2009年11月 7日 (土)

「わたし出すわ」

Dasuwa  このタイトルを聞いて何となくあみんの歌を思い出している世代も多いと思うが、言うまでもなく、それは「待つわ」だ。
 森田芳光監督の最新作は、東京からいきなり帰ってきて高校時代の友達の願いを叶えるため、何の迷いもなく次々と大金を出す女性のヒロインの話だ。
 大変面白いというか最後まで飽きずに見ることができたのは、ヒロインが何故大金を持っていて、何故湯水のごとく友達のために使うのか?という謎で話を引っ張っているからだろう。
 だから前半はかなり引き込まれる展開になっている。
 後半の展開には賛否両論だと思うが、自分は悪くないと思っている。
 というか、基本的に森田監督の映画の独自の雰囲気が好きなのだ。
 出演は小雪(B83-W58-H85)、黒谷友香(B83-W60-H85)、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子(B91-W-59-H87)、仲村トオルなど。
 ここ最近、小雪と仲村トオルの出ている映画ばっかり見ているような(笑)
 小雪の表情の少ない顔はこの映画の役にハマっている。
 おそらく、自分だったらどうするだろう?と考える余地を作っている演出なので、人によってはダレてしまうかもしれない。
 あと現実味のない雰囲気も、もし大金がもらえたらという妄想話に合っているので、これはこれでありだと思っている自分はおそらく少数派だろうなあ。

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2009年11月 6日 (金)

「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」

Anvil  1973年に結成されたヘヴィメタルバンド、アンヴィルは、1982年にアルバム「メタル・オン・メタルを」を発表!
 後に大物になる数多くのメタルバンドに影響を与えたが、当の彼らはスターダムにのし上がることなく、年齢も50歳を迎え、現在は地元で別の仕事をしながらバンド活動をしていた。
 そんな彼らに、おそらく再起のラストチャンスであろうヨーロッパ・ツアーの話が舞い込む…。
 まさかドキュメンタリーで笑って泣かされるとは思わなかった。
 ちょっと前にミッキー・ロークの「レスラー」という初老のプロレスラーの生ざまを描いた映画があったが、これはそのへヴィメタル版だ。
 へヴィメタルは好きな人は好きだが、そうでない人にはうるさい音楽でしかない。
 そうでなくても音楽性の違いとかで解散するバンドの多い中で、人気がないのに解散せず地道に活動しているアンヴィルには音楽への深い愛情を感じる。
 ヨーロッパツアーも道は間違えるし、ギャラがもらえないこともあるし、空港に寝泊りしたり、一万人収容の会場で客は200人以下だし…これってどんな電波少年?とツッコミたいくらいの展開で、さらには一時期の有名人なのに誰も覚えててくれていないとか、笑えるのに哀しいものがあり、誰しも大なり小なり経験する人生の縮図を見ているようで、心に染みてくるのだ。
 普通に考えたら、家族を持っているいい年の親父が、音楽だけで食べていけないのならやめるに決まっている。
 それでも、続けていることそのものが偉業だと言えよう。
 さらにはそれを支える家族。
 普通だったら離婚していてもおかしくないはずだ。
 だけど、皆、彼らを信じているのだ。
 そう、これは家族愛の映画でもあるのだ。
 ドキュメンタリーというと手持ちのカメラで気持ち悪くなるのだがそんなこともなく、ナレーションもないが、会話と編集でテンポよく進んでいく。
 もし、バンドを組んでいて将来どうしようか悩んでいる若者は、この映画を見て自分の人生を考えるべし!


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2009年11月 5日 (木)

「パリ・オペラ座のすべて」

Opera  パリ・オペラ座の知られざる素顔に迫るドキュメンタリー。
 ドキュメンタリーといいつつも、ナレーションが入るわけでもなく、普通にダンサーや裏方の様子を撮影しているだけの編集前の素材を見せられているような感じ。
 つまりパリ・オペラ座を知っていることが前提であり、義務教育と違うんやからわからん奴は置いてくぞ~という予習前提の大変不親切な展開!
 そのためファンにはたまらないものがあるだろうが、自分は全く知らないので、正に他人のホームビデオを見せられているような苦しさがあった。(カメラを振り回してないだけ良いのだが…)
 上映時間が160分。
 これが半分だったらどんなに良かったか。
 監督はフレデリック・ワイズマン…ってこの人自身もよく知らない人なのに、観にいってすいませんでした。

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2009年11月 4日 (水)

「風が強く吹いている」

Kazegatuyokuhuiteiru  落ちこぼれ陸上部員たちが箱根駅伝の出場を目指し奮闘する! 
 三浦しをんの小説の映画化だが、自分は未読。
 箱根駅伝と言えばお正月のBGVとして見るともなく見ているが、実際最初から最後まで見たことないんよね。
 駅伝の映画は「奈緒子」というトホホな映画があったので心配していたのだが、これは真っ当なスポ根青春映画だった。
 10人の選手のキャラが立ちまくりで、ライヴァルも変ないやがらせをするでもないし、ヒロインも大きく絡んでかき回すわけでもなく、駅伝という目標に向けて進んでいくのが良い。
 笑いと涙のバランス具合もよい。
 出演は、小出恵介、林遣都、中村優一、川村陽介、橋本淳、森廉、内野謙太など若手勢揃い。
 林遣都は「ダイブ!!」の時もそうだが体がしまっている。
 う~ん、自分はあそこまで走れないので、走っているだけでも凄いなあと思ってしまった。(いや、本当に体力ないんですよ)
 あと、中村優一は「電王」以外でも多くの映画に出ているんだなあ。
 監督は大森寿美男。
 もちろん、ご都合主義なところもあるのだが、スポ根のお約束ということで野暮なことは言いっこなしよ。


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2009年11月 3日 (火)

「テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~」

Talesofvesperia  大ヒットゲームの劇場アニメ版らしいのだが、自分の中のゲームがPS2とドリキャスから進んでいないので、最新のゲーム事情にはかなり疎い。
 話はゲームが始まる前の前日譚らしいのだが、元ネタを知らないので、お約束やこれが後にこうなるみたいなことは全くわからない。
 それでも意外に面白く観ることができたので、ちょっとゲームもやりたいなと思ってしまった。(お、これではメーカーの思うツボではないか)
 声の出演は、鳥海浩輔、宮野真守、谷口節、宮本充、水沢史絵、小笠原亜里沙、中原麻衣などツボをおさえたキャスティング。
 監督は亀井幹太。
 キャラクターデザインが藤島康介であることはすぐわかった。
 全く関係ないのだけど、この人の「ああっ女神さま」ってファンの方には大変申し訳ないが、絵はうまいけど話がつまらないんだけど…これって自分だけがそう思っているだけなのかな?

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2009年11月 2日 (月)

「映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」

Fresh  最初はキャラクターデザインが今までと違うので違和感があったりもしたが、慣れてくると今までのシリーズの中では一番面白い「フレッシュプリキュア!」
 「プリキュア5」ののぞみちゃんのような鬱陶しいキャラもいないし、4人目のプリキュアが誰か?の時は盛り上げてくれたし、エンディングのダンスはマジで覚えようかと思ったし、思った以上に盛り沢山の内容なのだ。
 まあ個人的にはブッキー最高!ですよ。
 そんなわけで、シリーズ第6弾で、初の「フレッシュプリキュア!」の劇場版。
 子供たちの前から大切なおもちゃを次々と消して世界征服を企むトイマジンを倒すために、おもちゃの国へと向かった4人の話で、テレビでお馴染みのラビリンスは出ない。
 当然、今回も参加型映画で、本編前には相変わらず子供しかもらえないミラクルハートライトの使い方の説明があっる。
 プリキュアがピンチの時に使うといいながら、何をもってピンチか子供にはわからないので、てんで自分勝手にライトを光らせている子供が多い。
 子供ははっきり言わないと伝わらないぞ。
 さらに、今回のライトは妙に明るいんだよね~。
 ラストは「h@ppy together」で小さなお友達は一緒に踊ろう!なんだけど、大きなお友達に関しては「立ち上がるな」「二階席では落下の危険があるので踊らないように」どの厳しい指示が!
 意外に子供が総立ちで踊るかと思いきや、そんなわけでもなかった。
 話は基本的におもちゃを大切にしようという話で、まあ子供向きの映画だから仕方ないんだけど、本当はガンガン買い替えてくれないと困るだろうなあ>バンダイさん
 最初のタルトとカオルちゃんのやりとりが一番面白く、本編はまあ極めて普通なんだけど、個人的はラビリンスがもっと出てくる話が良かったんだけどなあ。
 映画の終わりにオールスターズDXの予告があり、東映はアニメで稼ぐ会社であることを認識した。

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2009年11月 1日 (日)

「ファイナル・デッドサーキット 3D」

Dead  シリーズ第4段。
 サーキット場で起こる大惨事を生き延びた主人公とその仲間たちだが、死の運命から逃げることはできないのか?
 いや実はシリーズなんか全く興味なくて普通なら観ないんだけど全編フルデジタル3Dの実写なので観にいってきた。
 今まで3Dというとアニメばっかで、唯一観た「スパイ・キッズ3-D」は昔ながらの赤と青のメガネをかけてみたような時代なので最新の実写3Dを確認しにいったというのが本音だ。
 これは凄い!
 ここまで立体感が出るのか…って予告の「アバター」なんだけどね。
 本編も思った以上に迫力満点!
 相変わらず画面は暗いのが今後の課題か。
 話は毎度偶然が偶然を呼んで大惨事なのだが、それが行き過ぎて恐怖からギャグになってしまったのは恐怖映画としていかがなものかと思うが、売りが3Dで遊園地感覚の気分が味わえるのでOKだろう。
 話題の日本語吹替だが、田中直樹、 里田まい(B81-W60-H85)、はるな愛(B90-W60-H89)、たくませいこで、実は事前にその情報を入れてなかったせいか、それ程違和感はなかったんだけど、それって少数派?

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2009年10月31日 (土)

「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」

Senritumeikyu  10年前、遊園地のお化け屋敷で行方不明になった少女突然帰ってきた。
 当時の友達と彼女の妹は何とか彼女を迎え入れようとするが、その矢先いきな彼女が発作を起こし倒れてしまう。
 彼女を運び込んだ病院で、彼らは10年前の事件を身をもって追体験するのだった…。
 基本的に怖い映画は好きではないので、普通なら観ないのだが、実写の3Dがどれくらいのものか知りたくて特別料金払って観てきた。
 この調子で映画料金2千円にしたら許さないんだからねっ。
 結論から言うとこの映画は3D映画としては失格!
 というのは3Dグラスはつけると画面が暗くなってしまうのに、この映画は暗いシーンが多いのでさらに暗くなってしまい、立体感以前に画面が見づらくなってしまう。
 さらには、明るい場面も何か白っぽくしているのでピンボケしているようにしか見えないのだ。
 さらにお化け屋敷っぽい設定なのに、全く怖くなく、その意味では自分的には助かったのだが、あえて3D映画としての必要性から考えたら意味がない。
 出演は柳楽優弥、蓮佛美沙子(B80-W56-H83)、勝地涼、前田愛(B75-W58-H79)、 水野絵梨奈 (B80-W57-H80)。
 柳楽優弥の劣化ぶりには驚くばかり!
 監督は清水崇。
 同じ時期に公開された「ファイナルデッドサーキット3ーD」の方が遥かに3Dの特性を生かして面白い。
 結局、この映画で 一番立体感を感じたのはエンドクレジットの森の中の文字だけかなあ。

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2009年10月30日 (金)

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

Thisisit  今の若者にはマイケル・ジャクソンといえば、白くなっていて、少年好きの困った人のイメージがあるかもしれないが、初期型マイケル全盛期をリアルタイムで見ている世代は彼の凄さや彼の人気が異常だったことを身をもって知っている。
 成田美名子先生の「CIPHER」でマイケル人形の話があったが、あんなのが売れまくったことを考えても当時の彼の人気がわかるだろう。
 この映画は2009年6月25日にマイケル・ジャクソンが亡くなり、幻となってしまったロンドン公演“THIS IS IT”のリハーサルの記録映像を基に、幻の公演を再現する音楽ドキュメンタリーだ。
 リハーサルの様子とはいえ、実はちゃんとショーになっているのが面白い。
 当然、素顔のマイケルといっても当然彼が良く見えるような構成になっているのだが、実はマイケルが相当なこだわりのあるクリエイターで、歌もダンスも映画館の音響設備で観ると大変迫力があった。
 場面によっては楽屋袖から見ているような感覚が良い。
 マイケルの独断状態で進んでいくかと思いきや、意外にスタッフを大事にしていて「怒ってないよ、愛してる」のセリフには癒された。
 今年の自分の中の流行語になりそう。
 監督はケニー・オルテガ。
 初日はほとんど満席状態で、実は潜在的にマイケルのファンは多かったことを認識。
 こういうのを観ると映画館でのフィルムコンサートはもっとやってほしいと思う。

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2009年10月29日 (木)

「沈まぬ太陽」

Shizumanutaiyo  上映時間202分。
 ここまで来るともう映画は暇つぶしではなく、仕事になってしまう。
 それだけ長い上映時間でつまらなかったら映画を使った精神的テロでしかない。
 それに尿意も我慢できるかどうか。
  原作は「白い巨塔」や「華麗なる一族」の山崎豊子で、未だ映像化されていない最後の傑作の映画化だそうな。
 昭和30年代から昭和60年代かを舞台に、航空会社で働く男が、巨大組織の中で翻弄されながらも、強い信念と不屈の精神をもって克服していくという話だ。
 今まで映像化されていないのは、物語に出てくる歴史的な航空事故というのが、明らかに日本航空123便墜落事故であり、当然出てくる航空会社のモデルはJALなので、テレビ局としては大変都合が悪い。
 今でこそ沈まぬ太陽ならぬ沈みゆく会社であるJALだが、かつてはテレビ局の太いスポンサーであったからだ。
 しかし、それでも映画化できてしまったのは、「クライマーズ・ハイ」でもそうだが、モデルとなった会社の衰退ではなく、事件そのものが歴史的な過去になりつつあるからかもしれない。
 とにかく主人公はカラチ、テヘラン、ナイロビと地球規模で左遷されており、その規模としは「エロイカより愛をこめて」のNATOのアラスカ、KGBのシベリアを遥かに越えている。
 本当はここまでの扱いを受けるものでもないのだが、とにかく不屈の信念といえば聞こえがいいが、融通がきかない。
 自分だったら好条件さえ提示されたら速効で念書でも何でも書きます。
 もし、部下にこんな奴はいらない。
 学生時代だと、主人公の曲がらない信念に憧れたかもしれないが、今やすっかりやさぐれてしまったので、ちょっと主人公には懐疑的だし、むしろ家族のことを考えてやれと思ってしまうのだ。
 しかし、今の不景気な時代から考えると、あれだけ問題児でも仕事はあるし、賃金闘争とかできる時代ってやっぱり素晴らしいと実感!
 原作が昔のものなので、登場人物が今時ではないモーレツ社員で家族を顧みず辞令があればどこへでもいくというのが、もはやが多いのも、本当はちょっと前のことなのに時代劇の武士を思わせるものがある。
 本当に昭和は昔のことになってしまったんだなあ。 
 上映時間202分だが、まさに飛行機の映画だけにエコノミークラス症候群になりそうだが、途中で10分の休憩もあるせいか、意外にダレずに観ることができた。
 むしろ面白かったと思う。
 まあ飛行機のCGは微妙だったが、そこはメインでないということで軽く流そう。
 主演は渡辺謙。
 共演は三浦友和、松雪泰子(B80-W54-H84)、鈴木京香(B88-W59-H89)、石坂浩二、香川照之、戸田恵梨香(B75-W56-H78)、大杉漣、西村雅彦など、豪華な顔触れ。
 登場人物が若い時を演じる時はカツラをつけて髪の毛が増えていたのが妙にリアルで、特に男は白髪よりも髪の毛が薄くなるんだよね。
 髪の毛の濃い三浦友和に山口百恵(B82-W62-H88 ←1973年当時)との結婚前の面影を見た。
 あと松雪のスカートからちらりと見える太股が妙に色っぽいのでお見逃しなく!
 監督は「ホワイトアウト」(織田裕二のやつね)の若松節朗。
 意外に劇場は年配の人が多く込み合っていた。

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2009年10月28日 (水)

「空気人形」

Kuukiningyo  ♪夢を見る人形とみんな私を呼ぶの…ってそれは少女人形やね。
 ひょんなことから心を持ってしまったダッチワイフが様々な出会いをしていく現代のファンタジー。
 原作は業田良家の短編で、「自虐の詩」もそうだが彼の漫画が映像化される時代が来るとは、かつて「ヤングマガジン」で「ゴーダくん」を描いていた時に誰が考えただろうか?
 この映画に出て来くるダッチワイフは、「ラースと、その彼女」のビアンカよりも遥かに安価である。
 ひょっとして、上映している劇場は、映画で使われたのと同じ人形が展示されているかと思いきや、当然そんなことはなかった。
 やっぱり客がドン引きするよな~。
 本当は空気を入れるタイプより、世界最高の技術を誇るオリエント工業のリアルラブドールの方が良いのだが、高いんだよねえ。
 前に皆で買ってシェアしようという話で盛り上がったものの、手入れとか置き場所、さらには共同で使うのに抵抗があるので無理だという結論に。
 まあ個人で使うからこそ、この映画みたいに名前をつけて可愛がれるわけだろう。
 で、映画に話を戻すと人魚姫に近いものがあるのだが、実写なので当然生々しく、特に空気人形の空気が抜けていくところは、その極みだった。
 しかし、それでもギリギリファンタジーが成り立ってしまうのは是枝裕和監督の演出の賜物だろう。
 そうでないと、ギャグにしかならない話なのだから。
 主演のペ・ドゥナは「リンダ リンダ リンダ」で高校生を演じていたけれど、実年齢は「少女」というのは無理な30代なはず。
 しかし、彼女がハマリ役で、他の人ではちょっと想像が難しく、やっぱり彼女の年齢不詳なところがいいと思う。
 あと、板尾創路はこの手の役は本当に合っている。
 オダギリジョーが何気なく出ているのには驚いた。

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2009年10月27日 (火)

「きみがぼくを見つけた日」

Kimiboku  自分の意志に関係なくランダムに時間移動してしまう男と彼を愛してしまった女性の運命は…。
 自分は時間物のSFが好きなので、「夏への扉」のような感じを期待したのだが、残念なことにそこまでも到達していなかった。
 時間軸がよくわからず、後半あたりは入り乱れ過ぎて気を抜くと何が何だかわからなくなってしまう。
 普通、この手の話だとその時代を象徴する時事ネタを盛り込んで、話をわかりやすくしたりするのだが、この映画はすごく身内の中だけで動いているので、その手の小ネタはまるでない。
 これではタイムトラベラーというより、ただの単身赴任しているサラリーマンと同じになってしまうのだ。
 面白くなる要素はあるのに、うまく生かしきれずに損をしている。
 主演はエリック・バナとレイチェル・マクアダムス。
 レイチェル・マクアダムスの腰の刺青は演じているキャラクターから考えると違和感あり。
 監督はトホホな怪作「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ。
 「ゴースト/ニューヨークの幻」の脚本家ということを前面に出しているが、もう20年近く前のことを言われてもなあ。
 若い人には効果ないかもよ。
 あと壁のポスターの「クリスマス商戦」って何?
 

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2009年10月26日 (月)

「吸血少女対少女フランケン」

Photo  イケメン高校生水島樹権が、転校生の美少女有角もなみからもらったバレンタインデーのチョコには、彼女の血が入っていて、それを食べた彼は吸血体質になってしまう。
 実はもなみは何百年も生き続ける吸血少女だったのだ。
 ところが、勝手に樹権の恋人と思い込んでいる富良野けい子が、2人が屋上でキスする現場をを見て、怒りで襲いかかるものの、勢い余って転落死してしまう。
 しかし、マッドサイエンティストである父の手により、けい子は少女フランケンとして蘇る…。
 そんなわけで、正に言葉通り血と血で争う三角関係の修羅場ができるわけやね。
 実はここ最近、「片腕マシンガール」とか「東京残酷警察」とかのチープスプラッター映画は食傷気味だったのだが、期待していなかったせいか大変面白い!
 確かに血は飛び散りまくっているのだが、意外にラブコメとしては正統派で、「うる星やつら」から遥かに大きく離れていても同じ線上にあると思う。
 これは原作が内田春菊(原作は別々)だからか?
 主演は今やすっかりスプラッター女優になってしまった川村ゆきえ(B87-W59-H87)。
 今まで川村の首より下しか興味なかった自分だが、この映画で初めてかわいいと思った。
 共演は乙黒えり(B80-W58-H83)と斎藤工。
 斎藤はここ最近良く映画で見かけるんだけど、思った以上にイケメンだけど、今一歩弾けないんだよなあ。
 監督は友松直之と西村喜廣。
 共同監督らしい。
 リストカット部やガングロ部(だったか)、くだらない小ネタを真面目にやっているのにも感心!
 こういうのはやるならとことんやらないとね。

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2009年10月25日 (日)

「僕の初恋をキミに捧ぐ」

Bokunohatsukoi  「ま~ゆ」
 「ちゃんをつけろよデコ助野郎」
 予告編見ると変な脳内変換しちゃうのは自分だけ?
 青木琴美の漫画の映画化。
 心臓の病気のため20歳までしか生きられない少年と、彼を一途に愛する少女の初恋の行方を描く。
 う~ん、前から言っているけど自分は難病物が好きではない。
 それに、現在公開中の「私の中のあなた」が病気物としては、かなりできが良かったのでどうしても比べてしまうんだよねえ。
 この映画もベタといえばベタなのだが、ちょっと良いなと思ったのは、病気が直る希望みたいなもんが少しだけでも描けていたし、タイムリミット付きの恋愛にある若い二人の切羽詰まり具合や、脳死やドナーの話とかの話も悪くなかった。
 しかし、残念なことに、それらの要素が生かしきれてなくて、結局最終的には凡庸な病気物となってしまったのが残念。
 出演は井上真央(B79-W60-H80)と岡田将生。
 井上の中学生は無理があるけど、もう高校生もきつそう。
 ただ彼女の演じる少女の彼への揺るがない想いは良かったと思う。
 やっぱ岡田君はパーマが似合うね。
 監督は新城毅彦。
 実は試写会があったので応募しようとしたらティーン限定だった。
 さすがに当選してもティーンだといってごまかせないのでやめたが、そう考えるとすっかり大人が観る映画ではないのかもね。
 ゆるい病気物だが、ティーンターゲットの恋愛物なのであまり生々しいのはダメなのかもしれないが、「私の中のあなた」で病人の恋愛物が成り立ってしまったので、やり方なんだろうなあ。

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2009年10月24日 (土)

「さまよう刃」

Samayoukatana  「さまようかたな、1枚」
 「さまようやいばですね」…って軽く直されてしまったよ。
 確かに刀じゃなくて、斜めに1本線が入ってるなあ。
 少年たちによって辱められ殺された愛娘の復讐に走る父親と、彼を追う刑事を通して少年犯罪と少年法の是非を問う映画で、原作は。東野圭吾の小説だが自分は未読。
 いや、あんなに分厚い話はちょっと無理!
 おそらく、主演がチャールズ・ブロンソンだったら、犯人の少年たちは即効撃たれて終わりだろう。
 基本的に自分も過剰な少年法には納得できないところもあるので、他人に迷惑かけるバカは更生させなくてもいいから、被害者と同じ目に遇わせるか、死刑でもいいと思っている。
 この映画は少年犯罪を深くえぐろとしているのだが、話に無理があるところが多く、おそらく映画用に長編を短くしたので、説明不足だったりするところがあるのかもしれない。
 だからといって、無理な話がOKというわけでもないのだ。
 主演は寺尾聰、共演に竹野内豊、伊東四朗で、特に伊東四朗が昔ベンジャミン伊東をしていたとは思えない位渋い役者っぷりだった。
 役者は全員芸達者であるからこそ、話をうまくまとめてほしかった。
 

