは自然の美しさ以外に映画を盛り上げる重要な要素なんだけどね。
 本当の話かどうかはわからないが、日本海側から富士山が見えたのには少し感動!
 調べてみると実際にに劔岳・立山連峰各所でロケを敢行したらしい。
 CG全盛期の時代に、なんとアナクロな、それでいて男気のあることよ。
 さすが「八甲田山」の木村大作というところか。
 出演は浅野忠信、香川照之、役所広司、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい(B77-W57-H82)。
 あおいちゃんは少ししか出ないので彼女目当てで行くと肩透かし状態なので注意!
 この映画で一番いい味を出していたのは香川照之かな。
 山での測量は荷物が半端な量でなく、ただ登ればOKである登山とは違うのだ。
 そこでふと気づくのは、この映画を撮影する機材も尋常な量でないはず。
 この映画をやっと観たので、随分前に録画してあった「情熱大陸」での木村大作の回を観た。
 この映画の撮影そのものが物語の測量隊とシンクロしていた。
 しかし、映画よりもメイキングの方が面白いという皮肉な結果になってのは少し寂しい。
 

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2009年6月22日 (月)

「いけちゃんとぼく」

Ikeboku  西原理恵子が初めて手掛けた絵本を実写映画化。
 少年と彼にしか見えない不思議な生物いけちゃんとの交流を描いている。
 不思議な生き物が子供たちの日常にいるのを、自分はオバQ方式とこっそり言っているのだが、この映画に出てくるいけちゃんもそれに近い。
 う~ん、やっぱり藤子先生は偉大だ。
 いけちゃんの正体が明かされる時泣けるはずなのだが、この映画のスタッフはどういうわけか映画が始まってすぐに正体をばらしている。
 もちろん、それがわかっていていも盛り上がればいいのだが、そうでもない。
 まあそれ以前に公式ホームページと予告編、ポスターもネタバレ全開で困ってしまう。
 前半はあまり良くなくて、ダメ映画かと思いきや、意外に後半に持ち直してくる珍しい映画。
 しかし、何よりも凄いのがいけちゃんの声を担当している蒼井優(B82-W58-H82)の声優ぶりだろう。
 「鉄コン筋クリート」でも中の人を演じていたのだが、今回のあまりのうまさに彼女の底知れぬ才能を思い知らされた。
 今回の彼女の声がなかったら、この映画の価値はもっと下がっている。
 原作が絶対に泣ける本と言われているので、かまえていたのだが、予告編でもお馴染み彼女の「遠い遠い未来…」のセリフと渡辺美里の歌には泣けた。
 ちなみに声を出して笑ったのはヤンキー伝説の話ね。
 主演は「子ぎつねヘレン」の深澤嵐。
 当然、角川映画なので蓮佛美沙子(B80-W56-H83)が出ているのは言うまでもないが、今回の変化ぶりは見物!
 監督は大岡俊彦。
 確かに泣ける要素はあるものの、演出がうまくないので大変惜しいものになっているのが残念!

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2009年6月21日 (日)

「トランスフォーマー/リベンジ」

Revenge  ど~考えてもアニメだから適当にごまかしている変形をVFXの限りを投入して、もっともらしく実写化してしまった「トランスフォーマー」は、ロボットアニメの筆写化の可能性を大きくしてくれた。
 これならゲッターロボやコンバトラーVの実写化もいけるのでhないかと思ってしまう。
 少なくとも「ガンヘッド」を観て限界を感じた世代は誰しもそう思うだろう。
 そんなわけで、さらにパワーアップしている2作目が公開!
 エイリアン・シリーズでもそうだが、続編はやっぱり物量で勝負だ!
 実は1作目は特撮は凄いがテンポが悪かったのだが、今回は正に全編クライマックスで心配していたテンポも良くなっていた。
 主人公がヒーローになり、美人でナイスバディーの彼女がいて、謎の生命体とも友達というオタクの妄想が見事映像化されている。
 監督がマイケル・ベイなので相変わらずアクションは何をしているかわからないところもあるのだが、大きなスクリーンと大音響の劇場だと、観客が戦いに巻き込まれたような擬似体験ができるので、その意味ではよくわからないけど凄いことになっているというベイの演出は正解だと思う。
 観るというより体験する映画といってもいいだろう。
 ただ機械生命体の戦いが、どうしても「ターミネーター4」とかぶってしまう。
 そういえば、今回女子大生型金属生命体も出てきて、まるっきりターミネーターだった。
 さらにはフランスが破壊されるのは本編前の「GIジョー」にも似たような映像があって、意外に似たような企画が目白押しなのか?
 今回は原作のゆる~いギャグも入っていて、ちょっとこれを実写でやる徹底振りが良い!
 軍事マニアなら目が離せない陸水空の兵器が全編出まくり。
 地球のためといいながら、アメリカ中心の考えなので中国で暴れ、エジプトでは世界遺産壊しまくりだ。
 この映画でもかつての夢の旅客機コンコルドがちらっと出ていた。
 接近戦だと、どれが敵か味方かわからなくなるのだが、そこは雰囲気で乗り切るしかない。
 上映時間が長いのだが、万全の体調で観れば問題なし。
 逆にお疲れ気味で観るとさらに疲れるので注意!

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2009年6月20日 (土)

「愛を読むひと」

Aiwoyomuhito  15歳のマイケルはある日、21歳年上のハンナと出会い、彼女と彼女の肉体にどっぷり漬かってしまう。。
 ところがある日突然、彼女はマイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生となった彼は法廷でハンナと思の再会は法廷だった…。
 アカデミーでノミネートに上がった時は、「君に読む物語」と勘違いしてしまった、テヘ。
 ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」が原作だが、自分は未読。
 少年と年上の女性の筆降ろし系の話かと思ったら、後半はナチスの戦犯の話という重たい話になってしまう。
 まあ、確かにそんな「青い体験」みたいな話がアカデミーにノミネートにされるわけもないいよなあ。
 一方ではやりたい盛りの少年なので、物凄い年上だろうとお願いできたらOKなんだろうという気持ちは痛い程わかった。
 ハンナが生死と引き換えにしても「秘密」を守らなくてはならない理由が重要なのにすぐにわかり辛いのが残念。
 あと、ドイツが舞台なのに相変わらず英語を話すドイツ人というのに違和感ありなのだが、これは英語圏の映画の仕様なんだろうなあ。
 ハンナ役のケイト・ウィンスレットは乳輪大きめの胸を出しながら頑張っていた。
 彼女の何とも言えない表情を見るとアカデミー賞をもらうのもわかるような気がした。
 監督は「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー。
 共演でブルーノ・ガンツが出ていたので、絶対にヒトラー役だと思ったら、マイケルの先生役だった。
 予告でガンガン聞かされる平井堅の歌が、エンドロールで差し替えになるとあきらめていたら、そんなことなくて良かった、いやマジで。

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2009年6月19日 (金)

「宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-」

Musashi  宮本武蔵が晩年に書いたとされる「五輪書」と彼が生み出した剣法“二天一流”の謎に迫る歴史アニメドキュメンタリー。
 やたらと押井守の名前が出てくるが、彼は原案・脚本で、監督は西久保瑞穂。
 歴史ドラマと言うよりは、本当にドキュメンタリーのような感じのアニメで、蘊蓄がギュウギュウにつまったナレーションは押井守節全開だ。
 おそらくメインであろう武蔵のアニメよりも3DCGキャラクターの解説をしている場面の方が多く、それが一番面白い。
 例えば西洋の騎士→中国の騎兵→日本の武士の流れとか、二刀流の意味、武蔵の目指しているものなど、どこまで信憑性があるかはわからないが、独自の解釈に興味が出てくるので、家でネットで調べたり図書館で関連本を漁りたくなってしまう。
 宮本武蔵=巌流島の戦いのイメージしかなかったので、それ以外の人生を改めて知った(アホですね)。
 まるで「その時歴史は動いた」を観ているような感じもしないわけでもないのだが、とかく人のインタヴューで構築して単調になりそうなドキュメンタリーの中で、アニメを中心とした見せ方はわかりやすく退屈しない。
 ただ、押井守名前に釣られて「アニメ」として観にきた人には面食らうかもしれない。
 何しろ基本は「ものしり館」でしかないからだ。
 そして誰もが何となく感じること!
 それは
 アニメでなくてもいいじゃん
 もしくは
 別に映画館で金払って観るものでもない…という身も蓋も無い思いで、上映時間も短いし食い足りないのは確か。
 ただドキュメンタリーの新しい形の一つとしては良いかも。
 もっとも制作側が、宮本武蔵の人生が面白いから劇映画にするよりドキュメンタリーの方がいいと思っていたら、それは脚本と演出の力が乏しいだけなので、少し情けないかもしれない。

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2009年6月18日 (木)

「非女子図鑑」

Hijoshi  一般的にこうあるべきステレオタイプの女性とは何かが違うが、自分なりに正直で一生懸命に生きている女性を“非女子”と定義し、彼女らを主人公に作った6話のショートオムニバス。
 基本的にオムニバスに面白いものはないと思っている自分だが、これは意外にも面白かった。

 オープニング&エンディング
 監督/清水崇 
 主演/鳥居みゆき(B83-W60-H85)
 禁断の実を食い倒すイヴの話。
 実は鳥居みゆき目当てでこの映画を観にきました(テヘ)
 本当は美人であるはずなのに惜しい彼女だが、この映画では普段の芸の延長上で、まあ脳内補完で裸だと思えば楽しい。

 「占いタマエ!」
 監督/豊島圭介
 主演/足立梨花(B79-W56-H85)
 神主に恋して、毎日、おみくじを引きに神社に通う女子高生の話。
 主演の女子高生の友達の外国人の女の子が、いかにも昔の特撮に出てくる外人みたいで、尚且つ美人でも何でもないところに、滲み出る笑いが…。

 「魁!!みっちゃん」
 監督/山口雄大
 主演/山崎真実(B84-W59-H87)
 タダ食いに命をかける格闘美女の話。
 久しぶりにマミやんのアクションを見ることができて嬉しい。
 それでいて、今まで彼女の出ている映画の中では一番美人に撮られているような感じがする。

 「B〔ビー〕」
 監督/深川栄洋
 主演/月船さらら(B85-W60-H88)
 遺跡発掘現場の主任はノーブラなのに、調査員の男がブラをつけていた。
 屈折した恋愛物。
 もう一つ弾けないんだよなあ。
 

 「男の証明(あかし)」
 監督/川野浩司
 出演/片桐はいり(B87-W60-H91)
 女でいることに疲れ、男になろうとする女優の話。
 片桐はいりの怪演が面白く、特に「勉強させていただきますっ」のセリフには思わず声を出して笑ってしまった。

 「混浴 heaven」
 監督/オースミユーカ
 出演/江口のりこ(B80-W60-H87)
 混浴が好きな女の話。
 自分的にはあたりさわりなし。

 「死ねない女」
 監督/塚本連平
 出演/仲里依紗(B87-W59-H88)
 男にふられて自殺を決意するが、死んだ後に現場検証の警察に汚い部屋を笑われたら…と焦って片付け出す女の話
 6作品の中ではダントツに面白い。
 仲里依紗のメタモルフォーゼっぷりも見事!
 「男の証明(あかし)」もいいのだが、あれは片桐はいりそのものが面白いからなあ。

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2009年6月17日 (水)

「サガン -悲しみよ こんにちは-」

Sagan  映画でも文学でもフランスとつくとおしゃれな感じがする。
 確かにフランス映画と聞くとおしゃれな感じがするのだが、決して「エマニエル夫人」やリュック・ベッソンの映画のことではない。
 しかし、フランス映画が好きと言っている女性はよくよく話してみると「アメリ」しか観てなくて、実はフランス映画が好きなのではなく、フランス映画の好きな私が好きということが多い。
 そんな人のためにフランス映画でフランス文学の作家フランソワーズ・サガンの伝記映画がこれだ。
 これだけフランス三昧であれば、おしゃれな自分を演出できるというもの。
 なまじ18歳で「悲しみよ こんにちは」が大ヒットし大金持ちになったフランソワーズ・サガンの栄光と転落を描いている。
 ちなみに「悲しみよ こんにちは」って斉藤由貴(B86-W59-H86)の歌じゃねえの?と言っている時点でおしゃれから程遠いので注意したい。
 自分はサガンは自動車事故で死んだと思っていたので、この映画で結構長生きしていたのには驚き!
 一方では若い時に金を持つといかんなあと思わせるのはサガンと「ホームアローン」のマコーレ・カルキン君くらいだろう。(もっとも年を取っても金がないのも辛いものがあるが…。)
 正直、サガンの破滅型人生は自業自得だと思っている。
 だから映画はつまらなくはないが、共感が持てなかった。
 さらに最後が何故か親子の絆みたいな話になっているのも唐突すぎ!
 ただ久しぶりにコンコルドを見ることができたのが嬉しかったなあ。

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2009年6月16日 (火)

「アルマズ・プロジェクト」

Almaz  昔、「あいのり」が全部実話だと思っている人がいたのに驚いたことがあるのだが、さらに上がいて「未来日記」も実話だと思っている頭の悪さ一級品の人がいて驚いたことがある。
 さすがに今は「笑っていいとも」のテレフォンショッキングが本当に友達に電話していると思っている人もいないと思うが、その昔は、電話がつながらないとかの演出がうまく、うまく緊張感を出していた。
 当然、映画にもナンチャッテドキュメンタリーといのがあって、ここ最近だと「クローバーフィールド」がそうだが、一昔だと「ブレアウィッチプロジェクト」がそうだろう。
 要はいかに本物っぽく見せるかが大切なのだが、多くの作品はカメラを振り回して気持ち悪くなってしまう。
 カメラを振り回すののが、ドキュメンタリーっぽいわけでもないのだが、どんな作品もそんな感じだ。
 この映画は、1998年に墜落したロシアの極秘宇宙ステーション“アルマズ号”のブラックボックスに収められた映像を、ロシア政府が回収するよりも早く、民間団体が入手して発表した…という設定。
 事実か?フィクションか?と煽りまくっているが、当然フィクションであり、途中でBGMを入れたりしているので一気に冷めてしまうのだ。
 究極の密室である宇宙ステーションに〈人類以外の何か〉など面白い要素はあるのに、ダラダラ進んでいくし、思わせ振りで何もなく終わってしまう。
 宇宙ステーションの全てのカメラを分割固定して見せろとは言わないが、ドキュメントっぽくの徹底さが全く足りないのだ。
 このウダウダした展開で約90分の上映時間はかなり辛いものがある。
 HPへの誘導とか色々企画しているようだが、見事にすべりっぱなしなんよね~。
 

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2009年6月15日 (月)

「ガマの油」

Gamanoabura  シリアスからコミカルな役まで幅広い演技と、意外にどんあ映画にでも出ているようなイメージの役所広司。
 自分が好きな映画俳優の一人だ。
 そんな彼の記念すべき第一回監督&主演が「ガマの油」だ。
 1日に何億も稼ぐ(本人曰く)デイトレーダーの息子が交通事故に遭って病院のベッドで意識不明のまま死亡。
 息子の携帯電話に恋人から連絡があり、とっさに息子のふりをして彼女と親しくなるのだが…。
 良い役者=良い監督になるわけではない。
 この映画も面白い要素はあるのに生かしきれていない。
 編集のキレが悪いせいかテンポも悪く、また余分なエピソードが多いのでダレてしまう。
 例えば、熊のエピソードは間違いなくいらないし、もっといえば、この映画では最も重要と思われるガマの油売りも、何故主人公の心象シーンなのかよくわからず、実はいらないのではないかと思ってしまう。
 もちろん、ガマの油売りがわからない奴はバカだと言われるかもしれないが、自分はそんなにできた人間でないので伝わってこないんよね~。
 共演は小林聡美、瑛太なのだが、現役K-1ファイターの澤屋敷純一が意外にいい味を出している。
 いくら携帯電話で顔が見えないからといっても恋人のそれ以外の人間なんかどこかでわかりえそうなのだが、演じている二階堂ふみ(B74-W55-H80)が、素なのか演技なのか、真剣頭悪そうなので、違う意味で説得力がある。
 さらに、とてもかわいいとは思えないんだが、何故か頭に残るから困ったもんだ。
 もう少しで傑作なのに真剣惜しい。
 一応、ファンタジーという便利な言葉があるのだが、この映画は奇をてらいすぎて失敗なんだよなあ。

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2009年6月14日 (日)

「真夏のオリオン」

Lastonerationsundertheorion  戦時中に日本人の手によって書かれた楽譜「真夏のオリオン」が何故か64年の時を越えてアメリカ人の手から届けられた。
 その裏には第二次世界大戦中の日本潜水艦と米海軍駆逐艦の壮絶な攻防戦があったのだった…。
 日本は敗戦国のため、戦争物は基本的に戦争完全否定で、その多くが愛する者との別れを中心とした泣かせ物になっている。
 戦争は良くないことはわかった。
 戦争は確かに絶対に負けられないし負けたら終わりの究極の外交だ。
 ただ日本の教育は何故戦争をしなくてはいけないかその経緯を全く教えていない。
 莫大な費用と労力がかかる戦争なんてやりたいわけないが、あえてやらなくてはならない状況をもっと知るべきではないか。
 しかし、もうそろそろ世界大戦中に日本が敵に一矢報いるゆな話もあってもいいのではないかと思う。
 この映画は珍しくお涙頂戴要素が少なく、米軍駆逐艦と日本の潜水艦の攻防戦を描いた娯楽作品だ。
 潜水艦物でお馴染み、息を潜めて相手をやり過ごしたり、空気が残り何時間とか、浸水などのネタが盛り沢山で、確かに欧米の潜水艦映画の焼き直しっぽいところもあるのだが、やっと娯楽としての戦争物が出てきたことは良いと思う。
 少なくとも「ローレライ」のようなトホホな感じではなく、骨太の話になっているのが良い。
 玉木宏が演じる艦長が頼もしく、よくありがちな熱血バカでないのが良い。
 そういえば昔は「ガンダム」ではシャアが一番かっこいいと思っていたが、社会人になるとシャアは上司には向いてなくて、やっぱりブライトが一番上司向きだよなあ…という人が多いのだが、玉木の演じる艦長は上司だったら比較的マシではないかと思う。
 一応、ヒロインで北川景子(B75-W53-H81)が出てくるのだが、髪形のせいか物凄くかわいくないし反抗的な顔に見えるのは何故?(元セーラーマーズだからというのは理由になりません)
 監督はベテランといえば聞こえはいいが、当たり障りなく適当に話をまとめる篠原哲雄。
 今回も手堅いのだが、もう少し海の密室である潜水艦の狭さや息苦しさをうまく描いてほしかった。
 監修・脚色は「ローレライ」の福井晴敏。
 国産の潜水艦物としては思った以上に面白いし、少なくとも泣かせようとしている戦争映画ではないので、偏見を持たずに観るべし!

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2009年6月13日 (土)

「ウルトラミラクルラブストーリー」

Muri  青森で野菜を作りをしている水木陽人は頭のかわいそうな青年で、野菜を売りに行った先の幼稚園で、東京から来た新任保育士の町子先生を好きになる。
 町子先生は事故で死んだ元カレの首がいまだに見つからず、占い師に相談するために青森に来ていたのだ。
 両思いになるため空気を読まずにアタックしまくりの陽人に町子先生は困惑気味。
 そんなある日、農薬をかぶってしまった陽人は、人が変わってしまう。
 その方がいいと町子先生に言われた彼は、さらに農薬を使うのだった…。
 何となく「アルジャーノンに花束を」を思い出した。
 おそらく、世間的には子供みたいな青年のピュアな恋愛物語だと評価されるのだろうが、自分はこの映画は観ていて胸糞悪かった。
 まず、自分は頭のかわいそうな人を「純粋」と見立てることが嫌いだ。
  さらに彼の傍若無人ぶりが見ていて腹が立つ。
 自覚がないからといって何やっても許されるわけではないのだ。
 そして、一番いやなのは農薬で頭が良くなったみたいな描き方をしていることだ。
 自分の父親は、畑仕事中に間違って農薬が口に入ってしまって死ぬ寸前までいってしまったので、いくらファンタジーとはいえ最後のエンドロールでさえも、農薬の怖さについて何も触れない無神経さが嫌いだ。(見逃していたら申し訳ない)
 個人的に受け入れられない要素が多いので、この映画に関しては全く評価ができない。
 例え監督が2007年度日本映画監督協会新人賞を受賞した横浜聡子監督の記念すべき商業映画デヴュー作で、主演の松山ケンイチは物凄くうまく演じきっていてもね。
 あ~でも町子先生の元カレの話はちょっとビビったし、実はそれが一番良かったんだけどね。

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2009年6月12日 (金)

「TOKYOレンダリング詞集」

Tokyorenda  「buy a suit スーツを買う」の同時上映。
 東京の風景に短い言葉がテロップで出てくる。
 セリフなし。
 う~ん、つまらない。
 市川準監督のプライヴェート映画らしいので、当然かもしれない。
 ただ、短い言葉がCMのキャッチコピーっぽく、CMディレクター出身の市川監督らしいなと思った。
 この人の東京の風景って生活感があって好きだな。
 トレンディドラマの東京とは違う。
 自分は東京に住んでいないのでわからないが、東京在住の人にはこの作品に感じるものがあるのかな?

