「舞妓はレディ」
舞妓を夢見る田舎娘が、興味本位の大学教授の助けを借りて舞妓修行を邁進する。
うわ~めっちゃベタな展開。
これじゃあ、「マイ・フェア・レディ」だよ……と思っていたら、タイトルがそれをもじっていることに途中で気づいた。
おそらく、そんなの誰もが気づいてただろうなあ。
それに舞妓はゴールじゃなくてスタートなんよね。
いわばサナギマンみたいなもんかな。
京都の歴史ある花街では舞妓不足が深刻な問題となっており、今や舞妓歴10年の結構ええ年の女性1人だけだった。
そんなある日、田舎から出てきた舞妓志願の少女は、鹿児島弁と津軽弁丸出しでとても使い物になりそうもなかった。
そこで言語学者が、あの訛りでは舞妓は無理という老舗呉服屋の社長と少女が舞妓になれるか賭けをする。
かくして修行が始まる……みたいな話で、当然、「マイ・フェア・レディ」の要素があっちこっちに散りばめられている。
それらをミュージカル仕立てで見せていく。
いや、アイディア的には面白い。
だけど、ミュージカルなくても普通にドラマだけでも十分面白いと思う。
もっと、言えば自分はミュージカルがあまり好きではないからかもしれない。
それに何故か今更な感じがするのは、クドカンの「舞妓Haaaan!!!」が先にあったせいか。
監督が周防正行なので手堅いのだけど、ちょっと期待しすぎたかなあ。
主演はオーディションで選ばれた上白石萌音で、彼女の歌声は絶品。
だけど、何気に良いのは田畑智子だったりするんだけどね。
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