「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
「スター・ウォーズ」が登場した時、やっとスペースオペラが映画として成立したと喜んでいた。
これからは、スペースオペラの映画がどんどん出てくるぞ!!ろ期待していたが、意外にもそうはならなかった。
期待していた月曜ロードショーで放送の「スターシップSOS」は、あまりにもショボいし、「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスが映画化したいと願っていて実現しなかった「フラッシュ・ゴードン」もこれまた微妙なできで、実はスペースオペラの映画化はかなり難易度が高いのかもしれない。
そもそもスター・ウォーズでさえもエピソード1~3はスペースオペラではなく、ファンタジーであり、何か壮大な話にしようとして失敗している。
やっぱりスペースオペラは適度に安っぽく胡散臭いのが良い。
この映画は「アベンジャー」シリーズのマーベル・コミックが原作。
ったく、1年にどんだけマーベルの映画を観るんだよ……とツッコミながらも今や日本で言うところの東映特撮物に近い状態だ。
銀河の平和を守るために立ち上がったはみ出し者が大活躍!!
う~ん、あまりにもベタだ。
野田昌宏大元帥が書きそうな話だ。
しかし、こんな昔ながらのスペースオペラを待っていた。
宇宙をマスクだけで動いているなんて、「帝国の逆襲」の小惑星のハン・ソロいや、「宇宙からのメッセージ」を思わせるものがある。
宇宙を救う奴らがアライグマに、木に、緑色の美女。
これにロボットが出てきたら完璧だよ。
正直、スター・ウォーズの焼き直しみたいなところもあるが、まああれから30年以上経ってるからねえ。
主人公が肌身離さず持ち歩くウォークマンから流れてくる70年代懐メロが状況に合っていて時には笑えたり泣けたりする。
主演はクリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、声の出演でヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー。
監督はまさかの「スーパー!」のジェーム ズ・ガン。
何よりも目立っているアライグマは「猿の惑星」の猿と良い勝負であり、宇宙英雄ペリー・ローダンを読んでいた自分としては、これだったらグッキーの実写も夢ではないと確信するのであった。
あ、ちなみにわからない人にいっておくが、グッキーというのは宇宙英雄ペリー・ローダン・シリーズに出てくるネズミビーバーのことね。
主人公の父親の秘密など持ち越した話もあるので、次回作に期待!!!
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