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2009年6月11日 (木)

「buy a suit スーツを買う」

Byasuite  ここ最近新聞は読まないしテレビもそんなに見ない。
 だから市川準監督がお亡くなりになっていたを知ったのも相当後だった(合掌)
 デヴュー作の「BU・SU」が好きだったので、新作が公開される度に劇場に行っていたのだが、この人の監督作品って本当にムラがあるので良い映画はとことん感動するし、ダメな映画は観ていることが苦痛!
 またそれは人によって違うので、好き嫌いが大きく分かれてしまう。
 ほとんど博打に近いのだが、それが彼の映画の魅力だったりする。
 「buy a suit スーツを買う」は実質最後の作品で、昨年、この映画の編集を終えた夜に急逝したらしい。
 失踪した兄からの突然のハガキを手に関西から上京する妹。
 ハガキにある住所にあったのは、小さな段ボールハウスで、兄はそこに住み着いていたのだった…という話。
 正直、セリフは聞き取りにくく、最後も唐突過ぎ!
 頭の悪い学生の自主映画かっつうの。
 これが完成品なのか未完成かはわからないが、本来なら自分の中ではダメな市川映画なものの、亡くなった人を悪く言うような感じになってもいやなので控えめにしておく。

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2009年6月10日 (水)

「ザ・スピリット」

Thespirit  映画は基本的に動きを伴った流れが大切であり、どれだけ絵的に凝って1枚の絵として完成度が高くても、映画的な流れがないと極めて退屈であることは言うまでもない。
 ところがCGの普及でどんな映像でも作ることができるようになると、どういうわけか「流れ」のない作品が目立つようになって来た。
 「シン・シティ」はその典型であり、絵的には面白いのだが映画的な流れがまるでないのだ。
 その「シン・シティ」の原作者フランク・ミラーがウィル・アイズナーのアメコミを映画化。
 「金剛番長」の卑怯番長みたいなマスクをしたスピリッツが、凶悪犯罪者オクトパスと戦う…という話で、死ぬほどつまらない。
 白と黒をベースに1ヵ所だけ赤色を配するグラフィックイメージは面白いのだが、評価するべきところは、そこしかない。
 かなりハッタリをかましているので、凄そうに見えるが全くもって映画としては面白くない。
 原作のコミックがどんなものかは知らないが、アメコミを映画化は、映像化するための昇華が必要で、そもそもあまりにも現実味がないヒーローをいかにもっともらしく見せるかが大切であり、CGを駆使して漫画の絵を映像化するだけでは、かなりショボくなってしまう。
 何故ヒーローが存在するのかをつきつめて、彼らがコスプレをする意味を出さなくてはいけない。
 ところが、この映画は登場人物は大変表面的であり、それならせめてアクションが凄いかというとそうでもなく、結局面白いところを探せず映画は終わってしまった。
 とりあえず、スカーレット・ヨハンセンの豊満な胸の谷間が唯一の救いか。
 しかし、オクトパス役のサミュエル・L・ジャクソンって意外にキワモノ映画ばかり出てるよなあ。

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2009年6月 9日 (火)

「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」

Icomewiththerain  「MR.BRAIN」の時は放送前までほとんどテロに近い状態で宣伝していたが、同じキムタク出演でも、この映画は公開劇場も少ないが、それ以前に作品そのものの存在を知らない人が多い。
 キムタクは「2046」にも地道に出演していたりしているのだが、この手の映画はひっそり公開が終わってしまうのだ。
 そんなキムタクとイ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットという日・韓・米のイケメン俳優が出演するのが、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」だ。(久しぶりの英語カタカナ読みタイトル)
 そういえば、キムタクとイ・ビョンホンの共演って「HERO」でもあったなあ。
 トラウマを抱えた元刑事の私立探偵が大富豪の息子探しのためロス→フィリピン→香港と駆け巡る。
 一方、マフィアのボスも、自分の愛人が一緒にいるので富豪の息子を捜していた…。
 ちなみに、主演はジョシュ・ハートネットで、キムタクは行方不明の息子役なので、出演時間は異常に少なく、またセリフはほとんどない。
 だから毎度お馴染み何やってもキムタクにはなっていないが、彼目当てで行くと肩透かし。
 いや、もっと言うと相当人を選ぶ話なので、テレビ感覚で行くと2時間近い拷問になってしまう。
 個人的には死ぬほどつまらない。
 けだるい雰囲気や、キムタクをキリストと見立てた宗教の話などやりたいことや、いいたいことはわかるのだが、だからといって映画が面白いかどうかは別だ。
 こういうのを面白いと言えるのがかっこいい映画ファンなんだろうけど、自分は無理なのでまだまだ修行が足りないと思った。
 キムタクの演じる青年は他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つのだが、ちょっと前に「KIDS」や、もっと前に「パタリロ!」でもその話があったので、定番といえば定番なのかもしれないが、新鮮味はなく「またか」という気持ちが強い。
 また、ジョシュ・ハートネット演じる探偵が刑事時代に追いかけていた殺人犯が、人を使ってオブジェを作る芸術家(ちょっとレクター博士入っています)なのだが、その作品が真剣良くできていて、この映画の最大の見所であるが、反面大変気持ちが悪い。
 全体的に「痛み」ということに関しては、この映画は成功しているが、観ていて不快になっても仕方ない。
 やっぱり、映画は明るく楽しくだよね。
 監督は。「青いパパイヤの香り」や「夏至」のトラン・アン・ユン。
 「ノルウェイの森」は、この人が監督らしいが、ちょっと微妙な不安が…。
 劇場は監督の新作目当てで来ている濃い映画ファンと、キムタク目当てっぽい女子に分かれており。後者の方は場違いなところに来てしまったという雰囲気が漂っていたことは言うまでもない。
 とりあえずイケメン3人は必ずどこかで上半身裸になっているので、そっち方面目当ての人には見逃せないかも。

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2009年6月 8日 (月)

「ハゲタカ」

Hagetaka  NHKよ、お前もか?
 またもやテレビドラマの映画化。
 自分的には、NHKの番組の映画化というと「カードキャプターさくら」以来か?
 テレビドラマは見てない…っつうか、今、映画化する番組を全部見るのは無理だよ。
 日本の大手自動車メーカーをめぐる買収戦争!
 企業買収の天才ハゲタカVS中国系巨大ファンドから送り込まれた赤いハゲタカの戦いを描く!
 大変面白い。
 全体に漂う緊迫感が、なまじ身近に起こりそうなことなので一層迫力がある。
 ゆるい恋愛なしであくまで買収劇に徹しているのが良い。
 大手自動車メーカーを実際に存在する企業に脳内変換すると面白さ倍増だ。
 また、テレビ局のスポンサーの圧力の話とか、民放のテレビ局関係の映画では厳しいだろうなあと思ってしまう。
 あと、この映画を観れば、意外に社長も大変で、給料が高いのは当たり前だと下っ端の人は思うだろう。
 ラストあたりが少し間延びするのが残念。
 出演は、大森南朋、玉山鉄二、松田龍平、柴田恭兵など。
 意外に玉山がかっこよく、特にメガネがよく似合う。
 柴田恭兵の老け方には驚き!
 「あぶない刑事」のセクシー大下はもう過去の話なんだなあ。
 監督はTV版も演出した大友啓史。
 面白いんだけど、実際のライブドアのフジテレビ買収劇があったので、やっぱりリアルタイムで現実の話の方が面白く、あの時は家でニュースを見るのが本当に楽しかったんだよなあ。
  

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2009年6月 7日 (日)

「ターミネーター4」

T4  エイリアン・シリーズは基本的に、エイリアンという生物とシガニー・ウィーヴァーさえ出ていれば何でもありであり、もっといえばシガニー・ウィーヴァーさえもいなくても成り立つ話なのだ。
 ターミネーター・シリーズも同じで、男型だろうが女型だろうが殺人ロボットが襲ってきたら何でもありなのである。
 ただ。アーノルド・シュワルツェネッガーの存在が大きく、彼が出ていないと、どんなに面白くても評価は低くなってしまう。
 個人的には「ターミネーター2」で終わったと思っているし、「ターミネーター3」はイマイチだった。
 だから「4」ができると聞いて、ああこのシリーズも13日の金曜日みたいになっていくんだなあと思ってしまった。
 話は、審判の日から10年後の2018年の荒廃した世界を舞台に、30代になったジョン・コナー(まだ人類の指導者ではなく下っ端)が機械軍の支配する世界に立ち向かう…というもので、確かに毎回ターミネーターが現在にやってきて大暴れではマンネリなので、未来を舞台にするのはありだと思う。
 それに今回はジョン・コナーの父親(まだ若造)を守る話にないる。
 これで一家全員守ることになるわけやね。
 今回は体の半分が機械化した男が出てくるのだが、彼が何者かが謎であり、それが明かされる時は衝撃の事実がわかるのが見所の一つ。
 う~ん、1作目を前提に辻褄を合わせるので、脚本家も苦労するだろうなあ。
 映像は迫力満点だし、1作目と2作目を観ているとニヤリとするとこともある。
 またバイク型ターミネーターや水中ターミネーターなども登場して、本当に何でもありになっている。
 っつうか、トランスフォーマーとかぶってね?
 ただ「T3」は完全になかったことになっており、好意的に解釈すると別の平行世界の話になる。
 しかし、何かが足りない。
 それは「T1」や「T2」にあったターミネーターが何があってもとことん強いことから生じる爽快感で、特に「T2」のT-800とT-1000の周りを破壊しまくる重量感のある戦いは観ていて気持ち良かった。
 もちろん、今回も迫力はあるのだが、やっぱり機械むき出しより人間型の方が面白いし、そう考えるとシュワちゃんのムキムキした体は無茶苦茶説得力があったことを実感した。
 やっぱシュワちゃんが出てないとなあと言われることを制作側もわかっているようで、何と出てくるじゃないですか~。
 申し訳程度の時間で純粋な本物ではないけれど、それでも彼が登場した時は客席からどよめきがあった。
 主演のクリスチャン・ベイルはバットマンといい、すっかりヒーローが板についてきている。
 監督は「チャーリーズエンジェル」のマックG。
 結局、「サラ・コナー クロニクルズ」は、この映画と全く関係なしで、一生懸命DVDを借りた自分は何だったんだ?と思いつつ、キャメロン(少女型ターミネーター)がかわいかったのでOKにしておこう。

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2009年6月 6日 (土)

「ROOKIES -卒業-」

Rookies 「映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」
「映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」
「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」
「余命1ヶ月の花嫁」
「ROOKIES-卒業-」
「ハゲタカ」
「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール/超克の時空へ」
「ごくせんTHE MOVIE」
「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝09」
「劇場版 デュエルマスターズクロス」
「のだめカンタービレ THE MOVIE I&Ⅱ」

 一見、テレビ欄かと思ってしまうが、これは2009年の東宝のラインナップの一部だ。
 今更言うことでもないが、やたらめったらテレビ番組の映画化が多くなっている。
 これに松竹や東映も合わせると、もっと多い本数になってしまう。
 もちろん、この傾向は日本だけではないし、ハリウッド映画でもテレビ番組の映画化と往年の名作のリメイク、もしくは続編三昧だ。
 もちろん、テレビ局が出資しているし、確実にファン層を取り込めるので宣伝もしやすいし、収益予想も立てられる。
 上映が終わったら放送してそれなりの視聴率を取ることも可能だ。
 しかし、一方では金払って映画館にテレビを見にいくような感覚になってしまうのも確かで、昔のようなワクワク感がなくなってきたのも確かだ。
 さらに、テレビ感覚で映画館に来るので、上映中に会話をしたり携帯電話を使ったりする連中が多数出てきている。
 たかだか2時間くらい黙ったり、携帯電話をオフにしたりすることはできないのか?と思うのだが、無理みたいで、これはテレビ番組の映画化の弊害だろう。
 今やホームシアターもあって、映画館感覚で家でもDVDを見ることもできるので、無理して映画館に来なくても…と思ったが、実は逆で劇場でホームシアター感覚なのでたちが悪い。
 別に自分は面白ければテレビ番組の映画化は全くOKなのだが、バカ客はいただけない。
 テレビ番組の映画化の場合は、平日のレイトなど人が少なそうなタイミングを見計らっていくようにしているのだが、どんな状況でもバカ客はいるんだよね(号泣)
 そんなわけで「ROOKIES -卒業-」。
 フジテレビの「西遊記」の時もひどかったが、この映画も公開前はTBSのほとんどの番組を使って宣伝しまくりで。正直やりすぎだと思う。
 キムタクの「MR.BRAIN」の宣伝の仕方も異常だったが、もはやテロの領域に近い!
 自分はテレビドラマを観ていなかったし、森田まさのりの漫画も読んでないので、思い入れもなく、劇場版を観ることが場違いなのかもしれないが、話題作は観ておかないとね…ってその時点でTBSに踊らされているわけやね。
 話は甲子園を目指して試合をしていく野球部員という極めてシンプルなもので、まさかここまで直球の熱血野球ドラマだと思わなかった。
 とにかく野球部員も先生も熱すぎるくらい熱い!
 まあここまでベタだと逆に潔いものがあり、意外に面白く観ることができた。
 上映時間が少し長いのだが、これはTVシリーズを観ていた人に向けて、全てのレギュラーを描いているので仕方ないのかもしれない。
 出演は、野球部員役で、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫、桐谷健太、佐藤健、五十嵐隼士、川村陽介、尾上寛之…というどちらかといえば、高校球児というより社会人野球のような面子だが、不良なので喫煙場面があるため、本物の未成年ではさすがにまずいので仕方ないだろう。(おそらく加護ちゃんも同意してくれるはず)
 すっかり有名人の佐藤君だが、ちょっとでもいいので「電王」にも出てやってくれ。
 監督は「陰日向に咲く」の平川雄一朗。
 別にテレビの2時間スペシャルでもいいと思うのだが、イヴェント映画なので観にいくことに価値があるのかも!
 まあ、すぐにテレビで放送するのは言うまでもない(もちろんしつこく番宣しまくってね)

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2009年6月 5日 (金)

「消されたヘッドライン」

Kesaretaheadline  ドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件と国会議員のもとで働く女性職員が地下鉄に転落して死亡。
 一見関連のない2つの事件には国家的陰謀があり、それは真相を追う新聞記者にも身の危険が及ぶほどだった…。
 今や金を払って毎日ゴミを運んでくると言われる新聞。
 かつてはテレビ欄だけしか見ない人もEPGやネットで確認し、通勤のお供でもあったが、今や携帯電話にとって代わられている。
 確かに大きな事件はテレビやネットで知ることができるし、新聞の存在意義に疑問が持たれているのも確かだ。
 かつては真実を追うと言われていた新聞やテレビもそれは物語の中だけで、取り扱うのは吟味された当たり障りにのない事件だし、面白そうなことは飛びつくが、結局最後まで事件の真相を追うことはない。
 極端なことを言うと、新聞もテレビも広告媒体でしかないのだ。(あくまで個人的な考え)
 そんなことはわかっていても、せめて物語の中では真実を追う事件記者を応援したい。
 この映画は、イギリスのTVドラマシリーズのリメイクらしいが、自分は未見のため比べたりはできない。
 この映画の新聞記者も上から圧力をかけられたり、広告の出稿の話が出てくるが、へこたれず頑張っている。
 派手なアクションがあったりするわけでもないが、地道に面白い。
 主演のラッセル・クロウは妙にポッチャリしており、中年の悲哀が出ているのだが、あの体は…役作りだよな?(同意してくれる人いない?)
 共演は、ベン・アフレック、ヘレン・ミレン。
 監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。
 面白い映画なのに、劇場はガラガラ。
 消されるのはヘッドラインではなく、上映回数になりそうなので、観ようとしている人は早めに劇場に急げ!

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2009年6月 4日 (木)

「ラスト・ブラッド」

Lastblood  セーラー服の少女が日本刀を手にヴァンパイアと戦うというシュールなアニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」実写化。
 そうなると気になるのはヒロインを誰が演じるのか?なのだが、なんと日本の十代の女優ではなく「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン(B83-W60-H85)だった。
 彼女の実年齢と、あまりに熟した色気からセーラー服を着ると完全に昔のビニ本のモデル状態なのだが、時代設定が1970年なので、そういえばこんな感じのエロ本あったよなあと考えれば、違う意味でリアル。
 それに自分としては「スケバン刑事」大好きなので、スカートの丈が膝下の正統派セーラー服アクションは大歓迎だ。
 一応、彼女のセーラー服には理由付があって、アメリカ空軍関東基地内の高校に潜入するためなのだが、当然アメリカ人の学校なので私服であり、返って目立って意味ね~。
 日本人の女子高生=セーラー服だからという無理無理に納得するしかない。
 それに、セーラー服は戦闘服なので様式美と考えれば問題なし…って、やっぱり苦しいか?
 少なくともブレザーの学校にセーラー服で転校する松浦亜弥(B80-W59-H80)の「スケバン刑事」よりましだ。
 「トランスポーター」や「レッド・クリフ」のアクション監督コーリー・ユンがアクション監督なので、全編気合の入ったアクションが満載で、チョン・ジヒョンが飛んだり跳ねたり、時には「さるとびエッちゃん」のように屋根の上を走りまくり、バッタバッタとオニを倒していく。
 特に狭い路地で、とんでもない数のオニを切るところは最大の見所であり、話は微妙なところもあるが、ここまでアクションがに徹してくれたら、話は申し訳程度でもいいと思ってしまう。
 共演の小雪(B83-W58-H85)は思った程出番はなく、ちょっと期待したがセーラー服姿はない。
 監督は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のクリス・ナオン。
 上映時間も約90分なのでデートにもピッタリ…と思って映画の日に観にいったら、10人以下の客で、親父占有率100%。
 やっぱりマニア向けの映画なのか?

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2009年6月 3日 (水)

「お買いもの中毒な私!」

Okachu  レベッカ・ブルームウッド25歳。
 夢はファッション誌の編集者。
 憧れのNYライフを満喫している彼女の最大の悩みは…
 お買物がとまらない!!
 
 つうことで、「お買いもの中毒な私!」、通称「おかちゅう」を観にいってきた。
 チケット売り場は物凄い行列だったが、それはTBSのドラマの映画化目当ての人達で、この映画は大変閑散としており、逆に落ち着いて観ることができてラッキー!!(配給会社はアンラッキーなのかもしれないが…)
 まあ毎度お馴染み、主人公のやることが、偶然が偶然を呼んで都合よく進んでいくという、加藤あつしの「カメレオン」みたいな話で、アメリカンコメディの王道なのだが、これが大変面白い。
 調子のいい話ではあるが、それなりに理由付がされているし、勢いのある話展開とテンポのいい編集でどんどん進んでいく。
 コメディはその国の文化が背景を知っているともっと楽しめるのだが、この映画は明らかにアメリカのカード問題のことが背景にあり、日本人だと買い物が過ぎるだけの話なのだが、アメリカでは結構重たいテーマだったりする。
 ただ麻薬中毒やアル中よりも共感しやすいのも確かで、ヒロインの言う通り、魔法のカードとはうまくいったもので、便利すぎて、現金と違って目に見えないので使っている意識がない。
 さらに、最近はネットショッピングでうっかり使い過ぎることがあるので、他人事ではないんだよね。
 しかし、「プラダを着た悪魔」でもそうだが、アメリカの女性の憧れの職業ってファッション誌の編集なの?
 あと「幸せになるための27のドレス」で初めてブラインドメイドを知った自分だが、この映画にもその話があって、これもアメリカの女性物の定番なのかもしれない。
 主演のアイラ・フィッシャーは映画では25歳らしいが、実年齢は30歳を越えているらしいが違和感はなく、少なくとも「グリース」のオリヴイア・ニュートン=ジョンの高校生役よりは無理がない。
 それに小柄ながらも意外に巨乳なのも捨て難い。
 製作がジェリー・ブラッカイマーなので、爆発シーン盛り沢山かと思えばそうでもなかったのが意外!(当たり前か)
 その代わりというわけでもないのだが、ショーウィンドウの人形が動くシーンがあって何気に凄いのだが、調べたらILMが参加していた。
 効果的だがなくてもいいシーンに金をかけるところに、ハリウッド映画の底力を見た。

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2009年6月 2日 (火)

「インスタント沼」

Numa  三木聡監督の映画は好き嫌いがはっきり分れる。
 「脱力系」という言葉は笑わそうと思ってすべっても許される便利な言葉だ。
 三木監督の映画は正にそれだ。
 人を選ぶ。
 ハマったら心地よいが、ハマれなかったら居心地が悪い。
 正直、自分は初期の映画は面白いと思えなかったのだが、ここ最近の作品は波長が合うようになってきた。
 「転々」は彼の監督作品の中では上位に来る。
 そして新作は「時効警察」の麻生久美子(B80-W59-H83)が主演の先が全く読めない話だ。
 この監督は麻生久美子が本当に好きで、「転々」にも本当にちょっとだけなのに出演させている。
 この映画は全編麻生久美子が出まくりなので、彼女のファンにはたまらないものがあるだろう。
 担当していた雑誌が廃刊になり退職することになったOLが、奇妙な骨董屋の実の父親と出会ったのをきっかけに、ドロ沼状態の人生に光を見いだしていく話を、相変わらず小ネタ満載で進んで行く。
 最後まで観ると話に筋は通っているのだが、観ている間は予測不可能で、これはどうでもいいだろうと思っていたネタが後で生きてきたりしていて、気がぬけない。
 ダメな人はダメだろうけど、自分は結構面白く観てしまった。
 共演の風間杜夫と加瀬亮がうさん臭いながらもいい味を出しており、加瀬亮のパンクロッカーぶりは「重力ピエロ」を観た後だと、役者って何でも演じられるんだなあと、当たり前のことに感心。
 当然、「時効警察」のメンバーも出ている。
 おそらく、「時効警察」の映画化の話もあるだろうが、ここ最近のテレビ番組の映画化には食傷気味なので、やめてほしいと切に願う。

