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2014年7月26日 (土)

「GODZILLA ゴジラ」

Godzilla  日本はもちろん、海外、そしてアニメまでゴジラを使った映画は多い。
 そして、このあまりにも有名な怪獣は知名度と人気が高いため、下手なものを作ることは許されない。
 海外で作られたゴジラだと、エメリッヒのゴジラがあるが、残念なことに予告編は面白かったものの、結局はイグアナであり、そんなブースカと変わらないものが面白いわけもなく、特に日本人から見ると違和感ありまくりだった。
 そもそも海外の怪獣=大きな動物であり、日本の怪獣=災害的なものとは少し概念が違う。
 そしてこの手の映画はほとぼりが冷めた頃に新作が作られる。
 実は今回も全く期待していなかった。
 しかし、予想を遙かに裏切って大変面白い!
 やっと海外の映画もゴジラを理解できたと思った。
 自分は予告編以外の情報を全く入れずに観にいったので、今回は人間VSゴジラだと思っていた。
 ところが、戦うのはゴジラだけでなく、別の怪獣が存在していたことに驚いた。
 実はゴジラ以外の怪獣の行動は「エヴァンゲリオン」の使徒を思わせるものがあり、映画の演出や展開は平成ガメラを思わせるところがあった。
 いやぶっちゃけ、明らかに意識しているのは明白だ。
 肝心のゴジラは日本のゴジラをベースにしており、海外版なのですっかり諦めていた口から光線を出したのには驚いた。
 そうこれこそ怪獣でありゴジラなのである。
 ただの大きな動物ではないのだ。
 そしてゴジラがいかに大きいかをカメラワークやカット割で見せていく。
 原子力発電所ネタは日本では絶対に無理だけど、海外だと最近の格好のネタであることはよくわかった。
 というより、全体的に日本の震災を思わせるものがあり、少し痛々しいものがあった。
 ちょっと残念だったのは人物描写が弱いところで、「アルマゲドン」でもそうだが、この手の大作SF映画は泣かせる要因を入れて逆に陳腐になっている。
 やっぱり、そんなベタなものより、人間VS怪獣の総力決戦の方が面白いと思う。
 あとゴジラがヒーローになるのも、最近のアメコミボケか?
 出演は「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソン。
 「キック・アス」では冴えない男だったが、この映画だと何気にイケメンであることを思い知らされる。
 これが役者ってやつか?
 日本からは渡辺謙。
 彼は芹沢博士なんだけど、どちらかというと山根博士に近いかも。
 監督はギャレス・エドワーズ。
 続編もできるそうなので期待!
 

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