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2014年7月26日 (土)

「GODZILLA ゴジラ」

Godzilla  日本はもちろん、海外、そしてアニメまでゴジラを使った映画は多い。
 そして、このあまりにも有名な怪獣は知名度と人気が高いため、下手なものを作ることは許されない。
 海外で作られたゴジラだと、エメリッヒのゴジラがあるが、残念なことに予告編は面白かったものの、結局はイグアナであり、そんなブースカと変わらないものが面白いわけもなく、特に日本人から見ると違和感ありまくりだった。
 そもそも海外の怪獣=大きな動物であり、日本の怪獣=災害的なものとは少し概念が違う。
 そしてこの手の映画はほとぼりが冷めた頃に新作が作られる。
 実は今回も全く期待していなかった。
 しかし、予想を遙かに裏切って大変面白い!
 やっと海外の映画もゴジラを理解できたと思った。
 自分は予告編以外の情報を全く入れずに観にいったので、今回は人間VSゴジラだと思っていた。
 ところが、戦うのはゴジラだけでなく、別の怪獣が存在していたことに驚いた。
 実はゴジラ以外の怪獣の行動は「エヴァンゲリオン」の使徒を思わせるものがあり、映画の演出や展開は平成ガメラを思わせるところがあった。
 いやぶっちゃけ、明らかに意識しているのは明白だ。
 肝心のゴジラは日本のゴジラをベースにしており、海外版なのですっかり諦めていた口から光線を出したのには驚いた。
 そうこれこそ怪獣でありゴジラなのである。
 ただの大きな動物ではないのだ。
 そしてゴジラがいかに大きいかをカメラワークやカット割で見せていく。
 原子力発電所ネタは日本では絶対に無理だけど、海外だと最近の格好のネタであることはよくわかった。
 というより、全体的に日本の震災を思わせるものがあり、少し痛々しいものがあった。
 ちょっと残念だったのは人物描写が弱いところで、「アルマゲドン」でもそうだが、この手の大作SF映画は泣かせる要因を入れて逆に陳腐になっている。
 やっぱり、そんなベタなものより、人間VS怪獣の総力決戦の方が面白いと思う。
 あとゴジラがヒーローになるのも、最近のアメコミボケか?
 出演は「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソン。
 「キック・アス」では冴えない男だったが、この映画だと何気にイケメンであることを思い知らされる。
 これが役者ってやつか?
 日本からは渡辺謙。
 彼は芹沢博士なんだけど、どちらかというと山根博士に近いかも。
 監督はギャレス・エドワーズ。
 続編もできるそうなので期待!
 

2014年7月25日 (金)

「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」

T0019098q_1  1作目公開時に本編始まる前から2作目の予告が入っていて、正直引くわ~状態。
 こういうのってやっぱり本編の後に見せてナンボじゃないの?
 「カーズ」の世界観から誕生したアニメで飛行機が主人公。
 前にも言ったけど、「カーズ」というよりテックス・アヴェリーの世界なのだが、今や「トムとジェリー」の真ん中のアニメを見ていた世代もすうかり年配だ。
 山岳地帯専門のレスキュー隊となって活躍するという話で、何故、世界チャンピオンがレスキュー隊というのは見てのお楽しみだが、まあ何というか当たり障りなく、それなりに盛り上がる話展開でOK。
 今回はレースと違って山火事の現場なので違った面白さがある。
 一番笑ったというか懐かしかったのは「白バイ野郎」ネタで、まさかあのテーマ曲を使うと思わなかった。
 自分的にはそこが唯一の笑いどころだったのが、自分だけ笑っていても仕方ないので浮かないようにするのが精一杯

2014年7月24日 (木)