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2009年6月 1日 (月)

「ターミネーター : サラ・コナー クロニクルズ 〈ファースト・シーズン〉」

Tscc  昔は外国テレビドラマが多く放送されていたのだが、これは日本のテレビ業界が自社制作をするよりも安くすむからで、今でもBSやCS等開局したチャンネルは外国テレビドラマを放送する場合が多い(それ以外はテレビショッピングね)
 確かに自分も昔は外国テレビドラマを観ていることが多く、日本のドラマも嫌いではないのだが、当時は外国テレビドラマの方が面白いと思っていた。
 しかし、1981年あたりから外国テレビドラマの人気に陰りが出てきた。
 例えば鳴り物入りで始まった「ダラス」も視聴率的に惨敗だった。
 そして、バブル景気あたりから日本のテレビ局も自社制作が増えて、外国テレビドラマの放送がめっきり減ってしまう。
 テレビ東京が「マイアミ・バイス」を放送していたが、本国でヒットしていると言われているのに日本での人気はイマイチだった。
 外国テレビドラマはNHKもしくは深夜に放送されることが多くなり、それさえも今や深夜アニメに侵食されているというのが現状だ。
 しかし、スカパーの外国テレビドラマ専門のチャンネルができて、往年の名作から最新作まで放送されており、今は昔ほど不毛な時代ではない。
 いやむしろ、最近は外国テレビドラマの方が面白いという人も少なくない。
 確かにドラマというよりは映画を観ているような感じだし、さすがに輸入される作品はそれなりに吟味されているので面白いものが多い。
 「HEROES」や「LOST」は日本でもそれなりに人気らしい。
 そして2008年1月に米FOXチャンネルで放送されたのが「ターミネーター : サラ・コナー クロニクルズ」だ。
 「ターミネーター2」の5年後を舞台に逃亡生活を続けるサラ・コナーと高校生の息子ジョンの話だ。
 彼らを守るためにやってきたTOK715は少女型ターミネーターで、名前はキャメロン。
 彼女はジョンと一緒に暮らしながら学校に通う。
 未来から来た美少女型ロボットが一緒に住んで学校にも行ってくれて、強くて敵から守ってくれる…ってどこの少年誌のラブコメなんだよ笑)
 とうとうアメリカのオタク路線もここまで来たか~。
 当然、コナー親子を狙うターミネーターもいるわけで、こっちはT-888、名前はクロマティ。
 名前だけ聞くと野球選手に化けて金属バットが武器のイメージだが、そんな面白い設定ではなく、FBI捜査官を名乗って親子を狙う。
 他にも刺客がいるし、執拗に追うFBI捜査官(本物)、ジョンの伯父さんなどが登場して話が展開していく。
 ターミネーターお約束の裸で時間移動もある。
 結局、どれだけがんばろうが、次々と刺客ターミネーターはやってくるし、ちょっとでも機械が残ればスカイネットはできてしまうし、永遠のループ状態!
 だけど、観ていて面白く、コナー親子にタイムマシンを使わせるために、生身の人間しか時間移動できないから、30年以上前に技術者を送って相当長い年月をかけて完成させて準備する…など妙に細かい設定がツボだった。
 またキャメロンの天然っぷりも面白く、綾波レイや長門有希を参考にして作ったのではないかと思ってしまう。
 彼女の真の目的が何かありそうなのも興味深い。
 この作品が「ターミネーター2」と「ターミネーター4」の間をつなぐ話だと聞いたので観たのだが、セカンドシーズンもあることが発覚!
 しかし、日本でのリリースは2009年6月10日なので公開日までに全部観るのは不可能で、さらには「4」はこのTVシリーズと関係ないという話も聞く。
 自分の努力はどうなるんだ~?と思いつつ、面白いので映画とは関係なしでも観ていくだろうなあ。
 ちなみに「ターミネーター3」はなかったことになっているみたいだが、自分もそれには賛成だ。

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2009年5月31日 (日)

「重力ピエロ」

Juuryoku  母親の命日に実家に戻ってきた兄弟は、連続放火事件の現場に残された落書きに放火犯からのメッセージが込められていることに気づく、
 謎が解き明かされるうちに、意外な真実がわかってくるのだった…。
 「陽気なギャングが地球を回す」や「アヒルと鴨のコインロッカー」等、ここ最近映画化が多い伊坂幸太郎の小説の映画化。
 といっても毎度のことながら原作は未読で、伊坂関係だと「週刊少年サンデー」で連載中の原作漫画「魔王」を毎週つまらないなあと思いながら読んでいるくらいだ。
 放火事件を追いかけるのが中心かと思いきや、実は物凄く重たいホームドラマだった。
 色々な事実がわかってくるに連れて、普通なら気分が重たくなってしまいそうなのだが、あまりにも揺るぎない家族愛でそれを感じさせない。
 予告編でおなじみ「最強の家族」の意味がそこできちんとわかるのだ。
 原作がどうなっているかわからないので比較のしようがないが、自分は映画だけを観る限り面白いと思った。
 放火と遺伝子配列が関係しているのは、推理物でお馴染み決めつけに見えるのだが、この映画ではきちんと意味があるので無理無理感がなかったのもいいし、実はそれ程重要でもない。
 最後のサーカスのエピソードが泣けた。
 出演は、加瀬亮、岡田将生、鈴木京香(B83-W59-H86)、小日向文世、渡部篤郎、吉高由里子(B85-W63-H88)と個性派が揃っており、特に渡部の自覚のない悪者ぶりには背筋が凍るものがあった。
 違う意味で怖いのは吉高由里子なのだが、実は一番役に立っているんだよね。
 小日向文世のズラはもうちょっと何とかならんかったのかなあ。
 あれじゃあ、ドリフの子供役のカトちゃんだよ。
 監督の森淳一。
 「Laundry ランドリー」はつまらなかったけど、この映画はOK!
 原作が良いからか?

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2009年5月30日 (土)

「スター・トレック」

St  今や「スター・トレック」のタイトルですっかり定着してしまった感じがあるが、自分がTVシリーズを見ていた頃は「宇宙大作戦」というタイトルだった。
 ほとんどの話がエンタープライズ号のセットかどこかの惑星のセットの中で進行する意外に金のかかっていないドラマで、有名なエンタープライズ号は最初と最後、もしくはエピソード間のブリッジ的に登場するだけで、しかもバンクフィルムだった。
 つまり、このドラマに特撮なんかを期待してはいけない。
 このドラマはキャラの立っている登場人物と基本的に密室劇だがSF要素満載の脚本に面白さがあるのだ。
 その中でもミスター・スポックはキャラが際立ちすぎており、彼の口癖である「非論理的です」は、マニアの間では流行語大賞物だった。
 1979年ロバート・ワイズ監督により待望の映画化。
 当時として破格の製作費で、見所はやはりUSSエンタープライズ号だった。
 映画館のスクリーンだと実物を思わせる重量感が見所であり、ジェリー・ゴールドスミスの音楽と一緒に出てきた時は感涙物だった。
 ただ、残念なことに話が面白くない。
 劇場版2作目はTVシリーズのカーンの話の続編という、マニア以外はよくわからない不親切さで、結局、映画化で面白かったのは「故郷への長い道/スター・トレック4」だけだったりする。
 その後、賛否両論はありながらも「DS9」や「ヴォイジャー」など新しいシリーズが作られ、現在に至る。
 そして、またもや装いも新たにタイトルもまんまの「スター・トレック」が登場!
 日本映画がテレビ番組の映画化ばかりだと思ったら、ハリウッドも似たりよったりなのは寂しい。
 今回はカーク船長の若い頃の話という、TVシリーズが始まる前の話。
 ということは、当然パジャマみたいなユニフォーム(女はボディコン)復活か?とか、スポックやドクターマッコイとか出てくるの?とか、旧キャスティングは特別出演で出てくるの?…などファンの妄想は膨らむばかりだ。
 自分も同窓会感覚半分で観にいったのだが…こ、これは面白い!
 熱狂的なトレッキーはどう思うか知らないが、自分はありだと思う。
 シリーズを知らなくても楽しめるが、知っていればもっと楽しめること間違いなし。
 エンタープライズのクルーが総出演!
 若い時代の彼らがいかに知り合うかが、ちょっとご都合主義なところもあるがきちんと描かれており、「お、ここで出てくるか」とか「あれはもしかしてあいつか?等考えながら観てしまう。
 そしてユニフォームがTVシリーズのまんまなのには驚き!
 へたに変えてしまうより、少々ダサくても馴染みの格好にしたのは大英断だ。
 オリジナル版キャストは観てのお楽しみだが、もっともらしい設定があるので出てきても違和感がなく、逆にちょっと感涙物。
 当然、過去を振り返るのでメインキャストは絶対に死なないことはわかっているが、それでも手に汗握る展開!
 一方では昔はかっこよく見えたカーク艦長が、社会人目線で見ると、結構いい加減で、行き当たりばったり、全体を統括指揮をしなくてはならないのに、すぐに現場にいってしまうのはいかんだろうと思ってしまう。
 ラストはTVシリーズに続くということからか、「宇宙、それは…」のセリフが入り、TVシリーズのテーマ曲が聞こえてきたのには感無量だった。
 制作側もわかってるなあ。
 監督は「LOST」や「クローバーフィールド/HAKAISHA」のJ・J・エイブラムス。
 おそらく一連のスタトレ映画の中では一番面白いので、特に「宇宙大作戦」が好きだった人は、すぐに劇場にワープしろ!

参加してます。よろしくで~す
   

2009年5月29日 (金)

「ブッシュ」

Bush  実在の人物の映画化は、既にお亡くなりになっている人、もしくはその業績が遥か昔のことの場合が普通である。
 ところが、社会派映画監督のオリヴァー・ストーンは気合が入っているのかどうか知らないが、ついこの間まで大統領だったジョージ・W・ブッシュの半生(反省?)を映画化している。
 日本で前総理大臣の映画を作ろうと思ったら、相当難しいと思うのだが、良くも悪くもアメリカは自由の国といったところか。
 話は大統領を第一期を中心に若い頃を描いている。
 若い頃は仕事を途中で投げ出すアル中の放蕩息子で、さすがにやんちゃで済まされない状態!
 こんな奴が大統領になったらアメリカもおしまいだなと思わせるものがあるが、本当になっちゃってるんだから現実は凄い。
 彼の親父も大統領で、パパ・ブッシュとは深い確執があった。
 そう、これは父と息子の物語で、国家規模のホームドラマなのだ。
 大統領も一人の人間なんだなと思うか、国家の代表がそんなヘタレっぷりではいかんだろうと思うかは人それぞれだろう。
 神の啓示を受けて大統領になろうと決めたらしいが、神も歴代ワースト1の大統領を作りたかっただけなのか?(笑)
 自分は、リアルタイムの大統領の話として面白く観たし、やたらと上映時間が長い「JFK」より遥かに良かった。(やっぱX大佐が出てきたあたりって眠くなるよね?)
 主演のジョシュ・ブローリンは、メイクもあるだろうが雰囲気は掴んでいた。
 おそらく、多くの映像作家は黒人初の大統領であるオバマの映画を作りたいと思っているはず。
 当然、オリヴァー・ストーンも構想を練っているに違いない。

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2009年5月28日 (木)

「遭難フリーター」

Free  1987年に「フリーター」という映画が公開された。
 おそらくフリーターという言葉が浸透してくるのはこの時くらいで、フリーアルバイターとも言われていた時期もあった。
 ちょうどバブル景気の始まった時期で、メディアは自分の自由な時間ができるとか、正社員と違って責任を取らなくていいなど、フリーターの良さを煽っていた。
 実際、アルバイトの時給がハネあがった時期で、新卒社員よりフリーターの方が月の手取りが多い場合もあった。
 昨年末は非正規雇用労働者が大きく取り沙汰され、派遣村やら再契約されなかった派遣社員がメディアに頻繁に出てきた。
 しかし、その前は派遣の良さみたいなものを煽るだけ煽っていたわけで、今度は全く逆のことを言い出し煽っている。
 そして、派遣でままならぬ人達を紹介しているのだが、それがどう考えてもツッコミ所満載の悪意を持っているとしか思えない報道なのだ。
 それはオタクを特集するのと同じで、もっと多種多様なのに、壁に美少女アニメのポスターがあったり、フィギュアを集めたり等いかにもなイメージで、尚且つちょっと小馬鹿にしたような感じに似ている。
 そうはいいながらも、他人の不幸は蜜の味とはよくいったもので、多くの人がそれぞれの立場でツッコミを入れながら見ているのも否定できない。
 この映画の主人公・岩淵弘樹もそうだ。
 東京に憧れて故郷の仙台の実家を出て、何故か東京でなく埼玉のキヤノンの工場で働く日研総業からの派遣社員(23歳)だ。
 一応、将来は出版の仕事がしたいと漠然と考えているが、何か実行するわけでもなく、ひたすらプリンタのインクに蓋を取り付ける毎日で、ある日非正規雇用労働者の権利を求めるデモやトークイベントに参加したことがきっかけで、関テレやNHKの番組で取り上げられることになる。
 この映画は岩淵弘樹が自ら撮影したドキュメンタリーなのだが、非正規労働者の社会問題を鋭く追求していくものではない。
 むしろ、テレビのニュースが描く「かわいそうな負け組の若者」のような上から目線のどこかバカにしたようなものではなく、当事者リアル目線で作っているのがポイント。
 どちらかというと岩淵弘樹を主人公にした青春映画で、自分のやりたいことと、現実との差に悩む普通の青年の話なのだ。
 一人ボケツッコミの映画なんかどうでもええわ~と思ったが、これが意外に面白い。
 ドキュメンタリー映画だと半分以上インタヴューで、フィックス撮影のため単調な場合が多い。
 もしくはカメラを振り回したりして気持ち悪くなることが多い(これがドキュメンタリーっぽいという勘違いの元なのだが…)。
 しかし、この映画はカメラが動きまくっているものの、酔わせるものではないし、画面にめりはりがある。
 それでいて、先の読めない展開!
 これこそ劇映画にはない、リアルな反応なんだろう。
 関テレやNHKの取材の裏側が面白く、結局どんな大義名分があろうともネタにされているだけなのだが、この映画はネタにしている彼らを逆にネタにしている痛快さがある。
 さらには、主人公にした対して、考えが甘いとか、金がないのに何故自炊せず弁当食ってるんだよ…ツッコミ所の要素もきちんとあって、大手レコード会社で働くに友人にそれを言わせているのもバランスが取れていて良い。
 思った以上に傑作な青春映画!
 「就職戦線異状なし」という映画を今観るとどこの星の話かと思うくらい時代の違いを感じるが、いつかこの映画もどこかの星の話に思えるくらいに景気回復してほしいと節に願う。(←うまくまとめたか?)

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2009年5月27日 (水)

「イル ベント エ レ ローゼ 愛するということ」

Kyoukosan  妙な形の眉毛、カルピスのペットボトルみたいなスタイル…何も知らずに舞台挨拶を見たら、多くの人は「スタートレック」のクリンゴン人のコスプレをしていると思うに違いない。
 何をする芸能人かよくわからない叶姉妹のお姉さんキャラ叶恭子(B96-W56-H90)出演の官能映画公開!
 花屋の少女が花を届けた屋敷に住む女性は、妖艶な雰囲気が漂っており、いつしか彼女は彼女に魅かれていくのだった…という話で、昔ヘラルド映画で大入袋が出た「エマニエル夫人」みたいな感じで、70年代の中学生ならこの映画で何回でもいけそうだが、現在の中学生には実用性はないかもしれない。
 恭子さんの原作の恭子さんがかっこよくみえる映画なので、この映画での彼女は超モテモテ状態だ。
 この映画の恭子さんはセリフはほとんどなく、とりあえず喘ぎ声の方が多い。
 まあ一応、頑張って裸になっているので、そこらへんが見所かもしれない。
 女性スタッフで固めた映画らしいが、女性のための官能映画というよりも、どこまでいっても微妙にキワモノ映画扱いなんだろうなあ。
 あ、一応、美香さん(B98-W58-H91)もエンドロールで名前は出てきます。
 本編には出ていない(と思う)けどね。

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2009年5月26日 (火)

「チョコレート・ファイター」

Chokolatefighter  あ~手加減を知らないアクションが見て~。
 確かにVFXを駆使したアクションも面白いが、やっぱり生身で痛さが伝わってくるのが見たい。
 ところが最近のアクションは組合があるせいなのか契約なのか知らないが、気合が足りない。
 昔の香港時代のジャッキー・チェンの映画は生身の凄みがあったのだが、最近のは年齢を差し引いても香港を出てから迫力がない。
 「ラッシュアワー」のジャッキーのアクションは、もはやアクションに入らない。
 そんな中、今でも手加減を知らない生身のアクションを作っているのがタイ映画だ。
 特にトニー・ジャーの一連の映画は忘れかけていたものを思い出させる。
 そんなタイ映画で華奢な女の子が暴れまくっているのが「チョコレート・ファイター」だ。
 いくらなんでも、あんな小さな体で無敵なんて無理があるだろ!と言われそうだが、そこは、自閉症だがたぐいまれな身体能力で、ビデオで一度観たアクションをすぐに自分の技にしてしまうという設定があり、またそれを裏切らないだけの彼女の動きが物凄い説得力を出している。
 彼女のアクションさえあれば話なんて申し訳程度でもいいのだが、そこは愛する者のために怒り爆発!というシンプルながらも確実な展開を用意し、ひたすらアクション三昧!
 あ~自分が見たかったのはこんな映画だったんだよ~。
 特にラストのビルを使った上へ下へのアクションは必見!
 ラストにはNG特集ありという、昔のジャッキー映画大好き人間にはたまらないものがある。
 主演は、ジャージャーと言われているが、スター・ウォーズをの新三部作を見た後だと良いイメージないなあ(笑)
 監督はプラッチャヤー・ピンゲーオ。
 共演に阿部寛が出ており、美味しいとこ取りなのだが、何故タイ映画?
 とりあえず、タイ映画は加減のないアクション路線をガンガン続けてほしい。
 VFXを使って小さくまとまるのはなしね。
 あと、俳優も組合とか作ったりせず、ひたすら命を削ってがんばってくれ~。

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2009年5月25日 (月)

「60歳のラブレター」

60  定年後は愛人と二人でベンチャー企業を共同経営をしようと考える男とその妻(専業主婦) 
 魚屋を経営する糖尿の夫と、彼の健康管理をする妻。 
 5年前に妻を亡くし娘と2人暮らしの医師と、海外小説の医療監修を依頼されて出会った翻訳家。 
 人生の節目を迎えた3組の夫婦(夫婦未満も含む)の生きざまを描いているが、オムニバスというわけではなく、それぞれがお互い少しずつリンクしている。
 人気応募企画がヒントになっているらしいが、日本一短い母への手紙とか、この手の企画は結構多いようだ。
 実はもっとつまらないかと思ったが意外に面白い。
 メインであるはずの中村雅俊×原田美枝子(B88-W58-H85)の熟年離婚の話は残念ながら一番絵空事で、最後も苦笑はしてもイマイチ感動には至らない。
 ただ中村も原田もなまじ若い時を知っているだけに、こんな年齢になったのには感慨深いものがある。
 やはり一番良かったのはイッセー尾形×綾戸智恵(B83-W58-H83)の魚屋夫婦の話で、集団就職で大阪から出てきてバンドをやっていた旦那と結婚するまでの独白に泣けた。
 タイトルにある通りラブレターが色々な形で出てくるのだが、魚屋夫婦はひねり方がうまく、妻→夫の短いながらも愛情が伝わるし、それに対しての夫→妻のビートルズの「ミッシェル」の熱唱はこの映画の最大の見所だ。
 井上順×戸田恵子(B80-W60-H83)のエピソードは可もなく不可もなし。
 井上順の演技を見るのは「かくし芸」のインディ・ジューンズ以来か?
 監督は深川栄洋なんだけど、ごめんなさい、よくわからないです。
 この手の話は泣かせるための逆算脚本が多いのだが、これは無理が比較的少ないので良し!
 といいながらも、共感できるのは中年以上だろうなあ。

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2009年5月24日 (日)

「BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!」

Baby3  「ナースのお仕事」のキャスト・スタッフが贈る日本初の出産コメディ。
 個人的には「ナースのお仕事」は面白いと思ったことがなく、更には映画は悪ふざけが激しすぎて好きになれなかったのだが、そもそも随分前に終わったドラマなのに、それが売りになるのか?
 だったら、「ナースのお仕事」の映画最新作でいいと思うんだけどなあ。
 別にTVドラマの映画化はもはや定番でしょ?
 監督が両沢和幸で、出演も観月ありさ(B82-W59-H87)、松下由樹(B83-W58-H83←「オイシーのが好き」出演時)、神田うの(B77-W56-H80)、伊藤かずえ(B83-W58-H85)と揃えるなら「ナースのお仕事」の映画化の方が宣伝もしやすいし、興行成績も期待できると思うんだけどなあ。
 話は観月扮する大手出版社に勤務する女性が、編集長の昇進が決まったのに妊娠が発覚!
 仕事か子供を取るかの選択を迫られる。
 訪れた産婦人科には4人目の子供を産もうとしている(自称)ベテラン妊婦、10代カップル、不妊治療中の夫婦、人目を忍んでやってくるモデルなどがいた…という感じの妊婦の最大公約数的な登場人物が巻き起こすドタバタ劇。
 う~ん、想像通りのベタな展開で面白いわけでもなく、つまらないかというとそうでもなく、ぶっちゃけ映画館で金払って観るようなものでもなく、テレビの2時間スペシャルで十分。
 主人公は仕事か子供か悩むのかと思いきや、あっさり仕事はやめてしまう。
 そこが一番大切なのに、その理由が産休が終わって職場復帰すると嫌いな奴の部下になるから…って、結構重要なテーマを軽く流しすぎじゃないか?
 「ナースのお仕事」の出演者を出そうとしているため無駄に登場人物が多く、その分テンポが悪く、上映時間が長くなっている。
 この手の話はせいぜい100分前後でしょ。
 あと、「ナースのお仕事」でも感じたけど、登場人物のキャラが深みがなく極端すぎて笑うどころか腹が立ってくるんだよねえ。
 いや個人的には観月ありさが好きなんで彼女の出ていればいいんだけど…やっぱり無茶苦茶肥えてる。
 もちろん、役作りだよなあ(そう信じたい)
 松下由樹はも太っているのが当たり前になってきたな。
 他の出演者では谷原章介、斉藤由貴(B86-W59-H86)、MEGUMI(B94-W60-H86)で、谷原はキャラが立ちすぎていてOKだけど、MEGUMIは本当に華がないことを改めて認識。
 やっぱり今でも水着があってナンボのものなのか?
 結局、妊娠に対して伊丹十三映画のような情報満載でもなく、群集劇としても面白くないし困った映画なのである。
 もしかして妊娠経験者には物凄く面白いのか?

