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2014年12月22日 (月)

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」

2199hako  かつてのTVシリーズを再構築して昇華した「宇宙戦艦ヤマト2199」
 ヤマトが好きと言うことを人前で言えなくなって30年以上。
 かつての少年達も今やすっかり大人になって、熱中していた時期を恥ずかしいではなく、それも含めて懐かしく思える年齢になってきた。
 そしてかつてのファンは作る側になり、当時不満だったものを解消している。
 ファンも作り手も大人になっているわけっすね。
 さて、TVシリーズを2週間公開ということでかなりスケジュール調整に泣かされたが、今回は待ちに待ってた劇場版。
 比較的公開期間は長いぞ。
 予告を観る限り、ガドランティスが出てくるようだ。
 と、いうことは「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」もしくはTVアニメの「宇宙戦艦ヤマト2」のリメイクか?
 しかし、スタッフが「さらば」は作らないと言ってたしなあ。
 期待と不安を抱きながら劇場へ。
 西暦2199年。ガミラスとの死闘が終わり地球に急ぐヤマトの前にガトランティスを名乗る戦闘民族登場!
 さらにはガミラスの残党まで出てきて、果たしてヤマトは無事に地球に帰れるのか?……という話で「さらば」のリメイクではなく、TVシリーズでは描かれなかったエピソードという位置づけ。
 最初に空間騎兵隊の斉藤が出てくるもんだから期待値MAX状態。
 しかし、途中から一気に冷めてきた。
 結論から言うとつまらない。
 これが蛇足ってやつなのか。
 途中で古代達がホテルに入ったあたりからダラダラしてきて、あ~もうこれはダメだなあと思った。
 そもそも無題に謎を多くしてても仕方ないし、自分らが望むのはバトルなんだよ。
 さらにガドランティス側の司令官がこれまた頭悪すぎで、今まで上に立つ者は敵にしろ味方にしろ、それなりの指導者としては納得できたのだが、こんな奴が上に立てるわけねえだろと思ってしまう。
 いやもちろん時々男気ふれる場面もあるのだけど、中途半端。
 そもそも新しい登場人物に面白味や魅力がない。
 あれ、ひょっとして新作のガッカリ感が昔の再現なのか???

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