「エスケイプ・フロム・トゥモロー」

Eft  そういえば、昔、USJで危険なことをしている写真をTwitterにアップした学生が問題になっていた。
 完全に俗世間と違った夢の国で、俗っぽいことをするから問題になるのであって、これが場末の遊園地なら微塵も問題にならない。
 超有名な場所だからこそ大騒ぎになってしまうのだ。
 この映画の最大の売りは無許可でディズニーワールドで撮影して映画を作ったということだろう。
 こう聞くと物凄い武勇伝みたいだが、無許可な撮影なんか頑張れば誰でもできるわけで、それよりも許可をとって撮影する方がかなり凄いと思うぞ。
 さらにいうと、普通に劇場で公開してるじゃん。
 それってディズニーがOKしたってことでしょ?
 だったら、普通じゃん。
 だって、普通にシネコンで上映できるくらいだし。
 いくら冒頭に関係ありませんっていったって、ちょっと無理があるよ。
 ここを売りにするとちょっと苦しい。
 何故なら話はつまらなくはないのだけど、無駄に混乱というか深読みさせようとしていることが見え見えだから。
 まあ、ディズニー・ワールドで無許可撮影を敢行したことが話題のキワモノ映画っつうことで。
 監督ラ ディ・ムーアは次回が勝負じゃないかな。

2014年7月23日 (水)

「劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!」

Gaim  映画は時事ネタが苦手だ。
 企画を通して劇場公開までに随分時間がかかってしまう。
 やっと企画が通った頃にはすっかり時期をハズしっぱなしということになってしまう。
 2014年はワールドカップの年。
 当然、テレビもそれで盛り上がったが、映画だって便乗したいはず。
 事前にわかっている時事ネタならOKかもしれない。
 そんなわけで、仮面ライダー鎧武の映画はいきなりサッカーネタだ。
 確かにワールドカップがあったからタイムリーである……はずが、映画の公開はワールドカップがすっかり終わった後だ。
 これが映画の時事ネタの限界なのか?
 まあサッカー好きの子供達もいるので、そればっかりではないと思うのでええか。
 サッカーで勝敗を決する世界を舞台に、禁断の黄金の果実を巡って全アーマードライダーたちによる壮絶なサッカー・バトル!!
 いわゆる番外編。
 正直言うと、今までの映画と比べるとあまり面白くない。
 まあ、何というか前からいっていけど、鎧武の世界ってダンスバトルとか緊迫感がなく、その流れからサッカーで勝敗を決める世界といってもあまり緊迫感がないのだ。
 これは根本の問題なので仕方ないかもしれない。
 だけど、時事ネタとしての番外編として軽く流す分にはありかな。
 お祭り映画なので元Jリーガーのゴン中山がゲスト出演。
 毎度お馴染み次回のライダーの引継があるかなと思ったら、昨年同様なかったのが残念。

2014年7月22日 (火)

「ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー」

Pmxy  もうそろそろ終わりだろうと毎年思っているポケモンだが、夏になると新作が公開され、それに伴い、劇場でDSを使ってポケモンをゲットできるので、意外に客席は埋まっている。
 ひょっとしたら映画が目的ではないのかもしれないが、興行に手段選ばずという前向きな姿勢は良しとする。
 ポケモンも初期の頃は何とかついていけたのだが、ここ数年はもう何が何だかさっぱりわからない。
 今回は「ポケットモンスター ベストウイッシュ」シリーズに続く「ポケットモンスター XY」初の劇場版らしい。
 しかし、ベストウィッシュ前後からもうやばくなっている。
 XYがいかなるものかはもうわからないが、とりあえず新しいシリーズなら何とかついていけるかもしれない。
 そんな感じで劇場に行ってみたわけだ。
 ダイヤモンドを生み出すポケモンを巡って大冒険!!
 状況から察するに、サトシは相変わらず定職にもつかず、ピカチュウとポケモンマスターになるとか夢みたいなことをいいながら旅していることはよ~くわかった。
 結構盛り沢山の内容で飽きさせない。
 特にサトシたちだけでなく、泥棒が3組入り乱れているのは面白いと思う。
 最近はすっかり空気みたいな存在のロケット団も一応話に絡んでいるところは評価したい。
 しかし、子供たちの心をがっちり掴んでいたのは本編前の「妖怪ウォッチ」の予告であり、あ~もうポケモンの時代は終わりだなあと思っていたら、どっちもニンテンドーなので損はしない仕組みになっているので、まあええか。