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2009年5月23日 (土)

「ミルク」

Milk  「ハーヴェイ・ミルクの映画って今回初めてじゃないんだよ。
 1984年に彼のドキュメンタリー映画があってさ、それを観ると主演のショーン・ペンが物凄く雰囲気が似ているのに驚く。
 それに彼独自のユーモアを入れて、さらに昇華した感じになっているよね。
  そりゃあもらっちゃうよ、アカデミー主演男優賞。
 この映画ってゲイのことばかり強調されそうだけど、本当の面白さはやっぱりマイノリティが公職につくまでの選挙活動の面白さで、彼のブレーンが、ある意味変わり者だけど実力ある人間が集まっているのがポイントだね。
 もちろん、この映画だけ観てもいいけど、ドキュメンタリーを観るともっと面白い。
 時代の変化がよくわかるよ。
 監督がガス・ヴァン・サントなので、もっとカメラがふらつくかなと思ったけどそうじゃなくてよかったよ。
 だけどさ、ハーヴェイ・ミルクはまだいいんだよな。
 皆に「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」として認められているから。
 どちらかというとゲイっておしゃれな感じだし、何となく市民権がありそうじゃん。
 だけどさあ、ロリコンはそうはいかないんだ。
 おそらくロリコンの人が立候補しても絶対に当選しない。
 いや、そんなことよりミルクは相思相愛の恋人もいたんだろ?
 全然OKじゃん。
 ロリはどれだけ好きでも子供とは結婚できないし、何よりも悲しいのは子供は成長してしまう。
 永遠の子供はいないんだよ」

 「はあ~、そうですかあ」

 その後、広末はポケベルのCMまでとか、SPEEDは「Body & Soul」を歌っている時が神とか、辻ちゃんはやっぱ初期型が最高!など、返事が難しい話題を延々と聞かされた自分。
 「●島さんは仕事はできる人なんだけどねえ」と歯切れの悪い言われ方をしているのがわかった気がした。
 「所さんのただものではない」の間下このみの話くらいで意識が遠のき、薄れゆく意識の中で「エイリアン通り」でシャール君がサンフランシスコの名物がゲイだと言っていたことを思い出す。
 ちょうど、ハーヴェイ・ミルクの選挙時期と連載が同じ時期なので多少なりとも影響があったのではないかと思ったが、それがあまり意味のなさないことであるのは言うまでもない。

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2009年5月22日 (金)

「タクミくんシリーズ 虹色の硝子」

Bl  ごとうしのぶの人気ボーイズラブ小説タクミくんシリーズの映画化第2弾…らしいのだが、実は第1弾も観ていないのに、いきなり2作目からスタートの自分!
 この心意気だけでも買ってくれ(苦笑)
 だから1作目とキャスティングが違うとか言われても比較しようがないし、原作も読んでいないので、こだわりもまったくない。
 いやそれ以前にアニメや漫画はともかく、実写のBL物は始めてなのでちょっと緊張!
 そういえば、昔はBL物は要素として匂わす程度だったけど、今はそんなことないのね。
 ああ、昔は「風と木の詩」でも結構ショックだったんだけどな。
 ハロウィンパーティをやるとにしたギイが、1年生の美少年・森田も呼ぶと言い出す。
 ギイとケンカをしている最中の託生は、ギイの心が自分から離れてしまったのではないかと不安になってしまうのだった…という話で、1年生の美少年を呼ぶ理由は、ちょっとベタなのだが、そんなに押し付けがましくないのでOK!
 肝心のBLなのだが、一応からみはあるのが、ソフト系なので、そんなに抵抗感はなかった。
 むしろ、そっち方面の人は学校の寮も、風呂屋も全て一緒なので、男女のカップルよりもいいかもと思ってしまう。(片想いの辛さは「摩利と新吾」が詳しい)
 出演は「テニミュ」でお馴染み浜尾京介と渡辺大輔。
 ここ最近の美少年系は「テニミュ」出身が多い。
 ただ渡辺君はちょっと高校生には見えないんだよね。
 監督は横井健司
 極めて普通のいい話なので、偏見さえなければ観て損はなし。
 

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2009年5月21日 (木)

「おと・な・り」

Otonari  都会の古いアパートで隣り同士のカメラマンとフラワーデザイナーを目指して花屋のバイトをする女性。
 2人は顔を合わせることもなく、互いの生活音だけを介して次第に惹かれ合っていく…。
 隣り同士がお互いをよく知らないってドテラマンですか?(笑)
 主演は岡田准一と麻生久美子(B80-W59-H83)、共演は谷村美月(B82-W56-H80)、池内博之。
 監督の熊澤尚人は、相変わらず岩井俊二のパチモンぶりを発揮しているが、岩井俊二の映画よりいいのは、カメラを振り回さないところか。
 生活音だけで人を好きになるわけないだろ!というツッコミはもっともだが、あくまでもファンタジーであり、そうでないと、欠陥住宅としか思えない防音設備が全くないも同然のアパートなんかあるわけないし、普通若い女性は住まないでしょ?
 もちろん、何かしら住んでいるもっともらしい理由もないし、それだけでも無理な設定なのに登場人物の行動も不自然極まりない。
 これをファンタジーと言うには厳しいし、そもそもファンタジーはご都合主義のことではない。
 基本的に熊澤監督の映画は「ニライカナイからの手紙」でもそうだが、やりたいことが先走って細かいところにツッコミ所が多い。
 だから彼のやりたいことが観客の心の琴線が触れないと、あのぽわ~んとした世界がかなり居心地が悪くなってしまうのだ。
 自分は「ニライカナイの手紙」は全くダメだったが、「虹の女神 Rainbow Song」は心の琴線に触れたのでOK!
 しかし、この映画は前半がかなり辛くて、これはダメかなと思ったが、後半何とか持ち直しそうになりつつ終わったという中途半端な状態だった。
 二人の意外な関係もいきなりすぎというか、典型的な逆算脚本になっているのが惜しい。
 音にこだわっているのに、音を生かしきれていない。
 もし本当に音に拘るならなら、BGMは使用するべきではない。
 昔、「テレーズ」という、BGMはなく、静かな修道院の中できぬ擦れさえも明確に聞こえるくらい研ぎ澄まされた音の使い方の映画があった。
 少なくとも音を前面に出すなら、もっと工夫が必要で、コーヒー豆を挽く音とか、時計の音とかでもいいが、あまりにも生活感がないし、かといってトイレの音とか生活感を出た時点でリリカルな世界が成り立たない。
 音が漏れ聞こえるという状況の作り方がうまくないのだ。
 そしてそれがこの映画のキモであるのに成り立っていないので、後半にどれだけがんばっても巻き返しができないのだ。
 確かに、登場人物それぞれの相手がいつもいないという構造は面白いのだけどね。
 個人的には谷村美月が演じるカメラマンの部屋に押しかけてくる女が死ぬ程うざく、またただでさえ無理のある設定がさらに無理が出てきてしまった。
 ところが意外にも最終的にこの映画で一番好きになってしまったキャラだったりする。
 でも、最初、上野樹里(B80 W58 H85)が演じていると思ってたんだよね、テヘ(「笑う大天使」を思い出したか?)
 ファミリーマートでこの映画のポスターが貼ってあったのは協賛していたからだとわっかったが、少なくとも多くの人はマイナスイメージになったと思うぞ。

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2009年5月20日 (水)

「鈍獣」

Donjuuuuu  失踪した作家凸川の行方を追う担当編集者がやってきたのは、全てが相撲中心の田舎町で、そこで彼女を待ち受けていたのは、凸川の同級生で町の唯一のホストの江田、警察官の岡本、そして江田の愛人・純子とホステスのノラだった。
 凸川は、江田と岡本の過去をモデルに小説を執筆していて、怒った江田は、凸川を何度も殺そうとしたが、彼は絶対に死なないのだった…。
 話はそれぞれの証言で進んでいく。
 演劇っぽいなあと思ったら、やっぱりそうで宮藤官九郎の脚本で映画化したものらしい。
 当然最大の売りはそこだ。
 相変わらずクドカン節は全開で、小ネタ満載!
 個性的な登場人物、先が読めない話展開!面白くなりそうな要素をは盛り沢山なのに、大変つまらない。
 演出にキレがなく、映画的な流れがないため観ていて居心地が悪い。
 中島哲也の劣化コピーみたいなのが痛々しい。
 普通に演出すればいいのに、あざとい演出が空回り状態なのだ。
 出演は真木よう子(B92-W60-H88)浅野忠信、北村一輝、、南野陽子(B78-W52-H80)、佐津川愛美(B82-W56-H85)、ユースケ・サンタマリア。
 真木よう子の演じるメガネっ娘って、「少年メリケンサック」の宮崎あおい(B77-W57-H82)とキャラかぶってね?
 まあ制作時期とかあるのでどちらが先とかよくわからないけど、どう考えてもあおいちゃんの方が演技がうまいし、何と言ってもあの弾けっぷりが良い!
 つうかキャラ作りがうまいんよね。
 あえていうなら、真木の不自然な大きさの胸が、あおいちゃんの貧乳よりいいところか(あ、もちろん人によって好き嫌いがあります)
 どちらも触っているユースケがちょっとうらやましいぞ!
 それよりも、デヴューしてから20年以上経過しているのに、年を感じさせない南野陽子の美しさには驚き!
 彼女のポスター欲しさにフジカラーのフィルムを買いまくったのも懐かしい思い出だ。
 監督はCM界で活躍する細野ひで晃。
 この監督の演出がイマイチだなと思ったのは、真木よう子の巨乳ネタがあっても、皆が知っていることを前提としているだけであって、映画を観ていても彼女が巨乳だと全くわからないことだろう。
 もっと描き方があると思うのだけどなあ。
 あと、相撲の設定いらんだろ?
 う~ん、偏見と言われてしまうが、やっぱCMとPV出身の映画監督って長編映画って微妙なんよねえ。
 映画の中で浅野忠信が何度も「おしまい?」と聞いていたが、それは見ているこっちのセリフだよ。

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2009年5月19日 (火)

「ニセ札」

Nisesatsu  戦後まもない時期に、村ぐるみで偽札作りをしていた実在の事件を元に映画化。
 「噂には聞いていたが、まさか村が営んでいたとはな」と「カリ城」の銭形警部なら言うであろう。
 話題は木村祐一が監督であることだが、これが意外に真っ当に面白く、同じ芸人監督の松本人志の「大日本人」よりも遥かに面白い。
 偽札映画は、その作る過程と、実際にばれるかばれないかのサスペンスが面白いのだが、この映画にはもう一つ裁判でのやりとりがある。
 お金の意味について語るところは面白い。
 この映画での偽札作りは金儲けというより、村の貧しい人を救うためという大義名分があり、戦中に日本軍が中国の偽札を作っているのと何がどう違うのか?という投げかけも見事!
 さらには偽札作りにスポンサーをつけるというのが意外に盲点とうか画期的で、目から鱗がこぼれてしまった。
 出演は、倍賞美津子(B87-W60-H85←「コント55号とミーコの絶体絶命」出演時)、板倉俊之、宇梶剛士、段田安則、そして監督も自ら出演もしている。
 倍賞美津子が真剣おばあちゃんになってしまったのには驚き!
 若い時は当時としては珍しい豊満な胸の持ち主で、おそらくお父さん連中に聞けば熱く語ると思うが、最後に「それでも原田美枝子の方が巨乳なんだよな」というに違いない(←またこのネタかよ)

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2009年5月18日 (月)

「セブンティーン・アゲイン」

17again  1989年、17歳の高校生マイク・オドネルは、バスケットボールの花形選手で、大学のスカウトも来ている試合でいつも通りの活躍さえすれば。輝かしい未来を約束されたようなものだった。
 しかし、大事な試合の当日、恋人の妊娠を知り、バスケを諦め結婚!
 それから20年、出世もできず結婚生活も破綻、2人の子供たちからもバカにされる日々。
 そんなある日、よく理由はわからないが肉体だけ17歳に戻ってしまう…。
 この映画のテーマは避妊は大切だ…ということも当然あると思うが、表向きのテーマはなんといっても今の知識を持って若い時に戻れたらという、飲み屋で盛り上がりそうな定番のネタだろう。
 普通なら心だけが昔の自分に戻るというのが定番だが、この映画は37歳の自分が17歳の体になる、いわゆる若返りものである。
 主人公は高校に転入して、そこで子供たちの家ではわからなかった学校での生活や悩みを知り、一方では離婚の危機を修復しようとする。
 どうやって転入するんだよ?という疑問は、コンピューター関係の親友がいて、データを改竄して問題なし!(まあ毎度お馴染みコンピューターという魔法ですね)
 いや~これが意外に面白い!
 何しろ、誰しも考えることなので、映画を観ながら自分だったらどうするか?など違う意味で盛り上がってしまう。
 確かに、社会人の知識を駆使すれば、高校生なんかガキなので、うまく丸め込めるし、記憶力と体力が一番ピークの時期で、社会人の要領の良さで勉強すればテストなんか楽勝!(だと思う)
 一方では教室の机で毎日6時間もよく座っていられたなあと感心してしまう。
 この映画の主人公みたいに人生のピークが高校時代というのもきついかもしれないが、多くの人はピークがないまま終わっていくしねえ(泣)
 よ~し、もう失敗はしないぞ~!と思っても根底にある精神構造は変わらないので、意外に人生をやり直しても同じような結果になるかもしれない。
 そう思うと、今の自分は十年後の自分が振り返った自分であり、やっぱり今をきちんと生きないとダメなんだろうなあ。
 主演は「ハイスクール・ミュージカル」でお馴染みザック・エフロン。
 高校が舞台でバスケットボール部員だが、歌わないし踊らない。
 おそらく今は廃刊した「ロードショー」があれば人気投票1位なんだろうなあ。
 その彼が主人公の若い時代を演じており、中年になった妻に言い寄るのが、世のおば様連中をときめかせているに違いない。
 日本だと今が旬の水嶋ヒロあたりで置き換えればわかるだろう。
 また主人公の親友が超オタクで、大人になって稼げるようになると次々と「スター・ウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」などのグッズを買い漁っているのが、いかにもな末路なのだが、そんな彼が好きになる女性というのが……実際にいたら本当に理想の女性なんだろうなあ。
 そう考えると、すべて人が共感できる要素を含んでおり、本当の意味でのファミリー映画なのである。
 だけど、一番共感ができるのは中年になったお父さんお母さんで、高校生なんか「自分はあんな大人にならない」と思っているんだろう。
 ははは、悪いけど皆のお父さんお母さんも高校生時代はそう思っていたのさ!(笑)

参加してます。よろしくで~す
   

2009年5月17日 (日)

「天使と悪魔」

Tenshitoakuma  17世紀にガリレオを中心とする科学者によって組織されるも、ヴァチカンの激しい弾圧で消滅した秘密結社イルミナティが復活!
 教皇の最有力候補の枢機卿4人を誘拐し1時間ごとに殺害すると予告、さらには欧州原子核研究機構(CERN)から盗んだ反物質でヴァチカン全体を爆破させようとしていた。
 宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授はローマに飛び、400年の歴史を持つ古代のシンボル=暗号をたどりながらヴァチカンを救う手掛りを探っていく…。
 ダン・ブラウン原作のシリーズでは1作目にあたるが、映画は前後させて「ダ・ヴィンチ・コード」の続編として製作。
 まあこんなことは007シリーズでは毎度のことだから(笑)
 「ダ・ヴィンチ・コード」は詰め込みすぎで展開していくので、観客置いてきぼりだったが、今回は相当映画用に再構築しているようで、盛り沢山の内容なのにわかりやすく大変面白い!
 ただ展開が早く、日本には馴染みがない宗教の話が(一応申し訳程度に説明はあるものの)異常に情報量多く、字幕スーパーでは処理仕切れないみたいなので、日本語吹替版をオススメする。
 それでも、次の教皇を決めるコンクラーベを「根比べ」とか、カメルレンゴを「カメル連合」とか思って途中まで観ていた自分をお許し下さい(いや絶対に自分だけじゃないって)
 普通、大規模破壊といえば核とか何かの爆弾というのが定番なのに「反物質」が出てきたのには驚き!
 そもそも反物質という言葉が「さらば宇宙戦艦ヤマト」以来久しぶりに聞く言葉だった。
 ロバート・ラングドン教授はインディアナ・ジョーンズ博士と違い、そんなにアクティヴではなかったはずなのだが、今回は積極的に体を動かしていた。
 話は「名探偵コナン」と同じで推理というより決めつけで進んでいくのだが、枢機卿の命と反物質を収容しているカプセルを電池切れまでに探し出すという時間との競争が緊迫感を生み、それを勢いのある演出で見せていくので少々のご都合主義とツッコミ所はあまり気にならない。
 監督がロン・ハワードなので、その手のハッタリはお手の物なのだ。
 反物質の行方を探すためにCERNの女性科学者が出てくるのだが、本当はラングドン教授と協力して事件解決にあたるはずが、うまく絡まないのが惜しいところか。
 主演は前作に引き続きトム・ハンクス。
 共演はユアン・マクレガー…なのだが、あれホクロがないぞ!(笑)
 ローマの観光気分も楽しめるし、蘊蓄も多いし、少しトンデモ系でもあるけど、やっぱり映画はこれぐらい大風呂敷を広げて楽しませてくれないとね。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年5月16日 (土)

「バビロン A.D.」

Ad  「ワイルド・スピード」や「トリプルX」を観たらわかるが、基本的にヴィン・ディーゼルの演じるのは、悪そうに見えるが本当はいい奴というファンタのCMに出てきそうな役が多い。
 この映画もそんな感じで、荒廃した近未来の地球を舞台に、ニューヨークに少女を運ぶ傭兵を演じている。
 「ニューヨークへいきたいか~?」
 「いえ~」(情緒不安定な少女とおつきの女性の声)
 そう、この映画はヴィン・ディーゼルのウルトラクイズなのだ、
 しかし、自分の目的は主演のハゲではなく、ミシェル・ヨーで、映画館に無条件で観にいく男優がジャッキー・チェンだとしたら、女優はミッシェル・ヨーであり、この二人が出演している「ポリス・ストーリー3」は正に神作品だ。
 この映画でも少ないながらもアクションシーンはあるのでOK!
 元ミス・マレーシアもすっかり老けたなあ。
 しかし彼女さえ出ていればもうそれだけでいい…っつうか、それだけしかない。
 何しろ、この映画、上映時間90分というお手頃さはいいが、全体的に説明不足で、ニューヨークに運ぶ少女は何故予知ができるのか?とか、一体何者で、ウィルス保菌者なの?とか、彼女のいた修道院が破壊された理由とか、何故いきなり双子?とか、何故彼女がハゲを撃つの?とか、怪しげなカルト教団は彼女を使って何をしたいのか?…その他にも物語の核心に触れる開に理由付けがされていないので、何がなんだかよくわからず、最後はもっともらしく終わってしまう。
 ひょっとして続編を考えているのかもしれないが、観たい人は少ないと思うぞ!
 じゃあアクションが迫力あればいいや~と思っても、カメラがやたらと動く割りには見にくいだけでキレが悪く、正にヴィン・ディーゼルとミシェル・ヨーの無駄遣い!(あとK-1ファイターのジェロム・レ・バンナとかね)
 さらにヴィン・ディーゼルはグラサンをしてないと、つぶらな瞳で迫力に欠ける。
 監督はマチュー・カソヴィッツ。
 ところが、こんなトホホな映画なのにジェラール・ドパルデューとかシャーロット・ランプリングとか意外な大物が出ているのだ。
 出演者は凄いんだどなあ。
 典型的な頑張る方向を間違っている映画なのだ。

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2009年5月15日 (金)

