「細雪」
新・午前十時の映画祭で鑑賞。
1983年の映画で東宝創立50周年記念作品だ。
原作は、あまりにも有名な谷崎潤一郎の小説なので、今更説明は不用。
それよりも、配役と原作の誰とどこを中心に膨らませるか気になるところだ。
四姉妹は長女に岸恵子、次女に佐久間良子、三女に吉永小百合、四女に古手川祐子。
相変わらず吉永小百合は実年齢から遙かに下の役を演じている。
今だけかと思いきや、昔から同じ扱いなわけやね。
しかし、何にもまして古手川祐子、めっちゃかわいぃぃぃ。
若い時がこんなにかわいいとは全く思わなかった。
もうこの映画、古手川祐子だけ満喫できればOKっすよ。
さらに今は亡き伊丹十三の姿が…。
そして、何よりもびっくりしたのは大杉蓮と1,2を争う脇役俳優である岸部一徳がめっちゃ若い!!
そして、意外にかっこいい。
公開当時も指摘されたが、明らかに浮きまくっている江本孟紀。
変わり者の設定だけど、それって見た目の問題じゃないでしょ(笑)
衣装協力が三松なので、これでもかというくらい着物が登場。
宣伝効果としてはOKじゃないかな。
市川昆の演出はいつも通りというか、ある意味絶好調で、いつものあのフォントはもちろん、細かいカット割などが堪能できる。
今だとやたらと長いエンドロールだが、あっという間に終わったのも逆に新鮮だ。
実はそんなに古い映画のイメージがなかったのだが、30年の月日は大きいと感じたし、こういう形で往年の映画を観るのはありだと思う。
特に日本映画は貴重だ。
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