2014年7月21日 (月)

「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS」

Gs  宇宙へ帰れなくなったサファリレッシャーを助けるためにトッキュウジャーたちの奇跡の大作戦!!
 毎年夏のお馴染み、仮面ライダーとスーパー戦隊の劇場版。
 東映の重要な収益になっている。
 というか、東映は1年の半分以上を特撮とアニメで稼いでいるように思われる。
 まあ、それは日本の映画会社はどこも似たような感じか。
 今回は動物をモチーフにした列車の登場だが、あまり意味はない。
 一応、動物をモチーフにした変身はあるのだけね。
 しかし、そんなことはど~でもよくって、福原遥(B76-W56-H82)が出演していることが重要。
 まいんちゃんがちゃんと成長している姿を見ることができて満足ですよ。
 

2014年7月20日 (日)

「思い出のマーニー」

Mani  北海道を舞台に、心を閉ざした多感な12歳の少女と、謎めいた同い年の少女と出会うひと夏の物語。
 宮崎駿が関わらない長編ジブリ映画……って話題になるのか?
 とにかく、ジブリ映画=満席というイメージが強いのに、公開初日に観にいったら客席がガラガラでびっくりした。
 結局、ジブリは宮崎駿がいてナンボなのか?
 予告篇が百合っぽいのだが、そんなことはなく、それを期待すると脱臼するくらい肩透かし。
 話は物凄く凝っているのだし面白いと思うのだけど、脚本の整理ができていないし、演出が凡庸。
 おそらく親子で観にくるジブリ映画だとすると、子供にはよくわからないかもしれない。
 いや、もっといえば実写映画で問題がなくアニメである必然性はないのだ。
 リアルな世界をアニメで描く=実写になるではなく、その中にもアニメ的表現があって良いと思うのだが、この映画にはそれが感じられないのだ。
 あと、ヒロインの心が何となく伝わらない。
 まあ、彼女は見ていて十代の痛いところ全開なんだけどね。
 似たような感じの「おもひでぽろぽろ」はもっと伝わるものがあった。
 テレビスペシャルでOKじゃないかと思ったが、「海がきこえる」ほどでもない。
 何というか、技術的に凄いはずなのにうまく使いきれてないという感じだった。
 監督は「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌。
 監督よりも脚本に問題がないかなあ。
 ぶっちゃけ、ジブリの微妙な映画の脚本って丹羽圭子が参加している場合が多いよね。
 声の出演は有村架純(B80-W60-H82)。
 結局、「あまちゃん」関係で一番ブレイクしたのって彼女になるのか?
 とりあえず、ジブリはもうそろそろ路線を変えた方がいいよ。
 結局、宮崎駿と高畑勲の影響から抜けれないような感じがする。

2014年7月16日 (水)

