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2014年7月20日 (日)

「思い出のマーニー」

Mani  北海道を舞台に、心を閉ざした多感な12歳の少女と、謎めいた同い年の少女と出会うひと夏の物語。
 宮崎駿が関わらない長編ジブリ映画……って話題になるのか?
 とにかく、ジブリ映画=満席というイメージが強いのに、公開初日に観にいったら客席がガラガラでびっくりした。
 結局、ジブリは宮崎駿がいてナンボなのか?
 予告篇が百合っぽいのだが、そんなことはなく、それを期待すると脱臼するくらい肩透かし。
 話は物凄く凝っているのだし面白いと思うのだけど、脚本の整理ができていないし、演出が凡庸。
 おそらく親子で観にくるジブリ映画だとすると、子供にはよくわからないかもしれない。
 いや、もっといえば実写映画で問題がなくアニメである必然性はないのだ。
 リアルな世界をアニメで描く=実写になるではなく、その中にもアニメ的表現があって良いと思うのだが、この映画にはそれが感じられないのだ。
 あと、ヒロインの心が何となく伝わらない。
 まあ、彼女は見ていて十代の痛いところ全開なんだけどね。
 似たような感じの「おもひでぽろぽろ」はもっと伝わるものがあった。
 テレビスペシャルでOKじゃないかと思ったが、「海がきこえる」ほどでもない。
 何というか、技術的に凄いはずなのにうまく使いきれてないという感じだった。
 監督は「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌。
 監督よりも脚本に問題がないかなあ。
 ぶっちゃけ、ジブリの微妙な映画の脚本って丹羽圭子が参加している場合が多いよね。
 声の出演は有村架純(B80-W60-H82)。
 結局、「あまちゃん」関係で一番ブレイクしたのって彼女になるのか?
 とりあえず、ジブリはもうそろそろ路線を変えた方がいいよ。
 結局、宮崎駿と高畑勲の影響から抜けれないような感じがする。

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