「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~」

Duplicity  冷戦時代は007を中心に色々なスパイ映画が作られたが、今や露骨な仮想敵国がなくなり、電子機器が発展しすぎて、変装したり小道具を使ったりするようなスパイもすっかりいなくなってしまった…というより携帯電話が昔だったら秘密兵器だし。
 この映画もスパイ映画なのだが、出てくるのは国家のために命をかけるのではなく、企業利益のために働く産業スパイなのだ。
 トイレタリー業界最大手の老舗メーカー2社から、それぞれ産業スパイとして雇われた元CIAと元MI6の2人の諜報合戦!
 国家を揺るがすような軍事機密ではなく、トイレタリー?
 一昔前ならそう考えたのだが、よくよく考えたら大きな企業になれば法律さえも都合のいいように作ってしまいそうだし、大きな多国籍企業なら、貧乏な国の国家予算よりも金を持っているの可能性も大きい。
 007の新作の敵の組織も国家の要人を含む企業だった。
 そう考えると、この映画の設定ももっともらしく、この不景気な世の中、企業が不景気だと働く人間にも影響が出るので、ある意味緊迫感がある。
 たとえピザのトッピングでも数さえ出れば立派な利益だ。
 ところが、面白い条件が揃っているのに、この映画は寸止めで終わっている。
 話の要所要所で過去のエピソードが入るのだが、それがよくある時間軸を入れ替えて、登場人物のそれぞれの立場を描いている表現かと思えばそうではなく、むしろ時系列のテロップまで入れての親切さなのだが、実はそれがあまり効果的でないのだ。
 そうえいば、監督のトニー・ギルロイは、「フィクサー」も面白くなりそうな条件は揃っているものの、必要以上に複雑にしているとことがあり、やっぱり作風なのか。(でも世間的には評価が高い)
 出演はクライヴ・オーウェンとジュリア・ロバーツ。
 クライヴ・オーウェンのスパイっぷりは、007でいうとジョージ・レーゼンビーの雰囲気。
 ジュリア・ロバーツの劣化ぶりには驚いてしまうが、役作りと信じたい。
 しかし、この2人よりも、企業のトップを演じるトム・ウィルキンソンとポール・ジアマッティの方が遥かにキャラが立っており、実は冒頭の2人のつかみ合いが最大の見せ場かも。
 血眼になって手に入れようとしている企業の秘密なのだが…確かに実際に販売されたら買うなあ(悲願)

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2009年5月14日 (木)

「THE CODE/暗号」

Thecode  探偵事務所5シリーズの劇場版…って林海象ってまだこんなことしてたんだなあ。
 デヴュー作「夢見るように眠りたい」が探偵物で、その後も濱マイク・シリーズとか、すっかり探偵映画監督専門のイメージが強いのだが、まさか今でも続けていたとは思わなかった。
 調べてみるとインターネットでショートムービーを配信したりして続いていたらしい。
 いやはや自分の中ではすっかり終っていたので、今更感が強いのだが、とりあえず初日に観にいく。
 上海を舞台に暗号解読の天才・探偵507の活躍を描いたもので、相変わらず黒ずくめのスーツと帽子、60年代の007が使ってそうな秘密兵器など前時代的なアナクロさが漂っている。
 ところが、そんな古き良き探偵だとバカにするなかれ。
 実は意外に面白い!
 昨今、パソコンの普及のおかげで何でもありになってきているが、この映画は一応現在を舞台にしているのに、アナクロ探偵物の要素をうまく取り込んでいる。
 観ていて、少年時代自分が夢中になった探偵物が存在しているのだ。
 ここ最近、現在とアナクロの融合が全くうまくいっていない名探偵コナンは、この映画を観て勉強するべきだ。
 実際、暗号は見てても何が何だかわからないのだが、いかにもなハッタリが利いているので、謎が解けたような気分になってしまうのだ。
 さすがは、探偵物専門監督の林海象であり、ここまで極めてしまったら無理して他のジャンルとかやらなくていいと思ってしまう。
 主演の探偵507を演じるのは尾上菊之助。
 眼鏡をかけた彼を見て、多くの人が物まね芸人のコロッケに似ていると思うに違いない。
 ヒロイン役の稲森いずみ(B84-W58-H87)は久しぶりに見ると美人だけど、年とったなあと思う。
 共演に映画の中では探偵だが、今や実生活は犯人になってしまった加勢大周の姿が!
 おそらく撮影がパクられる前だと思うが、おそらくニュース以外で彼の動いている姿は唯一これだけなので、それだけでも観る価値あり…?!

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2009年5月13日 (水)

「バンコック・デンジャラス」

Photo  毎回髪形が特撮だと言われるニコラス・ケイジの最新作はバンコクを舞台に暗躍する殺し屋の話だ。
 達成率脅威の100%の完全無欠の殺し屋ジョーは自らに果した殺し屋のルールを徹底している。
 予告編では、完璧な計画、痕跡の隠滅、契約の遵守だが、意外にも本編ではあまりそのことには触れてなくて、むしろ、質問をしない、カタギと関わらない、痕跡を残さない、引き際を知るが中心となっている。
 と・こ・ろ・が、この殺し屋、言うだけ番長で、カタギの耳の不自由な女性をナンパしたり、使い捨てのはずだった連絡係を弟子にしたり、引退前だから気持ちが緩んじゃったのかな?みたいな不可思議な行動をしている。
 もちろん、そこに至るまでの心理の変化が描かれていればいいのだが、そんなわけでもないので、オイオイとツッコミを入れざるおえない。
 さらには意外に無計画で、契約も必ずしも守っているかどうかは微妙で、徹底しているのは痕跡の隠滅くらいか。(まあそれも資料を焼くらいなんだけどね)
 また象の鼻が下を向いてると演技が悪いと聞けば、象の絵を上下ひっくり返したりするという、占いを信じる女子中学生みたいな行動をしたり、オチャメなところもある。
 殺し屋物は細かいデティールが大切なわけなのだが、これはもはやニコラス・ケイジの「俺がかっこよくみえる映画」でしかなく、それを優先するため細部に違和感が発生しているのだ。
 観光映画として観る分にはいいかも…と思ったけど、30年以上前の「007/黄金銃を持つ男」の方が遥かに観光映画で、さらにいうと水上マーケットでのボートチェイスも007の方が面白い。
 それ以前に殺し屋の行動としては派手すぎ!
 どこが完璧な計画だよ(苦笑)
 監督のオキサイド&ダニー・パン兄弟…って誰?と思いきや、調べてみたら、この映画そのものが彼らが、初期に手掛けたタイ映画「レイン」をセルフリメイクしたものらしい。
 う~ん、「レイン」と聞くとここ最近観たトホホな殺し屋映画を思い出す。
 ニコラス・ケイジも「ゴーストライダー」といい、キワ物映画ばかり出ている感じもするが、これはもう好きでやってるんだろうなあ、うん。

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2009年5月12日 (火)

「ホルテンさんのはじめての冒険」

Horten_3  勤続40年の生真面目運転士のが、定年退職当日に人生初めての遅刻をしてしまった…。
 タイトルから、遅刻して電車が出発するまでのドタバタが「冒険」かと思いきや、意外にそこらへんはさっさと終わって、その後の主人公の奇妙でシュールな体験がメインとなっている。
 まあ、それも確かに冒険っちゃあ冒険なんだけどね。
 自分の想像と違ったのでペースを掴むのに苦労をした。
 自分が一番笑ったのは坂道をすべっていく人で、これが一番ツボだった。
 おそらく生まれて初めてのノルゥエー映画かもしれない。
 だから監督のベント・ハーメルも、出演者も知らない人ばかり。
 ゲラゲラ笑うものではないが滲み出る笑いは良かったと思う。

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2009年5月11日 (月)

「チェイサー」

Chaser  デリヘルを経営する元刑事と連続猟奇殺人犯との対決!
 韓国映画はベタな話が多くて食傷気味だったが、これは韓国映画、いや普通に映画として観てもかなりの傑作!
 最初、グロ系の話かと思いきや、そうではなく手に汗握る追跡劇で、最初から最後まで気が抜けない。
 この映画が凄いのは犯人が既に捕まっている所からスタートしているところで、犯人は証拠不十分で釈放されると思っているし、主人公の元刑事は自分の経営するデリヘル嬢を探さなくてはいけない。
 この物理的でない平行線上の追跡が、話が進んでいくうちに重なり合っていく構成の見事さ!
 さらには主人公の元刑事が「商品」としてデリヘル嬢を探していたのが、彼女の娘と会うことにより「母親探し」になっていくことによって、さらに緊迫感を生むことに成功している。
 それでいて世界各国共通の警察のいいかげんさなども含んでいる。
 そしてここまで盛り上げているのにもかかわらず、実話をベースにしているからかどうかは知らないが、ラストのまるでやさしくない展開に気分はひたすらブルーに。
 エンドロールの頃には色々な意味で心地よい疲れを感じた。
 監督のナ・ホンジンはこの映画がデヴュー作だそうで、いきなりこのレヴェルの高さは凄い!
 主演のキム・ユンソクは大森南朋に雰囲気が似ているが、それ以上にシリアルキラーを演じたハ・ジョンウの役作りが真剣怖い!
 この二人の異常に熱い演技合戦も見所だ。

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2009年5月10日 (日)

「余命1ヶ月の花嫁」

Yomei1  乳がんで亡くなった女性のドキュメンタリーとしてTBSで放送された実話の映画化だが、今や亡くなった女性のAV出演疑惑やら違う意味で話題騒然!
 まあ良くも悪くも宣伝にはなっているのでTBS的にはOKか。
 そんなわけで見てきた>「余命1ヶ月の花余命」いや「余命1ヶ月の花嫁」。
 ちょっと前に「余命」が公開されたり、似たようなタイトルや内容が多すぎるぞ。
 実話の映画化なので当たり前なのだが、だからこそ演出の技量が問われる。
 ましてやドキュメンタリーの方がリアルだけあって生々しいに決まっている。
 当然、映画は映画としての見所は欲しいし、入場料払うのにテレビの2時間ドラマスペシャル位では困ってしまうのだ。
 しかし、残念ながらおおよそ想定範囲内のベタな展開で終わってしまった。
 毎回思うのだが、難病物に出てくる患者って何故あんなにも元気なんだろう?
 へたしたら普通に生活している人より活発なことが多い。
 自分は一時期、周りの親しい人たちが癌で次々になくなっていくのを経験しているのだが、余命1ヶ月の時なんか真剣寝ているのが精一杯で、周りの人、特に家族なんか疲労困憊だし、気分はひたすら暗くなっていくし、確かに病状によって違うと思うのだが、絶対に映画に出てくる病人は元気ありすぎだと思う。
 この映画に出てくる女性は実際にはどうかわからないが、余命1ヶ月という割には元気なのだが、これは演じている榮倉奈々(B83-W58-H85)のガタイが大きすぎて、必要以上に健康に見えてしまうからだろう。
 彼女の恋人役の瑛太が物凄く小さく見えてしまう。
 そんなわけで、難病モノに懐疑的な自分は本質的に好きになれないし、病気を恋愛のネタにしていることも好きではないので、この映画は自分的には観るべきではなかったのだが、 監督が「ヴァイブレータ」の廣木隆一なのでひょっとして・・・と思ったんだけどなあ。
  それよりも自分は同じ病死でも忌野清志郎が亡くなったことの方が悲しいよ。

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2009年5月 9日 (土)

「劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇」

Ragan TVシリーズは裏で「プリキュア」が放送していたために、最初の数話を観てやめてしまった。
 そんな状況で「紅蓮篇」を観にいってしまったが、基本的にTVシリーズの総集編だったので問題なし!
 つうことでいよいよ完結編!
 前作から7年後、人類は地上を取り戻し、新政府の下、平和と繁栄を謳歌するようになるのだったが、正体不明の敵が現れる。
 シモン、そして大グレン団が再び立ち上がり、最後の戦いが始まろうとしていた……。
 いやはや物凄い勢いで話が展開していき、それでいて過去のロボットアニメを総浚いしていく。
 観ていて、「ああこれはゲッターロボだよな」とか「これはマクロスだよな」とか考えてしまう。
 ある意味正統派の少年ロボットアニメなのだ。
 おそらくTVシリーズを観ていれば、色々とあるのかもしれないが、自分の場合観てないので細かいことはわからないが、前作を観ていれば十分楽しめる。
 どちらかというと6月公開の「エヴァ」の予告編目当てで、そっちの方は新しい登場人物も出てくるみたいで、ちょっと楽しみ!
 

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2009年5月 8日 (金)

「ひぐらしのなく頃に 誓」

Sonohigurashi  前作が何も始まらないうちに終わって、最後「続編企画進行中」の文字が出た時、進行中で制作中じゃないんだよなあと思って帰ったのだが、なんと続編完成してるじゃないですか。
 一応完結っぽいので最後まで見届けるかという上から目線で観にいったのだが、GWのせいか意外に盛況。
 こっそり会話を聞いていると、この後グレンラガンを観にいくといっているので、そっち系の人のための映画みたいだ。
 話は…あれ、前作はなかったことになっているのか?それともパラレルワールド?
 前原圭一のクラスにいる竜宮レナは両親が離婚しており、父親の交際相手は愛人と共謀して竜宮の財産を狙っていた。
 それに一人で立ち向かおうとするレナだが、次第に暴走し始めてしまい、心配した圭一たちは彼女を救おうとするのだが…という話。
 何か昼ドラみたいな展開なっていて、前作とのつながりも何となくわかるようになっている。
 前作がトホホだったので、あまり期待していなかったせいか、思った以上に悪くない。
 この映画のいいところは、前作もそうだが、ホラーっぽい雰囲気はあるものの、怖くないところで、基本的にちょっと猟奇的な「明るいなかま」だったりする。
 田舎の学校で生徒が少ないので男子が一人(?)しか存在しなくて、出てくる女の子が小学校から中学生まで一つのクラスにいる。
 つまり小さな女の子から(教師を入れると)大人の女性まで一つの場所に凝縮されており、正に男子の夢状態!
 小さな女の子は縄で縛られている場面もあり、マニアにはたまらないものがあるだろう。
 クライマックスの屋根の上での金属バットVS鉈の戦いも最大の見所で、ツッコミ所はあるが、これはこれでOKだと思う。
 出演は前作に引き続き前田公輝、飛鳥凛(B83-W58-H86)、松山愛里(B76-W60-H85)、あいか(B85-W56-H84)、小野恵令奈(B76.5-W55.3-H80.5)などが出演しており、前回は森山未來の劣化コピーみたいだった前田君も、今回はそんなこともなかった。
 教師役の三輪ひとみ(B83-W68-H82)は今回も控えめ。
 しかし、一番目立っているのは大杉蓮の怪演であることはいうまでもない。
 監督は前作に引き続き及川中。

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2009年5月 7日 (木)

「ビバリーヒルズ・チワワ」

Chiwawa  日本映画だと動物モノは真剣あざといというか、とりあえず動物出して適当に話作っておけ~みたいな感じの話が多いのだが、さすがにネズミを中心として動物モノで食っているディズニーはちょっと違う。
 ビバリーヒルズに住むセレブ犬のチワワの話と聞くだけで、人間より豪華な犬の生活っぷりとか、ドタバタ物とか、お決まりのパターンを想像してしまう。
 実際、そんな感じの話であることは間違いないのだが、これが意外に面白い!
 子供向きかと思いきや、大人でも楽しめる。
 自分はダメな映画ファンなので「バーン・アフター・リーディング」より面白かったぞ、いやマジで(笑)
 自分は、犬=番犬というイメージがあるので、チワワは全く役に立つイメージがないのだが、それはこの映画もわかっていて、だからこそセレブという設定が生きてくるわけなのだ。
 ビバリーヒルズに住むセレブ犬のチワワが、メキシコで迷子になって悪者に拉致られて、元警察犬に助けられて我が家に帰ろうとするロードムービーなのだが、チワワ=ブンブン、元警察犬=ノラおじさんで、「ほえろ!ブンブン」みたいだなと思ったあなたはちょっとマニアックすぎです(そんな人いるのか?)。
 犬がワンサくんみたいに話したりするのでドン引きの人もいるかもしれないが、冒険アクション物としては意外に手に汗握るものがある。
 主人公のチワワをメキシコで拉致って身代金を要求しようとする話も、犬だから微笑ましいのだが、これを普通に金持ちの若い女性に置き換えたらとんでもなく重たい話で、そう考えると犬の設定も、セレブなお嬢様、彼女の家で働く造園家、心に傷を持つ元警察犬とか人間にすぐにでも変更できそうな設定であり、こういう昇華の仕方がこの映画の面白さなんだろうなあ。
 しかし、自分が一番笑ったのは、電話口でチワワの泣き声を真似する女の子のエピソードで、もちろんベタなのはわかっているのだが、ツボでした~!
 出演は主人公のチワワの声をドリュー・バリモアが担当しているのだが、自分の行動範囲内の映画館では全て日本語吹替版なので、あまり意味がない。
 まあ自分は日本語吹替版推奨派だし、彼女の声を聞いたところですぐわからないし、そんなに気にならないんよね~。
 おそらく、昔ならアイフルが特別協賛がついてたんだろうなあ。(懐かしいなあ、チワワのくぅ~ちゃん)

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2009年5月 6日 (水)

「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」

Photo  まさか、まさかの電王映画第4段。
 仮面ライダーの映画は放送中のTVシリーズを年1本制作するのがお約束なのだが、電王は予想以上の人気のためなのかどうかは知らないが、TVシリーズ放送終了して1年以上経つのにもかかわらず、映画化されており、東映としては久しぶりの金脈発見といったところか。
 今回は大地震の発生で一時的に過去と現在が繋がったのを利用して、恐るべき計画を実行するオニ一族を退治するため、良太郎たちが室町時代にいく…というもので、一応、電王は前回で終わり、この映画から超・電王として復活らしい…ってなんじゃそりゃ(笑)
 一応、タイトルにもある通りディケイドも出てくるが空気状態!
 ディエンドなんか何のために出てきたやら…。
 キバのデザインもたいがいだったけど、ディケイドのデザインがさらに変なのもどうよ?
 本当は初日に観にいく予定だったが、公開日の次の放送と映画がリンクするので、とりあえず朝起きてリアルタイムで観て、映画館いくぜ、いくぜいくぜ~。
 思った通り、リンクしていた(俺って勝ち組か?)
 時間の歪みの影響で、良太郎は子供になっている。
 まあ、本当はすっかり有名になってギャラが高くなりスケジュール調整が難しくなった佐藤健の影響であることは今更言うまでもないのだが、白鳥百合子(B88-W56-H84)が出演できなくなったためハナ→コハナ(この映画からハナまる子ちゃんになった)の設定を生かし、時間の歪みのせいで誰が演じてもOKになってしまった。
 話は、電王大好きな人達のお祭り状態なので適当なところもあるが、今回はキャラ萌えの映画なので深く考えてはいけない。
 今回のゲストキャラの男の子を演じているのが女の子だったのには驚き!
 全然気づかなかった。
 「HINOKIO」の多部未華子(B75-W58-H81)以来の衝撃だ。
 ゲストヒロインは南明奈(B80-W57-H83)。
 室町時代で茶髪はツッコミたいところだが、まあライダー映画の時代劇版はナンチャッテ物なので気にするのが野暮というものだろう。
 物語のキーとなる男の子の母親とアッキーナが似ているという設定なのだが、それが最初でバレさせないために、母親の顔にボカシを入れているのだが、他の演出方法もあるんじゃない?(子供が驚くよ)
 しかし、真のヒロインは夏海役の森カンナ(B87-W61-H87)で、特にニーソックスの絶対領域最高!
 ディケイド14話のウラタロスが入った時のセクシーさも捨て難い。
 子供が前面に出てくるのは、仮面ライダーが子供向きなので仕方ないので、ちょっと萎えたが、ラストのオチで納得!
 ちょっと泣けた。
 しかし、このままシリーズを続けていくと東映名物・劣化して終わり状態になりそう。
 ただ、ディケイドが全30話という短期らしいので、その後に電王の第2シリーズが始まるなら、それはそれで観たい!
 本編上映後、夏の仮面ライダーの告知が入るが、全員集合なので、これはこれで楽しみ!
 一応、タイトルに申し訳程度にディケイドが入っているのだが、おそらく空気なんだろうなあ。

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2009年5月 5日 (火)

「新宿インシデント」

Shinjukuinshident  自分が出演者の名前で唯一無条件で観にいくのがジャッキー・チェンの映画だ。
 彼の加減を知らないアクションを見るためなら地の果てまで観にいくし、一瞬の友情出演でも見逃さない。
 特に香港時代は本当にチョイ出が多く、「え、こんだけかよ」と思うこともあるが、「さすがジャッキーさん、仲間の映画にも義理堅く出てるぜ~」と、まるで「デトロイト・メタル・シティ」の狂信的なファンの状態だった。
 しかし、ジャッキーも年には勝てず、ここ最近はアクションのキレが悪い。
 細胞活性装置(@宇宙英雄ペリー・ローダン)はジャッキーのために必要ではないのか~!
 そんなジャッキーが、アクション演技を封印しシリアス演技に挑む!
 新宿・歌舞伎町を舞台に、音信不通の恋人を探し出すため日本に密入国した男がヤクザの組長や刑事と運命的に出会い、どんどんのし上がっていく姿を描いたもので、日本が舞台といっても、微妙に違和感がないわけでもないのだが、許容範囲。
 共演は竹中直人、加藤雅也、ダニエル・ウー。
 監督はイー・トンシン。
 ジャッキーはアクションっぽいものはあるのだが、いつものアクロバティックなものではない。
 シリアスな演技はまあそれなり…っちゅうか、いつもの熱い演技の延長上だ。
 肝心の話は、う~ん、これが結構微妙なところで、上映時間から考えると駆け足すぎるのだが、だからといって長時間やるような話でもないわけで、基本的にVシネマのヤクザ物にありそうな話だったりする。
 最後は竹中直人扮する刑事とのバディ映画になっていた。
 ジャッキーが日本語を話す時は石丸博也でなかったが、DVDの吹替は彼なのか?
 たまにはこんな話もいいけど、「ドラゴン・キングダム」でもまだまだ動けることを証明したので、やっぱジャッキーにはアクションをもっとやってほしいなあと思う。
 最後にひょっとしてNG特集があるのかと思いきや、当然あるわけもなく、アクション物でないと意味がないことを実感した。