「怪しい彼女」

Ayashii  「銀河鉄道999」を観にいった時に、「限りある命だから人は精一杯がんばるし、思いやりややさしさがそこに生まれるんだ」みたいなことを鉄郎くんが言っていた。
 当時は頷いていたが、年取ってくると考えが変わってくる。
 鉄郎くん、まだ若いからそう思うのであって、年とってくると体はガタが来てしまう。
 そうなると、機械の体、欲し~って絶対に思うはず。
 ついでにハーロックはええ年でふらふらしていないで、落ち着いて定職につけ!!!
 この映画は、毒舌家の意地 悪ばあさんがひょんなことから20歳の容姿に戻るという話だ。
 あ~うらやましい。
 名探偵コナンかっつうの。
 若くなりて~。
 年寄りが若くなったら、今までの経験を生かしつつ若い体力でやりたいことやりまくりだ。
 当然、この映画のヒロインだってそうだ。
 結婚して小さな子供がいる時に旦那と死に別れ苦労しまくり。
 貧乏はもちろん、歌はうまいが歌手になるという考えが見果てぬ夢だ。
 そうこうこしているうちに祖母さんになってしまった。
 そんな状態で若くなったらそりゃあ青春を取り戻せってなるだろうなあ。
 当然、映画は実年齢と見た目のギャップの行動で笑いを取り、家族の絆で泣かせる。
 ベタなギャグと強引な泣かせは韓国映画の定番だが、設定が突飛なので逆に良い効果を出して大変面白い。
 主演は「サニー 永遠の仲間たち」のシム・ウンギョン。
 しかし、最大の集客要素はB1A4のジニョン出演していることだろう。
 監督は「トガニ 幼き瞳の告発」のファン・ドンヒョク。
 前と作っている映画が全く違う方向だよ。
 最後のじいさんのネタが笑える。
 意外に重くならないのが良い。

2014年7月15日 (火)

「劇場版K MISSING KINGS」

Mkk  TVアニメ「K」の劇場版……なんだけど、自分、全く見たことないんですわ。、
 っつうか、全く存在を知らなかったわけですよ。
 だけど、最近のアニメって初めての人にもわかるようになっているのでOKってことで観ちゃったわけですよ。
 ところが!!!!
 う~ん、よくわからない。
 いや、正味な話、何となくわからないでもないし、動きを見ているだけでも楽しい。
 だけど、パラレルワールドの日本を舞台にしていることは何となくわかるものの、学園島とか、王とか何がど~なっているか、さっぱりわからない。
 誰か行方不明になっていることもわかるのだけど、この映画だけではきっつい。
 そりゃあ、テレビを見ていることを前提としているのに、全く知らない奴が観にいくことが間違っている。
 それは重々承知しているのだけど、そこにアニメがあれば観にいってしまうのだが、悲しきアニメファンの性ですよ。

2014年7月14日 (月)

「好きっていいなよ。」

Sukinayo  テレビアニメも見ていたので、大体の粗筋は知っている。
 予告編を観ると、いかにもな少女漫画趣味…っていうか、少女漫画が原作なんだけど、あまりにも少女の夢というか妄想大爆発みたいな映画に思える。
 まあ、結論から言うとそうなのだ。
 恋というより人と接触するのが臆病なヒロインが、学園一のイケメン男子と恋に落ちていく。
 もうどんだけ似たような話があったことやら。
 だけど、テレビアニメの時にも思ったけど、ベタな設定なのに根本は大まじめなのだ。
 これは今回の実写映画も同じ。
 人を好きになっていく様子が思った以上に丁寧に描かれていく。
 当然、男女の障害はあるのだが、それをいつまでも引っ張るわけではなく、短い時間で解決し、新たなる恋の試練が出てくるといった感じで、この手の話でよくありがちないじめとかも出てくることは出てくるが長くは引っ張らない。
 だから見ていて気分が滅入ってくることはない。
 それ以上に若い二人が悩み成長していく姿が丁寧に描かれ、今やすっかりやさぐれた自分でさえも、甘酸っぱい想いがこみ上げてきてしまう。
 こんなことを思ってしまうのが年取った証拠かな(苦笑)
 出演は川口春奈(B75-W60-H84)と福士蒼汰。
 まさか仮面ライダーフォーゼがここまで有名になるとは思わなかった。
 監督は「森崎書店の日々」の日向朝子。
 やたらめったら出てくるキスシーンは見ていて恥ずかしくなるが意外に絵になるので良しする。
 但し影響を受けて人前でやらないよう保護者の指導が必要かも(笑)
 ちなみに、略して「好きなよ」というけどチケット売り場では微塵も通じないので注意。

2014年7月13日 (日)

