「春を背負って」
父の急死をきっかけに山小屋を継ぐ決心をした金融マンの青年。
標高3000メートル級の山での生活は当然楽ではなかった…。
日本を代表する名カメラマン、木村大作が「劔岳 点の記」に続いて撮り上げた監督第2作。
さすが、木村監督、とにかく山の風景の絵だけはやたらめったら美しい。
とにかく不思議な映画で、東宝映画のはずなのに松竹映画を観ているような錯覚に陥ってしまう。
何も情報を入れないで観ていると山田洋次監督の映画だと思ってしまう。
それも一昔前の。
話はそんなに緊迫感があるものではない。
時々、遭難する人や病人が出たりするのだけど、基本的に大きな事件は起こらない。
とにかく、都会の喧騒を忘れて山に行きたい。
だけど、金も時間も体力もない。
そんな人が、まったりする分には持ってこいの映画なのである。
そんな意味では癒し系のPVであり、ぶっちゃけそれ以上でもそれ以下でもない。
何か山岳アクションやサスペンスを期待している人には微塵も関係ない映画なのである。
出演は松山ケンイチ、蒼井優(B80-W60-H88)、豊川悦司。
おそらく蒼井優の存在が松竹映画=山田洋次を思わせる要素でもあるんだろうなあ。
しかし、最後は衝撃的だった。
「アルプスの少女ハイジ」かよ(笑)
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