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2009年10月23日 (金)

「ワイルド・スピード MAX」

Max  南米に逃亡したドミニクは恋人レティとともに輸送車からの強奪を繰り返していたが、突然レティが失踪し、しばらくして彼女が殺された知らせが届く。
 復讐を誓うドミニク!
 一方、FBI捜査官のブライアンは、麻薬組織のボスを追い続けていた。
 それぞれの目的は違うものの、二人は共に動き出す…。
 っつうことで、シリーズ第4段。
 といっても、2作目はスピンオフっぽいし、3作目なんか全く別物といってもいいくらいで、やっぱり1作目の登場人物が出てこそシリーズでしょ。
 特に主演のヴィン・ディーゼルが出演しなければ続編とはいえない。
 例えば007シリーズで、ボンドが出ないってありえないでしょ?
 その意味ではこの映画は本当の意味で続編と言えるだろう。
 もちろん、2作目と3作目に関してはセリフの端々に匂わせているんだけどね。
 ヒロインがいきなり死亡にはびっくりだが、メインのカーアクションは相変わらず迫力満点!
 設定は無理無理なところもあるのだけど、この映画の場合、カーアクションをするためのきっかけだけなので、そこらへんを追求するのは野暮というものなのだ。
 主演のヴィン・ディーゼルって強面の設定なのに、目がやさしいのは、「すすめパイレーツ」の粳寅満太郎みたいで笑える。
 共演はポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター、ミシェル・ロドリゲス。
 監督はジャスティン・リン。
 5作目も出来そうな雰囲気だが、まあ主演がヴィン・ディーゼルでなくても続編ができそうだしね。

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2009年10月22日 (木)

「のんちゃんのり弁」

Nonchan  確かテレビドラマもあったけど、今更映画化?…と思ったがテレビドラマは全く関係なし。
 31歳子持ちの女性が、どうしようもない夫を捨て、弁当店オープンに向けて奮闘するという話で、確かに昼の連ドラっぽいのだが、意外に映画としてまとまっている。
 というか、劇場で金払って昼ドラ見せられても困るんだけどね。
 とにかく弁当屋の話はだけあって、出てくる食べ物が大変美味しそう!
 「南極料理人」でもそうだが、やっぱりフードコーディネーターというのは必要だと思う。
 主人公は見ていてちょっといやなところもあるが、彼女の夫というのがさらにダメダメ度が高い。
 この二人のつかみ合いの喧嘩が生々しく、そして妙にエロい。
 おそらくこの映画の最大の魅力は、食べ物や男女などの滲み出る艶っぽさにあるのだろうなあ。
 主演の小西真奈美(B80-W59-H88)は、相変わらず耳が大きいが、すっかり母親役ができる年齢になったんだなあ。
 彼女の典型的なだめんずの夫に岡田義徳。
 そして、出演しているだけで心が安心する癒し系になりつつある岸部一徳。
 監督は「いつか読書する日」の緒方明。
 確かにのり弁は海苔をちぎって入れてほしい。

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2009年10月21日 (水)

「仏陀再誕」

Buddha  迷える人々だけでなく東映の興行成績を救っている某宗教法人のアニメ映画の最新作。
 とにかく声の出演者がやたらと豪華!
 毎度御用達の子安武人を主演に、小清水亜美、三石琴乃、銀河万丈、千葉繁 、島本須美、雪野五月など、大作アニメでも無理そうな豪華な顔触れ。
 この夢の共演だけでも観る価値はあるかもしれない。
 話は、ある事件を境に霊が見えるようになった女子高生が、“仏陀”と名乗る人物に会ってから、何者に次々と狙われるというもので、これにUFOの襲撃や、大津波、二つの宗教の戦い…などハリウッド大作映画に勝るとも劣らない盛り沢山の内容が展開!
 まあ確かに説法タイムが少し長すぎてダレてしまうところもあるのだが、意外におさえるところはおさえているアニメ作りだったりする。
 やたらめったら長い協賛企業のエンドロールはお約束だが、これも意外な社名を発見する面白さがあって良し!
 ネタとして観るのもいいし、純粋に作品として観るも楽しい。
 その意味では色々な意味でイヴェント映画なんだよなあ。

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2009年10月20日 (火)

「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」

Ososhiki  葬式に集まった親戚一同。
 それぞれの思惑が複雑に絡み合い、厳粛な葬式が予想もしない大混乱へと発展していく…。
 面白い!
 確かに世の中で葬式ほど笑いから程遠いものはないのだが、当然その分ネタにしたら笑いが取れることは必至だが、一方では不謹慎であるため眉をひそめる人もいるだろう。
 この映画はギリギリのところでのコメディとなっている。
 とにかく登場人物が個性豊かでキャラが立ちすぎ!
 死んでいる故人でさえも意外な秘密があって笑わせる。
 あと、国によって葬式の様式が違うのね。
 イギリスって意外にこじんまり?
 監督のフランク・オズはヨーダの中の人のイメージしかなかったのだが、演出もうまいことを改めて認識した。
 だけど、意外にも2007年の映画で、大作は同時期公開が多いのに、この手の佳作は日本公開が遅いのは残念!

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2009年10月19日 (月)

「サムライプリンセス 外道姫」

Samupuri  旅芸人の女11人が野武士によって惨殺された。
 彼女たちは僧侶と天才科学者によって、11人の魂を宿らせたからくりの女武者「外道姫」として蘇り、無念を晴らすために復讐の旅に出るのだった…。
 「東京残酷警察」の脚本を担当した梶研吾が監督で、西村喜廣が特殊効果で、スプラッター描写テンコ盛り!…って、ここらへんの人達って自主映画サークルみたいに持ち回りで映画で作ってるんだなあ(笑)
 それが勢いのあった8ミリフィルム特撮自主映画精神があっていいのだが、残念なことに、この映画、本当に自主映画っぽくて、一番困るのは映画としての「流れ」がない。
 ぶつりぶつりと切れているため、うまく転がっていかないのだ。
 アクションにしても流れがないため迫力に欠けるし緊迫感がないのだ。
 主演は希志あいの(B87-W60-H90)、共演に「SR サイタマノラッパー」で思った以上にいい味を出していたみひろ(B82-W59-H84)
 ちょっと惜しい映画なんだよなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年10月18日 (日)

「クヒオ大佐」

Kuhio  ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐

 父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、現在は米軍特殊部隊ジェットパイロット…いや、どう聞いても嘘臭いので、騙される奴なんかいねえよと思うのだが、映画の中では弁当屋の女社長や学芸員、銀座のホステスが騙されてしまっている。
 ところが、実在する結婚詐欺師をモデルにしているそうな。
 う~ん、逆にあまりにも嘘臭いと本当に思えるということか。
 とにかく、クヒオ大佐を演じる堺雅人が大ハマリで、彼の片言の日本語とつけっ鼻は「ごっつええ感じ」のミスターベーターすれすれなのだが、彼の演技でギリギリ収まっている。
 ただ時々、ウッチャンに思えてしまうとことがある。
 前半は少しもたつくが、弁当屋の女社長の弟が出てきて、詐欺がバレてきたあたりから面白くなってくる。
 出演は松雪泰子(B80-W54-H84)、満島ひかり(B76-W58-H89)中村優子(B80-W58-H83)。
 松雪は「容疑者Xの献身」でも弁当屋で、その後にこの映画を観ると弁当屋で独立して社長になったような感じだ。
 満島ひかりは相変わらずキレた演技になっている。
 監督は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八。
 前の映画もそうだが、基本的にキャラを作り込んで面白さを出す人なのかもしれない。
 

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2009年10月17日 (土)

「カイジ 人生逆転ゲーム」

Kaiji  また漫画の映画化か?
 「カイジ」って一番映像化しにくいんじゃね?…と思ったが、これが意外にうまく映画化されていて驚き!
 何しろ原作って考えている場面が多く、緊迫はしているものの、絵的な迫力はない。
 ところが、この映画は原作の考えていることを、まんまセリフにしてしまい、動きもほとんどそのまま。
 ザワザワもどうするのかと思いきや、まんま効果音にしてしまったのには笑えた。
 とにかく原作の福本伸行の漫画の雰囲気は思った以上に掴んでいると思う。
 この映画に使われている勝負は「限定ジャンケン」、「鉄骨渡り」、「Eカード」で普通ならそえぞれで1本映画ができてしまうものを、贅沢に使っている。
 あまりにも勢いよく話が進んでいくため、意外にもあっと間に終わってしまう。
 ツッコミ所もあるが、映画は観ている間に違和感さえなければ少々話がおかしくてもOK!
 主演の藤原竜也は「DEATH NOTE デスノート」のイメージが強いし、原作の雰囲気と全く違うのでどうかな?と思っていたら、正に演技が悪魔的なうまさで、彼なりのカイジになっていた。
 彼のビールの飲み方が真剣うまそうなので、帰りについつい缶ビール買ってしまった。
 一応、「DEATH NOTE デスノート」つながりなのか松山ケンイチも出演!
 特別出演なので顔出し程度かと思いきや、意外にも長い出演時間なのには驚いた。
 その他、香川照之、天海祐希(B83-W58-H88)が出ており、特に香川はこの手の憎たらしい役をやらせたら日本一だな。
 監督は今年のダメ日本映画のトップであろう「ごくせん THE MOVIE」の佐藤東弥。
 今回は説明過多のテレビ的演出が良い方向に出ていると思うので、次回は「最強伝説 黒沢」の映画化希望!

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2009年10月16日 (金)

「悪夢のエレベーター」

Akumunoereveta  突然、エレベーターが急停止!
 出産立会いに向かう途中だった男、空き巣狙いでマンションを訪れた刑務所帰りの男、ミステリー大好きの自殺願望ありのゴスロリ少女、他人の心が読める超能力者…この4人が閉じ込められてしまう。
 非常ボタンは故障、携帯電話も電池切れ。助けを呼ぶ手段なしの最悪な状況で、さらに予想しない展開に!!!
 “口コミ禁止”ムービーとか、盛り上げたせいか、期待しすぎてしまったせいか、極めて普通に面白いだけで、飛び抜けて面白いというわけでもなかった。
 二転三転する展開だが、これが全編エレベーターの中で、登場人物4人だけで完結したら、相当面白いのだがそういうわけでもなかったので残念!
 木下半太の原作は未読なので、的外れなことを言っている可能性も大きいが…。
 出演は斎藤工、内野聖陽、佐津川愛美(B82-W56-H85)、モト冬樹
 佐津川愛美のゴスロリファッションがかわいいのでOK!
 監督は堀部圭亮。
 最後のオチは強引すぎないか?

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2009年10月15日 (木)

「引き出しの中のラブレター」

Hikidashi  FMラジオのパーソナリティー久保田真生は、仕事のことで父親と喧嘩になり、そのまま絶縁状態!
 仲直りもしないまま、父は他界する。
 そんな彼女の元に、北海道に住む高校生から「笑わない祖父を笑わせたい」という内容の手紙が番組宛てに届く。
 自分と父親の状況と重ね合わせる彼女は、リスナーが心の奥底にしまいこんだ想いを、ラジオを通じて届ける番組を企画する…という話で、一方でラジオのリスナーである地方から出稼ぎのタクシー運転手、シングルマザーになる決意した妊婦、年の差などを含む諸事情で結婚を家族に反対されている医者などのドラマが同時進行で進んでいく。
 典型的な感動させるオチがあって、そのための逆算方式での脚本なので無理がありすぎる。
 この手の話は基本的に嘘臭いので、それなりにもっともらしい話展開や登場人物の動きがないと一気に冷めてしまうのだ。
 普通に考えて東京から北海道の見知らぬリスナーのところに頻繁にいくわけがないし、いくだけの強い動機が感じられない。
 主人公がラジオの企画を持ち込むのに、いきなり会議室に入り込んで社長に直接言うのも筋が通らない。
 そもそも最初から会議に参加させてもらっていないし、普通ならディレクターないしプロデューサーに話を通さないと、人間関係がきまずくなるぞ!
 いや、それ以前に番組を私物化しすぎ!
 基本的に全国のFMラジオが協力しているので仕方ないのだが、この映画ではラジオが物凄い媒体で影響力があり、20時から放送のラジオを皆が聞いていて、高校生が昼間に学校んラジオを持ち込んで聞いているくらいだ。
 いや申し訳ないけど、テレビ放送開始前の時代じゃないので、ラジオにそこまで影響力はないと思うよ。
 ただでさえ、ファンタジーの話なのに、さらに世界観が嘘臭いのは辛い。
 主演は常盤貴子(B83-W58-H86)、共演は、林遣都、萩原聖人、本上まなみ(B82-W59- H88)、中島知子(B87-W64-H91)。
 中島は妊婦役で、最近めきめき太った理由は、この映画の役作りだったのだなあ…と信じたい。
 監督は三城真一。
 まあ好きな人は感動できるだろうけど、自分は全くダメな映画だった。

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2009年10月14日 (水)

「ATOM」

Atom  随分前に「鉄腕アトム」が映画化されると聞いた時、主演がニコラス・ケイジと聞いて、あんな大人がアトム?でもアトムのように頭に剃りこみが入ってるからなあと無理無理納得していた。
 その後、アトムはCGで作る話があって、そのうちにCGアニメーションになって、やっと公開。
 予告編を観た時に違和感を持った日本人はかなり多いはず。
 まあ日本人にとってアトムのイメージができてしまっているので仕方ないだだろう。
 熱烈なファンは観る前から批判的だろう。
 ところが、意外にも面白いのだ。
 自分は2003年のアニメ化の方に違和感を持っていたので、今回のCGアニメは、こういう表現もありだと思った。
 確かにアトムのデザインがどちらかというとコバルトっぽいところはあるのだが、ヒゲおやじやハムエッグなどの手塚キャラも、うまく昇華されていて、それを確認する面白さもあるし、アクションシーンは迫力満点!
 自分は富士山を思わせる山がある空中都市のイメージに感心したし、最初のロボットの解説がテックス・アヴェリーの未来シリーズを思わせるものがあって、アメリカのカートゥーンと日本のアニメがバランス良く融合したみたいだった。
 それにアトムが飛ぶ時のジェットの火の吹き方がかっこいいのだ。
 先入観さえ持たなければかなり面白い!
 「A.I.」の時も思ったが、外国のロボットの概念は奴隷なんだなあ。
 声の出演は、フレディ・ハイモア、ニコラス・ケイジ、ビル・ナイ、シャーリーズ・セロンなどハリウッドの豪華スター勢揃いだ。
 しかし、字幕スーパー版を公開している劇場は異常に少なく、基本的に子供用なので日本語吹替版が多い。
 日本語吹替版はアトム役に清水マリではなくて上戸彩(B82-W58-H84)、テンマ博士役に役所広司で、当然、本職の声優でないとダメだと言う人も多いだろうが、上戸彩は「ピアノの森」の時もそうだったが、真剣うまい。
 むしろ、役所広司の方に違和感があった。
 毎回アニメ映画の声で芸能人起用を頭ごなしに否定する人がいるが、それは思い込みであり、へたしたら本職の声優の方が使えないことも多いのだ。
 ヒゲおやじの声が、富田耕生という、定番をはずしてないのは嬉しい限り!
 エンドロールに1980年版のアトムの歌が流れたのは懐かしくてちょっと涙目。
 意外に良くできていた1980年版だが、裏で「Dr.スランプ」を放送していたので、その存在を知る人が少ないんだよなあ。
 あとエンドロールに中国名が多いと思っていたら、香港とアメリカの合作なんだなあ。

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2009年10月13日 (火)

「劇場版 空の境界/第七章 殺人考察(後)」

Karanokyoukai007  やっと完結ですよ~。
 全7部だと聞いて、前回観にいったのが総集編とは想定範囲外だったけど、今回は本当に最後!
 1999年、再び連続殺人事件が発生!
 事件発生時にいつも姿を消す両儀式。
 彼女が無実だと信じる黒桐幹也は、事件の真相を突き止めようと調べ出すのだが…。
 連続殺人事件の真相が予想しない展開だったので面白かったが、ちょっと上映時間が長い。
 まあ、これは今までが1時間程度のものが多かったから、そう感じるのかもしれない。
 今回はエロアニメ&やおい風味もあって好きな人にはサーヴィス満点!
 そして今まで以上にグロい。
 全7部作を通して観ると、きちんと筋が通っているのだが、さすがにファン以外の人がそこまでつきあってくれるとは思えないが、丁寧な作りでファンは満足…なのかな?
 そんなわけで、今までに書いた全く役に立たないシリーズのリンク先を紹介しておく。
 映画で初めて物語を知ったので、全く熱意が感じられないのはご容赦下さい。

「劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景」
「劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)」
「劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留」
「劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞」
「劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋」
「劇場版 空の境界/第六章 忘却録音」
劇場版「空の境界」Remix -Gate of seventh heaven-

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2009年10月12日 (月)

「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」

Villon  太宰治の同名短編らしいが自分は未読。
 登場人物全員がダメ人間だらけで、正に太宰版「自虐の詩」。
 小説の才能はあるものの、酒を飲み歩き、借金を重ね、愛人を作って、挙句の果てに人の金を盗み、自殺願望あり(その割には妙にしぶとい生命力)というだめんずの究極みたいな男に、健気に尽くす妻。
 まあ、この妻も過去に好きな男のために万引きするような困ったちゃんなのである。
 映画は、この二人を中心に夫の愛人、妻に憧れる男二人が絡み合って進んでいく。
 あまりにもダメ度の純度が高い男と女は見ていて不快になるはずなのに、それよりも先行きが気になって仕方がない。
 正直言うと、この映画は大変面白い!
 何が凄いかというと容姿を差し引けば普通恋愛の条件に当てはまるものは何もなく、自分が妻の立場だったら、まずあのようなダメダメ夫とは速攻離婚だ。
 ところが彼女は根っから性格がMなのか、ダメ男好きなのか全く懲りることもなく尽くしていく。
 男の方もやりたい放題なのに、妻のところにもどってくるのだ。
 しかし、全てをふるいにかけて残るものこそ愛だと考えると、この映画の構造の全てに納得がいく。
 正に究極の恋愛映画なのだ。
 主演は松たか子(B85-W59-H85)と浅野忠信。
 松たか子の起用は男好きのする顔という意味では正解!
 共演に伊武雅刀、室井滋、広末涼子(B80-W58-H86)、妻夫木聡、堤真一という演技派揃い。
 特に広末が本当に美味しいところを持っていっている。
 監督は「サイドカーに犬」の根岸吉太郎。
 この映画はフジテレビが関係しているにもかかわらず、久しぶりに映画っぽい雰囲気の映画を観ることができた。

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2009年10月11日 (日)

「私の中のあなた」

Watashinonakanoanata  白血病の姉を救うドナーにするため遺伝子操作で生まれてきた妹が、もう姉のドナーにはならないと両親を訴えた…。
 普通は愛する人を助けるために身を投げ出すのに、どんなガキなんじゃ~?!と思って観ていたら意外な展開になっていく。
 映画の難病物は余命わずかと言う割りにはやたらと元気な病人が出てくるし、大切な人が死ぬという安易な泣かせが好きではなかった。
 ところが、この映画はドナーにさせられた妹が両親を訴えるというツカミで泣かせる雰囲気を作らず、裁判の行方と、ドナー協力がないと姉が死ぬという時間との競争、そして何が何でも姉を助けようとする母親の心の葛藤が同時進行で進んでいく。
 そして最後、全ての話が一つになる時、大きな感動に泣けてくるのだった。
 さらに、身近に同じ病気の人がいた自分としては、今まで観た映画の中では、かなり病状がリアルなのに驚いた。
 特に唇がボロボロになっているのは、かなり細かいと思った。
 この手の映画はきれいごとが多いのだが、病人を看護する家族にも触れているのが良い。
 しかし、自分は姉と同じ病気の彼氏の恋愛が一番泣けた。
 何しろこの二人は明るい未来がないわけで、キスした時に抗ガン剤の味がしたというのは、おかしくも悲しい。
 普通の難病物は、片方が健康の場合が多いのだが、両方とも病人のというのは、あまりにも悲しい。
 治療の合間に愛を育むという正に命懸けの恋であり、これに比べたら「余命1ヶ月の花嫁」なんか、胡散臭すぎる。
 出演はキャメロン・ディアスに、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。
 しかし、姉役のソフィア・ヴァジリーヴァの鬼気迫る演技には、さすがの天才子役も霞んでしまうというもの。
 監督は「きみに読む物語」のニック・カサヴェテス。
 難病物でもきちんと作れば傑作ができることを認識!
 この映画の後で病気ネタは辛いぞ>「僕の初恋をキミに捧ぐ」

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2009年10月10日 (土)

「沈黙の逆襲」

Tinmokunogyakushu_2  スティーヴン・セガール主演の沈黙シリーズ”最新作!…といってもセガール映画=沈黙と勝手に日本語タイトルがついているだけあって、全くつながりはない。
 セガールが主演という共通項だけなのだ。
 元警官がボディガードとして大活躍!誘拐された富豪の娘を救出!という至ってシンプルな話で、これはもうセガールのスター映画で、彼が主演でなかったら全く成り立たない。
 自分でさえも彼が主演だから観にいっている。
 久しぶりのセガールは…どんだけデブなんだよ?と言いたくなるくらい太っており、初期型セガールの面影はない。
 誘拐&救出といえば、最近だと「96時間」の方が遥かに面白い。
 何故なら愛娘が誘拐されて、96時間というタイムリミットがあって、救出のために手段を選ばず、最後の方は犯人が追い詰められる恐怖と追い詰める痛快さがあった。
 しかし、この映画はセガールが主演というだけで、どんな敵が出てきても勝利することがわかっているので、いかに窮地を作り、憎たらしい敵を作るかだけがポイントなのだが、残念なことに、あまりにも敵が小物で、状況も極めて緩いため、緊迫感がないのだ。
 まあ、お約束の伝統芸になりつつある合気道を駆使したアクションを楽しむのが正しいのだが、あまりにも動きが早く寄りの絵が多いので何をしているのかわからないのが惜しい。
 何となく凄いんだろうなあと納得するしかないのだ。
 今年の秋はセガールだけでなく、ウェズリー・スナイプスの映画も公開されるのに、上映する劇場が異常に少ない。
 というか、何故この2人はこんなに扱いが悪くなったの?
 この調子だとジェイソン・ステイサムも同じ路線か?