「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章」

Tng3  シリーズ全12話を全7章に分けて劇場でも上映。
 その第3章。
 
 「エピソード4 野良犬たちの午後」
 
 コンビニに買い出しに行った特車二課の泉野明は、不運にも武装テロリスト集団に出くわす…って話でこれが今まで観た中では一番面白い。
 ギャグパートとアクションパートのバランスがよく、特にアクションシーンは銃撃戦はもちろん、ナイフを使った格闘まで見所満載。
 もちろん無理無理な設定もあるのだが、勢いでガンガン見せていくのでこれはこれでOK。
 さすが、「ハードリベンジ・ミリー」の辻本貴則だけあるわ。
 カーシャのアクション最高!!!
 おそらく、キャラクターの定着もしてきたのもあるが、このテンションだったら安心かな。
 
 「エピソード5 大怪獣現わる 前編」
 
 エピソード4を観て、これだったら続けて観ても大丈夫かなあと思ってたら、いきなり地雷!!!!
 熱海を舞台にサーファー失踪事件。
 どうやら巨大生物が関係している話らしい。
 「廃棄物13号」みたいな話を期待してしまった自分がバカだったのだけど、監督が押井守。
 そりゃあつまらなくて当たり前。
 色々観てきたけど、この人の実写映画で面白かったためしはないから。
 とにかく、テンポが異常に悪い。
 無駄なシーンが多く、本来なら前編と後編に分けるようなものでなく、1つのエピソードで終わってしまいそうな感じなのである。
 せっかくのエピソード4の興奮が一気に冷めていく。
 いやもうこの人は、名前だけ貸して、あとは人に任せておくべきなのよ。
 後編も全く期待していない。
 

2014年7月12日 (土)

「マレフィセント」

Maleficent  ディズニー・アニメ「眠れる森の美女」で悪役だった魔女マレフィセントの意外な裏側を描くダーク・ファンタジー。
 え~、あの魔女に名前なんかあったのか?
 って思ったのは自分だけかと思いきや、周りに聞いたら意外に多くの人が知らなかったので安心。
 ましてや、お姫様の名前がオーロラ姫ってのも全く覚えてなくて、オーロラ姫=スタージンガーとしか思いつかなかったよ。
 超悪者の魔女のはずが実は意外にいい奴だったという話で、「ルックルックこんにちは」のドキュメント女ののど自慢の予選を楽々通過するくらいの過去があったというわけやね。
 それでも裏切った愛する男とその嫁の娘をツンデレながら仲良くなっていく。
 こ、これはディズニー版「八日目の蝉」だな。
 定番の話とはいえ、当然大体話展開は読めてしまう。
 だけど意外に盛り沢山であり、飽きさせないのは見事。
 主演はアンジェリーナ・ジョリー。
 もう彼女による彼女のための彼女がかっこよく見えるための映画であり、熟年になってから前以上に迫力が出ており、彼女が魔女役と聞いて当然だと思えてしまう程だ。
 監督は「アバター」と「アリス・イン・ワンダーランド」のプロダクションデザイン担当でこれが 監督デビューのロバート・ストロンバーグ。
 この手の映画が成功すると、ディズニーのアニメに出てくる悪役=実は良い奴の話がどんどん出てくるのか?

2014年7月11日 (金)

「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」

Gp  美少女と戦車。
 この無理無理な組み合わせが違和感のない世界になっている。
 当然、TVシリーズも観てました。 
 とにかく、初日は朝から長蛇の列だし、当然満席。
 売店のグッズは飛ぶように売れている。
 アンツィオ高校が倹約してイタリアの重戦車P40を購入…というのが笑える。
 どんだけ倹約したやら(笑)
 上映時間が短いのであっという間に終わるのが良い。
 しかし、何よりも劇場の音響システムだと、戦車の全ての音がガンガン腹に響いてくる。 
 もうこれだけでもええかなって。
 劇場版の方にも期待したい。
 ちなみに入場者プレゼントのフィルムだけど、地平線のみ。
 これって間違いなくハズレだよね。
20140712_204122
 水島努監督には是非とも「ウィッチクラフトワークス」のTVシリーズの続編、もしくは劇場版の制作を希望。

