「ヘラクレス」

というか、ディズニーのアニメもあってどんだけ、ヘラクレスが好きなんだよ。
まあ古典といえば、古典なので色々な表現があって良いと思うのだけど、ちょっと食傷気味なのは否定できない。
ヘラクレスといえば、神と人間の間に生まれた半神であり、12の難業を成し遂げた英雄だ。
そういえば、アガサ・クリスティーの小説に「ヘラクレスの冒険」というのがあったのを思い出す。
ヘラクレスのフランス語読みがエルキュールということを、その時初めて知ったわけだ。
ポアロがヘラクレスの冒険にあやかって、12の事件を解決していく短編だ。
ヘラクレス=12の難業がメインであり、当然映画もそれがメインとなると思っていた。
しかし、この映画はそんな定番ネタをメインにしていない。
ヘラクレスは人間であり、数々の偉業は彼と仲間達によるものだったのだ。
つまりチーム・ヘラクレスというわけであり、数々の話が尾鰭がついて物凄い伝説になっていったというわけだ。
そして、一番のメインであろう12の冒険は既に過去のもので思い出として出てくるくらい。
つまり、予告編はそれをメインっぽく見せるハッタリだったわけやね。
しかし、この新しい解釈は面白く、意外に広いものだった。
主演は「ワイルド・スピード EURO MISSION」のザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。
正直、ヘラクレスは人間だとかいいながら、物凄い力業いや神業を披露。
これもロック様の筋肉があってこそかな。
監督は「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。
もう細かいことはええんだよ……というような展開であり、それは認める。
3Dは途中からあまり意味がないので2DでもOKかな。
最後のエンドクレジットがチーム・ヘラクレスの活躍を表しているので最後まで帰らないように。
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