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2009年10月 9日 (金)

「ハード・リベンジ、ミリー」

Hardrivenge  水野美紀(B80-W58-H87)がアクションができる数少ない美人女優なのに、何故か映画やテレビが使い切れていない。
 ごく稀に短い時間で彼女のアクションを見ることができるのだが、できればもっと長い時間見ていたいと思うのは自分だけではないはずだ。
 「さそり」に期待したのだが、アクションは意外に少なく、さらには意味もなく時間軸を入れ替えて無駄に話を難しくしていた。
 いや、本当に単純な話でいいから、彼女をもっと有効に使ってほしいだけなんだよ~。
 そう思ってたら出てきてしまったのが、この映画だ。
 銃刀法撤廃による治安の悪化と大都市の砂漠化が進んだ近未来を舞台に最愛の夫と娘を殺されたヒロインが、体内に武器を仕込んだ殺戮マシーンとなり復讐するという、香港のカンフー映画みたいな申し訳程度の話を設定し、あとはひたすらワイヤー&VFXを駆使してアクションを展開していく。
 かつては「踊る大捜査線」にも出演していた水野美紀が、「さそり」とか、この映画のようなC級以上B級未満の映画に出演しているのか、さっぱりわからない。
 ひょっとして莫大な借金とか契約上のトラブルとか根拠のない推測をしてみるのだが、そんなものはどうでもよく、彼女がひたすらアクションに徹してくれたら、自分としては大満足なのさ。
 そうはいいながらも、上映時間44分なので、意外にあっさり終わってしまうのだが、それもまた無駄がなくて良し。
 っつうか、最近の映画は長すぎるよ。
 監督は「真・女立喰師列伝」の「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」の辻本貴則。
 正直、あの映画はイマイチ感が拭えなかったので、この映画は遥かに面白い。
 個人的には必要以上のスプラッターな描写はいらないと思うのだが、「片腕マシンガール」とか、こういうのが知らないところで流行なんだろうなあ。

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2009年10月 8日 (木)

「ケロ0 出発だよ! 全員集合!!」

0  「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」の同時上映。
 ペコポン侵略に出発しようとするケロロ小隊のドタバタを描いている17分の短編だが、本編より遥かに面白い!
 つうか、今回本編が重すぎるんよね。
 ケロロ母の声が千々松幸子。
 今更説明するまでもなく「ど根性ガエル」のピョン吉の声。
 さすがに、スタッフも笑いのツボを心得ているなあ。
 実はテレビアニメの方でも登場して「根性、根性、ど根性」のセリフには、さすがに声を出して笑ってしまったよ、すいません。

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2009年10月 7日 (水)

「ブラック・ウォーター」

Blackwater  休暇で北オーストラリアを訪れた男女3人が、釣りをするためのマングローブの沼地で、巨大なクロコダイルに襲われる…という70年代に乱発された懐かしの生物パニックホラー。
 ワニの出てくる映画というと「007/死ぬのは奴らだ」と「クロコダイルダンディー」以来か?(あ、そうえいば「アリゲーター」って映画もあったなあ)
 この手の映画は、今だったら襲ってくる生物の姿をVFXを駆使してガンガン見せるのだが、この映画は襲ってくる生物の全貌は見せないで、小出しにして恐怖を出すという昔ながらの手法で描いている。
 ところが、登場人物が真っ先にやられるガイドを含めて4人で、すぐに殺すこともできないので、引っ張るだけ引っ張るのだけど、そのじらしの演出が裏目に出てしまい、上映時間90分位なのに間延びしてしまう。
 さらに、物語の半分以上は登場人物がマングローブにしばみついるのが、演出の力不足でメリハリがつかなくなっている。
 一応、本物のクロコダイルを使っていることが売りらしが、クロコダイルが出てくる時間は少なく、ほとんど一瞬で頭部くらいしか出てこないので、あれだったらハリボテでも十分なのだ。
 う~ん、ブラック・ウォーターを観にいったのだが、もう俺は限界かもしれない…てな感じかな。
 出演は、メーヴ・ダーモディ、ダイアナ・グレン、アンディー・ロドレーダで、監督はアンドリュー・トラウキとデイヴィット・ネルリッヒ…う~ん、物の見事に誰も知らない。
 季節は夏なのに、クリスマスシーズンというのがいかにもオーストラリアなんだなあ。

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2009年10月 6日 (火)

「くもりときどきミートボール」

Kumoritokidokimeatball  変な発明ばかりしている青年の新発明で、空から色々な食べ物が降ってきて町は大騒ぎ!
 実は3Dは入場料金が高いし、前に観たソニーのアニメはイマイチだったので、観にいくべきかどうか悩んだのだが、意外に評判がいいので観にいってきた。
 う~ん、極めて普通のアニメだった。
 空から食べ物が降ってきたら、汚いし臭いと考えてしまったら絶対に楽しめないので、あくまで童心に戻ってお菓子の城っていいなあと思えない人は観ない方が良い。
 自分は仕事で残飯を処理していたことがあるので、このアニメみたいな状況だとかなり臭いがきついと思ったし、食べ物を粗末にしているようにしか思えないんだよなあ。
 やっぱりこの手のファンタジーは現実にふと戻ってしまわないように、勢いのある演出は大切だな。
 登場人物に少し萌え度が足りなかったのも残念。
 ディズニーのアニメだと看板や新聞も日本語になっているのに、このアニメはそのままの英語で、小さな子供には辛いかもしれない。
 自分の観た劇場だけかもしれないが、意外に立体感のある場面が少なかったような感じがした。
 それ以前に、立体化前提の画面設定でもないので、正に3Dの無駄遣い状態だった。
 あと、毎回思うけどメガネかけた状態で、もう少し画面が明るくならないかなあ。
 この映画はおそらく、ハリウッド映画で(おそらく)初めてメガネっこ萌えに触れた記念すべきアニメであることにも触れておきたいのだが、残念なことにメガネっこのかわいさまでは描ききれていない。
 とりあえず、スタッフは日本のアニメ見て研究した方がいいぞ!

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2009年10月 5日 (月)

「今日からヒットマン」

Kyoukarahitman  「週刊ゴラク」、「週刊漫画サンデー」、「週刊漫画TIMES」といえば、3大オヤジ漫画雑誌で、子供の頃は、自分が大人になっても絶対に読まないと息巻いていたけれど、すいません、今はすっかり読んでます。
 やっぱりこの手のオヤジ雑誌を読むには年季がいるわけで、エロ漫画とグラビアの青年誌を読んでいるうちは、まだまだ若造なんだよなあ。
 ただオヤジ雑誌の共通して言えることは、雑誌は読んでもコミックスを買う気にはならない。
 やっぱりコミックスは床屋や定食屋で読むのが定番じゃない?
 ちなみに「週刊ゴラク」をず~っと「週刊ブラク」と思っていました。
 だってあのロゴだとそう見えるでしょ(え、自分だけっすか?)
 その「週刊ゴラク」で、意外に面白いのがむとうひろしの「今日からヒットマン」だ。
 ある日突然伝説の殺し屋・二丁の二代目を受け継ぐハメになった平凡なサラリーマンが、得意の営業トークと偶然を生かして活躍する話だ。
 犯罪組織にコンビニとスーパーマーケットがあって、百万円で仕事をするヒャッキンという組織が出てきた時に笑ったが設定の面白さに感心!
 しかし、何よりも発砲するとぶれた絵になって微妙な振動を描いているのがうまいと思った。
 連載開始の時から映画化を希望していたので、今回の映画化は大変嬉しい限り!
 しかし、一方では、エロ系中心のVシネになったらどうしようとか不安もあった。
 あとキャスティングね。
 つうことで、観にいったら、思った以上に観客がいないのに驚き!
 ひょっとして、期待しているのって自分だけ?
 東映が作っているので、昔ながらのVシネっぽさが残るが、過剰なスローモーションとかVFX使うよりは好感が持てた。
 話は今日からヒットマン・ビギンズという感じで、大作ではないけれど、まさに電車の中や定食屋で「ゴラク」を読んでいるようなお手軽さが良い!
 肝心のキャスティングは、十吉役に武田真治。
 なんと彼はエンディングも手掛けている。
 ちなつ役は森下悠里(B90-W55-H94)は原作に比べると胸が大きすぎる感じもしないわけでもないが、世の中巨乳好きが多いから問題なし。
 その他、星野真里(B74-W60-H83)、津田寛治など、超有名ではないが雰囲気はある役者揃い。
 監督は「イヌゴエ」の横井健司。
 個人的には面白かったので、シリーズ化希望!

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2009年10月 4日 (日)

「リミッツ・オブ・コントロール」

Rimikon  映画にも踏み絵というのがあって、その映画を面白いといえるかどうかで、かっこいい映画ファンだったり、通の映画ファンだったりが決まってしまう。
 例えば「2001年宇宙の旅」が面白いと言える人は、かっこいい映画ファンなのだろうけど、「特撮はすごいけど話はつまらないなあ」と言ったらダメだ。
 フランス映画と聞いて、トリフォーの作品ではなく、真っ先にリュック・ベッソンの一連の映画や、「エマニエル夫人」が思い浮かぶようではダメなのだ。
 同じような感じで、ジム・ジャームッシュの映画が面白いといえれば、かっこいい映画ファンに違いない。
 彼の新作は、殺し屋と思われる男が、謎に包まれた任務を遂行するためスペイン中を旅する…というもので、70~80年代のヨーロッパの犯罪映画を彷彿させるものがあり、要所要所に出てくるジャームッシュ作品の常連俳優を見つけてニヤニヤできるのがいいんだろうけど…ごめん、自分には無理だわ!!
 真剣つまらんかった~。
 同じようなことの繰り返しだし、あまりにも淡々としているし、これを面白いと言える程、自分は人間ができてませ~ん。
 いくら想像力を使えと言われても無理だっちゅうの。
 唯一、良かったのはお尻の形くらいかなあ。(乳首はダメだったけど…)

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2009年10月 3日 (土)

「プール」

Pool  卒業旅行で大学生のさよはタイ北部・チェンマイのゲストハウスで働く母・京子を訪ねる。
 そこには、京子の仕事を手伝う市尾、オーナーの菊子、タイ人の少年・ビーがいた。
 それらの人々と妙に楽しそうな母親を、さよはどうしても受け入れることができないでいた…。
 桜沢エリカが映画化を前提に書き下ろしたものの映画化らしい。。
 「かもめ食堂」は面白かったのだが、あきらかに二匹目のドジョウ狙いの「めがね」はダメだった。
 この映画は、小林聡美ともたいまさこを起用し、さらに3匹目のドジョウを狙っているのはわかるのだが、三番煎じは、もう何も出ない状態で、あと10年はこの手のネタはやめた方がいいと思う。
 何しろこの映画、まったりとか癒しとか都合のいい言葉はあるのだが、実は内容がスカスカで、さらには母親が娘を置いてタイに来ているのは、「そうしたかったんだから。」という理由には、呆れるのを通り越して怒りさえ感じる。。
 これを見て、かっこいい生き方だなと思っている人は、絶対に自分の友達にはなれません。
 まあ、食べ物さえ美味しそうならいいやと思ったら、なんとバナナの揚げ物だけで、それ以外は全く美味しそうに見えない。
 いや、もっというと、鍋のエピソードの時は鍋の中身がほとんど見えない。
 さらには、いつ死ぬかわからないゲストハウスのオーナーが、やたらと捨て犬や捨て猫を拾っているのも理解に苦しむ。
 それ以前にもたいまさこ演じるおばさんがオーナーという設定は、自分はホームページを見るまで全くわからなかったが、映画を見てわかる人は少ないと思うぞ。
 監督は「ネコナデ」の大森美香。
 ちなみに、さよ役の伽奈(B79-W59-H87)は、最初、男性だと思っていた自分をお許しを!

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2009年10月 2日 (金)

「ハイキック・ガール!」

Highkickgirl  天才的な空手の才能を持つ女子高生が、師匠から黒帯を許してもらえず基本稽古ばかりさせられるので、自分の力を試すために闘技・武道の達人たちを集め依頼された標的を壊す集団“壊し屋”に加わろうとするが、彼らと自分の師匠には深い因縁があった…。
 まあ、ぶっちゃけ話なんか申し訳程度でかまわない。
 「スケバン刑事」や「天然少女萬」など女子高生制服バトルが好きな自分としては、ひたすら殴る蹴るをやってくれればいいわけで、ワイヤーアクションやCGを使わないガチバトルならさらにOK!
 そうでないと、主人公が”壊し屋”に入ろうとする動機付けが弱いし、いつも一緒にいる男子高校生との関係も説明不足、意外に簡単に連絡がとれる”壊し屋”や、何故か最後はヒロインの戦いではなく、師匠が主役になっている変な話展開…などツッコミ所満載だ。
 いくら空手が攻撃のものではないとはいえ、師匠がやられて復讐とか、捕まったので救出とかの展開じゃないと、彼女の成長にならないでしょ?
 それよりも出演者の技を見るものだとわりきれば、話の流れを崩すようなくどい繰り返しスローモーションとかも、確認用と考えれば納得できてしまうのだ。
 自分としては「チョコレートファイター」みたいな話が日本でもできる可能性があるだけでも嬉しい限り。
 主演は実際に黒帯の実力を持つ17歳の現役女子高生・武田梨奈(B75-W57-H82cm)。
 すごくかわいいわけでもないのだけど、同じ格闘技の中なら谷亮子よりも遥かにかわいいことは今更言うまでもないだろう。
 監督の西冬彦は、この作品が初監督だが、基本的に映画界の空手バカ一代なので、映画の中の格闘技をこれからも盛り上げていってほしい。

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2009年10月 1日 (木)

「ドゥームズデイ」

Doomsday  2035年、世界中を恐怖に陥れた"死のウイルス"の感染者が27年ぶりにロンドンで発見される。
 政府は隔離されたかつての感染地域に生存者を発見したことから、抗ウイルス剤があると考え、確認するために精鋭部隊を送り込む。
 時間制限は48時間、文明が崩壊し暴力に支配された世界で果たして任務は遂行できるのか?
 「マッドマックス」+「ニューヨーク1997」+「バイオハザード」+「北斗の拳」+α=この映画といってもいいだろう。
 監督のニール・マーシャルは低予算ながらも「ディセント」で、その才能を見せつけてくれたが、今回は今まで彼が演出した映画のよりも遥かに多い予算で、微塵の悔なく自分の好きなことをやってしまいました状態だった。
 おそらく彼なら、この映画の半分以下の製作費でも作ってしまうと思うんだけどね。
 全編スピーディでグロテスクなのだが、適度にユーモアがあるので許してしまう。
 話はツッコミ所はあるのだが、この手の映画のお約束であって言うのは野暮というものだ。
 個人的には最後のカーチェイスが面白かったのでOK!
 主演のローナ・ミトラの格好はタンクトップフェチの人にはたまらないものがあるだろう。
 続編が可能な終わり方なので、制作希望!

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2009年9月30日 (水)

「キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~」

Cadillacrecord  1950~1960年代、マディ・ウォーターズやチャック・ベリーが所属していたチェス・レコードの始まりから終わりまでと、それに関わった人々の実話を元にした映画。
 チェスレコードといえば、マディ・ウォーターズ、チャック・ベリーが所属しており、後の音楽に大きな影響を与えたレーヴェルである。
 当然、懐かしのナンバーがガンガン聞けるのは嬉しい限り。
 予告編でもお馴染みローリングストーンズがまだ新人だったりするのは微笑ましいが、一方ではロックが出てきてから実はまだ50年位しか経っていないことを実感した。
 そして、今だったら絶対にありえないことだが、レコーディングサブやスタジオの中でも平気でタバコを吸いまくっている。
 おそらく、これが一番時代を表現しているものかもしれない。
 監督はダーネル・マーティン。
 出演はエイドリアン・ブロディ、ジェフリー・ライト、モス・デフ、ビヨンセ・ノウルズ。
 予告編だとビヨンセが主演みたいだが、彼女が出てくるのは後半なので、それ目当てでいくと肩透かしなので注意!

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2009年9月29日 (火)

「劇場版ペンギンの問題 幸せの青い鳥でごペンなさい」

Pen   「コロコロコミック」で連載されている永井ゆうじの漫画がTVアニメ化していて、その劇場版。
  「コロコロ」といえば、自分の中ではドラえもんの再録が載っている分厚い雑誌のイメージがあるが、今はそうではないらしい。
  話は、南極生まれのペンギンなのに小学校に通う木下ベッカムが、世界を氷漬けにしようと企む氷の王・氷川ニコルソンの野望を打ち砕く…というもの。
  今までにもあった、異種族が一般家庭にやってくるというオバQ方式の話で、くだらないダジャレ連発!
  子供って昔からこんなのが好きだよなと思いつつも、意外に面白く、正直同時上映の「劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ)」より遙かに面白かった。
  まあ上映時間24分だしね。
  一応、この手の映画用の話題として声優として、はんにゃと木下優樹菜(B88-W58-H86)が出ているが、ほとんどセリフというより効果音のような感じなので、声優は本職じゃないとダメだという人も、怒るようなものでもないので軽く流そう!

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2009年9月28日 (月)

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

Kurara  作曲家ロベルト・シューマンの妻クララの生涯を描いた伝記映画だが、彼女と天才作曲家ヨハネス・ブラームスの交流に重点が置かれている。
 クララはシューマンの妻であり、7人の子供の母でもあり、ピアニストでもある。
 そんな彼女の前に現れた若き天才作曲家ヨハネス・ブラームスが現われ、シューマン(旦那)にも認められ、クララの子供とも仲良くなりやがて、奇妙な同居生活が始まる…。
 ここまで聞くと昼ドラや少年漫画のラブコメみたいだが、一方では、時代的に女性の社会進出が難しいという時代背景があり、実は才能があるはずのクララは、女性であるために認められないところもある。
 クララとブラームスに昼ドラのような不倫関係があったかどうかは定かでないが、音楽界の大物の俗っぽい話の方が楽しいに決まっている。
 だから、この手のネタで創作物ができてしまうわけやね。
 自分はそれよりも、クララに7人の子供がいたことに驚いた。
 てんとうむしの歌かっちゅうの。
 主演のマルティナ・ゲデックは、中年女のムチムチした色気を出しており、若きブラームスじゃないけど、好きな人にはたまらないものがあるんだろうなあ。
 薬中毒のシューマン(旦那)のダメっぷりを支える健気な妻というシチュエーションがたまらないのかもしれない。
 監督はヘルマ・サンダース=ブラームス。
 ブラームス家の末裔だそうで、それがこの映画の売りの一つだ。
 身内のことを描くのは気まずいかもしれないが、身内だからOKなところもあるんだろうなあ。

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2009年9月27日 (日)

「白夜」

Byakuya  これは大変つまらない。
 映画を観ているのが罰ゲームに思えてきた。
 別れた恋人に会うために会社を辞め、リヨンへやって来た女とバックパッカーとして海外を放浪する青年が、赤い橋の上で偶然出会ったて恋に落ちるという話で、メインの出演者は男女二人で、たった1日(実質10時間)の話という条件だが、それこそ演出の腕の見せ所のはずが、全体を通して何がいいたいかがよくわからず、もっと言えば、男女の恋愛が成り立つ展開でもないので、始終居心地が悪い。
 登場人物の男女も見ていていやな人だしね(特に男)
 しかし、何よりもダメなのは全編揺れまくっている手持ちカメラの映像で、さらにはそれで望遠撮影までしているものだから、大きなスクリーンでは大変気持ち悪く、吐きそうになてしまった。
 もちろん意図的なのだが、それにしても観客の身体を不調にさせてまでのものなのかどうかは激しく疑問、いやそれ以前に映画を使ったテロに近いものがある。
 上映時間85分という短い時間なのに、できる限りスクリーンを細目で見ながら、早く終わることをひたすら願う映画なのである。
 出演は。EXILEのMAKIDAIこと眞木大輔と吉瀬美智子(B80-W59-H86).
 この二人は悪くないのだが、二人の演技だけで引っ張るのは無理がある。
 監督の小林政広の前の作品「愛の予感」を観た時、あと1回この監督の映画観て同じようなものだったら、これからは絶対に観ないと思ったのだが、さらにつまらないので、おそらくこの監督の映画はもう見ないと思う。
 この手の映画を面白いといえるのが、かっこいい映画ファンだろうが、自分はかっこよくなくてもいいので、気分よく映画が観たい。
 あと、エンドクレジットで、やたらとプロデューサーの肩書が多いのに驚いた。

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2009年9月26日 (土)

「さそり」

Sasori_2  篠原とおる先生の漫画は何故か何度も映画化されて、今や古典文学が映画化されるような扱いなのだ。
 確かに適度なエロと暴力、わかりやすい話展開など、青年漫画の王道だし、基本に忠実なので映像化しやすいのかもしれない。
 ただお色気満載なのに、萌え度がないのは正統派青年漫画だからか。
 「女囚701号 さそり」は梶芽衣子主演の一世風靡した人気映画だがその後もリメイクやVシネマで新作が作られている。
 そして、今回は水野美紀(B80-W58-H87)が主演でリメイク。
 水野をアクション女優として見ている自分としては期待しないわけにはいかない。
 ところが、水野美紀とさそりだけの情報で観にいって驚いた。
 香港のスタッフで製作されているのね。
 だから、水野美紀も吹替で原地の言葉になって、字幕スーパーがついている。
 話は、結婚を目前で婚約者の父親殺しの罪を着せられて刑務所に入ったナミが、お約束の女囚バトルに巻き込まれ、瀕死の状態で森に捨てられたところを武術の達人の老人に救われ、特訓を受けて最強の刺客となり、自分をはめた連中に復讐しにいく…というもの。
 全く意味がない時間軸の入れ替えで物語に集中できない。
 やっぱり、この手の復讐話は単純な話展開が正解で、ひたすら復讐に勤しんでいただきたいと思う。
 正直、話は申し訳程度でいいので、水野美紀のアクションを期待して観にいったのだが、これが思った以上に少なくしょぼい。
 まさに彼女の無駄遣い状態。
 せめて、「恋人はスナイパー」くらいやってくれないとなあ。
 もちろん、彼女に艶っぽいものは期待できない。
 しかし、お色気要員として、夏目ナナ(B90-W58-H85)がいるので安心だ。
 監督はジョー・マ…って誰?
 もし次に篠原先生の漫画の映画化をするなら、「パートタイム刑事」希望!