2014年7月10日 (木)

「青鬼」

Aooni  AMGエンタテインメント
 
 微妙な出演者やスタッフで深夜ドラマや、微妙な数のスクリーンでの映画公開などをしており、製作委員会もあまりにも多く細かい企業の参入でリスクをや儲けを分散して微妙な収益を上げている。
 当然、全国ネットの地上波のゴールデンタイムに彼らが作る映画が放送されることはまずないが、一方ではスカパー!の穴埋めにはかなり重宝されている。
 いつ現れるかわからない敵をよけながら仕掛けを解いて閉じ込められた洋館からの脱出を図るフリー RPGゲーム「青鬼」というのがあるらしい。
 そしてその映画化。
 上映時間75分。
 この手軽さがいいので観にいったら、意外に客席が埋まっていた。
 主演がAKB48の入山杏奈(B78-W58-H83)だからか…って、握手会襲撃事件ですっかり有名な女子じゃないですか。
 ひょっとしてあの事件も宣伝活動の一環か?と思ってしまうが、どちらにしても彼女の経験の方が普通のホラーより絶対に怖いはず。
 まあ色々な意味で話題の彼女が主演であるが、今一つ、怖さがなく、痛快さもない。
 肝心の鬼も笑えるが、怖くない造形。
 だけど、適当に観ていることができる。
 当然、続編もできる感じな終わり方だが中途半端すぎてよくわからない。
 この微妙さこそAMGエンタテインメントの映画である所以かもいれない。

2014年7月 9日 (水)

「トランセンデンス」

Transcendence  80年代、やたらとスピルバーグやルーカスの製作総指揮の映画が多かった。
 果たして彼らがどれくらい映画にかかわったかは知る由もないが、とりあえず彼らの名前を出しておけば良い宣伝にはなっていた。
 この映画も事前情報を適当に入れていたので、クリストファー・ノーランが監督だと思っていた。
 しかし、よく見ると彼は製作総指揮で監督は全く別人だった。
 もっとも誰が何をやっているかは実際にはわからないし、それが作品にどう影響を与えているかはわからない。
 ただ言えることは誰が何をやってようが、この映画が面白くないのには変わらない。
 天才的な頭脳を人工知能へとアップロードされた科学者の話……ってどんだけ、ベタなネタなんだよ。
 今更かよ。
 っていうか、最近も「her/世界でひとつの彼女」もコンピューターネタだしどうなってんだか。
 それでいて、「her/世界でひとつの彼女」の方が遙かに面白い。
 何故ならネタはベタだけど根本は普遍的なネタだから。
 しかし、この映画はベタな展開で今更を通り越してかなり陳腐になっている。
 「バビル二世」の時代かっつうの。
 人がコンピューターと一体化して、世界を動かしていき、最後はそれを阻止。
 もう今更そんなのダメじゃない?
 じゃあ、そんなベタな話を最新映像で見せてくれると思いきや、確かに凄いけど今や当たり前。
 今の時代、映像は何でも作ることができるので、話が重要かも。
 結構期待したんだけどなあ。
 主演はジョニー・ デップなんだけど、この人、やっぱ素顔で出てくるとわかんないわ。
 監督は「ダークナイト」や「インセプション」の名カメラマン、ウォーリー・フィスター。
 ひょっとして、クリストファー・ノーランはご祝儀参加か?