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2009年5月 4日 (月)

「戦国 伊賀の乱」

Sengoku  織田信長と甲賀の連合軍が伊賀の国に送り込んだ内偵の抹殺を命じられた下忍の活躍を描く忍者アクション。
 忍者という設定が基本的に何でもありの設定なので、話は本当に申し訳程度でいいと思っている。
 もちろん、白土三平先生のような忍者の宿命を描いたりするのもありなんだけど、自分としてはオリンピックに出れば金メダル確実の肉体を駆使した忍者アクションを見せてくれればいい。
 たった、それだけの希望さえもこの映画は叶えてくれない。
 とにかくアクションが妙にユルく迫力がないのだ。
 それに本当はここで血が出るだろうなあと思ったところで出なかったりして、それがさらにアクションをしょぼく感じさせるのだ。
 出演者も一応、「超力戦隊オーレンジャー」の合田雅吏や柏原収史、高野八誠、島津健太郎など、それなりに有名人が出ているのだけど、どういうわけか妙にわざとらしい演技が鼻についてしまう。
 例えていうなら子役の気張った演技というか、アマチュア演劇にありがちな作った感じが強すぎるのだ。(もちろん役者に原因があるのでなく、演出にも問題があるのだが…)
 監督は千葉誠治…って誰?
 あ~たかだか1時間ちょっとの上映時間なのに、本当に退屈だった。
 まあ配給が微妙な小品映画でお馴染みジョリーロジャーだからしょうがないか…ってそんなので納得しててはいかんよなあ。

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2009年5月 3日 (日)

「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」

E7p  TVシリーズは最初の方は気合入れて観ていたのだけど、自分の日曜日のメインは7:30~9:00のテレ朝枠なので、いつのまにか観なくなてしまった。
 そうこうしているうちに映画化の話が出てきたのだが、しばらく音沙汰がなかったので中止かな?と思っていたのだが、いつのまにか完成していた。
 再編集でも、再構築でもない新たな手法で作られたらしい。
 よくわからないが、総集編とかそんなものではなく、全く新しいもう一つの「エウレカセブン」を作ったというところか?
 正直、TVシリーズの知識がほとんどないので、比べたりすることはできないし、ファン目線でもないのだが、思った以上に面白かった。
 設定は変わっているが、こういうやり方もあるんだなあと感心した。
 話は、半世紀に及ぼうとしていた人類とイマージュの戦いの中、第303独立愚連隊の少年兵レントンは8年前に消息を絶った幼なじみの少女エウレカの行方を追い求めていた…という話で、TVシリーズでお馴染みサーフカルチャー系の話はなく、ひたすらレントンとエウレカのこれでもかというくらいのボーイ・ミーツ・ガールが描かれている。
 この手の話は「未来少年コナン」から延々と続くテーマで、重要なのは、愛する彼女のために何が何でも助けにくるの度合いであり、この映画はこっ恥ずかしいくらい「何が何でもレヴェル」が高い。
 あと、エウレカが意外にデレ度が高く、その意味での萌え度は高い。
 展開もスピード感があり、これはこれであり。
 っつうか、意外に拾いものだと思うので、アニメに抵抗がない人は必見!

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2009年5月 2日 (土)

「GOEMON」

Goemon  宇多田ヒカル(B85-W59-H84)の旦那として世間一般に知られていた紀里谷和明の初監督作品「CASSHERN」は、「新造人間キャシャーン」への思い入れは物凄くわかるのだが、映画としては面白いものではなかった。
 一枚の「絵」として見るとは光るものがあるものの、「映画」としての流れがないのだ。
 そして奥行きが感じられない。
 そのため観ていて居心地の悪さを感じてしまうのだ。
 そんな彼が「宇多田ヒカルの元旦那」という肩書になって、作った長編2作目。
 大泥棒・石川五右衛門が盗み出した南蛮製の箱に隠された重要な秘密がめぐって、石田三成と霧隠才蔵、徳川家康と服部半蔵の壮絶な戦いが始まる…。
 全く期待していなかったせいか思った以上に面白い。
 話はツッコミ所はあるものの、至って簡単でありわかりやすい。
 別の世界の日本の豊臣秀吉の支配する世界の描き方も徹底していて、これはこれでOK!
 歴史を知っていれば、大胆の解釈を楽しめること間違いなし。
 五右衛門のマスクが特撮物のコスプレに近いものがあり、また重力を無視した超人的な動きなど、実はキャシャーンはこうあるべきだったのではないかと思ってしまう。
 しかし、一方では背景があきらかに合成にしか見えず、前作よりは良くなってはいるものの、やはり映画としての流れがないところもある。
 ラストはうだうだになってしまったのが残念!
 うまくやれば2時間以内の上映時間で、もっとテンポが良くなるはずなのに惜しい。
 出演は江口洋介、大沢たかお、広末涼子(B81-W59-H85)、それに佐藤健も出演しており、佐藤君はこの映画よりも「電王」の映画の方を優先してほしかったぞ。
 
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2009年5月 1日 (金)

「レイチェルの結婚」

Rachel  姉の結婚式に合わせて施設から一時退院をした妹に家族や周りの人は腫れ物に触るように接するのだった…。
 主演のアン・ハサウェイが困ったちゃんを大熱演で、アカデミー賞ノミネートされている。
 確かに心の傷があって薬に走った危うい雰囲気は物凄く出ているし、それが物語に緊張感を出しているので、評価されるのはわかるような気がする。。
 役柄で彼女はヘヴィースモーカーなのだが、実はタバコの吸い方が妙にかっこよく、禁煙時代なのに喫煙者が増えそうな感じ(笑)
 この映画は全編手持ちカメラで撮影されており、後ろの方の席で観ないと気持ち悪くなってしまう。
 前から思ってるが、ドキュメンタリータッチって照明はともかくとしても、別に手持ちで画面をふらふらさせるものではないと思うのだけど、何故かドキュメンタリータッチ=手持ちでふらついてるんだよなあ。
 小さなテレビならともかく、映画館の大きなスクリーンでは真剣辛い。
 また、話の半分以上が結婚式の場面で、身内でもない赤の他人の結婚式のホームビデオを見せられている状態で、そこから登場人物の状態を把握していかなくてはならないという極めて不親切な演出なので、好き嫌いが大きく分かれてしまう。
 自分もアン・ハサウェイの緊張感のある演技がなかったら、かなりきつかったと思う。
 逆に彼女があってこそ成り立つ映画だと思う。
 監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ。
 脚本はシドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメット。
 シドニー・ルメットの娘だからといって必ずしも社会派の話というわけでもないのね(笑)

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2009年4月30日 (木)

「レイン・フォール/雨の牙」

Rain  日米の国家をを揺るがす情報が入っいるメモリースティックをめぐり、日系アメリカ人の暗殺者ジョン・レインがCIAや日本の警察、ヤクザから狙われることになる…。
 原作は元CIA工作員(らしい)のバリー・アイスラーの小説。
 元CIA工作員というのが、スティーヴン・セガールの胡散臭い経歴を思わせるものがあるが、CIAも色々な仕事があるし、必ずしもCIA=殺し&破壊工作ばかりではないだろう。(実際はよくわからないが…)
 原作は未読なのでどうなっているかわからないが、映画は間違いなく駄作。
 どう考えても頭の悪い大学生が無理して作った自主映画にしか思えない。
 演出的にはジェイソン・ボーン・シリーズを意識したような感じだが、結果的には劣化コピーになってしまっている。
 そして、こんな映画に何故かCIAアジア支局長の役でゲイリー・オールドマンが出ちゃってるんだよなあ。
 そうしたんだ?>ゲイリー。
 小遣い稼ぎか?
 そして、殺し屋に見えない(ある意味リアルか?)殺し屋役に椎名桔平。
 彼が守るヒロインに長谷川京子(B80 - W55 - H82)
 あ~伊東美咲(B83-W58-H87)とか、彼女に演技とか言うのは野暮なのは承知しております。
 つうかハセキョーはこの映画では寝ているだけなんですけど~っ。
 一見ショボいがキレ者に見えるだけで、実は何もしていない刑事役に柄本明。
 監督はマックス・マニックス…って誰?
 ツッコミ所は満載で思いつくだけ書きなぐり!
・日米を揺るがすような情報がメモリースティックで簡単に持ち出せている中小企業以下のセキュリティの国土交通省。
・レインがソウル行きの飛行機のチケットを購入したのがわかるのに新幹線の切符を買ったのはわからないCIA。
・昔のヤクルトのおばさん並にあっさり入ることができるCIAの建物。
・謎がCIAの責任者の口頭説明で判明する。
・意外に重要度が低いハセキョー扮するヒロイン。
・物凄く大人数の職場なのに、現場に出てロッカーを壊すCIAの責任者。
・殺しの情報をFAXで送る。
・最後がうだうだ。

 まあ、帰りに居酒屋で話すには絶好のネタ映画だし、GW映画なのに、もう上映回数が減っているので早めに観にいって、この公開(後悔?)される「バンコック・デンジャラス」を観て比較するのが正しい楽しみ方かも。

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2009年4月29日 (水)

「パニッシャー:ウォー・ゾーン」

Punisher  マーベルコミックの中では比較的素っ頓狂なコスプレをしていないヒーローである、パニッシャーの3度目の映画化。
 ドルフ・ラングレン版はあまり面白いとは思えなかったが、2004年公開のトム・ジェーン版は思った以上に面白かった。
 特にキャプテン・ハーロックのようなドクロのマークのシャツを着る理由付けをきちんとしており、やっぱりアメコミのヒーロー物の実写化はコスチュームの格好をする意味付けは必要だ。
 今回は誕生編ではないのでそこらへんの理由付けはなく、パニッシャーはそんな格好をしてマフィアを殺していく自警団として地元で定着している存在だ。
 話は、パニッシャーことフランク・キャッスルが犯罪組織に仕置きの最中に、誤ってFBIの囮捜査官を殺してしまう。
 悩んでいるとフランクにガラス粉砕機で顔面をズタズタにされてデロリンマンのようなツギハギだらけの男が、自らをジグソウと名乗り(うまいね、どうも)、人質を取り、ニューヨーク中の悪者を集めて復讐をしようとする。
 世間的には原作にかなり近いらしいので評判がいいらしいのだが、自分はあまり面白くなかった。
 何故ならこの手の話は、怒りが爆発して敵をぶっ叩くのに爽快感があるのだが、今回は若干そこが弱く、一応、妻子を殺された復讐が根底にあるのものの、彼のせいでFBIの捜査官が死んでいることが足を引っ張り、感情移入をしにくくしている。
 これだと、せっかくの残酷描写が生きないわけで、やっぱり憎たらしい敵が無残にやられるのがいいわけで、そこに考える余地があっては困ってしまうのだ。
 それに後半は悪党達がどこかのホテルに集まり待ち伏せているので、当然、パニッシャーは彼らを次々に倒し、ジグソウのところまでいくものと思いきや、そんな期待している要素はなく、雰囲気だけのハッタリだったのにはがっかり。
 あと、主人公役のレイ・スティーヴンソンが、自分が今回は初めてその存在を知ったのを差し引いても、異常に地味な感じで、あまり印象が残らない。
 まあ中年親父の復讐劇なので、リアルっちゃあリアルなのかもしれないが、ど~も薄いんだよねえ。
 監督は元空手の世界チャンピオンという異色の経歴を持つ女性のレクシー・アレクサンダー。
 正直、いいところまでいっているのに大変惜しいのだが、続編ができたら迷わず見にいくだろうなあ。

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2009年4月28日 (火)

「グラン・トリノ」

Grantorino  かっこいい年寄りになりたい。
 そう考えた時、出てくるのがショーン・コネりー、そしてクリント・イーストウッドだ。
 特にイーストウッドは、若い時はチョイ悪系だったが、今やすっかり落ち着いた感のある雰囲気が漂っており、男たるものこうありたいと思う理想だろう。
 枯れ専の女子の皆さんにもたまらないものがあるかもしれない。
 そんなイーストウッドが80歳近いのにまだエネルギッシュに映画を作っており、その出演作の最後だと言われているのが「グラン・トリノ」だ。
 朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自分の残り少ない人生の生き方を考えていく…という話で、とにもかくにもイーストウッドが目茶苦茶かっこえええ~。
 まるで、ダーティー・ハリーがそのまんま年とったような感じで、ある意味この映画はダーティーハリーのシリーズ最新作で完結編であり、もっと言えば、彼が演じてきた刑事物や西部劇の総決算的なものと言ってもいいだろう。
 イーストウッド扮する老人が隣りに住むモン族の気弱な少年をいっぱしの男にしようとするのが、ロバート・B・パーカーの「初秋」を思わせるものがある。
 ただ「初秋」のスペンサーは小説ということを差し引いても語るタイプだったが、イーストウッドは無駄口をたたかず、行動で示すタイプであるのが違いか。
 「チェンジリング」が母親の強さの映画だとすると、この映画は父親の強さの映画であり、この手の力作を時間を空けずに作ってしまうのって、どんだけ元気なんだよ?このじじい(褒め言葉)
 言ってても仕方ないけど、できれば、DVDの吹替は晩年の山田康雄で見たかったなあ。

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2009年4月27日 (月)

「バーン・アフター・リーディング」

Burn  CIAの機密情報(?)が書き込まれた1枚のCD―ROMをめぐり、様々な人々が巻き込まれて大騒動になってしまう。
 実は予告編を見ると明るいコメディみたいだが、コーエン兄弟が監督していてそんなことあるわけもなく、ブラックな話だった。
 ところが多くの人が、宣伝のおバカなブラピ目当てで観にいっているので、そのギャップに対処しきれないようで、上映中は微妙な雰囲気が漂っていた。
 確かにブラピは「ipodバカ」でも「筋肉バカ」でもなかったしね。
 う~ん、真剣つまらない…っつうか自分の考えていた方向性と違うというか…。
 「ノーカントリー」でアカデミー賞作品賞をもらっているコーエン兄弟の映画なので面白いと言えるのがかっこいい映画ファンなんだろうけど、自分には無理。
 おそらく、じっくりじんわりくる話なんだろうけど、全くダメだった。
 「イエスマン」のように、何げない前フリが、後でスポーンと小気味よくはまっていくような爽快感を期待してしまった自分が悪いんだろうなあ。
 だってコーエン兄弟にそんなベタなアメコメを期待してしまう方がどうかしているわけで、自分もまだまだ青いわ。
 出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントンとトップクラスが勢揃いで、それぞれ贅沢な使い方!(特にブラピ)
 おそらく、楽しい現場だったんだろうなあと思ってしまう。
 コーエン兄弟の映画で自分が好きなのは、「ファーゴ」と「ビッグリボウスキ」、「ノーカントリー」で、滲み出る笑いが好きだったんだけど、今回は予告編のミスリードにすっかりやられた。
 どうせなら、予告編はシリアスな話と思わせておいた方が良かったのではないかな。
 結局、一番笑えたのはエンドロールの「CIAマン」という歌だった。

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2009年4月26日 (日)

「ピンクパンサー2」

Pinkpanther2  謎の怪盗トルネードを逮捕するため、各国の優秀な警察官を集めたドリームチームを結成!
 しかし、何故かクルーゾーがチームの指揮しているため、捜査は大混乱になってしまう…。
 スティーヴ・マーティンがクルーゾーを演じるリメイクの第2段。
 ピンク・パンサーのクルーゾー=今は亡きピーター・セラーズのイメージが強いのだが、さすがに2作目となると馴染んできたので、スティーヴ・マーティンでもいいかなあと思ってしまった。
 何しろ作りが昔と同じだし、リメイクで一番外せなかったタイトルのアニメがあったので、安心した。
 やっぱ、ピンク・パンサーといえば、タイトルバックのアニメだよ。
 しかし、スティーヴ・マーティンとレスリー・ニールセンを一緒くたにしている人がいるんじゃないのかなあ。。
 確かに見た目やコメディ映画の出演が多いのでわからないでもないのだが…。
 共演はジャン・レノ、アンディ・ガルシアという、普通なら主演級が脇に徹して笑いを取っている。
 コンピューターを駆使する日本人捜査官ということで、松崎悠希が出ているのだが、自分はすっかりカトー役だと思っていたので意外だった。
 監督は、ハラルド・ズワルト。
 3作目も期待したいが、スティーヴ・マーティンって結構いい歳なんよね。
 だけど、今の時代に、こんなベタなコメディも必要なので、是非とも制作希望!

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2009年4月25日 (土)

「マックス・ペイン」

Max  愛する妻子を殺された刑事が復讐するため、犯人を追い続けるうち驚愕の真相が明らかに~っ!
 世界で有名なコンピューターゲームの映画化らしいが、ゲームの映画化で面白いものなしとはよくいったもので、この映画も例外ではない。
 自分は元になっているゲームの存在を知らなかったので、比べたりできない。
 興味があったのは、「最新のスローモーション・カメラを駆使してとらえられたガン・アクション」なのだが、え、どこが?と思ってしまうくらい目新しいと感じないし、そもそもガンアクションそのものが異常に少ない。
 ゲームの映画化なんだから、最初から最後までドンパチしてくれないと困るんですけど~っ!
 話は愛する者を殺された復讐という大変感情移入しやすいものなのに、この映画の場合、他人事にしか思えないんよね(実際他人事なんだけど)。
 主演は「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグ。
 一応、共演に「007/慰めの報酬」でボンド・ガールを演じたオルガ・キュリレンコが出ているんだけど、カメオ出演か?と思うくらい短い出番。
 おそらく、007でブレイクする前なんだろうなあと思いつつ、「ヒットマン」にも出ていて、ゲーム映画専門女優か?
 監督は「エネミー・ライン」のジョン・ムーア。

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2009年4月24日 (金)

「ラ・ボエーム」

Laboheme  プッチーニの名作オペラを映画化!
 19世紀半ばのパリを舞台に、ボヘミアンな生活を送る詩人とお針子の悲恋物語で、全編歌いまくり。
 すいません、プッチモニしか知らない自分には、これがプッチーニのオペラだということもあまりよくわかってなくて、ましてや出演が、2005年ザルツブルク音楽祭の「椿姫」が大評判となったアンナ・ネトレプコとローランド・ビリャソンだというのも、後で調べてわかったような状態だった。
 おそらく、自分が考えるに、これはオペラのフィルムコンサートみたいなもんだろう!
 話は恋人が不治の病にかかったりしてベタなのだが、どちらかといえば芸を見るものなので、そこにどうこう言うのは野暮だろう。
 さすがに映画館の音響設備は、歌声が腹に響くものがあり、まあこれだけでも十分価値がありかな。

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2009年4月23日 (木)

「映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」

Otakebe  かつてはハズレなしだった「クレヨンしんちゃん」の映画は、原恵一が監督の時にピークを迎え、監督交代後は失速していく。
 ここ数年は完成度にムラがありすぎであり、もはや普通に面白ければいいかなという程度になってきた。
 ところが、今回の新作は自分の心のボーダーラインが低かったせいか、意外に面白かった。
 しんちゃんが河原で拾った謎のドリンクを飲んでしまったひろしとみさえは動物に姿を変えてしまった!
 一方、カスカベで盛んになるエコロジー活動の裏で進行する「人類動物化計画」。
 野原一家に、謎の組織が襲いかかる!・・・という話で毎度お馴染み映画版はスケールが大きくなっている。
 今回の敵がSave Keeping Beautiful Earth、略してSKEBE(スケッベ)という組織のネーミングが、かつてのYUZAMEとかと同じくだらなさがあり笑えた。
 SKEBEの正体がわかるまでの引っ張り方が面白く、また足漕ぎ自動車とウィンドサーフィン(?)との追っかけなどアクションも迫力があり、昔のノリに戻ったみたいで面白かった。
 本来、クレしん映画の面白さというのは、子供向きなのに大人でも十分楽しめる要素があることなのだが、今回は久しぶりにそれが復活していた。
 とにかく前半は満点に近い。
 その分、後半の若干の腰砕けぶりが惜しい。
 みさえの回想シーンは、明らかに「オトナ帝国」のひろしの回想の二番煎じにしか見えないし、今回のヒロインの正体と彼女が武器を調達に整合性がないのが残念。
 そうはいいながらも、子供の反応はよく、意外にもひろしの焼き鳥のシーンがバカウケ。
 子供は正直なので、つまらないとじっとしていない。 
 その意味では今回はそれなりに子供の心を掴んでいるのではなかろうか。
 ゲスト声優は人気芸人の山本高広に、黒人演歌歌手のジェロ。
 だけど、SKEBEのボスの声が山寺宏一で彼の劇中のエコの話に妙に説得力があり、今更ながら一流の声優の底力を知った。
 監督のしぎのあきらは鴫野彰のことなんだけど、この人、この業界長いし、クレしんのシリーズにも昔から係わっているのに、どうしてもっと早く劇場版やらなかったのかなあと不思議に思ってしまう。
 できれば次回もお願いしたい。

 あと予告で「戦国大合戦」の実写版を見たのだけど、別物と考えればそれなりにいけるのかな?…と思いつつ観ないとわからないので公開が楽しみだったりする。

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2009年4月22日 (水)

