「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」

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原作者のヤマザキマリが原作使用料が出版社から言い渡された100 万円のみであったと発言して、二次著作物に対する不当に安い金額であるとして物議を醸しだしたが、こうやって続編ができたということは、それなりに話がついたのか?
いずれにしろ興行収入58億と言われる映画の続編を作らないわけがない。
基本的な話は同じで、古代のローマ人が現在の日本にタイムスリップする。
古代ローマ人のルシウスの思い込みと勘違いで笑わせてくれるのは前回と変わらず。
しかし、前回同様、足を引っ張っている存在がある。
それは上戸彩(B82-W58-H84)のパートだ。
全く話に関係ないし必然性がない。
むしろ、映画の面白さを著しく下げている。
確かにヒロイン不在かもしれないが、この映画に関してはあまり関係ない。
主演の阿部寛はもう完全に喜劇役者の領域に突入している。
外人のように濃い顔とがっちりした体。
それでも日本人なのに外国人を演じきっているところが笑える。
これが普通に稲川素子事務所の外人タレントだったら普通だが、彼が演じているからこそ笑えるのだ。
この映画の最大のポイントは彼の起用であることは言うまでもない。
監督は前作 に引き続き「のだめカンタービレ 最終楽章」の武内英樹。
さすがにもう3作目は微妙かもしれないが、もし作るなら上戸彩のパートは絶対になしね。
自分にとってイタリア映画は、「青い体験」みたいなエロコメやマカロニウェスタン、もしくは大ヒットハリウッド映画のパチモンを量産しているイメージしかない。
だけど、それが魅力でもあるわけだ。
イタリア映画=「ニュー・シネマ・パラダイス」しか観たことないではちょっと寂しいぞ。
そんなわけでイタリア版「北斗の拳」と言っていいかどうかは論議が分かれるところだが、少なくとも映画会社はそんな煽りで売っている。
最愛の妻を丸焼きにされた男が復讐のため、悪魔から授かった超人的パワーをで街を牛耳るボスと戦う。
<未体験ゾーンの映画たち 2014>にて上映。
とにかく、手加減なしの血が出まくったスプラッター描写と、それでいて日本のアニメや漫画で見たような描写テンコ盛り。
監督で主役のエマヌエーレ・デ・サンティが日本のアニメや漫画が大好きだそうな。
この監督がどんな人かは知らないけど、ノリが完全に自主映画!
特に80年代の8ミリで自分の好きな映画をやってみました~の感じ。
だが、それがいい。
やっぱり中途半端よりもやりすぎるくらいやった方がいいよね。
父親が失踪したとの知らせに、滅多に顔を合わせない三姉妹がオクラホマの実家に集まる。
長女は反抗期のと別居中の夫がいる。
次女は地元で秘密の恋をしている。
三女は自由奔放に生きていて不審な婚約者がいる。
彼女らには、ガンの治療を受けていて気が強く少し認知症が入っている毒舌の母親がいる。
そんな家族のそれぞれの秘密が明るみになっていく…。
有名な舞台の映画化らしいが、自分は舞台は観ていないので比べようがないのだが、とにか見ていてイライラするものがある。
特に母親の言いたい放題は、自分が家族だったら間違いなく鈍器で頭を叩いているかも。
これはもう演じているメリル・ストリープの演技によるもので、いやはやこの人は演技達者だわ。
さらにジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガーとむやみやたらと豪華な出演陣。
監督は「カンパニー・メン」のジョン・ウェルズ。
いつ爆発するか全く予想のできない緊張感と緊迫感が面白い。
家族間でこんな感じだったら絶対にいやだなと思いつつ、実はどこの家庭でも大なり小なりそんな感じかもしれな
沖縄というと日本で唯一南国を満喫できる場所である。
そして世代によってはSPEEDを生んだ沖縄アクターズスクールのある場所だと思うかもしれない。
しかし、年輩の人にとって沖縄は米軍に占領されてた土地である。
前に沖縄の人と話をした時に小学生時代は小遣いをドルでもらっていたという話を聞いて、それを実感した。(本当の話かどうかわからないけど…)
返還された後、沖縄のキャンペーンは凄まじいものがあった。
