「るろうに剣心 京都大火編」

そう思う人も多いだろう。
自分もそう思っている。
だけど、1980年代の漫画の映画化=月曜ドラマランドを考えると、遙かにマシというものである。
やっとここまで来たかと感無量。
もちろん、自分が、漫画は漫画、実写は実写で、全くこだわりがなくなってきたからというのもあるかもしれない。
「るろうに剣心」の実写映画化。
また無茶なことを……と思ったら意外にも面白く、特にアクションに工夫があって面白い。
そして今回、続編であり完結編を前後編2部作で描くらしい。
その前編は、剣心の後釜の人斬りで、日本制圧をたくらむ強敵を倒すべく京都へと向かう…というもの。
1作目よりも面白い!
アクションが前よりも遙かに迫力がある。
とにかく、動きが横だけでなく、縦の動きもあるので、かなり立体的で良い。
特に低い姿勢でのスピード感ある動きは、編集の巧みさもあって、思った以上の迫力!
もうこれだけでもOKなのだが、話も剣心のダークサイドというべき「後輩」の登場で、膨らみが増している。
佐藤健は芸達者でアクションもできて、さらにイケメンというかなりの逸材だが、さらに彼の「後輩」と言うべき冷酷な人斬りの役が藤原竜也という、むやみやたらと濃い奴が出てきたらキャラが立ちまくりだ。
基本的に藤原の出ている映画にハズレなしだよ。
監督は前作に引き続き、面白い「ハゲタカ」や微妙な「プラチナデータ」の大友啓史。
最後にダメ押しでまさかの大物俳優が登場。
どんだけ、金かけてるんだよ?というのは野暮だが、日本でも独自のアクションが撮れるだけでも良し。
後編が楽しみだ。
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