「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の続編であると同時にアベンジャーズ・プロジェクトの1本となるらしい。
さすがにアメコミヒーロー物も何本も見せられると飽きてくる。
よ~く考えてみると、日本で言うと仮面ライダーやスーパー戦隊の映画みたいなもんでしょ。
ハリウッドで大金かけて大作にしているからもっともらしいのであって、ええ大人が派手なコスチュームで人前に出てくるって変じゃん。
特にキャプテン・アメリカのコスチュームなんてバットマンと比べるまでもなく絶対にかっこいいわけない。
そんなわけで、さすがに「アベンジャーズ」で一区切りだと思っていたのに、またもや新しくスタート。
ったく、少年ジャンプの無理無理連載を続けているんじゃないんだからさ。
「アベンジャーズ」の戦いから2年後。
ニッ ク・フューリー率いる国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の一員としてブラックウィドウと活動するキャプテン・アメリカ。
しかし、シールドの巨大空中母艦ヘリキャリアによる全人類の監視という計画には疑問を抱いていた。
そんな中ついに、シールドの仲間たちから命を狙われることになる。
アベンジャーズ以外全て敵の状態のところに、世界屈指の暗殺者ウィンター・ソルジャーも登場し正に絶対絶命状態!!!!
実は「マイティ・ソー」が好きではない。
何故ならあんな神様みたいな奴が出てきたら、ただでさえ嘘くさいアメコミの世界がさらに嘘くさくなるから。
さらにアメリカのちんどん屋みたいなキャプテン・アメリカでしょ。
ないわ~と思っていたら、これが大変面白い。
アクションも迫力満点だが、話が70年代の政治サスペンススリラーを思わせるものがあって面白い。
まさかキャプテン・アメリカでそんな話展開になるとは誰も思わない。
それでももっともらしく話を作ってしまったのは凄いと思う。
そして何より物語に重みを出しているのはロバート・レッドフォードの起用だろう。
「コンドル」や「大統領の陰謀」など政治スリラーでお馴染みの彼が出ているだけで、真実味が違う。
レッドフォードそのものが政治的アイコンなのだ。
そして今まで誰もやらなかったことをあえてやってしまったのがこの映画の最大の功績だと思う。
もちろん、それだけではなくウィンター・ソルジャーの正体が意外な人物であったりするのも見所だ。
さらには、キャプテン・アメリカのコミックに出てくるトホホなデサインのキャラをかっこよく昇華しているのも良い。
出演は前作に引き続き、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソ ン。
まあ今回はレッドフォードが美味しいとこ全部持ってかれたな。
監督は兄弟監督、アンソニー&ジョー・ルッソ。
まさか、この兄弟もお兄さんがお姉さんになるのか……ってウォシャウスキー兄弟じゃないっつうの。
あと、ルパン三世でお馴染み変装がゴムマスクじゃなくて、光学変装というべきものだったのが新鮮だった。
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