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2009年9月25日 (金)

「里山」

Satoyama  NHKの「映像詩 里山」シリーズの第3弾として2008年に放映された「里山 いのち萌ゆる森」を再構成した劇場公開版…らしいのだが、あえて劇場公開する意味ってあるのか?
 ハイビジョン放送で十分OKだと思う。
 ところが、劇場によっては具合の良くないプロジェクター上映で、これだったら家でHDの放送を見ている方がマシと思う人も多いはず!
 映画は自然は綺麗だなあと思いつつ、昔、田舎に進んでいて苦労した覚えがあるので、狸とか狐が家の近くまできたら実際はかなり怖いことを思い出した。
 やっぱ都会最高~!
 そんなことを考えている自分は、製作意図を全く理解してないかも。
 

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2009年9月24日 (木)

「男と女の不都合な真実」

Photo  地方テレビのプロデューサーのアビーは、理想の男性を追い求めすぎて男運に突き放されていた。
 隣人で医者コリンに恋した彼女は、不本意ながら下品で男性の本音を語りすぎる恋愛カウンセラーのマイクに恋愛指南を受けてなんとかコリンとつきあうことになるのだが…。
 韓国映画かと思わせるくらいのベタな展開!
 エスパーでなくても先が読めてしまう。
 だけど、大変面白いから困ってしまうのだ。
 「そんな彼なら捨てちゃえば?」が女の子の本音トークだとしたら、こちらは男の本音トークと言ってもいいかもしれない。
 とにかく全編お下劣な言葉満載なのだが、よくよく考えてみたらテレビが当たりさわりない言葉ばかりだとしたら、金払ってるからこそ見たり聞いたりできないものを楽しむのが映画だと思えば、これはこれでありだと思う。
 出演は 「幸せになるための27のドレス」のキャサリン・ハイグルと「300」のジェラルド・バトラー。
 キャサリン・ハイグルはすっかりコメディ色が強い女優になりつつあるのだが、逆に美人が面白かったり下品だったりするのが良いわけで、彼女はこの映画で製作総指揮を務めてもいるので、わかっているし、こんな役をやりたかったんだろうなあ。
 監督は「キューティ・ブロンド」や「ラスベガスをぶっつぶせ」など手堅い演出のロバート・ルケティック。
 上映時間も手頃だし、お下劣なところがあってデート向きではないかもしれないが、こういうお気軽な映画はたまには必要だと思う。

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2009年9月23日 (水)

「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」

Seiginoyukue  9.11テロ以降ますます複雑化・深刻化しているアメリカの不法移民問題を扱った秀作。。
 確か随分前に試写があった時は「クロッシング・オーバー」というタイトルだったと思うが、いつのまにかタイトルが変わっているし、意外に公開が遅いのにも驚いた。
 不法移民を扱った映画というと、ここ最近だと「扉をたたく人」というのがあったが、あの映画よりもさらに深くえぐりこんでいる。
 アメリカ生まれの幼い息子を残して強制退去させられるメキシコ人の若い母親、観光ビザで入国しグリーンカードを手に入れるため移民判定官の男に身を任せる女優志願のオーストラリア人女性、ユダヤ教徒ではないが「宗教関係者」と認められてグリーンカードを取得しようとしているミュージシャン希望の南アフリカ人、9.11についての発言が問題視されるバングラデシュ出身の高校生、リカーショップに強盗をしようとしている韓国出身の高校生…など複数のエピソードが、ICE(移民税関捜査局)捜査官の主人公を中心に複雑に絡み合いながら同時進行で進んでいく。
 不法移民といっても理由は様々で、我々がイメージしがちな出稼ぎ系ばかりではない。
 日本でもつい最近、フィリピン系少女の両親の強制退去が話題になったが、将来的にはもっと複雑になってくることを予想させる。
 一方では、世界の警察で世界最強のはずだったアメリカが9.11テロ以降は、かなり神経質になっていることも確かで、この映画でもバングラディシュの女子高生の発言が、ICEとFBIの強制捜査を受けることになり、悲しい結末になっていく。
 言論の自由のはずが言葉狩りになっており、更にはICEが秘密警察的になるかもしれない怖さがある。
 アメリカは誰もが成功するチャンスはあるが、そこに至るまでが果てしなく長いことを実感!
 監督は「ワイルド・バレット」のウェイン・クラマー。
 主演のハリソン・フォードは、この映画が初のメジャー以外の映画だそうな。
 インディ・ジョーンズなどヒーローのイメージが強い彼だが、この映画では抑えた演技をしている…ともてはやされそうだが、「刑事ジョン・ブック 目撃者」でも同じようなこと言われてるんだけどね。

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2009年9月22日 (火)

「ココ・アヴァン・シャネル」

Chanel  今年は創業100周年だからなのか、シャネルの映画が3本公開されるらしい。
 当然、それらは比較される運命にあるのは仕方ないだろう。
 この映画も、ちょっと前に公開されたシャーリー・マクレーンが主演の「ココ・シャネル」と比べてしまう。
 「ココ・シャネル」は晩年のシャネルが昔を回想する形式だったが、「ココ・アヴァン・シャネル」は前半生を描く。
 まあいわゆる・シャネル・ビギンスみたいな感じかもしれない。
 シャネルの誕生したフランスで製作され、シャネルが全面的にバックアップし、シャネルのイメージキャラクターのオドレイ・トトゥが主演なので期待したのだが、始終恋愛話で終わってしまう。
 いや恋愛がダメとかではなく、普通ならシャネルが将来世界的ファッションデザイナーになる片鱗が出てくるのを前面に出して、一方ではこういう恋愛話がありますよ…みたいな描き方だと思う。
 言うなればスター・ウォーズのエピソード1でアナキンがあっさり作りかけのC-3POを置き去りにしていることに、将来の暗黒卿の片鱗が見えているみたいな感じ…って違うか(苦笑)
 ところが、この映画を観ていると、愛人になって男性に出資してもらっているような感じになっている。
 これだと、お金持ちの旦那にスナックを出してもらっている女の人と変わらないし、それに共感したり尊敬したりすることは無理だろう。
 彼女の才能に出資してもらっているということをうまく見せていない。
 いやそれ以前に、さすがご当地映画のせいか、大変説明不足であり、おそらく誰もがシャネルの人生を知っていることを前提にしているが如しなのである。
 まるで日本人なら織田信長の生涯を知っているのが当たり前みたいな感じになっている。
 おそらくこれ一本を先に観ていたら結構辛いと思うのだが、幸いなことに「ココ・シャネル」でびっちり予習していたので補完することができた。
 それにオドレイ・トトゥが意外にも一本調子で、底辺からのしあがろうとする気負いが感じられない。
 まあこれは監督であるアンヌ・フォンテーヌの演出不足か。
 そういえば、「007/ユア・アイス・オンリー」のキャロル・ブーケもシャネルのモデルをしていたそうだが、シャネルあんな感じの黒髪で細身が好きなんだな。
 そんなわけで「ココ・シャネル」と「ココ・アヴァン・シャネル」はセットで観た方がいいのだが、お忙しい人は「ココ・シャネル」だけで十分かも。

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2009年9月21日 (月)

「劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ)」

Dm  そういえば、これで劇場版は2作目だと思うけど、前作とつながっているかどうかは全くわからない。
 話は、カードバトルのデュエル・マスターズ大好きで、最強のデュエル・マスターを目指し修行している切札勝舞の切り札カードを悪のデュエリスト・神月ミカドが奪ってしまう。
 カードを使って神を復活させようとするミカドの野望を阻止するために、勝舞と仲間たちが立ち上がる…というもの。
 アニメは朝のテレビのザッピングで「おはスタ」でやってるのをチラっと見た程度。
 ゲームのルールもよくわかっていない。
 だから、劇中、何がどう凄いか全くわからず、どうしたら勝ちで負けなのかも知らないので、登場人物の様子で勝っているとか巻けているとか判断するしかない。
 要は最後はゲームが終わったら仲間という「Let'sダチ公」のタイマンはったらダチみたいな感じなのだろう。
 こんなこといって何だけど、所詮はカードゲームだしなあ。
 正直、勝舞君には、それ以外のことも頑張ってほしいと思うので、保護者の方も適切な指導が大切かと。
 まあ、一応はタカラトミーの宣伝アニメだしね。
 う~ん、自分が場違いな客だと再認識、ファンの人、ごめんなさい…いや、ここはごぺんなさいか(苦笑)
 失敗したなあと思いつつ、最後のNG特集がやたらと面白かったので大満足!
 意外に劇場の子供たちにも大ウケだった。

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2009年9月20日 (日)

「カムイ外伝」

Saamuigaiden  カムイ、地獄だな

 いや映画そのものも地獄で、カムイというより寒いんですけど…。

 白土三平先生の漫画の映画化。
 ここ最近の時代劇映画ラッシュの真打登場…になるのか?
 抜忍となったカムイは漁師の半兵衛を助けた縁で、彼の家に住むことになるのだが、彼の妻も実は抜忍で、カムイを追忍だと考え気を許さなかった…。
 壮大な原作を2時間以内にまとめるのは至難の技だと思っていたら、ナレーションと説明臭い登場人物のセリフでわかりやすくなっている。
 反面、それが裏目に出て安っぽくなっていることも確かで、言うほど忍者の非情の掟や、理不尽な差別などが伝わらない。
 そこらへんは申し訳程度で、アクション三昧でガンガン展開してくれればいいのだが、それも、ゆるいCGとワイヤーアクションで迫力がない。
 もっといえば、本来忍者の術や動きが嘘臭いものなので、もっともらしく見せなくてはならないのに説得力に乏しいのだ。
 確かに最後のアクションは迫力はあるのだが、もっと時代劇の動きは様式美を大切にしてほしい。
 さらにアクション以外のCGにも違和感があり、サメとか、海とか、海に浮かぶ船など、実は一番力を入れなくてはならないものがダメダメになっている。
 話も切羽詰まってないし、散漫なので困ってしまうのだ。
 半兵衛が殿様に捕らわれるのだが、もともと彼が殿様の馬の足を切る方が悪いので仕方ないかなあと思ってしまうので、ちょっと話に説得力に欠けるし、感情移入がしにくい。
 でも「ゴッドファーザー」以来久しぶりの馬の切り落としネタだなあ(苦笑)
 主演の松山ケンイチは全く悪くなく、むしろ彼の起用がなかったら、この映画はかなり辛いと思う。
 その他、小雪(B83-W58-H85)や大後寿々花(B72-W59-H82)、伊藤英明(最初、江口洋介かと思ったよ)、小林薫も好演だったと思う。
 ただ、土屋アンナ(B85-60-H89)は、ただでさえバタ臭く時代劇に向かない顔でミスキャストなのだが、それ以前に彼女の演じる役が全く不必要な登場人物なのだ。
 脚本の宮藤官九郎は、適材適所から考えると、この映画に一番向かないと思うのだが、 
さすがにプロだけあってそつなくこなしているが、彼ならではの斬新な話展開はない。
 監督が崔洋一なので、「血と骨」のような殺伐とした雰囲気はあったんだけどね。
 やっぱりエンディングの歌はちょっとでもアニメ版「忍びのテーマ」を使うべきじゃない?
 「スパイダーマン」は、ちょっとだけだけど、そこらへんの心憎いサーヴィスはあったぞ。
 差別ネタとグロのシーンが多いので、地上波での放送はないか、相当編集するだろうなあ。

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2009年9月19日 (土)

「TAJOMARU」

Tajomaru  芥川龍之介の「藪の中」の映画化。
 名家の次男に生まれたが、兄や親友、愛した女から裏切られた男が、稀代の盗賊・多襄丸となるまでを描いており、アメコミのヒーロー物を思わせる展開。
 「薮の中」といえば、黒澤明監督の「羅生門」の原作として有名だが、実は自分はヴェネチア映画祭グランプリをもらったのにもかかわらず、この映画があまり好きではなかった。
 ところが「TAJOMARU」を観て、「羅生門」の面白かったがよくわかった。
 「薮の中」の面白さは、登場人物が誰が真実を語っているか答えを出さず曖昧にしていろいろ考えさせるのが面白さはなのだが、この映画はその面白さはなく、どちらかといえば多襄丸のかっこいい生きざまを見せるものになっている。
 ところがそうなると、途端に引きが全くなくなってしまう。
 キャッチコピーの「絶対に女を捨てない」というのであれば、何が何でも捨てないし守らなくてはいけないのだが、残念なことに、この映画はそれの何が何でもの度合いが少ないので、緊迫感が少ない。
 まあそれ以前に「女を捨てない」ではなく女に捨てられちゃったんだけどね(苦笑)
 あと、別に重箱の隅をつつくわけでもないのだけど、先代の多襄丸が主人公の縄をはずして、逆に刺されてしまう…って縄をはずその行動がよくわからないし、それで名前の引き継ぎも変だし、死ぬまでが長い。
 盗賊とお姫様の一部始終を見ている人物とか、皆が血眼になって探しているものが、実は普通ならすぐに見つかるはずなのにそうでなかったり、刀を折ってしまう大刀の設定なのに、あるシーンでは互角に戦っていたり、家に拘らないと言う割りには人一倍拘る主人公とか…結構話の流れ的に致命的なものが目立ってしまうのが惜しい。
 出演は小栗旬、柴本幸(B78-W59-H82)。
 せめてチャンバラシーンが迫力あればなあと思っていたが、監督が「SF サムライ・フィクション」や「RED SHADOW  赤影」などダメダメ時代劇の中野裕之なので仕方ないと納得してしまった。

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2009年9月18日 (金)

「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」

Midnight  え~今更映画化?
 かつて大鶴義丹のVシネを知っている人にとってはそんな感じだろう。
 まあ、それ以前に漫画の方も随分長く連載していることに驚きだが、いつの時代の設定なんだろう?
 「ガラスの仮面」のように、時の流れの果てにある平行世界の話になっていくのか?
 解体所に転がっていたフェアレディS30Zはオーナーが次々に事故に遭うという曰く付きで、悪魔のZと言われている。
 しかし、Zに魅入られた朝倉アキオが復活させてしまう。
 Zをめぐりスピードにとりつかれた男たちの熱い高速レース対決が始まる!…
 メインは悪魔のZ対ポルシェ911ターボのブラックバードの戦いなのだが、演じている役者が中村優一と加藤和樹なので、仮面ライダーゼロノス対仮面ライダードレイクの夢の共演となってしまい、さらには仮面ライダーWでうざいキャラと言われている山本ひかる(B76-W58-H82)も出演という、ファンにとってはたまらないキャスティングになっている。
 これで映画が面白ければ何も言うことはない。
 しかし、最初に言っておく。
 この映画はか~な~り面白くない。
 残念なながら一番の売りであろう車が走っているシーンがあまり迫力がない。
 さらに悪いことに、予告編で「ワイルド・スピード MAX」があったものだからどうしても比べてしまう。
 もちろん、この映画は派手に車が爆発したりするようなものでもないのだが、それなりのスピード感は必要なわけで、ところがメーターでは180キロとか200キロ越えているのにいるのに、走っている絵がそう見えないのだ。
 話は申し訳程度でいいし、中村と加藤の演技、特に加藤のナレーションがダメダメでも、せめて大音響でかっこよく走ってもらわなくては困るのだ。
 ところが、自分の観た劇場は音響効果もショボくて、かなり厳しい。
 監督は室賀厚なので、このベタさ仕方ないか。
 ひょっとして大鶴義丹が、OBとかのチョイ役で出るかと思いきや、そんな心憎いファンサーヴィスはなかった。
 続編も可能な終わり方だったので次回に期待だが、その時は出演者もスタッフも一新して何事もなかったようにリセットされるんだろうなあ。

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2009年9月17日 (木)

「キラー・ヴァージンロード」

Killervirginroad  偶然が偶然を呼び“結婚したい女”と“死にたい女”が出会うことにより始まる逃避行!
 岸谷五朗の映画初監督作品は、予測不能なコメディー…のはずなのだが…観ていて予想できたのは、この映画が面白くないだろうということである。
 結論から言うと大変残念で惜しい。
 面白くなる要素はあるものの生かしきれていない。
 結婚式の前日にアパートの大家さんを誤って殺害してしまうヒロインの設定はつかみとしてはOK!
 しかし、このアイディアだけで話を引っ張っていくには、あまりにも情報量が少なく、凝った映像効果で見た目は派手なものの内容は極めて乏しい。
 この映画の辛いところは、演出が演劇であり、そのまま映画にしているところだろう。
 「20世紀少年」が漫画では大丈夫でもそのまま映画化すると違和感があるように、この映画も演劇だったら何となく許されているものでも、映像にした途端に違和感が出てくるものがある。
 何故なら演劇だと、舞台という限定された空間と少ない小道具でも、観客の想像で補完しているのだが、映画は見えるものが全てであり、さらには現実世界に近いものが見えている。
 そうなると、もっともらしい説得力が必要なのである。
 この映画は最初にミュージカルがあって、「こんな感じの世界だよ」と示しているのだが、だからといって観客がその世界に入り込めるような世界観でもない。
 同じような映画で「下妻物語」があるのだが、あの映画は情報量が異常な多さで、イメージ映像の使い方がうまく話の筋が通っている。
 ところが、この映画は最後は無理やり泣かせようとしているちょっといい話にしようとしているのだが、強引すぎるところもあり、さらにはそれでも許されるような勢いのある話展開でもないので、あざとく見えてしまうのだ。
 むしろ湿っぽい話はなしで、どんどん死体隠しに絞って最後まで進んだ方が遥かに良かったのではないかと思われる。
 おそらく好き嫌いが大きく分かれると思うが、自分はちょっと受け付けなかった。
 出演は上野樹里(B80-W58-H85)と木村佳乃(B81-W58-H83)。
 この二人の起用は成功で、特に木村の怪演は見事!
 上野は相変わらず、のだめ演技なのだが、そろそろ普通に話す演技をしてくれないかなあ。
 本当にかわいそうな子供みたいで萎えてしまうんだけど…。

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2009年9月16日 (水)

「サスペリア・テルザ 最後の魔女」

Photo  「サスペリア」というと「決して一人では見ないで下さい」のキャッチコピーで大ヒットの映画である。
 もっともこのキャッチコピーを広めたのは志村けんが「8時だよ全員集合」でネタしていた功績は大きい。
 ところが、当時のイタリア映画というか、映画業界が適当というか大雑把なところがあって、全く関係がない映画に「サスペリアPART2」とタイトルをつけたりしていた。
 ダリオ・アルジェントの魔女の話と考えるなら、「サスペリア」「インフェルノ」であり、この映画はそれらに続く、魔女三部作の最終章となるらしい。
 邪悪な魔女を現在に蘇らせてしまった白魔女の血を引く女性の戦いを描くスプラッタホラー。
 もっと怖い話かと思いきや、えらくユルい話展開で、昔のスプラッタを現在に復活させたのだが、演出が妙に牧歌的で今風でない。
 まあこれもダリオ・アルジェントの伝統芸みたいなものだと考えれば妙に納得できてしまったりする。
 主演はアーシア・アルジェント。共演にダリア・ニコロディ。
 監督の娘と母親だそうで、えらく家庭的な製作体制なのね(笑)

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2009年9月15日 (火)

「女の子ものがたり」

Onnanokomonogatari  かつてはパチンコや麻雀漫画家として知る人ぞ知る西原理恵子も、今や新聞に連載する漫画家になるとは、当事の誰が想像しただろうか?
 特に今年は「いけちゃんとぼく」に続き連続映画公開!
 といっても残念ながら映画化はバッチシ成功とはいえず、特に漫画が傑作だった「ぼくんち」の映画化は、完全に原作を改悪している状態だし、「いけちゃんとぼく」はいいところまでいっているが、もう少しだった。
 三度目の正直ではないが、自分にとって西原漫画の映画3本目。
 スランプ中の女流漫画家が、少女時代の2人の友だちとの思い出しつつ、活力を取り戻していく話。
 残念ながら原作の、生々しい貧乏臭さや、あまりにも不幸な女の子達の話は、大変きれいに削ぎ落とされていた。
 貧乏だというわりには意外に小奇麗で、少女達の生活も極めて普通なのだ。
 正直、生活感がないんよね。
 それに、作りが完全に男目線なところがあって、女の子の弱くてずるいところが描けていないと思う。
 主演は、漫画家に深津絵里(B83-W57-H83)。
 彼女の高校時代を大後寿々花(B72-W59-H82)、小学生時代を森迫永依(B57-W50-H59)が演じる。
 その他、友達役に波瑠(B78-W57-H80)と高山侑子(B82-W58-H85)。
 まあ個人的には波瑠が一番かわいかったのでちょっと満足!
 監督は「子猫の涙」の森岡利行。
 自分の映画にはヒッチコックばりに出ている西原だが、この映画にもさりげなく登場するので死ぬ気で探そう!(いやそんな大層なものでもないが…)

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2009年9月14日 (月)

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」

Wolverine  実は数あるアメコミの実写化で、世間の人気が高いのにもかかわらず、自分の中ではイマイチ感が強い「X-MEN」。
 そんな「X-MEN」の中では人気キャラクターであるウルヴァリンの誕生秘話を描いたのが、この映画だ。
 期待していなかったせいか、思った以上に面白かった。
 やっぱり、アメコミのヒーロー物の誕生秘話は、いかにもっともらしく、あたかも歴史物のように壮大に描くのが重要で、あの妙な派手派手なコスチュームを着る理由付けに説得力があれば良いと思っている。
 そういう点では、この映画はウルヴァリンを中心に話を進めているため感情移入もしやすいし、要所要所で後に出てくるだろう他のミュータント存在をちらつかせるというファンサーヴィスも忘れていない。
 それでいて、アメリカが関わった戦争にウルヴァリンが参加していることにより壮大さを出し、悲しい恋と因縁の兄弟対決など盛り沢山なのである。
 主演は当然ヒュー・ジャックマン。
 鍛えぬかれた体で、全裸サーヴィスありだ。
 監督はギャヴィン・フッド…って誰?
 X-MENの醍醐味はチームでの戦いだろうが、それが自分的にイマイチだった。
 おそらく、孤独に戦うヒーローが好きだからで、その意味ではウルヴァリンに絞っているから面白く感じるんだろうなあ。

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2009年9月13日 (日)

「しんぼる」

Symbol_2  2007年北野武の「監督・ばんざい」と松本人志の「大日本人」が同日に公開され、お笑い映画対決と話題になったが、両作品ともどうしようもないつまらなさで、自分は当時、この2本をハシゴして観てしまい大変気分がブルーになってしまい、間違いなくその年のダメ映画のランク入りをしてしまった。
 その松ちゃんの長編監督第二作目が公開!
 もし、この映画がつまらなかったら、もう松ちゃんの映画は絶対に観ないことを心に決めて劇場にいく。
 メキシコのプロレスラーの家族と、四方を白い壁で囲まれた部屋に閉じ込められたパジャマ姿の男の話が交互に展開していく。
 パジャマの男のエピソードは「CUBE」を思わせるものがあった。
 結論から言うと、「大日本人」よりはまだましくらいかなあ。
 1~2箇所くすっと笑えるところがあっただけでも、「大日本人」よりも良いと思う。
 正直、このネタだと短編の方がよく、残念ながら松ちゃんには長編を手掛けるほどの演出力はまだない。
 この話を深読みすることはできるが、それはかまれすぎて騙されているだけで、非常にわかりやすい話であり、実は深読みするだけの情報量がないのだ。
 一方で、松ちゃんの世界を普通に笑わせるのには、やはり浜ちゃんのツッコミ存在が大きかったんだなあと実感した。

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2009年9月12日 (土)

「劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合!オモチャの国で大決戦だコロン!」

Yattarman  真実はよくわからないが、実写のヤッターマンがヒットしたので、便乗して作ったものの、公開時期をすっかりはずしてしまった感がある。
 それなりに面白い新しいTVアニメは、日本テレビの扱いの悪い編成のせいで、2カ月放送がなかったり、果ては時間帯が変わって日曜の朝っぱらとか、視聴癖をつけなくてはいけないのに何を考えているかわからない。
 そうこうしているうちに9月で最終回なんだよなあ。
 おもちゃの国・トイトイ王国で地球の破壊をたくらむ大臣パ ・ズールの陰謀に巻き込まれたヤッターマンとドロンボー。
 最強のメカ・ヤッターゼロを前にヤッターメカも大集合。
 果たしてヤッターマンは地球を救えるのか?
 …という話で、これが意外に面白く、正に正統派マンガ映画だった。
 さすがにスタッフもツボを心得ており、お約束を守りながらも、劇場版ならではの豪華さを出している。
 特に今回の悪役であるパ ・ズールが「フレッシュプリキュア」のウエスターを思わせるものがあり、やっぱこういうキャラの立った悪役は必要不可欠だね。
 さらにヤッターキングの登場の仕方もかっこいい。
 そして一人で何人も演じ分けている山ちゃんの声優としての力量には驚いた。
 かなりの面白さなのに、あまり知られず終わっていきそうなのが残念!
 今のファンもかつてのファンもすぐに劇場に走れ!

