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2014年4月 8日 (火)

「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第1章」

Tng1 う~ん、ここまでつまらないとは。

 昨今お漫画やアニメの実写化は映像技術の進化によるものであり、そうなると当然、昔はアニメでしかできなかったことが実写でもできるように なる。
 特にSFの実写化はその可能性が大きくなったといえる。
 特に見てみたいのはロボットアニメの実写化だ。
 だからパトレイバーの実写化というと物凄く期待してしまう。
 約48分のシリーズ全12話と長編作品1本を製作。
 シリーズ12話を劇場上映用に全7章として構成し、2014年4月より全国にて順次劇場上映を開始
 2015年に長編作品の全国拡大ロードショー。
 何しろ劇場版アニメの1作目と2作目は傑作であり、その監督である押井守が総監督
なので期待してしまう。
 ところが、すっかり忘れていたが押井守は実写映画の監督作品がどれも面白くない。
 さらに最近は実写だけでなくアニメも面白くないというどうしようもなさ。
 そして今回は押井守のダメさが全開。
 漫画やアニメがそのまま実写になるかと思いきや、
 長々とした薀蓄。
 演劇的な芝居。
 ほとんど動かないレイバー。
 特車二課の日常はまるで「ビューティフル・ドリーマー」の劣化コピーを思わせる。
 さらに登場人物がアニメや漫画と同じキャラではなく、「3代目」となり、それぞれのキャラを彷彿させる名前と性格になっている。
 例えば「泉 野明」ではなく、「泉野 明」みたいな感じ。
 もうこれって明らかに色々言われる前に逃げを用意している感じだ。
 ほとんど動かないレイバーも、延々とその説明をしている。
 つまり、劇場版アニメと同じようなものを期待しないで下さい。
 これはパトレイバーをネタにしたユルユルしたドラマですよと言っているのだ。
 もちろん、それならそれでかまわない。
 TVアニメだってそんな話はあったからだ。
 しかし、それらは沢山あるエピソードで時々出てくるから面白いのであり、新しい登場人物で、ましてやイベント上映でこれから7作作り、最終的に長編劇場版も作ることになっている記念すべき1作目がこんなのじゃまずいっしょ。
 少なくとも、これで次回を観たいと思う人がどれくらいいることやら。
 おそらく、押井守が関与しない方が絶対に面白いと思う。
 これはもうスター・ウォーズのエピソード1~3をルーカスが監督しなければもっと面白くなると言われるのと同じだ。
 もちろん、今までの彼の功績があり、彼の名前があってこそ出資してくれるのかもしれない。
 それだったら名前だけ貸しておけばいいと思う。
 とにかく、これじゃない感が満載。
 だけど、パトレイバーを知らない人には面白いのかな?

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