2014年7月 8日 (火)

「her/世界でひとつの彼女」

Her  CG技術の発達により、SF映画が増えてきた。
 しかし、残念なことにSF映画=未来的ガジェットが出てくるスペクタルになっていないか。
 スペースオペラだって、スター・ウォーズを越えていないし、もっと頻繁に作られるかと思えばそうでもなかった。
 SFは藤子先生じゃないけれど少し不思議なところもあって、設定は変わっていても心に訴えるものであるべきだと思う。
 宇宙人やロボットが出てくるだけがSFではないと思う。
 と、まあ若い時にSFどっぷりの自分が語っているわけだ。
 そして、昔取った篠塚、いや杵柄の自分が、SFマインドをびしび感じたのが「her/世界でひとつの彼女」だ。
 コンピュータがさらなる進化を遂げた近未来を舞台に、傷心の作家が女性の人格を有した人工知能型オペレーティング・システムと心を通わせ、本気で恋に落ちていく。
 そう昔からあるSFの定番である。
 今更ネタなのだ。
 だけど大変面白い。
 まるで普通の恋愛映画を観ているような感じであり、声だけで主人公と同じように胸のキュンキュンが止まらない。
 もしもこんな人工知能があったら、もう友達や彼女はいらないと思ってしまう。
 今更ながらベタなネタとはいえ、さすがに70年代とは違い、コンピューターが発達している現在に作られるだけあって、妙にリアルなところがあったりする。
 バージョンアップとか昔のSFでもないわけでもないけど、意外に普通にあった概念ではないんだよなあ。
 恋愛に至る様子も良いが、ネットで繋がっている故の意外な展開も興味深い。
 出演は主人公が恋に落ちるAIの声をスカーレット・ヨハンソン。
 これって吹替だと彼女は出演していないことになるのか。
 監督はスパイク・ジョーンズ。
 この手の話は声優文化の進んでいる日本だともっとウケるのか?

2014年7月 7日 (月)

DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?」

Akb484  今年はもう制作しないかと思いきや、できちゃったよ。
 AKB48”の1年間を見つめたドキュメンタリー映画の第4弾。
 波乱の大組閣に2度の選抜総選挙、大島優子(B82-W55-H81)の卒業、さらにはついこの前の握手会襲撃事件も入っている。 
  一応、このシリーズは全部劇場でみているのだけど、別にAKB48のファンというわけでもなく、むしろ新聞やテレビで話題になっている以上の知識はまるでなく、ここ最近は有名どころがバシバシ卒業しているので、もう何が何だかというのが心境だ。
 大島の卒業宣言は紅白を見ていたので、別の角度から見るとこんな感じなんだなあとちょっとした発見があったりするし、いわゆるテレビ番組のメイキング的に見ていると興味深い。
握手会襲撃事件はあまりにもタイミングがよく、仕込みかと一瞬思ったが、デジタル撮影だからのフットワークの軽さだろう。
 一昔のニュースフィルムやフィルムコンサートとは違い、デジタル撮影はフィルム代や現像代もかからず、ひたすら撮影できる。
 その意味では今の時代はドキュメンタリーに向いてるし、変に劇映画を作るよりはいいかもしれない。
 だって、AKB48を全部集めての劇映画ってちょっと辛いし「おニャン子ザムービー危機一髪」みたいになってもダメでしょ。
 自分が行った劇場は座席完売。
 やっぱり自分が知らないだけで人気あるんだな。

2014年7月 6日 (日)

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

Edge_of_tomorrow  よくわからない侵略者の激しい攻撃に、人類は絶滅寸前。
 人類の軍事力では太刀打ち不可能。
 そんな中、前線に送り込まれたウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘中に死亡。
 しかし、タイムループで戦闘と死を繰り返し、何度も同じことを繰り返すことにより戦闘力がアップしていくのだった。
 
 まあ確かに仕事は繰り返すことによって覚えていき、スキルもアップしていく。
 ところが現実世界はやり直しはできないし、同じような失敗をしていたら、社会生命的にアウトだ。
 人生にセーブポイントが設置されていればどんなに良いことか。
 しかし、そんなのはゲームだけだ。
 この映画の主人公のやっていることは正にゲームの実体験。
 正直、「涼宮ハルヒ」のエンドレスエイトみたいになってたらどうしよう?と思ったが、さすがにそんなバカなことはやらなかったので安心。
 この手のゲームみたいな話で陥るのは、やっている本人以外面白くないということだ。
 例えば、他人がゲームをしているのを見ていて面白いか?
 幸いなことに、この映画はそんなことにならず、ゲーム感覚で楽しめながら、だからといって緊張感と緊迫感を維持しているのでOK。
 今までのゲームの映画化とは違った、ゲーム感覚の映画の成功例かもしれない。
 出演は今や数少ない映画スターのトム・クルーズ。
 どちらかというとトム・クルーズ版スターシップ・トゥルーパーズっぽいのだが、相変わらずバトル・スーツがイマイチかっこよくない。
 ここらへんは日本アニメの方が一歩リードかな。

