「それでも夜は明ける」
自由黒人なのに拉致られて、奴隷にされた男。
妻や子供に会うまでの約12年間とは?
アカデミー賞大本命と言われた「アメリカン・ハッスル」が無冠で、まさかのダークホースがこの映画だ。
また黒人奴隷ネタかよ~と思ったけど、それだけアメリカでは根の深い話なんだろうなあ。
かつては「ルーツ」が有名だけど、昨今オバマ政権になってから、黒人のネタが多くなった感じがするのは考えすぎか。
実は昔は黒人=全て奴隷だと思っていたが、自由黒人なるものが存在することを知ったのはつい最近だ。
とにかく、生々しいというか理不尽。
見ていてえぐるように入ってくる。
奴隷というのは物理的に自由が奪われるだけでなく、精神的にも自由を奪っていくわけやね。
さらに実話を元にしていると聞くと、いたたまれなくなってくる。
出演はキウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ。
監督は「SHAME -シェイム-」のスティーヴ・マックィーン。
さすがにもう「大脱走」のマックィーンと勘違いはしない。
っつうか、もう俳優のマックィーンを思い出す世代はいないよな。
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