参加してます。よろしくで~す
   

2009年9月11日 (金)

「サブウェイ123 激突」

Subway123  ニューヨークの地下鉄をハイジャックした凶悪犯と、その交渉相手に指名された地下鉄職員との息詰まる駆け引き!
 1974年の「サブウェイ・パニック」に続いて再映画化らしいが、随分前に「月曜ロードショー」観たきりなので、全く細部を覚えていない。
 だから新作気分で観た。
 え、犯人の動機ってそんなもの?、現金輸送の車、事故りすぎ!ヘリコプター使えよ…と思ったら本編でそのこと指摘されてるし(笑)、狙撃班がネズミが裾から入ってくるようなスラックス?、ビデオチャットの扱いってそんだけ?…等などツッコミ所満載である。
 しかし、監督がトニー・スコットなので、相変わらず無駄にスタイリッシュでかっこいい映像であり、この名人芸を楽しむためのものと考えれば許せてしまうのだ。
 主演はデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタ。
 この二人の演技合戦も、この映画が許せる要因だったりする。
 それにトラヴォルタは悪役とか胡散臭い役がよく似あう。
 この映画を観ていると、当初、予定されていた「ダイ・ハード3」は、こんな感じだったのかなあと思ってしまった。
 実際の映画も嫌いじゃなかったけど、マクレーンの娘が誘拐されて、ニューヨークの地下鉄を舞台とした追跡劇という企画(ガセネタだったらすいません)を聞いた時、面白そうだと思ったんだけどなあ。
 あと、宣伝で使われている列車をハイジャックという言葉は、確かに本来は、何でもハイジャックなんだけど、日本人にはどうしてもハイジャック=飛行機のイメージがあるので考慮した方が良かったかも。

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2009年9月10日 (木)

「8月のシンフォニー -渋谷2002~2003」

8  ムービーアイが自己破産したので公開は難しいかなと思ったが、とりあえず公開できて良かった。
 実在するシンガーソングライター川嶋あいをモデルに、彼女が成功するまでと、彼女を支えた若者達を描いた青春アニメ。
 実は川嶋あいというシンガーソングライターをこの映画を観るまで知らなかったので、すっかりお亡くなりになられた伝記ものかなと思っていたら、生きていることに驚いた。
 病気の母親を残し歌手を目指して九州から上京したが、デヴューの目処は立たず、路上ライブで歌っていたら、若き起業家の社長と学生カンファレンスのメンバーがサポートしてくれて、歌手になってしまう。
 この話にどこに感動する要素があるんでしょうか?
 おそらく大勢いる歌手志望の中ではかなり恵まれている方じゃないの?
 確かに途中で母親が亡くなったり、意外な出生の秘密はかわいそうだと思うけど、歌手になる過程は物凄く恵まれているんじゃないかな。
 それに、目的があったら何やってもいいという雰囲気も疑問で、あれだけ警官に注意され、通行の迷惑になっても路上ライヴを続けることが良いとは思えない。
 人それぞれなのだが、自分は人に迷惑かける路上ライヴをするくらいなら、きちんとライヴハウスを借りてチケットを売って歌うべきだと思うぞ。
 金払っても聞きたいと思わせる歌じゃないと、将来歌手としてやってけないんじゃないの?
 路上ライヴ千回とか凄そうで、何か間違っている気がするのだが…。
 あと学生カンファレンスは彼女のサポートを落第してまでやることなのか?
 それ以前に、これって誰をターゲットにしている映画なんだろう?
 そんなわけで、自分にはこの映画については大部分で懐疑的で説得力がなかった。
 学習塾など教育事業を展開するワオ・コーポレーションが制作に関係しているので、成功するのはサポート(塾)がいるよ…といいたいのかなあ。(←深読みしすぎ?)

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2009年9月 9日 (水)

「カフェ・ソウル」

Cafeseoul  フード・ルポライターがソウルの伝統菓子店の味と店主の人柄に魅了されて取材をするのだが、実は店は地元ヤクザから立ち退きを迫られ、店主がケガをしてしまい、存続が危うくなっていた。
 帰ってきた店主の弟と店の立て直しをしようとするのだが…。
 自分も韓国に行った時に伝統菓子を食べたのだが、意外に美味しく、何故これが日本で流行らないか不思議でならなかった。
 特に飲み物なんか日本人にも受け入れられると思うのだけどなあ。
 そんな思いを馳せていたのだが、映画は韓国を舞台にした日本映画なのに、韓国映画のようにベタな展開だ。
 やっぱり家族の絆は大切だ~はいいのだけど、食べ物の映画なのでフードバトルになってしまうのはOK!
 だけど、食べ物があまり美味しそうに見えないので、最後のベタなオチにいくまでの説得力に乏しいのだ。
 自分としては、もっと伝統菓子の魅力が伝えてほしかったので、ちょっと残念。
 出演は、John-Hoonと斎藤工の日韓若手俳優共演…なのだが、実は斎藤工が演じるフードルポライターはあまり必要性がない。
 ただ、彼が出ないと普通に韓国映画になってしまうから、その意味では必要か?
 監督は「カフェ代官山」の武正晴。
 そうえいば、雰囲気が似ているなあ。

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2009年9月 8日 (火)

「BALLAD 名もなき恋のうた」

Ballad  かつてハズレなしと言われた劇場版クレヨンしんちゃんの中で、1、2位を争う傑作と言えば「モーレツオトナ帝国の逆襲」「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」だろう。
 この2本は最初は映画雑誌やアニメ雑誌でもガン無視状態だったが、ネットや口コミで評判になったことは今更言うまでもない。
 まあ、自分は「オトナ帝国」が1番なんだけどね。
 「戦国大合戦」の実写の映画化の話を聞いて驚いた。
 これはもう「カリ城」を実写化するようなもので、どう考えてもオリジナルの方が評価は高いし、熱狂的なファンは認めないだろう。
 ただ、悲しいかなオリジナルを観ている人が少ないので、その人達には面白いかもしれない。
 自分はオリジナルを原理主義ではないので、基本的の面白ければ何でもいいんだけどね。
 基本的に話は同じ。
 ただ決定的に違うのはアニメの方はしんちゃんの野原一家のキャラが既にできあがっていて説明する必要がないのだが、この映画の家族はよくわからないのに、既にできあがっている状態で進んでいく。
 そのため行動の動機づけが弱く、例えばタイムスリップもオリジナルもその原理を説明していないのだが、野原一家だからそんなもんだろうと思ってしまうのだ。
 さらにそのタイムスリップも、行方不明のしんちゃんを想う一念という理由だけで受け入れられる状況なのだが、さすがにキャラが確立していなくて実写では説得力がない。
 アニメのだから許されても、実写では不自然なこともあるのだ。(例:「20世紀少年」)
 まあ、それ以外は合戦のシーンもそれなりに迫力があるし、別物と考えればこんなものではないかな。
 出演は、例の裸事件でこの映画の公開が危ぶまれた草彅剛、新垣結衣(B82-W63-H88)、大沢たかお、武井証。
 草彅君は以外に渋い演技が良かった。
 武井証は「ぼくとママの黄色い自転車」ではバカガキにしか見えなかったのだが、この映画は至極まともで、あの映画は演出がダメだったことを実感した。
 監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴。
 この人、特撮の使い方は凄いが人の演出がちょっと弱いんだけど、今回はそれがもろ出てしまったなあ。

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2009年9月 7日 (月)

「南の島のフリムン」

Furimun  沖縄の養豚場で働く男が一目ボレしたポールバーの新人ダンサーをめぐって、米兵と決闘することになる…。
 もはや珍しくもなんともない異業種監督だが、この映画は「ドロップ」に続き、吉本興業×角川シネマが製作したもので、ガレッジセールのゴリの初監督作品。
 話はベタなのに、ちょっと狙いすぎの小ネタのせいで、さらにベタになっている。
 随分昔に放送された明石家さんまの「心はロンリー、ハートは…」みたいな感じだった。
 実はここ最近、韓国映画の次に沖縄映画が食傷気味で、青い海はいいとしても、沖縄の人って毎回、泡盛飲んで三味線で歌って踊ってるの?
 さらに平良とみは絶対に出さないといけないの?(彼女自身は問題はない)
 例えば大阪が舞台だと登場人物がタコ焼き食べているみたいなものだけど、実際はそんなのばっかりじゃないはず。
 もちろん、ご当地映画の場合は、それなりの「記号」がいるのはわかるのだけど、普通に生活している人もいるわけで、そとそろ「記号」ではない映画も観たいんだけどなあ。
 出演は監督も努めたゴリ、 諸見里大介、 ボビー・オロゴン、AKINA(B78W64-H80)。
 お~AKINAって「ジュエルペット」で、演技がうまくないのが話題の朝岡みなみ役じゃないか。
 この映画で実物はかわいいのはわかったけど、アニメの声優はやめた方がいいぞ。

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2009年9月 6日 (日)

「火天の城」

Katennoshiro  織田信長から安土城の築城を命じられた宮大工とその家族や職人の話。
 意外に何でもないことをもっともらしく見せるのは演出の腕を見せ所だろう。
 例えば伊丹十三は「マルサの女」でガサ入れの緊迫感を出していた。
 これの何が凄いかというと、基本は書類を運んでいるだけなのである。
 それでも妙な緊迫感がある。
 この映画も、山をまるまる城にするという壮大な話で、それこそ「プロジェクトX」の東京タワーみたいな、宮大工のプロフェッショナル魂みたいなものができるはずなのである。
 しかし、残念ながらどのエピソードも中途半端で、これだったら「築城せよ」の方が遥かに面白い。
 史実はどうなっているかわからないが、神木に使えるような大きな桧を敵国から手に入れるという難関が描かれているのだが、結局、それも人柄で何とかするみたいな感じでがっかり。
 さらに途中で物凄いジャンプ力の暗殺集団が出てきたりするのだが、ここだけ妙に浮いている。
 だって、それまでそんな演出トーンじゃなかったし…。
 さらには死んだと思われていた重要人物の、いきなりの登場とか話展開的におかしいぞ。
 色々エピソードを入れるのはいいのだが、散漫になってしまった感じが強く、もっと安土城ができるまでの話に絞り混んだ方が良かったんじゃないかなあ。
 出演は戦国時代でも肥えているいる西田敏行、織田信長役に椎名桔平、その他に福田沙紀(B79-W58-H80)など。
 自分の中で福田沙紀の出演映画=つまらないというイメージがあるのだが、この映画でさらにそう思ってしまった。
 監督は田中光敏。
 「化粧師 KEWAISHI」は面白かったんだけどなあ。

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2009年9月 5日 (土)

「ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版」

Saiko  季節の変わり目に放送される大家族スペシャル。
 大家族といえば思い出すのが「一発貫太くん」
 兄弟で野球をする設定なのだが、メンバーに犬がいて、当時は「母ちゃんは犬とまでやったのか」と思ってしまった。
 そもそも大家族は、生活レヴェルは高いとはいえず、子供は落ち着きがなく頭が良さそうに見えない。
 まあ子供を育てるのにどれくらい費用がかかるか考えたら、沢山作るわけもないのだが、それでも子供を毎年のように作る人ってどんな人なんだ?
 奥さんなんか結婚してから常に妊娠でほとんど生理ないんじゃないの?
 これはもうテレビ局の壮大な仕込みではないかと思ってしまう。
 もちろん微笑ましいと思っている人もいるかもしれないが、ほとんどの人は生暖かい目で観ているだろう。
 さて、この映画はカナダ人の女性映像作家が、長女の家出、長男のひきこもり、家庭内暴力など、様々な問題を抱えている日本の大家族に密着したドキュメンタリー。
 といっても、テレビの深夜番組としてカルト人気を博したフェイクドキュメンタリーの劇場版第2弾。
 あ~これもテレビ番組の映画化か…というのも最近は飽きてきたなあ。
 よ~く見れば、カメラの使い方とか音の集音の仕方とか普通考えたら無理なことが多いのですぐにフェイクドキュメンタリーとわかってしまうが、何も知らない人が観たら本当にドキュメンタリー映画だと思うだろう。、
 しかし、一方ではよく見てみると見えないものが見えてくるというか、もう一つの世界が見えてくる。
 その二重構造に気が付いた時、この映画の本当の面白さがわかることになっている。 
 その手の場合、途中でネタを割ってしまいそうなものだが、この映画はどこまでも徹底しているのが良い。
 そんなわけで、自分は結構面白かった。
 それに大元になった番組を観たことがなっかったしね。

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2009年9月 4日 (金)

「深海獣雷牙」

Photo  鯨の群れを追って東京湾から上陸し、浅草の町へ現れた謎の巨大生物を撃退するため台東防衛隊は巨大生物に攻撃を仕掛けるのだった…。
 林家しん平が「深海獣レイゴー」に引き続き監督した怪獣映画。
 結論から言うと大変つまらない。
 「レイゴー」の時はそれなりに工夫が感じられたが、この映画は林家しん平が身内を集めて楽しく特撮ごっこをしているにしか見えず、おそらく現場は大変楽しいだろうと思うが、完成した映画が面白いかどうかは別の話だ。
 「山形スクリーム」も現場が楽しそうだが、それよりも遥かに楽しそうだが、そんな身内のホームビデオを見せられても困ってしまうのだ。
 怪獣映画+アイドルヒロインというのが売りみたいだが、話の流れ的にあまり関係がなく、さらに出演している女の子があまりかわいくないという困った状態になっており、さらに特撮は(狙っているとはいえ)あまりにもショボく、それを許せる位の何かが何もないので、上映時間82分という極めて短い時間が、とてつもなく長く感じて苦痛でならなかった。
 一応、林家しん平は怪獣映画へ熱い情熱を燃やす落語家らしいが、自分には<怪獣映画の好きな自分が好きな人>にか思えず、これで怪獣映画好きと言われても困ってしまうのだ。
 あと、落語家なのに、どうしてこんなにお笑いのセンスがないの?
 笑わせようと思わせるところが見事すべりっぱなしなのだが…。
 出演は平成ガメラの螢雪次朗 、その他に折山みゆ(B83-W59-H89)、浦田麻緒(B80-W56-H80)、江野沢愛美(B80-W59-H83)、懐かしの桜庭あつこ(B89-W66-H90)、それにおそらく彼の落語仲間など。
 8ミリフィルムでもっと面白いもの作っている人もいたので、今更こんなもの見せられるのは残念だ。

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2009年9月 3日 (木)

「グッド・バッド・ウィアード」

Good  宝の地図をめぐって賞金ハンター、ギャングのボス、マヌケなコソ泥が満州を駆け巡る…。
 大変面白い!
 イタリア製の西部劇がマカロニウエスタンなら、これはキムチウエスタンか。
 おそらく日本映画では無理であろう大陸を舞台にした大活劇!
 韓国映画でお馴染みのベタな展開はなしで、ひたすらアクション三昧!!
 東洋人の西部劇は「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」を観て、絶対に無理だと思っていたら、ちゃんとできることを実感した。
 話は至って簡単で、アクションを始めるきっかけでしかなく、実は宝の地図そのものが目的になってきていて、さらには、それ3人の男の因縁の方が気になってしまう。
 宝そのものはマクガフィンでしかなく、「M:IーⅢ」のラビットフットなみにどうでもいいものなのだ。
 出演は賞金ハンターはチョン・ウソン、ギャングのボスにイ・ビョンホン、マヌケなコソ泥にソン・ガンホ。
 イ・ビョンホンとソン・ガンホはキャラが立ちまくっているけど、チョン・ウソンはかっこいいのに影が薄い。
 監督は「甘い人生」のキム・ジウン。
 ただ、エンドロールで無理してオレンジレンジの歌にしなくてもいいと思うのだが…。

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2009年9月 2日 (水)

「ノーボーイズ,ノークライ」

Noboys  韓国から日本へと荷物を運ぶヒョングと彼を出迎える男・亨は、ある日、襲撃を受けて荷物をなくしてしまう。
 何とか発見した荷物の中には韓国人少女がいて、多額の報酬と引き換えに彼女の失踪した父探しを手伝うことになる…。
 なんか、妙にキレが悪くダラダラした映画である。
 本当は早く終わりそうな話を無理無理うすくした感じで、「アジアの純真」をフルコーラス歌っているところでマジで帰ろうかなと思ってしまった。
 寓話っぽいけど、寓話と適当な話は違うしね。
 出演は妻夫木聡とハ・ジョンウ。
 案の定、妻夫木は泣いているシーンがあり、すっかり男泣き役者として定着してしまったが、ちょっと飽きてきたのでしばらく泣くの禁止な。
 脚本は「ジョゼと虎と魚たち」や「天然コケッコー」の渡辺あや。
 監督はキム・ヨンナム…って誰?
 この映画のダメな成分の80%は脚本で、残りは演出だと思う。
 唯一、良かったのは短い時間ながらも光っていた貫地谷しほり(B83-W58-H82)のメガネっこぶりか。

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2009年9月 1日 (火)

「悲しいボーイフレンド」

Kanashiibf  タイトルを聞いて、渡辺美里の歌だよなあと思っていたら、劇中にガンガン使われていた。
 う~ん、やっぱり渡辺美里のアルバム「eyes」と「Lovin'you」は神の出来であることを認識!
 中年となった主人公が、突然現われた謎の少女の登場で、学生時代の切ない初恋の思い出を振り返る…という話で、主演は「相棒」の寺脇康文。
 なんと彼の初単独主演映画だそうな。
 中学生の尼酸っぱく切ない思い出をリリカルに渡辺美里の名曲に乗せて描いていく。
 自分は、やさぐれた生活をしているのでピュアな青春物が好きなのだが、この映画は、俗に言う描きたいもののために逆算して脚本を作っている状態だ。
 だから、中年男の前に現れる少女と一緒に故郷に帰るという展開が相当無理無理だし、中学時代の感想もこっ恥ずかしいエピソードテンコ盛り!
 同じ無理無理でも岩井俊二の「Love Letter」くらいのハッタリがあればなあ。
 監督は「ブラブラバンバン」の草野陽花。
 あと8ミリもノスタルジーのアイテムの一つだけど、「虹の女神」があったので、あの映画の後だと不利だな。

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2009年8月31日 (月)

「PLASTIC CITY プラスティック・シティ」

Pc  幼い頃にアマゾンのジャングルでアジア系ブラジル人のユダに拾われ育てられた日系ブラジル人キリンは、青年となり、彼の右腕としてショッピングモールでコピー商品を販売する闇家業をしていた。
 ある日、ユダが彼の失脚を狙う新興勢力の策略により投獄されてしまう。
 キリンはユダを救い出すため、激しい抗争の渦に巻き込まれていく…。
 この映画と「悲夢」を観る限り、オダギリ ジョーが出演している海外の監督の映画はつまらないのではないかと思ってしまう。
 アンソニー・ウォンとか共演も豪華なんだけどなあ。
 どうもあまり緊迫感がないのでダレてしまう。
 もちろん、出演者の演技による行間を読み取らないといけないのだが、自分はそこまで優秀じゃないので無理でした、すいません。
 監督のユー・リクウァイは有名な人らしいのだけど、全く知らないしなあ。

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2009年8月30日 (日)

「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」

20th3  浦沢直樹の原作漫画を3部作にして映画化。
 その完結編。
 実はもう2作目あたりで随分へこたれていたのだが、3部作なので、最終作を観るまで評価できないと思っていた。
 もちろん、3部作でも、それぞれ起承転結があって1本の映画として観ることができるのが望ましいんだけどね。
 この映画は1作目も2作目も1本の映画としてみると全くもってメリハリがなく起承転結が薄い。
 全3作なので、最終作を観れば、3作を通して1本の映画として面白いかもしれないと思っていたのだが…すいません、全く面白くありませんでした~っ。
 世界規模の話を町内の人々で解決する話は原作通りなのだが、漫画だとOKでも、実写だと違和感を感じることもあるわけで、ただでさえ嘘臭い話が、さらに嘘臭くなっている。
 原作とは違う映画オリジナルの結末で、ついに明かされる“ともだち”の正体も、何かもうどうでもよくなってくるのだ。
 今までの謎も言葉で延々と説明しており、テレビで放送しやすいようにCMのタイミングに都合のいいエピソード割りになっているので、映画館でテレビを観ているような感じだ。
 公開日がおりしも総選挙の前日ということで、世の中を変えようとしているのが現実と映画がシンクロしているのと、コンサートシーンがこれまた公開日に放送されている「24時間テレビ」に似ている(狙ったか?>日本テレビ)のが、タイミング的に面白いかなあ…って映画と全く関係ありませんね。
 まあ映画を観て友民党に投票だ~という人はいないと思うが…。
 出演は前作とほとんど同じで、監督も引き続き堤幸彦。
 常盤貴子(B83-W58-H86)の胸が相変わらず豊満だったことを改めて認識。
 トヨエツは見た目が「ハリポタ」のダンブルドア先生みたいになっていた(笑)
 エンドロールの後にも物凄く長いエピソードがあるので見逃さないように。
 ただ、上映時間が155分なので、その時はかなりへこたれ、人によっては尿意が限界まで来ている状態なので注意!

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2009年8月29日 (土)

「南極料理人」

Nankyoku_ryorinin  平均気温マイナス57℃、ペンギンやあざらしどころか、ウイルスもいない南極ドームふじ基地で、総勢8名の男たちの食事を用意する料理人の話。
 正に究極の単身赴任先というべき南極。
 当然、コンビニもなければファミレスもなく、テレビ放送も受信できない。
 1日中昼かと思えば、1日中夜だったりして、実は宇宙の次に苛酷な場所ではないかと思われるが、この映画の8人は緊迫感とはまるで皆無で、意外に楽しそう。
 食べているものが豪華で美味しそう。
 正直、普段の自分より良い物を食べているのには間違いない。
 ラーメンとかおにぎりが本当に美味しそうなのだ。
 何もないところで、楽しみといえば食べることとはいえ、これだけ充実して、自分は一銭も払わなくてもいいのはうらやましい。
 映画は南極の日常生活を淡々と、ユーモアを交えて描いており、この緩さと南極の苛酷な状況の対比が大変面白い。
 それでいて何げないセリフの伏線を全て回収しているのも良い。
 出演は堺雅人、生瀬勝久、きたろう、豊原功補など濃い役者ばかり。
 監督の沖田修一。
 これがデヴュー作とは思えない安定した演出ぶりだ。
 南極で暮らす彼らを見て福利厚生は大切だと真剣思った。

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2009年8月28日 (金)

「ちゃんと伝える」

Chantsutaeru  父親が病に倒れ余命あと少しと知り、父親と向き合う決心をした息子だが、実は彼自身も癌で、さらに父親より短い余命宣告されてしまった…。
 果たして自分の想いをちゃんと伝えることはできるか?
 意外にも本人に余命いくばくもないとちゃんと伝えても信じないことが多いんだよなあ。(自分の身内の話なんだけど…)
 基本的に自分は難病映画が好きではない。
 この手のネタの映画にろくなものはない。
 何しろほとんどの映画が、死が近いのに普通の人より体力がある病人が出てきて、死なすことによって泣かせようとしているだけでしかないからだ。
 もちろん、それが悪いとは言わないが、少なくともうまく騙してほしい。
 この映画は確かにツッコミ所もベタなところもあるのだが、愛する人が死んだらどうしようという定番のテーマに、愛する人より先に死んだらどうしよう…という逆転の発送を入れているのが斬新なのだが、さらに自分は自覚がないのに死の宣告をされたらどうするかということにも言及している。
 自覚がないのに死の宣告というのは、人間ドックを受ければ、それに近いことがある。
 再検査とか言われるだけで気分がブルーなのに、「近いうちに死にます」とか言われたら、真剣お先真っ暗だ。
 この映画が観ていていたたまれないのは、自分にその可能性がないわけでもないからで、自分はちゃんと伝えるどころか腹くくれないと想うな。
 そう考えると毎年の人間ドックがいやになる。
 だけど、受けないわけにはいかんのよね~。
 主演はEXILEのAKIRA、
 共演に奥田瑛二、高橋惠子(B86-W58-H82←「高校生ブルース」出演時)、伊藤歩(B82-W60-H80)。
 監督は園子温。
 「愛のむきだし」が異常な長さなので、この映画が物凄く短く感じた。
 あと、もっと過激な話かなと思いきや、意外に普通の作りなので驚いた。

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2009年8月27日 (木)