おそらく、沖縄は日本であることをアピールしているような感じだった。
「ゴジラ対メカゴジラ」が沖縄が舞台であったりしたのは、今思えばタイムリーな時事ネタだったのかもしれない。
沖縄海洋博のアクアポリスに憧れたのも懐かしい思い出だ。
時が経つにつれて、沖縄はすっかり日本の土地になってしまった。
今や若い人で沖縄が米軍の施政権下であったことは想像できないかもしれない。
しかし、だからといって諸問題がなくなったり解決しているわけではない。
この映画は、本土の人は誰も知らないが沖縄の人はみんな知っている誰も語りたがらなかったタブーに切り込んでいるらしい。
冒頭で沖縄の抱えている問題をわかりやすく説明している。
これが本当によくわかるものであり、これだけでも十分見る価値あり。
仙頭武則の初監督作品なので観にいった。
「萌の朱雀」や「EUREKA」などのプロデューサーとして有名な彼がどんな映画を作るのかお手並み拝見という、実に上から目線で観た。
結果的につまらなくはなかったし、ちょっと狙いすぎなところもあったが、力作であったと思った。
自分は少なくとも嫌いじゃないよ。
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の続編であると同時にアベンジャーズ・プロジェクトの1本となるらしい。
さすがにアメコミヒーロー物も何本も見せられると飽きてくる。
よ~く考えてみると、日本で言うと仮面ライダーやスーパー戦隊の映画みたいなもんでしょ。
ハリウッドで大金かけて大作にしているからもっともらしいのであって、ええ大人が派手なコスチュームで人前に出てくるって変じゃん。
特にキャプテン・アメリカのコスチュームなんてバットマンと比べるまでもなく絶対にかっこいいわけない。
そんなわけで、さすがに「アベンジャーズ」で一区切りだと思っていたのに、またもや新しくスタート。
ったく、少年ジャンプの無理無理連載を続けているんじゃないんだからさ。
「アベンジャーズ」の戦いから2年後。
ニッ ク・フューリー率いる国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の一員としてブラックウィドウと活動するキャプテン・アメリカ。
しかし、シールドの巨大空中母艦ヘリキャリアによる全人類の監視という計画には疑問を抱いていた。
そんな中ついに、シールドの仲間たちから命を狙われることになる。
アベンジャーズ以外全て敵の状態のところに、世界屈指の暗殺者ウィンター・ソルジャーも登場し正に絶対絶命状態!!!!
実は「マイティ・ソー」が好きではない。
何故ならあんな神様みたいな奴が出てきたら、ただでさえ嘘くさいアメコミの世界がさらに嘘くさくなるから。
さらにアメリカのちんどん屋みたいなキャプテン・アメリカでしょ。
ないわ~と思っていたら、これが大変面白い。
アクションも迫力満点だが、話が70年代の政治サスペンススリラーを思わせるものがあって面白い。
まさかキャプテン・アメリカでそんな話展開になるとは誰も思わない。
それでももっともらしく話を作ってしまったのは凄いと思う。
そして何より物語に重みを出しているのはロバート・レッドフォードの起用だろう。
「コンドル」や「大統領の陰謀」など政治スリラーでお馴染みの彼が出ているだけで、真実味が違う。
レッドフォードそのものが政治的アイコンなのだ。
そして今まで誰もやらなかったことをあえてやってしまったのがこの映画の最大の功績だと思う。
もちろん、それだけではなくウィンター・ソルジャーの正体が意外な人物であったりするのも見所だ。
さらには、キャプテン・アメリカのコミックに出てくるトホホなデサインのキャラをかっこよく昇華しているのも良い。
出演は前作に引き続き、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソ ン。
まあ今回はレッドフォードが美味しいとこ全部持ってかれたな。
監督は兄弟監督、アンソニー&ジョー・ルッソ。
まさか、この兄弟もお兄さんがお姉さんになるのか……ってウォシャウスキー兄弟じゃないっつうの。
あと、ルパン三世でお馴染み変装がゴムマスクじゃなくて、光学変装というべきものだったのが新鮮だった。
絶対に翌年にテレビ放送するのにもかかわらず、初日は劇場はほぼ満席状態。
テレビ放送が動員に役立ったのか?