2014年7月 3日 (木)

「渇き。」

Kawaki  失踪した娘の行方を追う元刑事のロクデナシ親父。
 やがて明らかになっていくのは娘の意外な裏の顔だった…。
 
 深町秋生の小説の映画化らしいが、自分は未読。
 だから映画化に際して何をどう変更したかは全くわからないので比較しようもない。
 ただ言えることは、皆が期待しているのは
  「嫌われ松子の一生」「告白」の中島哲也なので、さぞかしスタイリッシュな映像で見せてくれるだろう…ということだろう。
 確かにイメージ映像と細かいカット割りでガシガシ見せている。
 ある意味、スタイリッシュだ。
 しかし、それが効果的であるかどうかは別だ。
 例えば、本来ならグロい話なのに、それを感じさせない「嫌われ松子の一生」や「告白」。
 今回も、失踪している娘の交流関係、薬、いじめ等グロい要素が目白押し。
 そんなどよ~んとなりそうな内容を、「告白」みたいな感じで描いてくれるものと思っている人も多いかもしれない。
 
 技に溺れる
 
 そんな言葉がぴったりだ。
 必要以上にやりすぎ。
 情報が多いのと、必要以上に混乱させるのは別だ。
 今回は時間軸の入れ替えやイメージ映像の挿入、過剰に短く細かいカット割りが混乱させるだけで効果的ではない。
 おそらく、岩井瞬二の手持ちカメラの撮影がやりすぎて気持ち悪くなったのと同様、編集で見ていて気持ち悪くなっている。
 登場人物のキャラも立っているし、話も意外な展開で面白いのに、どうしてこんな演出にしていまったのか。
 非常に残念。
 出演は元刑事でろくでもない父親の役に役所広司、
 魔性の娘役の小松菜奈(B81-W59-H85)はイマイチそこまでの魅力がないのが惜しい、
 中島哲也は、ひょっとしてこの路線でいくのだろうか?
 今回だけか、今回のを生かしてもっと違う表現にいくのか?
 期待と不安を抱えながら次回作に期待。

2014年7月 2日 (水)

「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」

Arise3_2  攻殻機動隊の創設と草薙素子の過去を描く4部作の第3弾。

 爆弾テロとダムの爆発、その裏に潜む水企業の陰謀を巡って草薙素子が大活躍!!
 攻殻機動隊は映像作品だけで色々あるわけで、基本設定は大体同じでも、話はバラバラだし、それぞれのシリーズに互換性はない。
 ここらへんはアメコミみたにリブートしまくりで、なまじ続いているより常にリセットした方が面白い。
 007だってそんな感じで、むしろシリーズとして話が何となく続いていたのって、ロジャー・ムーアの時代だけだったような。
 今回の売りは草薙の恋愛だそうで、言われてみれば彼女に浮いた話はほとんどなく、どちらかといえば、クールに仕事をしているだけのイメージが強い。
 だけど、彼女にも私生活はあるわけで、その意味ではちょっと斬新である反面、ちょっと観たくなかったかなという感じも。
 9課の重要メンバーであるトグサが大きく関係してくる。
 さらにあと1作で終わりなのに新しい登場人物も出てきた。
 正直、このシリーズ、ファンの間では若干評判悪いみたいだが、個人的には別物として好き。
 次回が楽しみだが、2週間限定はかなり調整しないと見逃す可能性があって怖い。

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