「鴨川ホルモー」

Kamohoru  京都を舞台に、オニを操る学生サークルの4大学(京都大学、京都産業大学、立命館大学、龍谷大学)対抗バトル!
 万城目学の小説が原作らしいが自分は未読。
 オニといっても、永井豪の「凄ノ王」に出てくるような迫力のあるものではなく、「ドテラマン」に出てくるオニゾウのようなかわいい感じ。
 このオニのVFXが意外によくできていて、日本映画もここまできたかと感無量。
 しかし、この映画の見所はそこではなく、オニを操って競技するサークルを、普通の大学にあるサークルと同じ扱いにし、基本はあくまで大学生の極めて普通の青春映画なのだ。
 だからこそ、オニを操るという奇想天外にして滑稽、されどエネルギッシュな競技とのギャップが何ともいえないおかしさを生み出しているのである。
 また、途中までサークルがどんなものかよくわからないというのも、主人公に感情移入できる要素が大きく、何気に話運びがうまい展開だったりする。
 主演は「クローズZERO」とか、学生役を演じまくりの山田孝之。
 共演に栗山千明(B81-W56-H83)、濱田岳、石田卓也など個性派が多数出ているのだが、その中でも主人公の憧れるヒロイン役が誰だったかなあ?と思ってエンドロールを見て、芦名星(B83-W58 H87)だと気づく。
 世間的には「シルク」で大注目なおだろうが、自分的には「仮面ライダー響鬼」の姫のイメージしかないので、普通に出てきてもわからないよ(笑)
 あと、久しぶりに見たなあ>鶴光
 動いている鶴光って「おとなの子守唄」以来か?(おそらくそんなことないと思うが・・・)
 監督は松竹の喜劇映画御用達の本木克英。
 予告編を観ると、ドタバタっぽいが実はよくできた青春映画なので、ちょっと五月病気味の人は気分が良くなりそうなので観るべし(医学的根拠なし)。

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2009年4月21日 (火)

「スラムドッグ$ミリオネア」

Slumdog  インドの国民的人気番組「クイズ$ミリオネア」で、史上最高額まであと1問と迫ったジャマール(そういえば似たような名前の求人雑誌あったよなあ)。
 スラム育ちでまともな養育を受けていない彼が、何故そこまで辿りつけたのか?
 それには彼の波瀾万丈な人生が関係していた…。
 「クイズミリオネア」って日本独自の番組かと思いきや、実は世界的に有名な番組だったことを初めて知る(本当に物知らなくてすいません)。
 予告を見るとスラム育ちの青年が何故全問正解なのか?それを探るミステリーっぽい雰囲気なのだが、実は怖いくらい直球の純愛映画だった。
 クイズで史上最高額を手に入ろうが関係なく、ジャマールの目的は愛するラティカと結ばれることのみであり、これこそ初期の宮崎アニメでお馴染み、一杯の水のために国家を敵にまわしてお姫様を救ったり、天空の城の宝物より愛する女の子を救うなど黄金のパターンなのだ。
 それこそ言葉どおり糞まみれになろうとも不屈の精神で挑んでいくのだ。
 これがアカデミー賞?と一瞬思ったが、巧みな構成と編集で見せているため、だからこそアカデミー賞なのかと思ってしまう。(実際の事情はよくわからないが…)
 監督のダニー・ボイルは、今だに「トレインスポッティング」の監督と言われているが、これでその呪縛から解き放たれるに違いない。
 エンドクレジットがインド映画でお馴染みのダンスで終わったのが笑えた。
 やっぱり、インド映画はこうじゃないとね。

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2009年4月20日 (月)

「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」

Conan13  物語の時間ではどれだけ経過しているかわからないが、漫画とアニメは10年以上!
 さすがにここまで来ると、ドラえもんやサザエさんのようなループ方式には無理が出てきており、米花町は住民のほとんどが犯人と被害者という治安の悪さで、意外に多くの人が知っているコナンの正体、しかし何よりも作品の長期化で一番苦しいのはトリックのインフレ化で、物凄い偶然の要素に頼るものが多く、またそれを解くコナンの推理も決めつけであり、普通だったらそんな突飛な推理をする方が一番怪しい。
 さらに映画は必ず建設物が派手に破壊されてしまう。
 しかし、毎年映画化されているということは、それなりに興行収入があるのだろう。
 そんなわけで、劇場版第13弾。
 東京を中心に発生した6件の広域連続殺人事件の捜査をするコナンの前に、宿命の敵である黒ずくめの組織が立ちはだかる…。
 困った時のコナンネタといえば、怪盗キッドか黒ずくめの組織と決まっている。
 その他にも、蘭との恋愛ネタ、西の高校生探偵ネタとか色々あるのだが、これも長期化の恩恵か。
 劇場は久しぶりの満席表示が出ており、劇場版コナンの底力を見た。
 しかし、話は微妙で、黒ずくめの組織とのメールアドレスの操作音の音階が「七つの子」に聞こえるとか、そういえばそんな設定あったなあと思い出したが、反面、暗躍する組織が着信音や操作音を出すか~?
 いや、今回も前よりましてツッコミ所満載で、まあそれはコナンを楽しむ要素のひとつではあるとはいえ、今回は広域連続殺人事件の動機とかトリックがいつにもまして無理ありすぎで、さらには蘭が銃の弾丸をよけるとか脱力してしまうエピソードも盛り沢山だ。
 殺人事件と黒ずくめの組織と一緒に話を進めるよりも、どちらかに絞るべきだろう。
 黒ずくめの組織といえば、ジンが頭悪すぎだし、組織も町中で建物を壊すような銃撃戦をするようなこともしないと思うのだが、もう原作の設定とか完全無視なのである。
 話を考える人も大変だなあとしか言いようがない。
 ゲスト声優として人気ミュージシャンのDAIGOは、賛否両論だろうが、自分は「ウォンテッド」の日本語版で免疫ができているので気にならなかった。
 実はテレビで放送した「ルパン三世VS名探偵コナン」こそ映画に向いていたのではないのかと思ってしまった。

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2009年4月19日 (日)

「おっぱいバレー」

Opv  予告編の仲村トオルのセリフ「ナイスおっぱい」が、あまりにもバカバカしいものの、ツボにハマってしまい、初めて見た時は声を出して笑ってしまった。
 久しぶりに予告編で本編が観たくなった。
 つうことで、初日に劇場に行く。
 「何をご覧になりますか?」
 「おっぱい」

 もはやセクハラの域に突乳いや突入しているやりとりが日本全国でやりとりされていることを考えると嬉しくなってしまう。
 1979年、北九州が舞台。
 中学校の新任国語教師が男子バレー部の顧問になるが、部員は性欲だけが先走っているどうしようもない生徒の集まりだった。
 ひょんなことから、試合に勝ったら、おっぱいを見せるという約束をしたとたん、部員は別人のようにやる気を出して練習に励むのだった…。
 実話をもとにしているらしい(本当か?)
 こんな話内容なので、「パンツの穴」系の話かと思いきや、実は目茶苦茶真っ当な青春映画だった。
 確かに十代の性欲の強さは半端なものではなく、もし何かを達成すればスケベなことができるとなれば、大抵のことはやりとげてしまえるだろう。
 これを受験などの教育システムに取り込むことができたら、日本の教育水準は世界一となり、ゆとり教育というバカなシステムは生まれないはず。
 だから、この映画の中学生がおっぱい見たさに練習に励むというのは理にかなっているのだ。
 しかし、そんないかがわしいエロコメ要素は、言葉としてのギャグパートとして使われるだけで、視覚的エロシーンは微塵もない。
 例えば、本来なら胸の谷間とかが出てきてもよさそうだが、それさえもない健全さであり、エロコメと思って観にいった観客はそのギャップに驚くのはいうまでもない。
 主人公の女教師は、おっぱいは見せたくないが、顧問として勝ってほしいという矛盾した考えがあり、一方では過去の諸事情があって嘘はつきたくないという、おっぱいの約束の裏にはもっと深刻な状況があるという意外性、不純な約束で成り立っていた教師と生徒の関係が、いつのまにか信頼関係になっていく…など語り口がうまい。
 1979年という時代設定も正解で、もしこれが現在の設定であれば、女の裸を観るのに苦労しない。
 映画の中でバレー部員が夜中にこっそり「11PM」を見るエピソードがあるのだが、エロビデオやネットで動画が簡単に見ることができる現在と違い、当時は動いている女の裸を見るには、「11PM」しかなかったのである。
 劇中ではエロ特集ではなく、釣り特集でがっかりするのだが、、それを見て、彼らが見たのは金曜日と気づくのは、40歳前後だろう。
 基本的に「11PM」は火曜日と木曜日にエロ特集が多く、それも時間は23:45前後なのだ。
 当時、テレビは居間に1台しかなく、親が寝静まってから、こっそり音を立てずに見るのだ。
 いつ親が起きてくるかわからないので、神経は張り詰めっぱなしだ。
 自分の知り合いは、中途半端にロシア語ができる。
 それは、親を来た時に「11PM」の裏で放送しているNHK教育の「ロシア語講座」を見てごまかしていたからで、なまじ中学時代の柔軟な頭は、ついつい知らない間にロシア語を覚えていたというもの(実話)
 また当時の歌謡曲の使い方がうまく、内容にぴったり合っていて映画を盛り上げる。
 実は、この映画は若者よりも中年以上が一番共感できるのかもしれない。
 主演は綾瀬はるか(B88-W61-H91)
 彼女が巨乳であることは今更言うまでもなく、ここ最近は水着にならないのでお嘆きの貴兄も多いはず。
 監督は、「海猿」シリーズ、「銀色のシーズン」とトホホな作品が有名だが、一方では「逆境ナイン」など隠れた傑作もあるの羽住英一郎。
 1979年にリアルタイムで、この映画ができていたら誰がヒロインをやっているだろう?
 当時が中高生だったお父さんに聞けば、おそらく原田美枝子(B88-W58-H85←1978年当時)の名前を出し、「トラック野郎 突撃一番星」の話を延々とするにちがいない。

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2009年4月18日 (土)

「いのちの戦場 -アルジェリア1959-」

1959  「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」の劇中に出てくる戦争は、昔は第二次世界大戦のことかと思っていたが、つい最近デジタルリマスター版を観て、それがアルジェリア戦争であることに気づいた。
 フランスと独立を目指すアルジェリア人との間に続いた戦争だが、フランス的には触れてほしくない暗部であり、フランスは1999年までそれを戦争と認めてなかった。
 当然、「戦争」と認めてないので、拷問や虐殺、使用禁止兵器の使用など、何でもありの戦いになってしまい泥沼化状態になってしまったのは言うまでもない。
 この映画はアルジェリア民族解放戦線(FLN)とフランスの生々しい戦争を描いており、正にフランス版プラトーンなのである。
 やっぱり戦争関係は50年~100年経過しないと、客観的な見方はできないと実感した。
 何しろ「シェルブールの雨傘」では、さも戦争は当たり前のような感じの描き方になっている。
 時代を感じるためには、リアルタイムに作られた映画とこの映画を連続で観ることが正解かもしれない。
 主演はこの映画の立案者でもあるブノワ・マジメル。
 監督は「ホステージ」のフローラン=エミリオ・シリ。
 アメリカがヴェトナム戦争ネタで多くの映画を作るように、フランスもアルジェリア戦争の映画が増えているのかもしれない。

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2009年4月17日 (金)

「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」

Strangers  友人の結婚式の帰りに、ムード満点に盛り上げた別荘でプロポーズをしたら、断られてしまい、気まず~い雰囲気になってしまった男女のところに、真夜中にもかかわらず、「タマラはいますか?」とわけのわからないことを尋ねてくる少女がやってくる。
 そんな奴いねえよと返事をしたが、しつこくドアをたたき、さらにはマスクをかぶった仲間っぽい連中も現れて、恐怖のずんどこ、いやどん底に叩き落とされるのだった…。
 同じ時期に「パッセンジャーズ」とか似たようなタイトルの映画が公開されていたりして、すっかり見逃すところだったよ。
 この映画の最も怖いところは、わけのわからない理不尽な暴力に遭うことだろう。
 確かに理由もなく殴られたりしたら怖い。
 だけど、今の世の中、いきなり町中で暴れている人もいるので、あながち映画の話で済ますこともできないわけで、だからこそこの映画の怖さがあるわけなのだ。
 しかし、設定はいいのだけど、斬新なものはなく、今までの怖い映画を寄せ集めたような感じだった。
 主演はリヴ・タイラー、スコット・スピードマン。
 監督はブライアン・ベルティノ。
 理不尽な怖さはいいけど、理不尽な展開の映画がそのうち出てくるんだろうなあ。

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2009年4月16日 (木)

「昴-スバル-」

Subaru  曽田正人の漫画の映画化。
 ちょうど、自分の中では「ビッグコミックスピリッツ」がMAXにつまらなかった時期に連載していた。
 その中でもこの漫画はまだ面白い方だった。
 しかし、不定期連載だったような感じ(記憶が曖昧)だったし、この漫画と「20世紀少年」だけで「スピリッツ」を買い続けるのは無理だった。
 やっぱ「スピリッツ」で隔週だろうが不定期だろうが必ず読まそうと思ったら「めぞん一刻」くらいの漫画がないと無理だな。
 当然「ヤンマガ」は「AKIRA」だったんだけど。
 そんなわけで、曽田正人の暑苦しい絵をどうやって実写化するか確認するために劇場へいく。
 いや、通はスバってきました~っというべきか。(同じようなのにジブるやらハウるやらあるらしい)
 話は双子の弟を病で亡くしたすばるが、場末の小劇場のオーナーの五十鈴に見守られながらダンスを覚え、上海で開かれるバレエ・コンクールに出るまでを描いている。
 確か原作はバレエの話なのだが、映画はバレエは少なく、どちらかというとストリートダンスが中心(にしか思えない)。
 まあここらへんはエイベックスが思いっきり入っているので、当然だろう。
 自分はダンス映画が好きなので、躍動感があって迫力があれば少々話なんて申し訳程度で全然OKなんだけど、残念なことにこの映画は思った以上にダンスシーンがよくない。
 踊りを見せる映画でそれはまずいだろと思うが、じゃあ話が面白いかというと、これが本当に申し訳程度なので、どうしようもない。
 本来、この漫画の面白さは、ヒロインのバレエへの異常とも思われる執念なのだが、残念なことに映画はそれが描けていない。
 だから、何も伝わってこないのだ。
 主演の黒木メイサ(B80-W58-H82)は、がんばっているのだが、ダンス勝負とか本筋と違うところの演出がバカっぽいので間抜けに見えてしまう。
 それにやっぱ、彼女の顔はシベリアンハスキー顔でちょっと怖い。
 彼女よりも桃井かおり(B86-W64-H87)や前田健のキャラが立ちすぎている。
 Araの変な日本語は、そういう設定とはいえ、ここぞとばかりの時にかなり不自然なので勘弁してほしい。
 監督は「不夜城」のリー・チーガイ。
 世界4カ国を巻き込んだドリームプロジェクトなのに空回り感の強いのが残念。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年4月15日 (水)

「ダイアナの選択」

Diana  郊外の高校でいきなり銃乱射事件発生!
 トイレにいたダイアナとモーリーンの前に現われた犯人は銃口を向けて、「どちらかひとりを殺から選べ」と、残酷な選択を迫ってくる──。
 さすがにアメリカは銃社会だけあって、校内暴力も半端ねえ。
 この映画に出てくる高校生なんかマシンガンで、さらに用意周到に予備のマガジンも持っている徹底ぶり。
 日本の高校生の最強兵器が金属バットなので、やっぱ戦勝国は違うよなあ。
 しかし、この映画の感心するところはそこではない。
 話の構成と編集のうまさだ。
 そこまでしか言えない。
 何故ならこの映画は何の知識も入れずに観ることが大切であり、特に公式ホームページは絶対に見てはいけない。
 あのホームページは、観客動員を下げるためにあるとしか思えない。
 観た人同志で話し合うと盛り上がることは言うまでもない。
 あたりさわりないところだと、ダイアナの高校生活の描き方がリアルで、若気の至りのやんちゃっぷりが見事に描けている。
 すっかり落ち着いた大人からは懐かしいものがあり、「お父さんお母さん、あの時はすいません」と謝りたくなってしまう(笑)
 高校時代と現在の結婚して子持ちのダイアナの時間の移行のさせ方がうまく、あまりにも違和感がないので感心!
 高校時代のダイアナをエヴァン・レイチェル・ウッド。大人時代をユマ・サーマンが演じている。
 エヴァン・レイチェル・ウッドは本当にかわいいのだけど、あの貧乳がなあ…と嘆く貴兄も多いに違いない。
 ところが、彼女が大人になると豊満なユマ・サーマンになるのが納得できないところもあるが、成長したと脳内補完するしかない。
 しかし、自分が一番怖かったのは高校内の乱射よりも、ユマ・サーマンがよそ見しながら運転している場面が一番怖かった。
 とりあえず、未見の人は情報を入れず劇場に走れ!

参加してます。よろしくで~す
   

2009年4月14日 (火)

「鎧 サムライゾンビ」

Yoroizombie  基本的にゾンビに話はいらないので、申し訳程度でもOK!
 いつでもどこでも、何体でもとりあえず人間を襲ってくるのをドキドキハラハラさせてくれればいい。
 たったそれだけのことなんだけど…。
 「VERSUS ヴァーサス」の北村龍平が原案・脚本・プロデュースを手掛け、「魁!!男塾」の坂口拓が監督なので期待したのだが、全く面白くなかった。
 サムライゾンビ(現在に蘇った落武者)が人間を襲う!という単純軽快な話をいかに面白く見せるのか?
 実はこれが大変難しいのかもしれない。
 この映画と同じようにほとんど森の中で作ってしまったような北村龍平「VERSUS ヴァーサス」はアクションのキレが良く大変面白かった。
 ところが、この映画はアクションにキレもなく、ゾンビ映画に必要不可欠なお化け屋敷的な怖さもなく、時々入るギャグもアクセントになるどころか滑りっぱなし。
 まあ「魁!!男塾」もCGを使わない生身のアクションというわりには迫力がなかったので坂口拓の演出の問題か?(実際は誰が演出しているかわからないが…)
 出演は植田浩望…って誰?と思って調べたら、桜塚やっくんのことだった。
 「エンタメ」系のキャラネタやっている人は、それ以外だと本当に印象がないことを実感した。
 共演は、やべきょうすけ、AVカムバックの声も高い夏目ナナ(B90-W58-H85)。

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2009年4月13日 (月)

「クローズZERO II」

2  「クローズZERO」の続編…ってそれなら、ただの「クローズ」じゃないの?
 1作目がきれいにまとまっていたので、まさか続編ができると思わなかったが、大ヒットの映画なので続編を作りたくなるのも人情だろう。
 もはやヒット作の続編は映画業界の定番である。
 そんなわけで、続編は鈴蘭高校と鳳仙学園の抗争がメインで、ひたすらどつきあっているというもの。
 たかだか、高校の、それも3年間という短い時間の中で、誰が頭とか、しめるとか、どうでもいいじゃん…と思うのだが、そんなものに熱くなれるのが若者の特権だろう。
 そして損得を越えたプライドに一生懸命なところに、逆にうらやましくもあるのだ。
 どっから見ても不良なのに学校にきちんと通い、喧嘩もタイマンが基本のところが、健康優良不良少年の心意気なのだ。
 その意味では、同じ時期公開の「ドロップ」の中学生が将来のことを気にしているのに、この映画の高校生は将来のことなど微塵も考えていない。
 まあ、こいつらにとって喧嘩は部活みたいなものなのだろう。 だからこそ、この映画はひたすら面白いのだ。
 全編緊迫感が溢れており、喧嘩は迫力満点!
 普通だったら間違いなく死んでいそうな喧嘩っぷりだが、まあ映画的な面白さ優先っちゅうことで。
 それ以前に高校生に見えないおっさんばかりなので、そういう世界の話なのだ。
 上映時間が130分以上あるのだが、これはバンドの歌っている場面が長いからで、実は必然性があまりない。
 ここらへんは大人の事情か?
 出演は、前作に引き続き小栗旬、山田孝之、やべきょうすけ、上地雄輔、黒木メイサ(B80-W58-H82)。
 それに、RIZEの金子ノブアキと三浦春馬が新しく登場している。
 黒木メイサは全く必要のない空気キャラだった。
 それ以前にこの映画に女はいらない。(きょうこりんはギリギリセーフ!)
 上地雄輔は「ドロップ」にも出て、不良映画御用達になりつつあるかも!
 あと久しぶりに「デビルマン」でお馴染みのFLAMEの伊崎兄弟を見た。(笑)
 監督は前作に引き続き三池崇史。
 一応、完結っぽいけど、次の世代ということで違うキャストで新作を作っていくんだろうなあ。
 しかし、昨今は喫煙シーンは極力なくしていく方向なのに、この映画は裏でJTが支援しているのか?と思えるほど喫煙しまくり。(それも高校生)
 確かに飲酒・喫煙・不純異性交遊は不良の必須アイテムだが、酒飲んでベロベロだとかっこわるいし、不純異性交遊は一部の人のみしか恩恵を受けれない。
 それに性生活の充実している高校生には誰も共感できないでしょ?
 そう考えるとタバコが一番の不良アイテムなんだろうなあと改めて実感した。
 ちなみに、この映画の高校生は物凄い本数を吸っているが、世のお父さんだって、あそこまで吸ってないぞ!