いずれにしろ、GWの稼ぎ頭の映画であるシリーズ第18弾。
高層タワーで正体不明のスナイパーによる狙撃事件発生。
調査をしていくコナンと仲間たち。
やがて、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズも絡んだ陰謀が明らかになっていく…。
って話で、相変わらず米花町は治安の悪さではペテルスブルグ以上(笑)。
今回は久しぶりに面白い。
相変わらずコナンは曲芸に近いアクションを展開。
もうこれはつっこむよりも純粋にアクションを楽しんだもの勝ち。
話は子供向きというより、どんどん普通のミステリーっぽくなってきている。
今回は高層タワーが崩壊するかと思いきや、そうでもなかったのが意外だった。
しかし、一番の注目は漫画では明らかになっていないある登場人物の正体で、アニメならではの見せ方が面白い。
果たしてこれが原作も追従するか、それともパラレルにするかはちょっと今後のお楽しみといったところか。
個人的には毛利探偵が冒頭で「高いの怖い」と叫んでいたが、やっぱりここは神谷明の声でやってほしかったなあ。
マッサージに行ったひろしが、なぜかロボットになって帰ってくた。
それは日本の父親たちの復権をたくらむ「父ゆれ同盟」の陰謀だった……。
「オトナ帝国」や「戦国大合戦」以降、クレヨンしんちゃんは泣かせるとか感動するという話が広まってしまった。
そのため、一部のファンだけの楽しみだった劇場版は世に知られることになり、制作側もそれを十分承知しているため、狙った作りになってしまったような感じがする。
だから、もう「オトナ帝国」のように予期しない展開に泣けることはない。
しかし、それをわかっていても今回は大変良かった。
言葉のギャグもアクションのギャグもキレキレ!
後半のバトルでかなえい笑えるアニメ的表現があるのだが、ネタバレになるのであえてここでは触れない。
観ている子供たちにもバカうけだった。
今回のテーマ的なものとして、父親のあり方について触れている。
今の父親はやさしすぎる。
昔の父親には威厳があった。
さあ、どちらが良いか?
正直よくわからない。
実はそんなものはどうでもよくて、家族にとって父親とは何か?
今回はそれについてとことん追及している。
まあ、それは子供を中心とした表向きのテーマでもあるのだが、一方では妻にとって夫とは何かも裏のテーマとして存在している。
みさえのひろしへの目線が妻としてのものとなっているのが新鮮。
だからこそ、生身のひろしとロボとーちゃんの存在の対比があるわけだ。
これが奥が深く、どの視点で観るかで大きく変わっていく。
そしてこれらがさりげなく、子供にわかりやすく、同伴の親にも共感ができるように一級の娯楽作品に仕上がっている。
色々ネタバレして語りたいところもあるのだが、ダラダラ書いて説明するのも無粋なので、とりあえず劇場に行けとだけ言いたい。
ひょっとして、脚本の中島かずきの起用が吉と出たか。
監督は高橋渉。
今まで劇場版の絵コンテや演出を担当していてこれが初監督らしいのだが、ちょっと注目!
ゲスト声優は 武井咲(B76-W58-H82)とコロッケ。
武井はもともとアニメ声なので違和感なし。
コロッケは言われないと全くわからない。
しかし、彼の起用はこの映画最大の仕掛けであるのだ。
劇場で確認して下さい。
大手企業で仕事こそ順調だが、家庭では妻との関係は冷え切り、2人の子どもたちともギクシャクしてしまっていた一家の主だが、さらに彼の父が老人性痴呆症となってしまう。
バラバラとなった家族の絆を取り戻すため、一家で旅に出る…。
さだまさしの小説を映画化。
痴呆老人ネタの映画を観て思うことは、映画は2時間前後で終わるけど、実際は死ぬまで続くってことだな。
だって、この手の映画って家族が一致団結して、何かしたら痴呆が少し良くなったりするわけじゃん。
この映画だって、そうだよ。
痴呆老人の故郷探しをしていくうちに家族の絆は深まり、痴呆がちょっと良くなったりするわけ。
主人公は大企業の部長で役員になることが決まっているのだけど、それを投げ打ってまで家族で旅行に行ったりするわけですよ。
実は自分も家にウィザード級の痴呆老人を抱えているんだけど、終わらないんだよね。
映画は適当にまとめて終わるけど、実際は死ぬまで何も解決しない。
旅行なんか行けないし、金は莫大に必要だ。
施設に入れるにも金がいるのだ。
いや、痴呆老人にも尊厳はあるし、家族の理解も必要なのはわかる。
そんな簡単なものでもない。
映画はそんな重たい展開にはならない。
だけど、現実を知ってしまうと甘すぎて困ってしまうのだ。
出演は緒形直人、南果歩、藤竜也。
久しぶりに見た緒方だけど、彼がど~見てもやり手の部長に見えないのが悲しい。
さらに南果歩の老けっぷりは役作りだと信じたい。
藤竜也は「愛のコリーダ」の時は色々な意味でエネルギッシュだったのに、すっかり老人役。
これも時の流れか。
監督は「利休にたずねよ」の田中光敏。
まあ、この映画が素直に楽しめるのなら、それは幸せだと思う。
実際に身近に痴呆老人がいたらちょっと気分はブルーになるのは間違いなし。
自分は芳賀優里亜(B85-W60-H88)が好きだ。
歴代平成仮面ライダーのヒロインの中で一番だと思っている。
しかし、平成仮面ライダーのヒロインになると、その後意外にパッとしないどころか、破滅型の人生の場合が多い。
芳賀優里亜も顔もスタイルもいいのに、何故かイマイチブレイクしない。
だけど、彼女がちょっとでも出ていれば見てしまうのがファンの悲しい性なのだ。
彼女が主演で、できれば裸になっている映画が観たい。
そんなファンの願いを叶えて出来たような映画がこれだ。
非合法の格闘技ショーに出場する女性たちを描く。
とにかく、彼女がアクションをぶちかまし、裸になっている。
それ以外に何を求めるものがあるだろうか?