「愛のむきだし」

Ainomukidashi  上映時間237分。
 これは危険だ。
 映画が面白くなくても我慢できる時間は2時間が限界の自分に取り、その2倍近くの時間は何かあった場合はもう取り返しができない。
 そんなわけで体調を整え観にいった。
 敬虔なクリスチャン一家に育った少年が、運命の少女との出会い、一瞬で恋に落ちる!!
 まあ一瞬といっても上映時間で1時間くらいかかっていて、そこでやっとタイトルが出てくるんだけどね(笑)
 途中でインターミッションが入る映画は、「七人の侍」以来かもしれない。
 いやはや大変面白い!
 もう一回観る気はないが、意外にもあっと言う間だった。
 とにかく前半の強引だが勢いのある展開が凄い!!
 盗撮、パンチラ、カルト教団、女装など、少し倒錯じみたところもあるが、間違いなく「純愛映画」だった。
 出演は西島隆弘、満島ひかり(B76-W58-H89)、安藤サクラ(B83-W58H80)の若手俳優やベテランの渡部篤郎など。
 特に「プライド」でもそうだが、満島ひかりのハイテンションの演技は見事!
 安藤サクラはキワ物女優の道をまっしぐらか?
 監督は園子温。
 面白いが上映時間が、回転率が悪いため劇場泣かせだし、今の若者に根性はないので、短縮版もありなのか?(自分は反対だけど)
 テレビ局関係の映画だと、やっぱり前編後編で盛り上げるんだろうなあ。

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2009年8月26日 (水)

「ぼくとママの黄色い自転車」

Bokumamayellow  パリに留学中の母親から毎週届く手紙を楽しみにしている小学3年生の少年が、実は母親がパリではなく小豆島にいることを知り、愛犬を連れて自転車に乗って会いにいく…という話で、小学校時代に体育館で強制的に見せられた「ボクは五才」を思い出した。
 2009年8月に観たダメ映画は「山形スクリーム」だと思っていたら、それに勝るとも劣らないダメ映画。
 まず、根本的に「ボクは五才」は5才だから許されるのであって、この映画の主人公は小学3年生にしては頭が悪すぎる。
 そもそも母親に会うために岡山まで新幹線に乗ろうとするのだが、犬が別料金だから乗れないとわかる。
 普通だったら犬を家に置いてくればいいのに、犬と一緒に行くために自転車に乗って岡山に行こうとするのだ。
 よくわからないが、今の小学生ってこんなに頭悪いの?
 もうここらへんでついていけなくなっている自分がいるのだが、その後も台風の中、走り回ったり、あっちこっちで人に迷惑をかけっぱなし。
 これはもう微笑ましいのレヴェルではないと思う。
 パリにいるはずの母親が小豆島にいるには理由があるのだが、これも「ニライカナイからの手紙」と同じような感じで、いい話に思えるけど、実はそんなことしていたら子供がかわいそうと思えてくる話なのだ。
 こんな話で映画の企画って通るんですか?
 原作がベストセラーって本当?
 いや、子供が主人公なら子供の中でのいっぱいいっぱいの中での考えての純真な行動というのがあると思う。
 母親に何が何でも会いたいという執念を描いているのは、「母をたずねて三千里」の時代からあるのに、こんな緩い話展開ではまずいだろ!!
 主演は久しぶりに子供のきばった演技を見せる武井証、共演に阿部サダヲ、鈴木京香(B83-W59-H86)。
 監督は「子ぎつねヘレン」の河野圭太。
 いやおそらく監督やプロデューサーだって一応プロだからわかっていると思うのだけど、諸々の諸条件があって、「仕事」としてやってしまったんだろうなあ。
 もっとも他の席からすすり泣きも聞こえたので、感動した人もいるのかも。
 自分はこの映画は全くダメだった。

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2009年8月25日 (火)

「宇宙(そら)へ。」

Rocketmen  NASAのマーキュリー計画→アポロ計画→スペースシャトルの歴史を振り返るドキュメンタリー。
 8月21日と22日が500円で観ることができたので迷わず観にいった。
 確かに50年代~60年代はアメリカがイケイケの時代で、あの勢いなら21世紀は月面都市ができているだろうと思っていた。
 しかし、実際にはヴェトナム戦争で宇宙開発は縮小することになってしまう。
 いかに戦争は金がかかるかよくわかる。
 一方ではアポロ計画から時間が経ちすぎて月面着陸は実は嘘だったのではないかとも思えてくる。
 映画はNASAの全面協力なので、ソ連関係はまるでなく、映画で有名なアポロ13号にも触れていない。
 基本的に新しい映像はないのだけど、大画面で観ることができるのは嬉しい限り。
 それに入場料500円だと心広くなって結構何でも許せてしまうんだよね~。
 この映画で唯一感動したのは、スペースシャトルが爆発した時のレーガン大統領の言葉だ。
 「未来は臆病者のものではなく、勇者のものです。」
 おそらく彼のブレーンが考えたんだろうけど、少し泣けた。
 日本語版ナレーションは宮迫博之は意外にうまかった。
 まあこの人お笑いというより、今や俳優だからねえ。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年8月24日 (月)

「96時間」

96  最愛の娘が海外旅行先で拉致られた。
 タイムリミットは96時間!!
 元秘密工作員の親父が人の迷惑関係なしで最強の親父が動き出す!
 フランス映画業界の中学生と言われるリュック・ベッソンが製作・脚本だが予想以上に面白い!
 ベッソンの映画は緩いところがあってもたつくことが多いのだが、この映画は娘が拉致られるまではちょっと間延びするが、その後の展開が加速していく。
 何しろタイムリミットがあるのでのんびりしていられない。
 だから手掛かりを掴むためにガンガン進んでいかなくてはならない。
 そのため戦いは瞬殺で進んでいくのでテンポが良いのだ。
 娘を助け出す最強の親父といえば、「コマンドー」やスティーヴン・セガールの映画でもお馴染みのジャンルだが、シュワちゃんやセガールが見た目から強そうなのに、この映画はパッと見が、どこにでもいそうな普通の親父なのである。
 演じているのが名優リーアム・ニーソン。
 何故彼がこんな中学生の考えそうな映画に出ているのかがわからないが、逆に彼だからこそ見た目の普通さとのギャップがあって面白い。
 しかし、彼もライトセーバーを持っていないと普通の人なのね(笑)
 監督はピエール・モレル。
 もちろん、ツッコミ所は満載なのだが、親父が絶対に娘を助けたいという映画の重要な要素である何が何でも度が高く、勢いがあって上映時間が短いのでOK!
 タイトルが「24」を思わせて、確かに便乗している感もないわけでもないが、他にも「48時間」とかあるし、逆に96時間という、よく考えれば余裕たっぷりの時間をタイトルに使うの斬新だと思う。

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2009年8月23日 (日)

「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」

Hottarake  いつのまにか失くしてしまった母親の形見の手鏡を見つけるため、人間の世界でほったらかしにされたもので作られたホッタラケの島に迷い込んだ女子高生の冒険を描くCGアニメ。
 CGアニメはピクサーやドリームワークスなどが一歩先に行っている感もあるのだが、果たしてアニメ技術世界一と言われる日本のお手並み拝見…なのだがイマイチ感が強い!
 あれだけ違和感のあったピクサーやドリームワークスの絵に慣れてしまったせいか、この映画のキャラクターデザインには違和感を感じてしまうのだ。
 意外にもハリウッドのCGアニメの方が「萌え」を感じるのだが、この映画は狙っているのかそれがないのだ。
 まあ確かに主役の女の子は後半捕らわれの身になってからは、妙にエロいのだが…。
 そもそもこの映画は誰をターゲットにしているかわからない。
 子供向でもないし、大人向きと考えると若干物足りない。
 個人的には、本人に自覚がなくて使わないものを持っててもらえるなら全然OKなんだけどね。
 声の出演は綾瀬はるか(B88-W61-H91)、沢城みゆき(B79-W57-H84)、戸田菜穂(B82-W60-H88)。
 声優以外が声を担当すると叩かれることが多いが、綾瀬も戸田も下手ではなかった。
 監督は佐藤信介。
 Production I.Gなんで期待したんだけど、自分的にはこの映画をホッタラケの島に持っていってもらってもいいんだけどね。
 しかし、それ以上に予告編で見たアトムがやばそうな予感が…。

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2009年8月22日 (土)

「ココ・シャネル」

Coco  ファッション界のカリスマ、ココ・シャネルの伝記ドラマ。
 15年ぶりにファッション界に復帰したココだったが、周囲の反響は芳しくなかった。
 物語はそんな彼女が今までの人生を振り返るというもの。
 実はこの映画の他にもシャネルの映画が9月に公開され、正にシャネル祭り状態になっている。
 孤児でお針子からファッション業界の巨人になるまでを描く「どてらい男」みたいな立身出世物かと思いきや、意外にも恋愛物の要素の方が多かった。
 そのせいか、後半は少し駆け足で、ナチス・ドイツとの関係は当然ガン無視だ。
 それでも今でも女性の憧れのブランドであるシャネルの話となれば、興味深く面白い!
 特にココの晩年を演じるシャーリー・マクレーンが貫禄十分で適役!
 若い頃を演じるバルボラ・ボブローヴァも微妙な美人でOK!
 監督は「アート オブ  ウォー」のクリスチャン・デュゲイ。
 そういえば、初めてシャネルのマークを見た時に、B&BのTシャツのパクリじゃんと思ったが、後で実はB&Bがシャネルの元ネタであることを知ったことを思い出した。
 いやはや若かった…というよりバカだったんだなあ。

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2009年8月21日 (金)

「テケテケ2」

Teketeke2  「テケテケ」の続編というか、もともと2部作だったらしい。
 前の話は少し絡むものの基本的には別物といってもいいかもしれない。
 いじめにあっている女子高生がテケテケを使って復讐する話。
 今回も1作目同様怖くないのだが、自分は怖い映画が好きではないのでOK!
 主演は岩田さゆり(B75-W57-H78)と仲村みう(B82-W53-H80)。
 岩田さゆりは「赤い糸」で知っていたが、仲村は「ヤングマガジン」のグラビアでは知っていたものの動いているのは初めて見た。
 監督は前作に引き続き白石晃士。
 1作目と2作目を続けて観るとより楽しめるかもしれないが、個人的には1作目が一番面白い。
 2作目はホラーで重要な命にかかわる切羽詰まった状況の度合いが少ないんよね~。

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2009年8月20日 (木)

「縞模様のパジャマの少年」

Shimamoyou  しまむらで買ったパジャマの少年ならいそうだなあ(笑)
 第二次大戦下のドイツで、8歳の少年ブルーノはある日、行くことを禁じられた林の向こうにある有刺鉄線のフェンスに囲まれた<農場>で、縞模様のパジャマを着たひとりの少年と出会い仲良くなるが…。
 子供の目線を通して戦争を描く映画は数あれど、これは正に21世紀の「禁じられた遊び」といえるかもしれない。
 子供は純粋無垢といえば聞こえはいいが、少ない知識と経験で自分の中で目一杯の定義付けをして納得してしまう。
 ところが、戦争は子供の想像を遥かに越えたものであり、大人でさえもよくわからない。
 それはブルーノ少年の母親が徐々におかしくなっていくのを見ても明らかだ。
 少年の言う<農場>というのは、もちろんユダヤ人の強制収容所のことだ。
 ブルーノはフェンス越しにユダヤ人の少年と知り合い、仲良くなるが、8歳の少年にユダヤ人がどういう扱いを受けているかなどわかるはずもない。
 何しろ国家規模でがっちり情報操作をしているから。
 物語は間接的に戦争と当時のドイツの状況を描いていく。
 そして想像もしない展開になっていく。
 正直、あまりにも想定範囲外の展開に自分は相当なショックを受けている。
 監督は「ブラス!」のマーク・ハーマン。
 とりあえず、これから観る人は何も情報を入れずに観ることをおススメする。

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2009年8月19日 (水)

「ナイト ミュージアム2」

Nightmiuseum2  今回の舞台はワシントンDCにある世界最大の博物館スミソニアンだ~っ!
 つうことで、夜中に展示物が動くファンタジーコメディのシリーズ第2段。
 VFX満載のシリーズ物は、大抵続編が物量作戦になってしまうのだけど、この映画も例外ではなく、前よりも多くの展示物が動きまくりだ。
 しかし、一方ではシリーズ物の面白さである登場人物とのやりとりや、お約束が物凄く適当で、あまりうまく動かしきれていないのが残念!
 特にミニチュアのカウボーイとかね。
 話もドタバタがメインなので申し訳程度。
 そもそも、展示物を動かす魔法の石板を持って一晩隠れていれば終わってしまうという、あまり緊迫感のない設定をいかにうまく見せるかが勝負なのだが、1作目ほどうまくいっていない。
 だけど、遊園地感覚で観ている分には面白いのでOKかな。
 主演はベン・スティラー。
 う~ん、この人、本国では人気者なのに日本ではイマイチで、やはりコメディ俳優の人気の各国の違いは文化の違いか?
 共演の前作に引き続きロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、さらに新たに「魔法にかけられて」のエイミー・アダムスが出演!
 実年齢はともかく、やっぱり彼女はかわいい!
 監督は前作と同じショーン・レヴィ
 おそらくアメリカ人なら当たり前でお約束の笑いがあるのだろうが、日本人にはちょっと厳しいかも。
 何しろ博物館の中を知っていることが前提だから。
 同じように日本の上野の博物館が舞台だったら、絶対に面白くなりそう!
 一方では、この映画を観て、かにアメリカの歴史が浅いかよくわかった。

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2009年8月18日 (火)

「マン・オン・ワイヤー」

Manonwire  1974年、ワールド・トレード・センターのツインタワーの間を、鋼鉄のワイヤー1本で渡り歩いたフランスの大道芸人フィリップ・プティのドキュメンタリー。
 アカデミー賞での最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞している。
 最初に出てくるワールド・トレード・センターの工事現場が、まるで例の惨事の後片付けのように見えてしまった。
 いや、普通絶対にやらないよなあ。
 落ちたら命はないし何のメリットもないから。
 だけど、登山家がそこに山があるから登るように、そこにビルがあるから綱渡りするだけなのだ。
 ところが、このあまりにも無謀な挑戦も実はフィリップ・プティ一人でできたわけではなく、彼の仲間と相当な準備があってこそ成功している。
 この映画は実行するまでの計画を関係者の証言と再現ドラマを交えつつ検証していく。
 ワイヤー1本を歩き、時には寝転ぶのも凄いが、いかにビルとビルの間にワイヤーを張るのか、またその持ち込み方は?など完全犯罪の計画のような面白さがある。
 そしてワイヤーの上を優雅に歩く姿は大変美しい。
 「史上もっとも美しい犯罪」とはよくいったものである。
 一方ではワールド・トレード・センターが今はないことを考えると、歴史的資料価値のある映画でもある。
 全てが終わった後、フィリップ・プティの心境の変化が興味深い。
 まるで、神の領域に行ってしまったような感じなのである。
 宇宙から宇宙飛行士が神懸かっているという話を聞くが。彼もそんな感じなのか?

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2009年8月17日 (月)

「3時10分、決断のとき」

310  随分前に公開されていたのに、何故か日本では今頃公開!
 ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルの2大スター競演は売りになると思うけど、西部劇というのがダメなのか?
 理由はよくわからないが、DVDスルーにならなくて良かった。
 話は、借金苦の牧場主ダンは200ドルの報酬と引換えに、駅馬車襲撃のボスを首謀者であるウェイドを列車に乗せる仕事を引き受ける…というもの。
 当然タイムリミットはあるし、、行く手にはウエイドの仲間がいたりするので簡単な仕事ではない。
 調べたらリメイク作品らしいが、オリジナルは未見。
 この映画の魅力は何といっても主役2人につきるだろう。
 ラッセル・クロウ演じる冷酷な悪党のはずなのに妙に人間臭いウエイド、クリスチャン・ベイル演じる金目当ての中にも誇りを忘れないダン。
 お互い利害が一致しないのに、友情にも似た何かを感じている。
 あまりにも男汁あふれる展開が最高!
 とにかく心意気を感じる映画なのだ。
 監督はあるジェームズ・マンゴールド。
 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」はあまり面白くなかったが、この映画は面白い!
 そう考えると公開が遅れる理由は何故だろう?。

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2009年8月16日 (日)

「トランスポーター3 アンリミテッド」

Hage3  シリーズ第3弾!
 自分の車から20メートル離れると爆発する仕掛けのブレスレットをはめられてしまったプロの運び屋フランクが、依頼品を届けるため赤毛を助手席に乗せ、指定の目的地へひたすら車を走らせる…。
 映画が始まる前に2作目までのおさらいがあるのだが、別にそんなの必要ないだろうし、あれではタルコーニ警部との関係とか全くわからないぞ!
 さすが製作・脚本が映画業界の中学生といわれるリュック・ベッソンだけあって、今時「少年ジャンプ」でもやらないような話を真剣になって作っている(笑)
 話は別にツッコミ所満載でも、それが気にならないくらいの勢いがあればいいのだが、基本的にリュック・ベッソンの映画はもたもたしているところがある。
 この映画も会話だけ場面の演出があまりうまくないのと、フランクとタルコーニ警部とのエピソードがあまりにもユルすぎるので、観ているうちに冷めてきてしまうのだ。
 主演のアクションのできるハゲでお馴染みジェイソン・ステイサムは、もっと動けると思うのだが、この映画では状況がわからない程アクション・シーンをカット割りをしているのが残念。
 自転車のアクションを見ると、本当にジャッキーかしてきたなあと思う。
 ヒロインがモデル体形はいいとしても、顔のそばかすがあまりにも汚く、またそれに輪をかけて役柄が性悪女なので、いくら彼女の命があぶないという設定でも、どうでもいいと思ってしまうのだ。
 つうか首の刺青の「安」って何だよ?
 安い女ってこと?(日本人対象のギャグ?)
 基本的にリュック・ベッソンの映画のヒロインは体が細く貧乳、品のないメイクが基本なので、仕方ないのかもしれない。
 敵役が「プリズン・ブレイク」のロバート・ネッパー。
 監督のオリヴィエ・メガトンは今までどんな仕事をしているかわからないが、基本的にリュック・ベッソンが関係している映画はどれも似たような感じになるので誰が監督でも問題なし。
 あと、運び屋の厳しいルールがあるといいながら、守ったためしがないのに、それを強調されてもなあ(苦笑)

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2009年8月15日 (土)

「色即ぜねれいしょん」

Img812214930000  1970年代をの京都を舞台に、ロックと恋愛に憧れる文化系男子が主人公の青春映画。
 みうらじゅんの自伝的小説を田口トモロヲ監督が映画化。
 実は同じ組み合わせの「アイデン&ティティ」が面白くなかったので不安だったのだが、思った以上に正統派文科系青春映画になっていて面白い!。
 ドラマや漫画だと盛り沢山の内容の高校生活だが、実際には大きなことは何も起こらず、平凡、それでも本人的には一喜一憂することがある。
 文科系というか、音楽や映画、漫画や小説などが好きな高校生は多分世間が思っている以上に多く、そして恋愛にうまく踏み込めない男子高校生の方が絶対的に多いに違いない。
 この映画はそこらへんが妙にリアルである。
 主人公はフリーセックス主義者が集うという隠岐島のユースホステルへ行ったり、文化祭で自作を歌を歌ったりと実は意外に充実している。
 おそらく、彼よりもっと静かに何も起こらない生活をしている男子もいるはずなのだが、まあそれだとドラマが成り立たないから仕方ないわなあ。
 恵まれすぎて不自由ない青春は確かにありだと思う。
 ただ文科系の共通の特徴は一歩踏み込めないことであり、この映画はそこらへんを見事に描いていると思う。
 主演は黒猫チェルシーのヴォーカルである渡辺大和。
 う~ん、実は黒猫チェルシーを今回初めて知ったのだが、歌っている場面では、ヴォーカルの人の起用は正解かなと思ってしまう。
 個人的には白いビキニがまぶしい臼田あさ美(B80-W59-H83)と、今や母親役ができる年齢になってしまった堀ちえみ(B82-W56-H80←「潮騒」出演当時)に注目したい。
 ただ、自分は音楽をやらないので主人公ほど、ボブ・ディランに心酔する気持ちはわからない。
 やっぱり映画好きの文科系青春映画の傑作は「グミ・チョコレート・パイン」だな。
 

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2009年8月14日 (金)

「そんな彼なら捨てちゃえば?」

Sonnakarenarasutechaeba  あ~時節柄、酒井法子(B82-W60-H83)や矢田亜希子(B83-W58-H83)へのメッセージのようなタイトルだ~。
 何度失恋しても前向きななジジ。
 7年も同棲をそろそろ結婚をしたいがその気のない彼氏と別れようとするベス。
 結婚生活も順調かに思われたが、夫の浮気が発覚してしまうジャニーン。
 この3人を中心に男女9人入り乱れる恋愛コメディ。
 男子禁制のガールズ・トーク・ムービーらしいのだが、女性向きというより、これは男性向きの映画ではなかろうか。
 女性の本音は当然女性には当たり前だが、男性には新鮮かもしれない。
 それに、スカーレット・ヨハンセンが下着になって豊満な胸を揉まれているのを見て喜ぶのは男性の皆さんではなかろうか?
 ここ最近の彼女は必ず胸の開いた服を着てエロ路線まっしぐら…というか、もはや彼女の存在そのものがエロい。
 この映画の彼女はあまりにも美しさが浮いてしまうのだ。
 さらに共演がジェニファー・コネリー!!!
 あ~これこそ夢の新旧巨乳共演ではないか。 
 自分的にはこれだけで満足なのだけど、複数の人間が入り乱れている割りにはうまく出し入れができているし、話もいかにもありそうなネタで面白い。
 基本的に出てくる人、全員痛い人ばかり!
 自分は特にジジの自分に都合のいい思い込みの痛さに泣けた。
 ベスは彼女よりも旦那の結婚しない気持ちが理解できてしまった。
 ジャニーンは旦那の浮気は本人にも問題があるのではないかと思ってしまった。
 出演は、スカヨハとジェニファー以外に、ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジニファー・グッドウィンなど豪華な顔触れ。
 監督はケン・クワピス。
 意外にも劇場は女性の佃煮状態で、女性デーは全席売り切れで泣く泣く帰ったこともあるので、意外なヒット作かも!

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2009年8月13日 (木)

「小三治」

Kosanji  そういえばテレビで落語をすっかり見なくなった。
 確かにず~っと座ったままで、見る方にも集中力を必要とする落語はテレビ向きではないかもしれない。
 かといって、なぞりのテロップが入ったり、編集されるのも勘弁してほしい。
 落語はもはや伝統芸と称して一般人には遠い存在になっていくのかもしれない。
 この映画は<撮られることは好きじゃない>噺家・柳家小三治の密着ドキュメンタリー。
 もはや柳家小三治とは誰か?を説明しなくてはならない人が多いと思うが、それは観ていればわかるようになっている。
 時々、彼の落語が入るのだが、その一部にもかかわらず大変面白い!
 今、演劇やコンサートをデジタル上映で観る時代なので、落語もあっていいと思う。
 もちろん、生がいいのは十分承知でね。
 ちなみに、この映画も観る方に相当な集中力がいるので、テレビ程親切ではないので心して観るように!