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2009年4月12日 (日)

「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」

Redcliff  実は世間で言うほど前編が面白いとは思えなくて、後編もあまり食指が動かなかったが、途中で投げ出さず最後までやりとげましょうと学校の先生にも言われたので観にいった。
 ここ最近、金曜日封切りの作品が多くなってきたが、この映画もその一本。
 正直、全く期待していなかったのだが、ボーダーラインが低かったせいか、目茶苦茶面白いぞ!
 いや~観て良かった。
 前作は自分自身が三国志をわかっていなかったのと、状況設定と中心とした人間ドラマで、結局は赤壁の戦いが始まる前に終わってしまって肩透かし状態だったが、今回はいよいよ本番!ということで、5万の劉備・孫権連合軍VS80万の曹操軍の合戦の様子が迫力満点に描かれている。
 本編前に登場人物と状況説明があるのだが、これが以外に簡潔でわかりやすく、そのまま気負うことなく物語りに入ることができた。
 まあ、それ以前に前編を観ているのと、東村あきこの「ひまわりっ健一レジェンド」で、ウィング関先生が出てきたあたりから三国志ネタが頻繁に出てきているからかもしれない。
 戦いの迫力もさることながら、三日間で矢を十万本用意するとか、曹操軍の武将の謀殺など「小さなバイキングビッケ」に出てきそうな作戦も面白く、長い上映時間が意外にもあっと言う間だった。
 出演は前作に引き続き、トニー・レオン、金城武、中村獅童など。
 監督は当然、ジョン・ウーで、毎度お馴染みのハトもムードメイクでなく、<メール>としての役割があって不自然さはなかった。
 上映時間が5時間を越えるので前編と後編に分けたらしいが、後編だけでも十分面白いし理解できる。
 まあ個人的には後編だけで十分なんだけどね。

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2009年4月11日 (土)

「フロスト×ニクソン」

Frostxnixon  1974年。ウォーターゲート事件で、アメリカの歴史上、初めて任期途中で自ら辞任した大統領であるリチャード・ニクソン。
 イギリスの人気テレビ司会者で、全米進出の野望を抱くデビッド・フロスト。
 フロストはニクソンの単独インタビュー番組を作り、ニクソンから謝罪の言葉を引き出そうとしていた。
 しかし、腐っても世界を相手にかけひきをしてきた海千山千の元大統領ニクソン、法外なギャラを要求しつつ交渉を有利に進めようとしていた。
 借金までして番組制作をしていたフロストは、番組を放送局に売るためには、ニクソンから謝罪の言葉を引き出さなくてはいけない。
 フロストVSニクソンは、それぞれのブレーンを巻き込み壮絶な駆け引きを展開していく…。
 息詰る心理合戦だが、よくよく考えてみたら、ただのトーク番組なんよねえ。
 だけど、今のテレビ番組とは違ったユルユルな予定調和のではなく、お互いのガチンコ勝負なのである。
 日本なら、田中角栄とタモリみたいなものかもしれない。
 ニクソンといえば同じ時期に公開されている「ウォッチメン」にも登場し、合わせて観ると楽しめること請け合いだ。
 全編会話しているだけとはいえ、異常な緊迫感が漂っており、ここらへんは「13デイズ」に似ているものがある。
 ニクソンも歴代大統領ですっかり悪者だが、実はヴェトナム戦争の終結や、中華人民共和国の承認など意外に業績はあるのだけど、そこらへん軽くスルーされているのが悲しいところで、結局ウォーターゲート事件の真実もわからず、ケネディの暗殺の次くらいに謎が多かったりする。
 この映画の面白いところは、結局できなかったが政界への復帰への野望や、メディアを使ってもイメージ戦略など、ニクソンからの立場も描いていることだろう。
 一方では借金まで作って背水の陣で挑んだフロストの心理状態など、どちらにも共感できるのだが、サラリーマンにとってはボスがこけると自分も危ないというブレーンの立場も痛いほどわかってしまうのだ。
 さすがにロン・ハワードは職人監督だけあって、演出が手堅いなあと感心!
 まあそれ以上に、原作者であるピーター・モーガンの脚本によるものが大きいだろう。
 ニクソンをフランク・ランジェラ、フロストをマイケル・シーンが演じており、この二人は舞台版と同じ配役だそうだ。
 特にフランク・ランジェラのニクソンは迫力満点であり、身体の大きさもあって、正に怪物である。
 だからこそ、最後の「あの顔」が生きるわけなのである。
 しかし、「フロストVSニクソン」でなく「フロスト×ニクソン」って、BLっぽくてちょっといやだ(考えすぎ?)

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2009年4月10日 (金)

「イエスマン “YES”は人生のパスワード」

Yesman  何でもノーで済ませてきた男があらゆることにイエスと答えてみると、意外にも明るい人生になってきた…はずだったのに!?
 久しぶりのジム・キャリーの新作は、ダニー・ウォレスが実際に全てにイエスと答え続けた6ヵ月間に渡る体験記の映画化。
 アダム・サンドラーが日本未公開の作品も多いのに、何故かジム・キャリーの映画は地道に公開されているのは喜ばしいことである。
 全てにイエスと答える。
 う~ん、まるで小学生が今日一日誰とも話さないとか、くだらないことを決めて実行しているような感じなのだが、ところが映画は思った以上に面白く、バカバカしいはずなのに、恋愛の要素やアクション、小ネタなどを盛り込み、張り巡らされた伏線もきっちり回収し、コメディとしては意外に侮れないものとなっている。
 その時だけ笑わせるためだけのエピソードかと思いきや、必ずどこかでそれが生きてきており、例えば、ギターや韓国語を習ったり、イラン人女生徒のお見合い(?)もイエスと答えていくうちにこうなりましたという結果だけではなかったわけで、どうでもよさそうなエピソードが意外なところで重要な要素になていくのは痛快だ。
 主人公が参加する自己啓発セミナーのカリスマ主宰者が実はテレンス・スタンプというのが一番笑えた。
 そりゃあゾッド将軍の言うことだったら聞いてしまうよなあ(笑)
 あとはいい年こいて、ハリポタや「300<スリーハンドレッド>」のコスプレパーティーに参加している主人公の上司ね。
 ハリポタのかっこうで、DVDを連続で観ているのが笑える。
 一昔前だったら絶対に「スター・ウォーズ」なんだろうなあ。
 ジムは実年齢はいい年だと思うのだが、相変わらず喋りと動きのキレは悪くない。
 監督は「チアーズ!」のペイトン・リード。
 この映画に関しては「面白いか?」と聞かれたらイエスと答えさせてもらいます。

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2009年4月 9日 (木)

「クローンは故郷をめざす」

Clone  クローン技術が進んだ近未来を舞台に、クローン人間として生まれ変わった主人公の心の葛藤を静かに淡々と描いているので、当然、爆睡ぶっこいている人もいたが、イビキさえなければ、携帯電話を使われるよりマシだと思っている。
 クローン再生される主人公と、幼少の頃に死んだ彼の双子の弟の話をリンクさせていくのは面白いと思うのだが、意外性はあまりない。
 まあクローンのネタの時は、オリジナルとは?とか生と死の基準とか毎度お馴染みの話が多いから仕方ないと思っている。
 主演は及川光博、共演に永作博美(B82-W58-H84)、石田えり(B90-W64-H90)、嶋田久作など。
 やっぱミッチーは「プライド」に出演した時みたいに漫画っぽいいかにも系の感じがいい。
 監督はこれが商業映画監督デヴューとなる中嶋莞爾。
 2006年度のサンダンス・NHK国際映像作家賞受賞のオリジナル脚本を、その時の審査委員長ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の下で映画化したのが、この映画らしいのだが、いやはや久しぶりに聞いたなあヴィム・ヴェンダースの名前。
 「ベルリン・天使の詩」の時は物凄くもてはやされた時期もあったけど、あの映画も個人的には世間が言うほど目茶苦茶面白いとよ思っていないので、今回もヴェンダースの名前を聞いてもピンと来なかったし、彼が関係しているから寝ている人がいても仕方ないと考えてしまう。(好きな人には申し訳ない)
 登場人物の誰もがぼそぼそと話すので音響設備のしっかりした劇場で観ないと辛い。
 相変わらず嶋田久作は何喋っているか聞き取り憎いしね。

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2009年4月 8日 (水)

「トワイライト~初恋~」

Twilight  女子高生ベラは、転校先で美青年エドワードと出会い恋に落ちる。
 しかし、エドワードは不死のヴァンパイアだった…という少女漫画では今更ながらの話なのに全米では、これでもかというくらいに大ヒットで、続編の制作も決定しているらしい。
 アメリカには少女漫画という概念がないので逆に新鮮なのかもしれない。(実際はよくわからないが…)
 とにかく出てくるヴァンパイアが超イケメン!
 動物の血が唯一の栄養源なので、性の対象としてではなく、食欲の対象として見られるのが困りものだが、エドワードは強い心でそれを自制し、時には、恋人が他のヴァンパイアに襲われそうになると命を懸けて助けてくれる。
 性欲が服を着ている十代の高校生とは違うのだが、そこが女心をがっちり掴んでいるのだろう。
 ヒロインも映画の中ではイケてない設定なのだが、当然一般世界に存在していれば、とびきりの美人であり、ここらへんは映画のファンタジーというところか。
 お耽美要素を含み、腐女子の心をがっちりと掴むはずなのに、日本ではその手の話が飽和状態なのか、自分の観にいった劇場は客入りはあまり良くなかった。
 映画というよりテレビドラマを観ているような感じで、確かに種族を越えた障害の多い恋愛は色々な意味で萌えるものがあり、後半のたたみこむような展開は面白いのだが、続編を想定しているような含みが、連ドラっぽくて裏目に出たか?
 まあこれは昨今の映画ではありがちなので仕方ないし、映画会社としてもヒット作の続編の方が美味しいだろう。
 続編ができれば登場人物のキャラも立ってくるはずなので、シリーズ化はどこかで化ける可能性があるので期待大!
 主演は「パニック・ルーム」の子役のクリステン・スチュワートと「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」に出演しているらしいが、自分的には全く記憶にないロバート・パティンソン。
 監督はのキャサリン・ハードウィック。
 イケメン映画なので女子向きなのだが、ヒロインの同級生のメガネっ娘がかわいいので、そっち方面が好きな男子も見逃さないように!

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2009年4月 7日 (火)

「ザ・バンク 堕ちた巨像」

Theinternational  違法行為に手を染める欧州拠点の国際銀行IBBCを追跡するインターポール捜査官だが、捜査は執拗な妨害工作に遭い難航していた…。
 映画に出てくる敵といえば、世界大戦中はドイツ軍、冷戦時代はソ連、それ以外だと麻薬密売組織など非常にわかりやすかったのだが、昨今の悪者、いやもはや法律さえも手玉に取るため、悪者の概念さえ適用されないのが多国籍企業だ。
 多国籍企業相手のシリアスな社会派サスペンスだと思っていたら、単純明快なアクションサスペンスで、007をちょっと地味にしたような感じ。
 「007/慰めの報酬」で、政府の要人までがメンバーにいるクオンタムという組織が出てきたが、IBBCは正にそれに近いものがある。
 そういえば、この映画のイタリアのエピソードは、もろ「007/慰めの報酬」と同じような場所だった。
 逮捕権がないインターポールの捜査官という設定が、主人公の動きに制限を作り、逆にサスペンスを盛り上げる。
 まあ、それ以前にインターポールの名前を久しぶりに聞いた。
 おそらく、「ルパン三世」の銭形警部以外に出てこないからねえ。
 主演が「シューテムアップ」のクライヴ・オーウェンなので全編ドンパチあるのかと思いきや、意外にそうでもなかった。
 最初は比較的地味に捜査活動をしていたが、一転、美術館での銃撃戦は迫力満点!
 これだけでも見る価値は十分ありだ。
 共演は「キングコング」のナオミ・ワッツ。
 普通だったら主人公と恋仲になりそうだが、それがないのも逆に新鮮で良い!
 監督が「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。
 

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2009年4月 6日 (月)

「ノン子36歳 (家事手伝い)」

36  元売れないアイドルで、バツイチ、出戻りとダメダメ度の純度が高いヒロイン(36歳)の先の見えない人生を描く、お疲れ気味の人を全く元気にしない非サプリ映画。 
 とにかく、主人公以外にも見ていて痛い登場人物がわんさと出てくる。
 特にノン子が心ほだされる年上の青年は凄い!
 神社のお祭りでヒヨコを売って一儲けしようとしているのだが、カラーヒヨコではなく自然のままの状態で買ってほしいと言い出し、さらに全て雄で、あげくの果てに神社で出店の許可を取っていないが、当日責任者に土下座でもして頼めば義理人情に厚いので何とかなるとユルい考えを持っている。
 世間知らずで一途と言えば聞こえはいいが、頭の悪い痛い奴なのである。
 あと、どうしようもないノン子の元夫とか、痛々しくて香ばしい連中が沢山出てくるのだ。
 一応、「映画芸術」のベストテン1位なのだけど、まあこれは「キネマ旬報」でもそうだけど、出版社の意志が働くので、軽く流さなくてはいけない。
 この映画の見所はノン子を演じる坂井真紀(B80-W56-H86)の濡れ場だが、これが妙に生々しく、坂井の体が実際にあの年齢にいそうな感じだった。
 あ~あの坂井真紀がなあ…と若くてかわいい時代(今も美人なんだからね!)を知っている世代には感無量なものがある。(坂井の胸が本当に「青春☆金属バット」くらい豊満であればなあとは言うまい。)
 ヒヨコで一発当てるつもりがノン子と一発やってしまった年下のダメ男に星野源。
 監督は「青春☆金属バット」でも坂井真紀と仕事をしたの熊切和嘉。
 正直、観ていて痛々しいのだが、大人の<青春映画>としては不本意ながら共感してしまうのだ。
 そういえば、女性は無職でも家事手伝いという便利な言葉があってうらやましい。
 その点、男には適応する言葉がなく、一応、「自宅警備員」という言葉があるのだけど、履歴書に書けないからなあ。
 もっとも家事手伝いには、家のみんなが寝ている間に料理したりポットにお湯を足したりガスレンジをきれいにしたりすることから「妖精」という言葉もあるらしいが…(よしながふみの「フラワー・オブ・ライフ」で初めて知った)。

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2009年4月 5日 (日)

「ドロップ」

Drop  人気漫才コンビ・品川庄司の品川祐が自ら脚本・監督を手掛けて自伝的小説を映画化。
 不良中学生の喧嘩の日々を延々と綴ったもので、いわゆる日本映画独自のジャンルというべき不良(ヤンキー)映画である。
 そういえば、嘉門達夫も言っているけど、昔はどこの街にも必ず生息していたヤンキーも最近は全く見かけなくなった。
 だけど、ヤンキー映画はやたらと作られている。
 「愛と誠」の時も思ったが、物凄い不良でも何故か学校は来ているんだよなあ(笑)
 一応は少年誌で登校を完全否定はまずいという配慮もあるのだろう。
 まあ今は不登校はヤンキーに限らずなので、これも時代の流れか。
 映画は思った以上に面白い。
 正統派健康優良不良少年物で、喧嘩シーンもいいが、どちらかというと登場人物のユルユルの会話が面白く、さすがにお笑い芸人の映画だけあるなあと感心!
 出演が、今や絢香と結婚で世の中を騒がしている水嶋ヒロ、成宮寛貴、上地雄輔、 綾部祐二…ってどう考えても中学生じゃないじゃん!とお怒りの方もいるかもしれないが、なまじ青臭いどこの誰かわからないジャリタレを使っているより、ベテランを使って、この映画の世界の中学生は、20歳過ぎに見えるんだよ~んと徹底している方が潔いし面白い。
 まあ自分としては「グリース」で30歳回っても高校生を演じていたオリヴィア・ニュートン=ジョンを見ているので、免疫ができてしまっているのかも。
  少なくとも一人だけ若い役で浮きまくっている吉永小百合の映画よりマシだ。
 だから本仮屋ユイカ(B78-W54-H82)の中学生よりも、たとえビニ本のモデル化していても中越典子(B78-W56-H82)の制服姿が見たいと思う人も多いはずだ。
 しかし、水嶋ヒロはさすがに仮面ライダーを演じていただけあって足が上がるなあと改めて感心。
 エンディングロールで実はレーザーラモンが出ていたことを知る。
 う~ん、いつものあの格好でないと誰かわからないなあ。
 あと、鳶職って意外に儲かるんだなあ。

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2009年4月 4日 (土)

「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」

Marley  ラッシーとかベンジーとか賢い犬の話があれば、当然バカな犬の話もあるわけで、この映画もタイトルに「おバカな」とついているくらいなので、バカ犬の話だと思っていた。
 予告編を観たらそんな感じだしね。
 確かにこの映画に出てくるラブラドール・レトリーバーのマーリーは、他の犬や飼い主に飛びかかったり、家具を噛みちぎったり、犬の訓練学校でも矯正不可能と言われるどうしようもない犬だ。(ちなみに、マーリーというのは、ボブ・マーリーから来ている。)
 ところが、この映画はバカ犬の騒動がメインではなく、男女が知り合って子供を作り家族ができていく話なのだ。
 その間に夫婦の危機があったり、転職があったりするという、どこの家庭にもありそうな話を描いており、犬も家族の一員としてそばにいるという、至極当たり前だが忘れがちなことを描いている。
 今、犬を飼っている人、もしくは過去に飼ったことのある人にとっては、心に来るものがある。
 そういえば、昔は子供の最初の仕事は犬のエサやりと散歩だったなあ。(それ以外だと妹とか弟の世話になる)
 出演は主演は「ダージリン急行」のオーウェン・ウィルソンとTVドラマの方の(今この注釈がいる人はほとんどいないと思うが)「フレンズ」のジェニファー・アニストン。
 監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル。
 予告とタイトルだとドタバタ映画にしか思えないが、実はきちんとしたファミリー物なので、先入観なしに観にいくべし。
 

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2009年4月 3日 (金)

「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」

Keroro4  あちゃ~いつのまにか4月だよ。
 世間は新生活が始まるし、映画業界もゴールデンウィークに向けてシフトしていく。
 当然、春休みの子供用映画も上映終了もしくは、上映回数が減ってしまう。
 何だかんだと後回しにしていた「ケロロ軍曹」もそろそろ上映が終わりそうなので劇場にいってきた。
 親子連れがチラホラいる。
 そういえば、子供はまだ春休みなんよね。
 ケロロ誕生10周年、劇場版第4段。
 ケロロ軍曹も何とか定着してきた感がある。
 今回はフランスを舞台に、ケロロ小隊が巨大ドラゴンとなってバトルを展開する…というもので、3作目が劇場版屈指の面白さだったので、それを越えることはできなくても、同じくらいの水準は期待していたのだが、残念なことに劇場版の中では一番つまらない。
 突如、世界中の都市に出現した“竜のしっぽ”と呼ばれる巨大なアーチが出てきて、それがいつの間にか誰も気にしなくなるという展開が、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」のペナントを思わせるものがあって期待したのだが、意外に淡々として盛り上がりもなく、ギャグもアクションも少なめで、どちらかといえばTVシリーズを薄めたような感じだった。
 ケロロ小隊が巨大ドラゴンになるよりも、普通にそれぞれのキャラの特徴を生かした活躍をしてほしかった。
 明らかに同時上映の短編の方が面白いというのもなあ。
 まあ自分としては、冬樹の声が桑島法子ではなく、川上とも子だったのが良かった。(桑島も悪くないけど、やはり川上の早期カムバック希望!)
 エンディングの歌がギロロ?と思ったらKiroroでした、テヘ。

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2009年4月 2日 (木)

「魔法遣いに大切なこと」

Mahotsukai  魔法遣いが当たり前にいる現代…と言っても、都市伝説でお馴染み30歳まで童貞だったら魔法が使えるとかではなく、きちんと職業として認められ、そのための法の整備がされている世界を舞台に。正式な魔法士になるための研修で北海道から上京してきた女の子が研修指導員の事務所にホームステイしながら研修をして、少しずつ成長していくという話。
 一応、漫画やアニメ、小説もあるらしいのだが、すいません、全く知りませんでした。
 魔法物というと、昔は一般人にはひた隠しにしなくてはならないというサリーちゃんの時代からえんえんと続くお約束があったし、実写化するとかなり痛い展開になることが多いのだが、CGの発達と世界観を構築できるようになったので、昔ほど違和感がなくなってきた。
 そうでないと、何でもありになってしまうしね。
 この映画は、魔法遣いにもランクがあったり個体差があったり、それを管理する司法機関があったり、実は万能でなかったりと制限を設けて、それなりのリアリティを出している。
 少なくとも「コメットさん」時代から進んだと思った。
 しかし、その設定はともかく、ヒロインの設定にがっかり。
 いや、原作通りなのかどうかは知らないけど、またそのネタかと思うと悲しくなってきた。
 あ~魔法が使えたら、この映画をもっとよくしたい!…とはいうまい。
 主演は12代目リハウスガール(宮沢りえしか覚えてないが…)の山下リオ(B79-W57-H83)。
 実は彼女のポスターがかわいかったので観に行きました。テヘ。
、共演は、最近映画出まくりの岡田将生。
 監督は「櫻の園」のセルフリメイクで大失敗の感もある中原俊。
 でも小説やアニメ、漫画はどうなっているのか知りたくなったので、メディアミックスとしては成功か?

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2009年4月 1日 (水)

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」

Yonezawa  フジテレビが「踊る大捜査線」で高視聴率を稼ぎ、映画でも未曾有の大ヒットを飛ばし、しばらくはドラマの再放送と映画の放送で当分