さらに共演が「キューティーハニーTHE LIVE」の水崎綾女(B92-W60-H90)、実写版セーラームーンの小池里奈らが共演。
特撮女優夢の競演!!!
監督は「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」の坂本浩一。
この人のアクションは迫力あって好きだな。
芳賀優里亜原理主義の人は必見!
質屋に進入した男達。
リーダー格の男の目的は不思議な力があると噂される伝説の金貨だった。
しかし、予期せぬ闖入者が次々と現われ、事態は予想外の展開に!
「サンブンノイチ」でもそうだが、最近は密室物が多いみたいだ。
まあ密室だと制作費が安くつくしね。
一方では、制作費は安い分、脚本を凝らなくてはならない。
あと、密室物は演劇っぽくなってしまうのが多い。
舞台ならいいけど、映画は映画の演出でないとね。
そう思うとこの映画はまだましな方かな。
どんどん登場人物が増えて状況がどんどん変化していく。
適度な緊張感と緊迫感。
自分は結構好きだな。
出演はEXILE の眞木大輔、大東駿介、中尾明慶、武田真治、平田満。
意外にかっこいいぞ、武田真治。
監督は中島良。
ところが意外にひっそり公開されてるので、誰も知らないうちに上映が終わってしまいそうな感じが残念。
豪華マンションの一室。
そこは男2万円、女千円、カップル5千円で参加できる乱交パーティ会場だ。
参加しているのは、ニート、フリーター、サラリーマン、女子大生、保育士、OLピアスだらけの女。
朝の5時までセックスやりたい放題。
…なはずが、お互い同意がないとやれないわけで、そこはダメな奴はとことんダメで、なまじ金を払っている分タチが悪い。
セックスはしたいけど、誰とでもOKというわけでもなく、お目当ての相手とするためには駆け引きが発生するわけだ。
ある意味、密室劇、体を隠すのはバスタオル1枚。
大変面白い。
当然、話が話なのでエロも満載。
まあそこらへんはサービスとしてありなのだが、それよりもそれぞれの登場人物の駆け引きが面白い。
ある意味サスペンスよりも緊張感と緊迫感がある。
出演は池松壮亮、新井浩文、滝藤賢一、門脇麦、三津谷葉子、中村映里子、赤澤セリ。
監督は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」で監督デビューを飾った三浦大輔で、自分の劇団の舞台劇の映画化だそうな。
演劇っぽいところがあるのは当然かもしれない。
まあ、人それぞれだけど、数時間でそんなに何回もセックスなんかできないと思うんだけど……って自分だけだったら謙虚に謝罪します。
同じ日に公開された「クローズEXPLODE」に共通して言えることは、どちらも「ロード・オブ・ザ・リング」と同じカテゴリーに含まれるファンタジーであるということだ。
いや、厳密に言えば「ロード。オブ・ザ・リング」はファンタジーなのに現実味があり、一方で現実世界の話なのに信じられないご都合主義な展開。
これはもう逆の意味でファンタジーとしか言いようがない。
親の仕事の都合で学校近くのアパートでひとり暮らしをしている西森葵。
恋にはちょっと奥手だが料理が得意な高校3年生だ。
彼女の親友が学校一のイケメン久我山柊聖に告白するも玉砕。
親友を傷つけた久我山にうっかり怪我をさせてしまった葵は、彼を自宅に送るのだが、なんと彼の自宅は彼女の住んいるアパートだった。
いや~漫画でよくあるベタな展開だけど、さすがに実写だと途中で気づくだろ!とツッコミを入れてしまう。
さらに葵が起こしたボヤ騒ぎがきっ かけで久我山の部屋が水浸しになり、強引に彼は葵の部屋で同居することになる。
いや展開に無理ありすぎだろと思ったけど、高校生の男女が同居するという展開にするのは、もうこれくらいのファンタジーな展開しかないのかもしれない。
ここらへんは、女子中高生のちょっと背伸びした憧れの世界なんだろうなあ。
そして彼女は反目しながらも、彼のいいところを発見して惹かれていく。
ところが、そこに元カノが登場し、さらには久我山とは逆に大人でやさしいイケメン大学生などが出てきて盛り上がってしまうわけですよ。
韓国映画みたいなベタな展開だけど、女子中高生のウケが物凄く良かったので、それくらいの年齢には良いのかもしれない。
だけど、すっかり荒んだ社会人の自分にはちょっと辛いものがある。
主演は出演作が全て微妙で声優業が全くダメな剛力彩芽(B77-W58-H84)と山崎賢人。
監督は「のだめカンタービレ 最終楽章」はイマイチだったけど「映画 ひみつのアッコちゃん」は面白かった川村泰祐。
