「あと1センチの恋」
イギリスの小さな田舎町に暮らすロージーとアレックス。
幼なじみで男女であるのに大親友。
共に成長した2人は、どんなに恥ずかしいことでも遠慮なく言い合える関係ではなるが「好き」という言葉だけは言えない。
2人でボストンの大学に進学するのが夢だったが、ロージーはクラスの男子とセックスして妊娠、進学せず地元に残って子育てをする。
一方、アレックスはボストンへと旅立つ。
離れていても連絡を取り合うが、人生はそれぞれ動き出す……。
遠距離でも時間がかかっても二人の愛は大丈夫。
そんな韓国映画でありそうなベタな話かと思いきや、いや基本はそうなんだけど、そこに至る経緯がかなり、リアルというか共感できるところがあって、時には笑えてホロッっとさせるところもあって大変面白い。
ロージーが妊娠してもカソリックで堕ろせない。
だから生まれたら養子に出そうと思っていたが、いざ生まれたらそんなことができなくなってしまう。
その一瞬の変化がかなりうまく描かれており、もうその時点で実はこの映画は大丈夫だなと思ってしまった。
その後、二人に色々なことがあるのだが、さりげないきっかけが後の人生に大きく響いてくる。
その人生の妙の出し入れに感心してしまった。
ロージーが何気に飛び込んだ薬局の娘が彼女の親友になったりするのにはちょっと泣けたよ。
しかし、何よりもヒロイン役のリリー・コリンズが大変かわいい。
最近は出演者を見ても何も思わないことが多いのだが、彼女は久しぶりにキュンキュン来ちゃいました。
「白雪姫と鏡の女王」の時は全くそんなことを思わなかったけど、この映画の彼女は大変魅力的なのだ。
監督のクリスティアン・ディッターって誰?……と思ったらドイツの監督だそうな。
どちらかというと年輩の人が昔を振り返りながら観ると感慨深いかも。
« 「ジョーカー・ゲーム」 | トップページ | 「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント