「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」
万能鑑定士・凜田莉子が、名画モナ・リザに隠された謎とモナ・リザをめぐる巨大な陰謀に立ち向かう。
原作は未読。
だから、情報は映画からのみ。
う~ん、自分が見落としているか、理解ができないのかもしれないが、トリックのための逆算方式の脚本になっていないか?
そもそも、、ルーヴル美術館が所蔵するモナ・リザが40年ぶりに来日、凜田莉子はルーヴルのアジア圏代理人から、警備強化のための臨時学芸員候補として推薦される。
無事、採用テストに合格した彼女は、もう一人の合格者とモナ・リザにまつわるありとあらゆるハードな研修をこなしていくうちに体調に異変を来たし、鑑定眼までもが狂い始めていく…という話なのだが、実はこれが陰謀につながっていく。
だけど、普通に考えて、この展開はないよなあ。
だって、もっと簡単な方法だってあるのだから。
「名探偵コナン」もそうだけど、この手のミステリーって決めつけばかりだし、物凄いトリックなのだけど、偶然に頼る要素が大きく、もっと簡単な方法があるのではないかと思ってしまう。
もちろん、それを感じさせない演出だったらいいんだけどね。
最初の方は面白かったのだけど、モナ・リザにまつわる意味不明な研修があまりにも長いのでダレダレ。
後半にやっと物語が動き始めるのだけど、これがまたツッコミ所満載。
ほとんどが、見た目の派手さを優先したばっかりに、不自然な展開になっているのだ。
細かいことはネタバレになるから言わないけど、いずれにしろ色々なところで残念系なのだ。
主演の綾瀬はるか(B88-W61-H91)は相変わらずの一本調子の演技だが、もうこれは仕方ないっつうことで。
彼女の乳揺れに期待している人も多いと思うが、この映画にはそんなものはない。
監督は「GANTZ」や「図書館戦争」の佐藤信介。
この映画が面白いかどうかを鑑定する必要がありそうだな。
でも当たったら続編、もしくはTVシリーズはありそう。
どちらかというとテレビドラマ向きかなあ。
あと、40年前、確かにモナ・リザ、日本に来ました。
当時はカンカンとランラン、モナ・リザが行列の長かった上位じゃないかな。
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