「TOKYO TRIBE」
近未来の“トーキョー”で繰り広げられる不良グループ間の壮絶な抗争の行方……と聞くと「ニューヨーク1997」というより、映画版の「花のあすか組」を思い出してしまう。
しかし、それをラップによるミュージカル・スタイルで描くとなると、「ウエストサイド物語」みたいなものかと思ってしまったが、監督が園子温なので、そんなお上品なわけがない。
相変わらず混沌としてグロく暴力が炸裂する、言ってみればいつも通りの園子音の映画が全開なのである。
ラップって何言ってるかよくわからないんじゃないか?…という懸念もあったが、きちんと字幕が入っていたのはありがたい。
でも右端縦字ではなく、真ん中下にして欲しかったなあ。
見難いよ。
チャレンジ精神は良いと思うけど、ミュージカル要素はあまり効果的ではなく、ぶっちゃけやらなくてもいいとさえ思ってしまう。
しかし、その要素を除くと極めて普通の世紀末ひゃっは~映画でしかない。
ところが、アクションがキレキレであり、へたしたら同時期公開の「ルパン三世」よりも迫力があると思う。
出演は「HK/変態仮面」、TV「花子とアン」の鈴木亮平、佐藤隆太、中川翔子(B84-W58-H84)、染谷将太、でんでん、窪塚洋介、竹内力に加え、有名なヒッポホップミュージシャンが出演しているらしいのだが、自分はよくわかっていない。
何よりも清野菜名(B81-W60-H81)の若い時のミッシェル・ヨーを思わせるアクションと、必然性はないが胸を見せるサービスっぷりが良い。
これだけでも十分である。
一方、竹内力はもう何を喋っているかわらないし、演技とはいえ気持ち悪い。
賛否分かれる映画だが、自分はダメだけど好きなところもあるってとこかな。
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