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2009年8月12日 (水)

「侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦」

Shinken  クサレ外道衆の頭目・脂目マンプクが率いる1万の大軍を相手に苦戦するシンケンジャー。
 絶体絶命を打開するためには、300年前に初代シンケンレッドが使い、マンプクを封じたという伝説の秘伝ディスクの存在を手に入れるしかない。
 しかし、敵陣の真っ只中にある神社に納められていた…。
 こう聞くと面白そうなのだが、敵陣にあっさり入れてしまうというか、普通に子供がお参りしているしね(苦笑)
 仮面ライダーに時間を取られているせいか、凄く上映時間が短く、結局TVシリーズの完結を映画でしまいました~みたいな感じだった。
 劇場によっては邦画初のとなるフルデジタル3Dシステムによる撮影が行われ、一部劇場では迫力の3D上映らしいので、そう考えると、この短さはありかもしれない。
 とりあえず、子供たちは「歌おう」と呼びかけられてエンディング熱唱!
 楽しそうなのでOKじゃないかな。

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2009年8月11日 (火)

「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」

10  平成仮面ライダー10周年を記念して、主人公が過去の9作品の世界を渡り歩くという無茶な設定の「仮面ライダーディケイド」。
 劇場版はそれに輪をかけて昭和の仮面ライダー大集合!
 敵は各仮面ライダーの敵が手を組んだ大ショッカー。
 そんなわけで、話は一応TVシリーズと連動はしているものの適当で、全仮面ライダー大集合のお祭り映画である。
 TVシリーズで取り上げられている昭和のライダーがRXとアマゾンなのは、ちょうど今の子供のお父さんが子供の頃観ていたのがRXだからで、当然今回子供を連れてくるのはその世代だからだろう。
 1号とか2号はおじいちゃんの世代のライダーになるのかもしれない。
 ただアマゾンが何故TVシリーズで扱われているのかが不思議だ。
 少なくともアマゾンはかなり異質で、知らない人が見たら敵の怪人だと思うかもしれない。
 当時もかなり評判が悪かったはずなのだが…。
 歴代ライダーがずらりと勢揃いすると、シリーズ物の悲しさか、1号と2号のシンプルさから、どんどんゴテゴテした格好になっていくのがわかる。
 キバが歴代仮面ライダーで一番かっこわるいと思っていたが、ディケイドはさらにかっこわるさで上をいっているのを強く感じた。
 自分はアマゾンで仮面ライダーを卒業して、ブラックで再度復活したのを思い出した。
 一応、ブラックは初期の設定に近くて好きだったけど、RXは造形がかっこわるくて好きになれなかった。
 この映画に南光太郎を演じていた倉田てつをが出ているのだが、かつての美青年も、すっかりおっさんになっていた。
 これが時の流れか~。
 劇場版はZOが面白かった。
 空を飛んだり、巨大化しているのは問題外である。
 ただこの映画では巨大ライダーの必然性を作っているのには感心した。
 一方、V3が「ぶいすりゃ~」と名乗っているところは懐かしいものがあった。
 そんなわけで、歴代ライダーを観て思いを馳せるのが、この映画の正しい見方であり、物語をどうこういうものではない。
 次回登場の仮面ライダーWも出てくるが、キカイダーのような造形とバロム1を思わせる設定にさすがにお父さんも脱力かもしれない。
 「こんなの仮面ライダーじゃね~」という心の中の悲痛な叫びが聞こえそうだ。
 自分は面白ければ何でもいいんだけどね。

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2009年8月10日 (月)

「HACHI 約束の犬」

Hachi  忠犬ハチ公といえば、銅像が待ち合わせの場所となり、銅像が平成ガメラに吹っ飛ばされたり、「大正テレビ寄席」の「ハチ公顔負け、チュー拳ホイ!」など、日本では有名な犬で、1987年には「ハチ公物語」で映画化されている。
 その物語がリチャード・ギア主演によってハリウッドでリメイク!
 映画化の話を聞いた時、ハリウッドも真剣企画がないことを実感した。
 それかフジテレビ開局50周年記念映画なので、仕事としての依頼ものか?
 それはともかく、いかにもな日本の話をいかにアメリカに置き換えるのか興味があったので観にいく。
 犬が外国犬かと思いきや秋田犬なのには驚き!
 秋田犬がアメリカにいる理由が、アメコミのヒーローがコスチュームをつける理由並みにもっともらしく感心した。
 ところが、やっぱり話に無理がありすぎで、そもそも犬の放し飼いが成り立つのは1920年代だから成り立つのであって、いくら何でも自己主張が激しく何かにつけて裁判の国で、大きい秋田犬が放し飼いはありえない。
 住民全員が親切なファンタジーの世界だとしても少し苦しい。
 しかし、リチャード・ギアも「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」とか微妙な日本映画のハリウッドリメイク専門になりつつあるなあ。
 監督は「サイダーハウス・ルール」や「ショコラ」のラッセ・ハルストレムなのだが…とりあえず仕事としてやってしまったのかな?
 まあ犬はかわいいし、上映時間は短いので犬のアイドル映画としてはOKかもね。

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2009年8月 9日 (日)

「G.I.ジョー」

Gijoe  映画化の話を聞いた時、今更感とハリウッドも真剣企画がないことを実感した。
 しかし、エッフェル塔の崩れる予告編を観て感動!
 愛国心の強いフランス人は怒るかもしれないが、あの映像は凄い!
 まあ近いうちに同じようなアングルで東京タワーを倒す日本映画が出てくるだろうなあ。
 話は、あらゆる金属を侵食し粉々にする驚異の性質を持つナノマイトが強奪されたので、世界屈指の精鋭で構成される最強の国際機密部隊G.I.ジョーが、加速装置付きのハイパースーツなど最新の兵器を使って奪還し、敵を殲滅するというもの。
 なんじゃこりゃあ…というくらい単純明快!
 これぞ正統派の娯楽映画。
 少々頭が悪くても理解できる話を爆発&アクションてんこ盛りにして勢いで見せていく。
 1960年代の007とスター・ウォーズ旧3部作を足したような話で大変面白い!
 「メガフォース」みたいになってなくて良かった。
 メンバーの一人と敵の女がかつての恋仲で、そのため判断が鈍って危機に陥ることがあるのに作戦に参加させたり、存在が秘密のわりには目立ち過ぎの行動をしているG.I.ジョーの行動はツッコミ所満載だが、一方ではいかにもなマッドサイエンティストや、北極の極寒の中でも胸の谷間をさらしている女性など映画が楽しくなる要素を最優先している演出は潔し!
 こういう映画は絶対に必要なのだ。
 出演は知名度があるのはイ・ビョンホンとデニス・クエイドくらいで、主人公でさえあまり目立たない。
 一応、レイ・パークが出ているんだけど、ダース・モールの時もそうだけど基本顔出しNGの人なの?
 戦うヒロインと言えばバイオハザード・シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチなのだが、貧乳がいただけないという人は安心なされ。
 この映画のヒロインは全員豊満なので大丈夫!
 監督は娯楽専門のイメージが強いスティーヴン・ソマーズ。
 本編に出てくる加速装置を見て「サイボーグ009」のできるのではないかと思ったが、仮面ライダー555のアクセルフォームやカブトのクロックアップでできてるからなあ。

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2009年8月 8日 (土)

「サマーウォーズ」

Summerwars Summerwars_2  仮想都市OZが人々の生活に浸透している時代。
 高校2年生の健二は、あこがれの先輩・夏希にフィアンセのふりをするバイトを頼まれ、彼女の田舎である曾祖母である栄の家を訪ねる 
 そこには栄の90歳の誕生日を祝うために個性豊かな親戚連中が集まっていた。
 一方、OZに異常が発生!
 世界の危機に立ち向かうため、家族が一致団結する…。
 「時をかける少女」の細田守監督の最新作は規模の大きなホームドラマだ。
 今まで世界を救う家族といえばサンダーバードが有名だが、たかだか5~6人で金に物を言わせている国際救助隊と違い、この映画の家族は15人以上で、金はないが家族の絆と人脈で世界を救おうとする。
 予想以上に面白い!
 田舎の風景と仮想都市の世界観の描き方が見事で二つの世界のギャップが良い。
 それでいて、家族という今更ながら、されど忘れがちなテーマを掘り下げているのは見事としか言いようがない。
 ネットという広大な世界を舞台に世界を救おうとするのが田舎の家族というアンバランスがこの映画の面白さだろう。
 憧れの美人からフィアンセのふりをしてくれとか、どこの少年誌のラブコメなんだよ?とツッコミたくなるようなベタなところもあるが、語り口がうまいのであまり気にならない。
 やたらと多い登場人物もきちんと描かれているも良い。
 声の出演は神木隆之介、桜庭ななみ(B79-W60-H89)、富司純子(B83-W58-H86←「緋牡丹博徒」出演時)。
 お盆に田舎に帰れない人にはオススメ!

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2009年8月 7日 (金)

「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」

Naruto3  「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の劇場版第3
 強大な忍の力を備えた雲・岩・霧・砂の4つの里から、特殊能力である血継限界を持った4人の忍が行方不明に!
 疑惑の矛先は、唯一被害を受けなかった火の国に向けられる。
 お互いを疑い始めた大国同士に第四次忍界大戦の危機が迫る。
 一方で、カカシ先生が姿を消す…。
 この映画の公開前に劇場でナルトとカカシ先生の出会いのところのみ漫画を抜粋した小冊子を配っていた。
 それを読んで予習をしたせいか映画が思った以上に面白かった。
 オールスターキャストでそれぞれ見せ場があり、アクションもてんこ盛り!
 そしてナルトのどんな時でもカカシ先生の味方で、それを邪魔するものは敵味方関係なしの徹底振りがいい。
 やっぱこの手の話は「何が何でも」度が高い程面白いのだ。
 今までのシリーズを知らない人でもわかるし、ファンならではの思い入れのある話の作り方もうまく、TVシリーズの映画化の理想の形だと思う。
 連載10周年記念作品だそうだが、そういえば「ワンピース」の映画はどうなったの?

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2009年8月 6日 (木)

「テケテケ」

Teketeke  テケテケというのは寺内タケシのギターの音ではなく、テケテケという音に振り向くと下半身のない女性に襲われ、身体を真っ二つにされて下半身を奪われてしまうという都市伝説のこと。
 下半身がないというと、映画ファンは誰しもケニーを思い出してしまうだろう。
 テケテケはどちらかといえば口裂け女と同じカテゴリーに属する都市伝説だ。
 クラスメイトがテケテケに殺された女子高生が自分も狙われはめに!
 1度は奇跡的に逃げ延びたものの、3日以内に必ず殺されるらしい。
 彼女は都市伝説を調べている従姉妹の女子大生と助かる方法を探ろうとするが…。
 いわゆる諸条件をクリアして助かろうとするリング系のホラー。
 正直、怖い映画は好きではないのだが、この映画は怖くなくて良かった。
 まあ、いくら殺されるかもしれないとはいえ、合体前のゲッター3みたいな上半身だけの奴が物凄い早さで走ってきても愛嬌があるだけで怖いとは思えない。
 そこらへんは怖い映画としてはいかがなものかと思うが、映画そのものは思った以上に退屈しなかった。
 出演は、大島優子(B77-W55-H78)と山崎真実(B84-W59-H87)
 マミやんもすっかりキワモノ映画専門女優になってしまったなあ。
 監督は白石晃士。
 続編もあるのだが、その感想は後日!

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2009年8月 5日 (水)

「天皇伝説」

200907302352000  ある日突然、町中の電柱に怪しげな煽り文句と毒々しいデザインのポスターが貼られている時があったら、それはもちろん渡辺文樹の映画が上映されることを意味する。
 インターネットで入手できない情報はないと思われる現在に、公式ホームページはおろか、どんな紙媒体も使わず、ゲリラ的に貼りまくられるポスターのみが唯一の情報源!
 前時代的だが、逆に溢れる情報の中では目立つ方法かもしれない。
 残念なことに気づいた時には終っていることが多く、次回の上映先なんかわかるはずもない。
 それが渡辺文樹の映画が都市伝説化している所以だろう。
 ポスターを発見したら少々無理してでも観るしかない!
 っつうことで出先でポスターを見つけたので時間を調整して観にいってきた。
 「ノモンハン」と「天皇伝説」の入替上映だが、時間の都合で「天皇伝説」だけ観る。
 受付には監督の奥様と娘さんらしき人がいて、チケットの販売をしていた。
 渡辺監督の過去の作品のDVDも販売されていた。
 とてもアマゾンとかで取り扱ってくれそうもないと思ったのか、購入している人が多かった。
 上映前に監督の挨拶があり、映画の内容を熱く語っていた。
 上映はプロジェクター全盛期の時代にフィルムだった。
 映写機のガラガラという音は久しぶりだった。
 映画は極めて普通で、ポスターで煽りから想像してしまうショッキングなものではなかった。
 それどころか、上映前に熱く語ったことが、そのまんま映画の内容だった(笑)
 監督も自ら出演…というか、奥様と娘さんも出演という家族総出だった。
 チープ感はあるものの勢いがあり、また何があるかわからないという秘密の上映という緊迫感もあって意外に面白く観てしまった。
 映画を観に行ってもパンフレットを買わない自分だが、物凄く久しぶりにパンフレットを買った。
 中身は監督の前フリと映画の内容、そのまんまだったが、ペラペラの中身のないものよりは遥かに濃い内容だった。
 

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2009年8月 4日 (火)

「山形スクリーム」

Yamagata  山形県の落ち武者の里の村を舞台に、歴史研究会の女子高生と蘇った落ち武者やゾンビとの戦いを描くホラーコメディ。
 竹中直人の「サヨナラ COLOR」以来の監督作品。
 ホラーとして見ても怖くないしコメディとしても笑えない。
 竹中のギャグは彼が演じている分にはそれなりに面白いのだけど、それを映像化しても面白いわけではないのだ。
 おそらく撮影現場は楽しそうだなあと思うが、だからといって映画が面白いわけでもないのだ。
 物凄く独りよがりの竹中のプライヴェート映画と考えるしかないだろう。
 唯一怖かったのは成海璃子(B81-W57-H82)の劣化ぶりで、肥えすぎだろ~!!
 「罪とか罰とか」でもやばいと思ったが、この映画でもさらにやばい状況に!
 あと麻生久美子(B80-W59-H83)が出ていると思ってたら、マイコ(B82-W56-H84)だった(笑)
 あとせっかく紗綾(B80-W57-H80)が出ているのに巨乳の持ち腐れ…いやそれよりも、成海璃子より彼女が主演の方が良かったかも。
 

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2009年8月 3日 (月)

「ボルト」

Bolt  人気テレビ番組のスーパースター犬ボルトは愛する飼い主ペニーを超能力で守っている…と思っているが、実は人間たちにテレビの世界を現実と信じ込まされていたのだった。
 そんなある日、ハリウッドから遠く離れたニューヨークへと運ばれてしまったボルトは、全てはドラマの中のことだったと知る。
 それでもペニーの愛だけは本物と信じ、ノラ猫ミトンズやハムスターのライノに助けられながら遥か遠くのペニーのところへ帰ろうとするのだった…。
 「チキンリトル」とか「ライアンを探せ」を観る限りピクサーと関係ないディズニーアニメは面白くないと思っていたのだが、これは大変面白い!というか真剣感動した。
 製作総指揮にジョン・ラセターがいるせいかピクサーのアニメを思わせる良質なものがあった。
 冒頭のアクションは実写顔負けの迫力で、ツカミはOK!
 これだけでも十分観る価値あり。
 ボルトはワンサくんを思わせるものがあり、そう考えるとミトンズは「ネコジャラ市の11人」のガンバルニャン、ライノはとっとこハム太郎…ってまんまか(笑)
 これら3匹は大変かわいく魅力的!
 それでいて、パッと見ただけでそれぞれがどんな生き方をしてきたかわかるようになっている。
 特に黒猫のミトンズはかつてはきちんとした飼い猫でその後捨てられて物凄く苦労しているのが、彼女の痩せた体や態度でわかるようになっている。
 ボルトと一緒に行動するうちに心が通じるようになって、彼に一緒に住むことを提案した時に、ボルトのダンボールの部屋だけクッションが置いてあるのを見て、彼女のやさしさには泣けた。
 ずっとスタジオ暮らしだったボルトは本来の犬としての生活を知らない。
 そのためミトンズが犬について色々教えるのだが、その中でも車から顔を出すというのに感心した。
 確かに犬が窓から顔を出しているのはよくみかけるが、これを何げない犬の幸せまで昇華してしまった描き方は凄いと思う。
 当たり前かもしれないが相当犬や猫の動きを相当研究していて、それをさらに愛らしく見せているし、習性を行動の原動力としている。
 考えすぎと言われそうだが、犬の帰巣本能=ペニーのところに戻ると考えれば納得できてしまうのだ。
 自分は日本語吹替版を観たのだが、ボルトの佐々木蔵之介もいいが、ダントツで良かったのがミトンズの江角マキコ(B82-W56-H86)とライノの天野ひろゆき。
 この二人はへたな声優より遥かに雰囲気を掴んでいた。
 江角の声は江角なのだが、ミトンズの雰囲気にぴったり合っているし、天野は言われなければ絶対に彼とわからないし、それでいてうまい。
 声は本職の声優が一番で、芸能人を使うほを嫌う人がいるが、必ずしも本職の声優がうまいわけではないので偏見はやめた方がいいと思う。
 あと、アメリカアニメでお馴染み歌い踊るミュージカルシーンがなかったのも良かった。

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2009年8月 2日 (日)

「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」

Iceage3  シリーズ3作目。
 3作目まで作られるということは本国ではそれなりに当たっているのだろうが、日本では大ヒットというわけではないと思う。
 2作目まで観る限り面白いとは思えない。
 3DCGアニメはもはや普通にジャンルとして確立されている。
 その中でもピクサーとドリームワークスのアニメはダントツだが、あとの残りは微妙で、特に20世紀フォックスとソニーは出遅れた感がある。
 フォックスの有名アニメと言えば、やはりアイス・エイジ・シリーズだろう。
 マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴを中心に氷河期に生きる動物たちが騒動を描いているが、1作目で氷河期と言っているのに人間の子供が出てくるで少し萎えてしまった。
 2作目で氷河期というのにジャングルが出てきたり、飛躍した設定というよりやりすぎ感が強い。
 それ以前にテンポが悪く、結局一番面白いのはスクラットとドングリの本編のブリッジ的なエピソードだけである。
 そして3作目!
 正直全く期待してなくて惰性で観にいったのだが、意外にもシリーズの中では一番面白かった。
 話はひょんなことからティラノサウルスにさらわれてしまったシドを救出するため、マニーとシド、ディエゴが恐竜の世界へ行くというもので、スクラットとドングリの話は、メスが出てきてさらにパワーアップして面白い!
 特に一番最初のエピソードが短編アニメとして考えるのなら、かなりの傑作なので、これだけでも価値ありである。
 さらに、今回初登場の隻眼のイタチのバックのキャラが、主役の3匹よりキャラが立ちすぎていて、とにかくかっこいいし、アクションは迫力がある。
 正直、彼が主役でスピンオフを作っても十分いけるのではないかと思っている。
 とにかく今回からやっと面白くなったので、観るのをやめなくて良かった。

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2009年8月 1日 (土)

「アジール・セッション」

Asylum  文明が発展を止めた遠い未来。
 刑事の父に反発して家出した女子高生ヒヨコは、人々がテント生活するスタジアム、アジールに辿り着く。
 そこでストリート・チルドレンのリーダー、アキラと出会うが、町の美化を名目にアジールは取り壊しの危機に直面していた…
 インディーズでミュージシャンとして活躍していたアオキタクトが、原案から映像、音楽制作まで行った3DCGアニメ…なんだけど、そもそも自分はアオキタクトなる人物がどんな人なのか知らない。
 調べてみるとたった一人でPCを使いフル3DCG作品「ハルヲ」を制作したらしい。
 新海誠みたいな感じか?
 実はその「ハルヲ」をこの映画の後に観てしまった。
 確かにこの映画は「ハルヲ」の世界を昇華したみたいな感じだった。
 いわゆる将来模索中の青春映画で、青臭いところもあるが芸術が題材だとそうなってしまうしね。
 絵的にぎこちないところもあるが、妙に熱い手作り感があって良いと思う。
 声の出演に平野綾(B83-W53-H84)とか意外に有名どころを使っているのも要チェック!

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2009年7月31日 (金)

「真夏の夜の夢」

Natsu  「真夏の夜の夢」と聞いて思い出すのは、「巨人の星」で、大リーグボール1号が出てきた時に実況のアナウンサーが使った言葉だったり、「ガラスの仮面」で北島マヤの芝居だ。
 一応、シェイクスピアの戯曲だとは知っているものの、粗筋程度で実際に読んだことはない。
 この映画は「ナビィの恋」の中江裕司が監督が「真夏の夜の夢」を題材にした恋愛ファンタジー。
 恋に疲れて故郷の世嘉冨島に戻ってきたヒロインと、人々の記憶から忘れ去られようとしている島の精霊の交流を描いている。
 実はここ最近、沖縄系の映画には食傷気味で、全部がそうだとはいわないけれど、大抵、沖縄を中心とした島々=癒し系のいいところで、泡盛飲んで三味線(?)の音に合わせて踊って、語尾に「さ~」とつけて話して、平良とみが出ている…というのばっかりな感じがする。
 韓国映画がベタなのと同じで、そういうものだと言われればそうなんだけど、もう少し何とかならないかなあと思う。
 この映画も、ゆるい話展開で、これ本当に面白いと思って作ってるの?>関係者の人
 いや、もちろんシェイクスピアを元ネタにしているとはいえ、もっと捻らないとダメなんじゃないの?
 頭にタコがず~っとくっついているって笑えるか?
 最後も弁解がましいのが情けない。
 もうそろそろ沖縄系映画も見直しの時かもね。

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2009年7月30日 (木)

「クヌート」

Knut  ドイツのベルリン動物園に生まれたホッキョクグマの赤ちゃんクヌートは、母グマが育児放棄してしまったため、人に育てられる。
 クヌートの飼育記録と思いきや、北極に暮らすホッキョクグマの親子や、ベラルーシの森林で母親なしで暮らすことになった二頭のヒグマの子供たちの話も同時進行で進んでいく。
 昔から動物映画はキラーコンテンツと言われているが、この映画は夏休みなのに真剣観客数少ない!
 「南極物語」なんか立ち見だったけどなあ。
 やはり動物物も劇映画が人気であって、ドキュメンタリーは人気がないのかも!
 この映画はどちらかといえば「パンダフルライフ」と同じカテゴリーに入るもので、「パンダフルライフ」は管野美穂(B81-W57-H82)がナレーションだったが、この映画は藤井フミヤが担当している。
 まあ確かに白熊のあかちゃんはかわいいのだが、テレビでも観ることのできそうな映像を映画館で金払って観る意味あるのか?(もちろん、不本意ながらここ最近は、テレビ番組の映画に金を払ってばっかだが…)
 少なくともアニマルプラネットで放送してそうな内容だしね。
 それに3つの動物の話があまりうまくリンクしているとは思えない。
  テーマも無理無理取って付けたような感じだしね。

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2009年7月29日 (水)

「セントアンナの奇跡」

Kiseki  1983年、ニューヨークの郵便局員が客をいきなり射殺!
 彼の部屋から歴史的に貴重なイタリアの彫像が発見される。
 事件の謎を解くカギは、彼が兵士として派遣された1944年のイタリアの戦場にあった…。
 スパイク・リーが史実を元に作った戦争ドラマ。
 最初、出てくる黒人がそっくりなのでわかりにくい(え、自分だけですか?)。
 同盟国であるはずのイタリアとドイツが戦っている状況とか、世界大戦中の黒人の扱いとか、その他もろもろ、ある程度状況がわからないと何が何だかわからず置いてきぼり状態になってしまう可能性がある。
 良い話だとは思うのだけど、上映時間が長すぎる。
 もっとうまくまとめれば2時間20分以内でまとまったのではないかと思ってしまう。
 出演はデレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ…と物の見事に知らない人ばっかだった。
 一部ご都合主義なところもあるが、タイトルに奇跡ってあるくらだしね…。
 音楽がジョン・バリー時代の007っぽくて少し懐かしかった…あ、もちろん世界中で自分だけが言っているのは重々承知しています。

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2009年7月28日 (火)