剛力のショートヘア以外の髪形が意外にかわいいのが救いかな。
多くの男子はエロ映像が好きだ。
かつては、エロ本、動画を観るしかエロ映画を観にいくしかなかった。
しかし、インターネットが出てきてから無限にエロ動画を手に入れることができるようになった。
しかし、そうこうしている間にエロ動画さえあれば満足。
女なんかいらない。
いやむしろ、セックスを女を使ったオナニーと言い切る強者もいるかもしれない。
この映画の主人公ジョンは、ジムで身体を鍛え、友人も家族も大切にして、週末にはちゃんと教会にも通う完全無欠(死語)の男子だ。
女子にもモテて、そのプレイボーイぶりに遊び仲間からはドン・ファンにあやかり、ドン・ジョンと呼ばれていた。
しかし、女に不自由しないのにもかかわらず、完璧なセックスへの欲求が高じて、インター ネットで見ているポルノのようなセックスを理想としている。
普通に考えれば贅沢な話だ。
そんな彼に顔良し、スタイル良しの女性バーバラとつきあうようになる。
見た目より家庭的で堅実、恋に恋するタイプ。
やっと彼女とセックスに至ったが、エロ動画には負けてしまう。
やがて出会う夜間学校の年上の女性エスター。
気さくといえば聞こえはいいが、空気読まずに人の心にズカズカと入ってくるが、彼女の存在がジョンに大きな影響を与えていく…。
そりゃあ、ジョンを演じているのが「ダークナイト ライジング」や「LOOPER/ルーパー」のジョセフ・ゴードン=レヴィットだったら女日照りはなさそうだし、バーバラ役がスカーレット・ヨハンセンだったら何に不満があるの?ってツッコミたくなってくる。
そして年上の女性がジュリアン・ムーア。
う~ん、これはないわ~。
だけど、一度くらいはチャレンジしてもいいかな…というのが男子の本音だろう。
ところが、この映画、「パンツの穴」のような性欲で右往左往するような話ではなく、価値観とは何か?が極めて重要であり、それをセックスに置き換えただけなのだ。
笑えるし考えさせられる。
監督が主演でもあるジョセフ・ゴードン=レヴィット。
これが長編デビューだそうで、今後に期待してしまうのだ。
「クローズZERO」シリーズのその後をオリジナル・ストーリーで描く 学園バトル・アクション。
自分は不良少年バトル物は大好きなんだけど、さすがにこれは微妙だわ。
前作から1か月後の新学期を迎えた鈴蘭高校を舞台に、3年生の卒業により空席となった頂点を目指す壮絶な抗争が他校も巻き込み繰り広げられる…という話で、正直、不良少年がきちんと学校に来ていることに理解ができない。
それは「愛と誠」の時もそうだったのだけど一体何故?
さらにいうと、彼らのやっている不良少年のてっぺん抗争は、第三者的には滅茶苦茶どうでもいい話なのである。
そう思わせないところが、映画の語り口なのだが、この映画は観ていると我に返ってしまうのだ。
おそらく現在が舞台と思われるのだけど、妙に老けた不良高校生が、教師や親のいないどころか、ネットも携帯もない世界でよくわからない目的の争いをしているのだ。
ぱっと見、ひゃっは~な世紀末世界。
もうこれは「ロード・オブ・ザ・リング」と同じカテゴリーのファンタジーの世界としか言いようがない。
そう思わないと観ていて納得できるものではないのだ。
それなのに、今回は大人も少し絡んでくるのでますます、価値観がわからなくなってしまうのだ。
原作が少年チャンピオン連載なので、昔の「Let'sダチ公」とか「男旗」を考えれば毎度お馴染みなのかもしれないけど、もう少し工夫がいると思うぞ。
出演は「ごちそうさん」でヒロインの旦那役の東出昌大。
さらにいつまで高校生役をするのかわからない勝地涼な、高校生に見えない連中が目白押し。
監督は「空中庭園」の豊田利晃。
もうここまで来ると、名前だけのシリーズがえんえんと続くんだろうなあ。
「劇場版 世界一初恋 横澤隆史の場合」と同時上映の短編作品。
といっても両方足しても1時間程度。
同時上映を知らずに観ていたので、1本目が終わったので帰ろうとしたら、また何か始まったので「はは~ん、昨今お馴染みのエンドロール終わっておまけ映像ってやつだな」と1人納得していて、帰る準備万端で観ていたら、意外に長い。
そしてやっと2本立てということに気づいてしまったよ。
っつうか、帰ったお客さんもいるんだけどっ。
4組のカップリングのバレンタインのエピソード。
まあ、そんな大げさな話ではなくて、バレンタインデーのあるあるネタであり、キャラクターあってナンボの話ですね。
自由黒人なのに拉致られて、奴隷にされた男。
妻や子供に会うまでの約12年間とは?
