「2つ目の窓」
工業高校にいる女の子はモテる。
何故なら女の子の絶対数が少ないから。
何故こんな話かっていうと、今はどうかわからないが、河瀬直美監督が異常に人気があった時期があったかからで、「お願いしたい女性監督」のトップだと聞いたことがあるからだ。
そもそも女性監督が世の中にどれくらいいるかわからない。
いや、正直、そういうしばりで議論するものなのかどうか?
そういう話題にするのが適切かどうかわからない。
だけど、工業高校的な思想だとありなのかもしれない。
お願いしたいかどうかはわからないが、自分は河瀬直美の映画が苦手だ。
何故なら集中力がいるから。
長回しで動きは少ないし、セリフは極めて少なめ。
物凄く集中力がいる。
トランスフォーマーとは逆の意味で疲れてしまうのだ。
だったら、観なきゃいいじゃんと言われそうだが、そこは映画ファンの心意気ってもんですよ。
奄美大島の高校生男女の恋愛と成長を描いた話で、少年の家庭は両親が離婚、母親には常に男がいそうな感じ。
一方、少女の家庭は仲良しだが、母親が病気で死にかけている。
それぞれまだまだ子供故に自分達の状況を受け止められずにいる……。
実は河瀬直美の映画では非常にわかりやすい。
もちろん、相当集中力がいる。
こんなのテレビでやられたら、絶対に途中でチャンネルを変えてしまう。
その意味では劇場で観るための映画だといえるかもしれない。
舞台は日本であって別世界。
いわゆるご当地映画なのかもしれないが、観光映画になっていないところが良い。
途中、少しダレたが、自分は河瀬映画の中じゃ嫌いじゃないよ。
そんなことを考えていたら、「お願いしたい女性監督」に西川美和も上がってきているそうで、もはや女性監督もアイドルのような扱いになってきた……ってことあるのか?
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