「ひとりかくれんぼ 劇場版」

Hitorikakurenbo  巷で流行している降霊術“ひとりかくれんぼ”
 ある日、一人の女子生徒が失踪!
 彼女の担任は、女子生徒の部屋で“ひとりかくれんぼ”のやり方を記した紙を発見!
 女子生徒の失踪との関連を探っていくうちに、同僚も犠牲になってしまい、やがて、彼女も想像を絶する恐怖に直面していく…。
 子供の頃、こっくりさんやらエンジェルさんなどの降霊術(?)が流行したことがあったのだが、どうもこれは小中学生に延々と続く流行らしい。
 この映画の“ひとりかくれんぼ”というのは、こっくりさんの変形で、ネットを使ってもできるというのが今時か。
 ところが、ひとりかくれんぼのルールをネットの掲示板で説明しているため、わかりにくくテンポが悪い。
 いやもっというと、ホラー映画の神髄は命がかかっているため、切羽詰まっているのだが、この映画は意外にユルく話が展開していく。
 切羽詰まってないので、緊迫感も怖さもないのだ。
 まあ、自分は怖いのが苦手なのでいいのだが…ってそんなのでどうして観にきているんだよ!と言われそうだが、主演が川村ゆきえ(B87-W59-H87)なので、観にいきました、すいません。
 しかし、「ヤンジャン」や「ヤンマガ」のグラビアでは天下無敵の彼女も、服を着て出てくると極めて普通の美人なんだなあ。

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2009年7月27日 (月)

「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」

Photo  日本の子供なら誰でも見ているアニメといえば、ドラえもんとアンパンマンなのだが、自分はアンパンマンって何となく設定は知っているものの通して見たことないんだよねえ。
 そんな自分が初めて観るアンパンマン映画がこれだ!
 コナンやらポケモンなどの劇場版は全部観ているのだけど、アンパンマンは何故か観てなかったのが不思議だ。
 誰も知らないようなアニメ映画も観ているんだけど基本をはずしているんだよなあ~。
 流れ星を降らすことが大好きでおてんばなキララと、心やさしく星を見守るキラリは、双子の星の妖精だが、喧嘩したはずみで地上に落下してしまい、キララはアンパンマンに助けられる。
 その頃、ドクターヒヤリのロボットのだだんだんを操る黒い星の子ギラリが現れる。
 一方、キララとキラリがいなくなった星空では、世界のすべてを滅ぼす力を持つデビルスターが強大化し、周りの星を攻撃し始めた…。
 思った以上に面白かったが、子供向きのアニメで上映時間の割りには盛り沢山の内容には驚き!
 基本設定とはいえ、アンパンマンが自分の顔を食べさせるのには猟奇的なものがあった(笑)
 あと、意外に豪華な声優陣だったり、有名な歌もじっくり聞くと意外にいい歌詞なのには驚き!
 おそらく多くの人には今更ながらの話で申し訳ない。
 ちなみに何故、子供に交じってこの映画を観たかというと、夏休みや年末年始でお馴染み、封切り停滞時期で、観るものがなかったという不謹慎な理由からでした。(ついついもう一回「エヴァ」も観たし…)

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2009年7月26日 (日)

「湖のほとりで」

Mizuumi  北イタリアの小さな村の湖のほとりで、美しい少女の死体が見つかる。
 殺人事件として捜査をしていくうちに村人一人ひとりが、何らかの問題を抱え、愛する家族にさえ打ち明けられない痛みに苦しんでいることが発覚してくる…。
 映画の始めにかわいい女の子が行方不明になるのだが、軽い前ふりでしかなく、メインは湖のほとりで裸で死んでいる少女の話がメインだ。
 話が進むと色々なことがわかってきて、それも美少女全裸事件とは別にへヴィーな話が出てくる。
 それどころか、事件の捜査をしている警部さえも家庭に問題を抱えている。
 実は、すっかり推理物のモードで観ていたので、この展開は意外で戸惑ってしまったが、それぞれの事情が微妙に関係して事実が明らかになっていくのは面白い。
 監督は、この映画が長編デヴュー作のアンドレア・モライヨーリ。
 イタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で史上最多10部門を独占したらしいのだが、この賞そのものの存在を知らないので、どれくらい凄いかはわからない。
 ただ「ニューシネマパラダイス」と「ライフ・イズ・ビューティフル」に続く…みたいな宣伝の仕方には甚だ疑問だ!

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2009年7月25日 (土)

「扉をたたく人」

Photo  経済学教授ウォルターは妻を亡くして心を閉ざしていた。
 ある日、ニューヨークの別宅を訪れると、そこには見知らぬ男女がいた。
 事情を知ったウォルターは2人の滞在を許し、シャンベ(アフリカのドラム)を通して心を通わすが、不法滞在を理由に男の方が拘束されてしまうのだった…。
 9.11以降アメリカの移民政策が非常に厳格な措置を講ずるようになったことが前提となっている話らしいのだが、自分はあまりよくわかっていない。
 っつうか、不法滞在者がいることそのものがダメだと思ってしまうのだけど、アメリカは若干違うようで、これは移民の国であるアメリカと島国の日本人との違いか。
 そう考えるとこの映画が成り立たないのだが、実はそこらへんのアメリカ人ならわかる社会ネタよりも、主人公の再生の話がメインで、妻が死んで心を閉ざしている状況を移民政策と巧妙にシンクロさせているのだ。
 だから、おそらくご当地の人には相当来るものがあると思う。
 普遍的なテーマと時事ネタの盛り込み方がうまいなあと感心!
 監督はトム・マッカーシー。
 主人公を演じるうのは、リチャード・ジェンキンスで、この映画でアカデミー賞主演男優賞ノミネートされた(当然逃したわけだが…)。
 この映画を観て、あの太鼓がシャンベという名前だと初めて知る。
 あれをたたくとキングボンバに変身できるんだな…って、「てれびくん」創刊あたりの永井豪先生の漫画を知らないとわかり辛いネタですいません。

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2009年7月24日 (金)

「パッテンライ!! ~南の島の水ものがたり~」

Pattennrai 日本が世界に誇れる唯一の文化といえば、アニメしかないのだが、その全てが萌え系ではない。
 「萌え」と関係ないアニメだって地道に存在するのだ。
 この映画も、キャラクターデザインは「萌え」からは遥かに遠く、それでいて少し古めかしい。
 話も日本統治時代の台湾で土木技師の八田與一を描いたもの。
  雨量が少なく不毛の大地と呼ばれていた台湾南西部に位置する嘉南平原に広大な灌漑施設を造った人で、台湾では相当な英雄らしいが自分はこの映画で初めてその存在を知った次第。
 色々な国に色々な偉人がいるわけで、ライト兄弟や野口英世ばっかりではないのだ。
 ちなみに「パッテンライ」というのは、台湾語で「八田がやってきた」の意味らしい。
 そう、これはよく学校で有無を言わずに見せられる教育映画もしくは文化映画に近いものなのだ。
 おそらく、これだけで萎えてしまう人もいるだろうが、食わず嫌いはやめた方が良い!
 何故なら思っている以上に面白いからだ。
 確かに説教臭いところはないわけでもないのだが、それ以上に水がないとことに水を持ってくる構想にロマンがある。
 子供の観客のために感情移入しやすいように日本人と台湾人の幼少から大人までの友情を盛り込んでいるのだが、本当はアクセント程度なのに、これが意外に心暖まる話なのだ。
 意外に必見なアニメ映画!(いや無理にとは言わないが…)
 製作に虫プロの名前があったのが懐かしかった。
 まだあったんだなあ(失礼)

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2009年7月23日 (木)

「SR サイタマノラッパー」

Sr  「ここサイタマから世界に向けてソウル・トゥ・ソウル。メッセージ送ってんだよ」
 「宇宙人かよ、お前」
 予告編のこの会話が面白くて観にいった。
 やっぱ、予告編は大切だよね。
 レコード屋もライブハウスもないサイタマ県のフクヤ市で、ラッパーとしての成功を夢見るヒップホップグループSHO-GUNGのメンバーの一人IKKUはニートだが、いつか世界的なラッパーになりたいと夢見ている。
 思っている。そんなある日、東京でAV女優をやっている高校時代の同級生が地元に帰ってきた…。
 もっとお笑いの映画かなと思いきや、意外にも正統派の青春映画だった。
 確かに町中でストリートミュージシャンとか見かけるけど、ヒップホップで成功するのはさらにハードルが高いだろうなあ。
 なりたい自分との大きなギャップを感じている主人公と、おそらくなりたくない自分になってしまったAV女優の何ともいえないやるせなさと、若者にありがちなどこかで踏ん切りをつけなくてはならない状況というのが痛いほど伝わってくる。
 年とれば、いかに普通に生きるかが難しいかわかるし、自分に才能がないこともわかる。
 特に音楽は一見華やかなのは一部でその末端には知らない「プロ」もいる。
 だけどスポーツの選手と違い、目に見える基準がないからわからないんだよね。
 昔、自分の学生時代の同級生がフリーターをしながらバンドをやっていたんだけど、結局、月~金の昼間働いて、練習は夜とか土日で、これだったら時間的に正社員で就職しているのと変わらないし、むしろそっちの方が遥かに良いことに気づいてしまった。
 今は音楽をやめて何事もなかったように地元に就職している結婚して2人の子持ちだ。
 「やっぱ、学校出る時になりたい自分になっている、またはそれに近い場所にいないとダメだなあ」
 時々、思い出したようにいう彼の言葉が正しいかどうかはわからないが、若い時は何もわかんないんだよねえ。
 この映画はシニカルな笑いの中にもシビアな現実が見え隠れしている。
 最後の壮絶なヒッポホップ(?)合戦は色々な意味で鬼気迫るものがある。
 全編ほぼ1シーン1カットの撮影が妙な生々しさも出している。
 出演は駒木根隆介、共演に人気AV女優のみひろ(B82-W59-H84)。
 監督は入江悠。
 しかし、ヒッポホップをする人ってどうして名前がアルファベットなんだろう?
 日本語じゃダメなの?…って無粋な質問?
 

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2009年7月22日 (水)

「劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ」

Pokemon2009  タイトル長いよ!happy01
 ポケモンは劇場版は全て観ているのだけど、1作目公開の時の観客の数は異常で、当時はシネコンが普及していなくて入場する時はひたすら並ぶのだが、外まで人があふれており、係の人が整理券を配っているのだが、それが朝なのに夕方の券で、「立ち見ならまだ大丈夫です」という今の完全入れ替え制では考えられない説明があった。
 今はさすがにあの時の異常さはないが、DSを持って行くとポケモンをゲットできるらしいので、それなりに集客力はあるようだ。
 自分はテレビシリーズを観ていなくて劇場版のみが全てなので、映画と映画の間に新しい設定や登場人物が出くると状況把握に精一杯になってしまう。
 そして、「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」になってからは、さっぱりわからず、今回が劇場版第3弾といいながら、もう全くついていけない状態だ。
 ドラえもんみたいに永遠に昭和40年代的な世界をループしているものではないので、かなり厳しいものがある。
 今回の話は、すべてを生み出したといわれる幻のポケモン・アルセウスが、大昔、自分の命の源から作り出した命の宝玉を人間に貸して繁栄させてやったのに、人間が裏切って攻撃を仕掛けてきたので、人間に制裁を加えるために登場!
 サトシたちアルセウスの怒りを静めるために、時空を超えた旅に出る…というもの。
 う~ん、オチはなんとなくわかるし、時間旅行をしていても、前のオーキド博士の泣かせる話程でもないので、目茶苦茶面白いというわけでもなかった。
 これは、もう自分が今の設定を把握していないからで、ファンが観たら面白いのかもしれない。
 声の出演は。美輪明宏、高嶋政宏、北乃きい(B80-W61-H81)。
 美輪は「もののけ姫」の時にも神様系の役を演じていたのでお手のものだ。
 っつうか、もうそろそろ自分もポケモン卒業か~?

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2009年7月21日 (火)

「サンシャイン・クリーニング」

Sunshinecleaning  姉は、かつては学園のアイドル的存在チアリーダーだったが、今はシングルマザーで、仕事もいけてないハウスキーパー、さらには高校時代の恋人と不倫中。
 妹は自立できずに父親と同居中。
 仕事も長続きしない。
 その父親も一攫千金を狙って怪しげなお菓子やエビの直卸しなど手を出してはうまくいっていない。
 そんな負け組姉妹が一発逆転を狙って始めた商売は事件現場のハウス・クリーニングだった…。
 事件現場の清掃の映画というと、ちょっと前に「ザ・クリーナー 消された殺人」を観たので珍しさはないのだが、考えてみれば世の中色々な仕事があって当たり前だよなあ。
 この映画の町は頻繁に名探偵コナンの米花町くらい事件が発生するのか彼女らの仕事も大繁盛!
 アメリカってそんなに治安が悪いの?
 「リトル・ミス・サンシャイン」の製作チームの映画だが、あの映画と同じような痛快感はない。
 あそこまでファンタジーな話でもない。
 つうか、あの姉妹のダメっぷりが本当に痛々しい…だけど憎めない。
 母親のエピソードはちょっとホロっとしたけど、DVDとかあるんじゃない?、それか放送している時ビデオ録画とかしないの?それとも想像以上に貧乏だから?…というのは野暮か。
 だけど嫌いじゃないんだよね。
 ダメ姉妹を演じるのは、エイミー・アダムスとエミリー・ブラント。
 監督はクリスティン・ジェフズ。
 エイミー・アダムスって「魔法にかけられて」でお姫様役だったのだけど、結構いい歳なんだなあ。

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2009年7月20日 (月)

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

Halfblood_prince  何かもうすっかり惰性で観ている感があるハリー・ポッター・シリーズだが、新作が公開される度に予習をしなくてはと思いつつも、1本がやたらと長いので見直す気になれず、とりあえず劇場で新作を観ながら記憶を呼び起こしている状態だ。
 そんなこんなで、シリーズ第6弾。
 すっかりハリーやハーマイオニーも思春期を迎え色ボケ状態に突入!
 復活した宿敵ヴォルデモートの知られざる過去に迫りながら最終決戦へ向け新たな冒険に臨む…という話なのだが、半分以上は学園ラブコメであり、話が動き始めるのは、物語が終わる終盤あたりであり、予告編でお馴染みの橋が崩れ落ちるシーンは冒頭でいきなり出てくる。
 しかし、今回は学園恋愛物なので、それ以上のスペクタクルな見せ場はなく、今までのような魔法合戦を期待すると肩透かしなのだ。
 それなら恋愛物として面白いかといえばそうでもなく、ユルくて感情移入のしにくい展開になっている。
 おそらく、これは長編の中の小休止みたいなもので、確実に完結編までいくことを前提としたシリーズならではの話展開で、おそらく通して観ると意味を持つはずなのだが、映画は2年位に1本ペースで作られるので、よほどのファンでないと辛いものがある。
 もっともこれは演出の弱さに原因があるわけで、制作側に問題があるといえよう。
 恋愛モードで観ると、定番だとハリーとハーマイオニーがカップルになりそうだが、実はロン×ハーマイオニーというのが意外で、ハーマイオニーってダメ男好き?と思ったが、キレ者の彼女にとってはちょっと鈍い感じのロンの方が癒されるのかもしれない。
 「Zガンダム」でフラウとコバヤシが結婚していたのが妙にリアルだったので、この2人もありだな。
 ハーマイオニー役のエマ・ワトソンはすっかり大人に成長しており胸の膨らみが眩しい。
 あ~ナタリー・ポートマンの胸が彼女くらいあればなあ…いや言うまい(もう言ってるけどさ)
 それに比べ、ハリーの女性の趣味がよくわからないというか、彼の場合は偏った草食系で、自分はロンの妹よりもルーナの方が萌え度が高くていいと思うぞ。
 しかし、ハリーって「選ばれし者」とか、シリーズ通して妙に扱いがよく、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のアスカに「七光り」とか「えこひいき」と言われそうな感じだ。
 上映時間154分と長いのだが、本当はもっとうまくまとめれば、あと30分は削れるのではないかと思ってしまう。
 最後に次回作の予定が出てきたが、観客から小さく「え~」という声が上がった。
 2010年はまだしも2011年とか言われても、へこたれてしまうのだ。
 

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2009年7月19日 (日)

「アマルフィ 女神の報酬」

Zasekigaamalfi  フジテレビ開局50周年記念作品で織田裕二が主演となので、思った通り公開1週間前や公開日の土曜日の「土曜プレミアム」は当然「踊る大捜査線 THE MOVIE」と「踊る大捜査線 THE MOVIE2」の放送はマストで、便乗して宣伝するのはもはやお約束だ。
 先週、「踊る大捜査線 THE MOVIE」を観ていたら、当たり前なのだけど、公開して10年以上経過していることが良くわかった。
 登場人物の髪形がやっぱ古いし、それ以上にパソコンの仕様があまりにも古い!
 楽天に買収・合併される前のインフォシークの名前が妙に懐かしかったなあ。
 だけど、織田裕二が主演で映画が作れるなら、「踊る大捜査線」の劇場版の3作目を作った方が良かったんじゃないか~?
 日本人少女の失踪とG8外務大臣会合へのテロの予告、この二つの事件を解決するため外交官・黒田が奔走する…。
 「ホワイトアウト」の真保裕一が企画の段階から参加しているらしい。
 なるほど、だから織田裕二と佐藤浩市という「ホワイトアウト」の出演者大集合なのか…って偶然?
 その前に観た日テレのドラマの映画化が、映画を使ったテロかと思うくらい、あまりにもつまらなかくて精神的負担が辛かったので、テレビ局が関係している映画には抵抗があったのだが、そのせいか、思った程つまらなくはなかった。
 まあ、それだけ日テレのドラマの映画化がつまらなかったんだろうなあ。
 壮大な仕掛けが実は物凄く偶然によるものなところがツッコミ所だが、ハッタリの効かせ方がハリウッドっぽくしようとしていたりして意外に頑張っているし、無茶苦茶期待しなければ退屈はしない。
 それにイタリア観光映画としては及第点ではないかなあ。
 あと「キャプテン翼」好きのイタリア警察の警部が笑える。
 主演の織田裕二は「踊る大捜査線」とは違った抑えた演技で悪くなかった。
 共演は天海祐希(B83-W58-H88)、戸田恵梨香(B75-W57-H78)。
 戸田ちゃんはかわいいけど、今回の役は研修の身分とはいえ若すぎるかなあ。
 特別出演の福山雅治は面白いキャラだったので、彼でスピンオフ希望!
 監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。
 何となく続編も作れる状況にしているのが商魂たくましい!
 間違いなく「踊る大捜査線」の3作目の宣伝込みでテレビで放送するのは間違いないのだけど、イタリアの風景を楽しむなら劇場の大きなスクリーンがいいかも!

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2009年7月18日 (土)

「ハリウッド監督学入門」

Howtomakeamovie   「リング」ですっかり有名になった中田秀夫監督が、セルフ・リメイクした「ザ・リング2」と、最終的に別のチームが製作した「THE EYE」の準備期間を振り返りつつ、清水崇監督や、プロデューサー、 カメラマン、音楽家、果ては自分のマッサージ師までインタヴューすることによりハリウッドでの映画製作の特殊性を検証するドキュメンタリー。
 中田監督って「女優霊」や「リング」は面白かったけど、「ガラスの脳」や「L change the WorLdL」とかダメダメで、作品にムラがあるんだよね~。
 「ザ・リング2」は自分が聞いた構想では、家のテレビから自動車のテレビ、おそらく今だったらワンセグまでありとあらゆるモニターから貞子が出てくるというものだった。
 確かに「エイリアン」の続編の原題は「エイリアンズ」になって大量のエイリアンが出てきているので、2作目が物量作戦はハリウッドの定番だなと納得していたのだが、見事に噂でしかなかった(泣)
 だけど、ちょっと観たいよね?>大量の貞子。
 お国が違えばシステムも違う。
 とてつもなく時間がかかる製作にGOが出ることをグリーンライト、監督が自らのセンスで割り振った絵コンテに沿って撮影するのではなく現場では,1つのシーンやショットを,角度やサイズを変えた様々なアングルで撮影しておくカヴァレッジ、一般の観客を入れた試写でのアンケートがあって、その結果によってはラストが変更になるテストスクリーニング。
 中田監督はこれらのハリウッドのシステムを徹底した商業主義を嘆いているのだが、自分はハリウッドのシステムが悪いとは思わないし、むしろ日本映画業界は見習うところは見習うべきだと思う。
 作家主義とかもあるかもしれないが、納得いかなければ自主映画でやっていただければ良い。
 ぶっちゃけ、自分は作る側の人間でもないので、制作過程がどんなのでも金払って観て面白いものを作ってくれれば何でもいいと思っている。
 その意味では、この映画はず~っとくっちゃべっているだけで、絵のメリハリもないし面白いとは思えないけどなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年7月17日 (金)

「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」

Shimada  映画化・ドラマ化・漫画化等、すっかり食傷気味なところに再度映画化!
 正直、今更感も強いのだが、島田洋七としては唯一の資金源でもあるので、長く展開していきたいだろう。
 この映画の最大のポイントは原作者である島田洋七が監督していることだろう。
 全てわかっている本人が監督するのなら間違いなし!
 だからこそ、タイトルに「島田洋七の」と冠がついているのだろう。
 今回は中学の野球部時代までを描いている。
 正直、面白そうな小ネタはあるのだが、映画としてのキレが悪く、あまり笑えない。
 特に監督自ら演じている野球部の監督はギャグを飛ばしているものの、映画の流れの中では不発だった。
 芸人仲間の出てくるエピソードも同様。
 正直、ちょっとベタすぎるところがありすぎて辛かった。
 エンドロールは洋七の写真をバックにしており、洋七の洋七による洋七のための映画であることがわかったが、観客おいてきぼりはちょっと辛かった。

参加してます。よろしくで~す
   

2009年7月16日 (木)

「アニと僕の夫婦喧嘩」

Photo  タイトルを聞いた時にBL系の映画かと思ってしまったが、そうではなくて 落語を通して絆を深めていく大学生の男女3人の青春映画。
 ここ最近ミニシアター系を中心に、知る人ぞ知る美少年が出演の上映時間1時間ちょっとの映画の中の1本だ。
 大作のような満足感は少ないし、ひっそりDVDになってしまいそうだが、気楽に観る分には楽しい。
 それに自分は映画の上映時間はもっと短くていいと思うので、1時間前後で千円程度のものがあっていいと思っている。
 物足りなければ複数観ればいいという感じでね。
 落語が題材だと、「しゃべれどもしゃべれども」という傑作を筆頭に「落語娘」などの映画があったので、どうしてもそちらと比較してしまう。
 ただ、劇中の落語は気構えてしまうので出演者が相当うまくないといけない。
 これが作品の良さの別れ目になるのだが、この映画の落語はあまりうまくない。
 やっぱり「しゃべれどもしゃべれども」の伊東四朗は別格なのだ。
 普通に観ていたのだが、後半の展開にはちょっとがっかり!
 やっぱりこの手の主人公にやってくる運命の話は好きじゃないなあ。
 出演は、八神蓮と滝口幸広。
 二人を見守るヒロインは「CanCam」の専属モデル・峰えりか(B86-W54-H86)なんだけど、モデルっぽくてちょっと浮いている。
 監督の諸江亮は…ごめんなさい、全く知らない人です。

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2009年7月15日 (水)

「モンスターVSエイリアン」

Moneri  ドリームワークスのCGアニメの面白さは、何といってもオタク臭いマニアックなネタが豊富なところだ。
 「シュレック」はお伽話をベースとしてパロディ化し、それでいて極めて真っ当な作品になっていた。
 そして、「モンスターVSエイリアン」は1950~1960年代のSFをモチーフとして再構築している。
 突然、体が巨大化したあげく地球一不幸なヒロイン・スーザンが、個性派モンスター軍団と一緒に地球の危機に立ち向かうという話で、当然、ヒロインのスーザンは「妖