アカデミー賞大本命と言われた「アメリカン・ハッスル」が無冠で、まさかのダークホースがこの映画だ。
また黒人奴隷ネタかよ~と思ったけど、それだけアメリカでは根の深い話なんだろうなあ。
かつては「ルーツ」が有名だけど、昨今オバマ政権になってから、黒人のネタが多くなった感じがするのは考えすぎか。
実は昔は黒人=全て奴隷だと思っていたが、自由黒人なるものが存在することを知ったのはつい最近だ。
とにかく、生々しいというか理不尽。
見ていてえぐるように入ってくる。
奴隷というのは物理的に自由が奪われるだけでなく、精神的にも自由を奪っていくわけやね。
さらに実話を元にしていると聞くと、いたたまれなくなってくる。
出演はキウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ。
監督は「SHAME -シェイム-」のスティーヴ・マックィーン。
さすがにもう「大脱走」のマックィーンと勘違いはしない。
っつうか、もう俳優のマックィーンを思い出す世代はいないよな。
「秘密結社 鷹の爪」の劇場版第7弾。
今回は株式会社リクルートジョブズが運営する“タウンワーク”の人気キャラクターであるジョブーブとのコラボにより、ジョブーブの太っ腹な“おごり”により、鑑賞料金が無料。
つまり劇場で無料で観ることができるのだ。
そんなわけで劇場に行ったのだが、結局、電車賃とかを換算すると普通に千円は越えるので、まるっきり無料というわけではないのだ。
仕事に憧れるジョブーブが鷹の爪団と意気投合、メンバーとなる。
一方、大企業の恐るべき陰謀に巻き込まれ、窮地に陥る鷹の爪団…という話で、フラッシュアニメなので動きはともかく、会話のギャグが最大の面白さだ。
無料で上映時間が40分しかないのであまり期待していなかったのだが、意外に面白い。
おそらく40分というのが手頃であり、1時間を越えてはいけないアニメなのかもしれない。
声の出演には木の実ナナ(B84-W61-H86←あ、これデリヘル熟熟奉仕の木の実ナナだ)、本田翼(B84-W62-H88)、尾美としのり、小泉鈍一郎とむやみやたらと豪華だが、あまり話題になっていないのもギャグとして考えるべきか(笑)
う~ん、ここまでつまらないとは。
昨今お漫画やアニメの実写化は映像技術の進化によるものであり、そうなると当然、昔はアニメでしかできなかったことが実写でもできるように なる。
特にSFの実写化はその可能性が大きくなったといえる。
特に見てみたいのはロボットアニメの実写化だ。
だからパトレイバーの実写化というと物凄く期待してしまう。
約48分のシリーズ全12話と長編作品1本を製作。
シリーズ12話を劇場上映用に全7章として構成し、2014年4月より全国にて順次劇場上映を開始
2015年に長編作品の全国拡大ロードショー。
何しろ劇場版アニメの1作目と2作目は傑作であり、その監督である押井守が総監督
なので期待してしまう。
ところが、すっかり忘れていたが押井守は実写映画の監督作品がどれも面白くない。
さらに最近は実写だけでなくアニメも面白くないというどうしようもなさ。
そして今回は押井守のダメさが全開。
漫画やアニメがそのまま実写になるかと思いきや、
長々とした薀蓄。
演劇的な芝居。
ほとんど動かないレイバー。
特車二課の日常はまるで「ビューティフル・ドリーマー」の劣化コピーを思わせる。
さらに登場人物がアニメや漫画と同じキャラではなく、「3代目」となり、それぞれのキャラを彷彿させる名前と性格になっている。
例えば「泉 野明」ではなく、「泉野 明」みたいな感じ。
もうこれって明らかに色々言われる前に逃げを用意している感じだ。
ほとんど動かないレイバーも、延々とその説明をしている。
つまり、劇場版アニメと同じようなものを期待しないで下さい。
これはパトレイバーをネタにしたユルユルしたドラマですよと言っているのだ。
もちろん、それならそれでかまわない。
TVアニメだってそんな話はあったからだ。
しかし、それらは沢山あるエピソードで時々出てくるから面白いのであり、新しい登場人物で、ましてやイベント上映でこれから7作作り、最終的に長編劇場版も作ることになっている記念すべき1作目がこんなのじゃまずいっしょ。
少なくとも、これで次回を観たいと思う人がどれくらいいることやら。
おそらく、押井守が関与しない方が絶対に面白いと思う。
これはもうスター・ウォーズのエピソード1~3をルーカスが監督しなければもっと面白くなると言われるのと同じだ。
もちろん、今までの彼の功績があり、彼の名前があってこそ出資してくれるのかもしれない。
それだったら名前だけ貸しておけばいいと思う。
とにかく、これじゃない感が満載。
だけど、パトレイバーを知らない人には面白いのかな?
