「フランシス・ハ」
夢をあきらめないのはいいけど、どこかで現実を観てあきらめも肝心だ。
だけど、女性なら男性よりも夢を見ていられる時間は長いのではないのか。
この映画に出てくるヒロインはプロのダンサーを目指す27歳。
夢を見ている年齢の限度一杯だ。
さらにその夢もままならぬときている。
これは痛い。
本人一生懸命なのにどこか空回り。
周りは何となくわかっているのに、本人だけがあまり自覚していない。
あ~いるいる、こんな人。
男だったら詰んでいるけど、女なら若干許されるところがあって、やっていることが痛々しくても、不思議ちゃんで通ってしまうのだ。
そして、不思議ちゃんはかわいければ、かわいい程許される。
この映画のヒロインはグレタ・ガーウィグ。
そりゃあかわいい。
少々痛くてもお茶目で通ってしまうのだ。
そして、あざといくらいねらい過ぎな歌とスタイリッシュな白黒映像とテンポの良い編集。
「アメリ」とは違うけど、同じ線上にあると思う。
監督はノア・バームバック。
でも、実は予告編が一番良かった。
タイトルのフランシス・ハのハって何だよ?
韓国系か?と思ったら最後の最後で納得!
ちょっとやられたわ。
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