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2014年9月14日 (日)

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」

Saru  最後のオチが衝撃的で今でも語り草になっている「猿の惑星」。
 当然、その新作となれば、あれ以上のオチを期待してしまう。
 しかし、ふと考えれば、オリジナルが凄いから続編やリメイクがあるわけで、当然オリジナルを越えることは不可能だ。
 そうであれば、オリジナルを元にいかに再構築するかなのである。
 だからあくまでリブートなのである。
 しかし、中にはリブートだって言っているのに、オリジナルを越える結末を期待したりしている人もいる。
 気持ちはわからないでもないけど、オリジナルを前提とした別の視点で描いていると考えて楽しむのが正解。
 だからこそ、往年のシリーズの要素を散りばめている。
 前作から10年後。
 猿は独自の文明を築き始めている。
 果たして存亡の危機に陥った人類とは共存かと対決か?
 最終選択が迫られる…という話で、往年のシリーズよりも猿の動きが遙かにリアル。
 昔はリアルな猿の動きは、マルセ太郎しか不可能と言われていたが、映像技術の進歩恐るべし。
 話は面白いのだけど、少し余裕がなさすぎ。
 リブートといいながらも完全に別物と言っていいかもしれない。
 一方では時々出てくる往年のシリーズを思わせる要素が、色々な想像をかきたてられるのも確かで、次回あたりで衝撃的な結末につながる何かが出てくるのかもと期待している。
 出演は猿はよくわからないけど、ゲイリー・オールドマンが出ていることは確かだ。
 監督は「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーヴス。
 だけど、3Dの意味はあまりないよ。

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