人気BLコミックのアニメ化で、TVシリーズもあるらしいのだけど、自分は全く読んでないし見ていない。
上映時間が1時間ちょっとという手頃さとアニメは観ていて疲れないからという理由で劇場に行ってしまいました~。
設定がわからないかと思いきや、何となく話展開でわかるようになっているので困らなかった。
BLといっても直接的な表現はあっても匂わせる程度で、どちらかというと友情っぽさの方が強かったような気がする。
それよりも、出版社が舞台となっているのだが、思った以上にリアルで、アニメだからといって適当でないのには感心した。
声の出演は堀内賢雄、近藤隆。
監督は今千秋。
思い入れがないので劇場では微妙にアウェー感を感じたが、作品はそれなりに面白かったのでOK。
時々はこういうアニメもありだよ。
韓国最大の犯罪組織で潜入捜査を続ける警察官。
今や組織のナンバー2の信頼を勝ち取り、その右腕にまでなったが、当然神経をすり減らせており、早く警察に戻るのを願っていた。
しかし、組織の会長が急死して、跡目争いが勃発!
警察は組織壊滅の絶好のチャンスとばかりに、新しい命令を下す。
かくして、組織の壊滅を目論む非情な上司が推し進める正義と、兄と慕う組織幹部の男との絆の狭間で苦悩することになるのだった…。
韓国版「インファナル・アフェア」というべきか、韓国版「ディパーテッド」というべきか。
ハリウッドでリメイクも決まっているとのことだが、そんなに似たような話を作ってどうするの?
それはともかく、潜入捜査物はいつ正体がばれるか?というサスペンスが中心だ。
何しろ味方がいない。
正体がばれたらどっちに転んでも地獄が待っている。
一方、潜入先で長年いると情が移ってくることもある。
ここらへんがベタな展開が好きな韓国映画が得意とするところであり、その意味では正体がいつばれるかに加えて、感情の揺れ動きの悲哀がある。
さらに手加減なしの韓国映画であるため、暴力シーンは相変わらずとことんやってしまう。
この徹底さが面白い!
それに社会人目線だと、ヤクザの世界でなくても権力闘争は大なり小なりあるので力が入ってしまう。
イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン。
監督は「悪魔を見た」の脚本のパク・フンジョン
ハリウッドのリメイクも楽しみだがいつになるやら。
香港で連続して発生したセレブ殺人事件。
微笑んだ顔で死んでいる。
ベテラン刑事と新人刑事が捜査していくうちに意外な事実が出てくる…。
一応、お笑い&アクションのジャンルに入ると思う。
正直、ギャグパートはベタsぎてあまり笑えない。
つうか、これは文化の違いであって、ハリウッド映画のように世界マーケットを相手にしているわけではないのだ。
おそらく国内相手なので、国内でうけたらOKって感じだと思う。
そして、自分もそこらへんには全く期待していない。
自分の目的はジェット・リーのアクションだけだ。
というか、彼が出演してなかったら、この映画が劇場公開されているどころか、DVDスルーさえもあぶないと思う。
といいながらも、ここ最近のアクションでお馴染みワイヤーとVFXを駆使したもので、昔みたいな生身のそれではない。
だけど、どうても昔のようなのを求めてしまうんだよなあ。
今回のも嫌いじゃないんだけど……ってこれがファン心理ってやつか?
どちらかというと、アクションよりコメディ要素が強く、そうなるとちょっと辛い映画かな。
監督はワン・ジーミン……って誰っすか?
とりあえず、最大の見所はリウ・イエンのナイスバディーってことで。
今では珍しくない異業種監督。
本業じゃないので興行的に失敗してもOK!
むしろ、それさえもネタになってしまう。
しかし、劇場で金を払った人は別だ。
彼らのネタにつきあってる場合ではない。
だから松本人士の監督作品はしこたまつまらない。
時間と金の無駄だ。
ビートたけしで築き上げたお笑いの監督の地位が、一気に崩れてしまった。
しかし、どの作品も比較的面白く作れる監督はいる。
品川ヒロシが正にそれだ。
「ドロップ」「漫才ギャング」と思った以上に面白い映画を連発。
そして長編3作目がこれだ。
銀行強盗で手に入れた大金を1/3ずつ山分けするはずだった3人の男たち。
しかし、取り分を巡って仲間割れ。
さらに、敵か味方かわからない女や、闇金業者などが絡んできて、誰が味方か敵かわからない。
果たして最後に笑うのは誰だ?
……ってそれってタランティーノの「レザボア・ドックス」じゃん。
そんなツッコミはごもっとも。
制作側もそんなことは重々承知していて、それをネタにしているくらいだ。
大変面白い。
話も面白いのだけど、それよりも出演者の面白さが勝る。
藤原竜也、田中聖、小杉竜一、窪塚洋介、池畑慎之介☆……と濃い連中ばっか。
藤原は、「神様のカルテ2」を観た後だと、かなり笑える。
まじめにボケてるのが良い。
しかし、残念なのは共演に中島美嘉(B79-W56-H80)で、昔から思っていたけど、歌手としてはともかく女優としてはかなりダメで、そもそも話し方が変なので思いっきり浮いている。
話はドンデン返しの連続だが、あまりやりすぎるのでちょっと疲れた。
世界的ベストセラー・ファンタジー「メリー・ポピンズ」の映画化をしたいウォルト・ディズニー。
しかし、原作者P・L・ト ラヴァースから許諾を得るのは至難の技だった。
アニメ もミュージカルも拒否。
内容にも難癖をつけまくり。
果たして映画化はできるのか?
いや、できるるに決まってるじゃん(笑)
「メリー・ポピンズ」のメイキング物語みたいなもんだから。
原作者がかなりうざい奴で、映画化に色々難癖をつけてくるのは、物語と彼女の過去に密接な関係があるからなのだが、そこまで思い入れがあるなら映画化を一刀両断で断ればいいじゃん。
自分がウォルトだったら、そこまでして映画化したいとは思わない。
だけど、彼には彼の思い入れがある。
実は物凄くよくできた話だし、それぞれの原作に対する思いが物凄く丁寧に描けてるのだけど、P・L・ト ラヴァースがかなり困った人なので、正直気分悪いよ。
それ以外は結構心温まるエピソードもあるのだけどね。
主演はトム・ハンクスとエマ・トンプソン。
監督はジョン・リー・ハンコック。
基本的にアメリカ映画でディズニーを悪く描かないことを改めて実感。
美人OL殺人事件発生。
事件直後に行方をくらました同僚女性が容疑者に浮上。
ワイドショーの過熱報道とネットがあることないこと 様々な噂を拡散。
個人情報は晒されもう収拾つかない状態に!
「告白」の湊かなえの小説を映画化。
大変面白い。
STAP細胞の小保方さんが正にこんな状態なので物凄くリアルに感じる。
ネットは誰しも参加できるけど、その分制限が効かない。
ちょっとでも個人情報が晒されたら、完全に丸裸状態だ。
さらに真実が広まるとは限らない。
この手の話は今更なのだけど、この映画では事実に対しての主観がどれくらい曖昧で自分の都合のいいことが入っているかを描いている。
嘘か本当かはわからない。
だけど、聞いている人が信じた時点でそれは真実になってしまうのだ。
発生した殺人事件。
明らかに犯人っぽい女性。
被害者なのに同情できない要素もあるし、犯人と思われる女性にも同情できる要素がある。
しかし、同じ真実でも人によっては見え方が違う。
いや、もっといえば嘘を真実と思わせることもできるかもしれない。
普通、ミステリーは犯人をすぐにわからせないためにミスリードをあっちこっちに盛り込むのだが、この映画はさらにネットの人々の思惑、もっといえば報道する側も真実を暴くのではなく面白ければ何でもOKみたいな状態であり、最後まで何が何だかわからず先が読めない。
そしてその中でも感じられる本当の人の愛情。
これは必見ですよ……ってネットで盛り上げてしまうのが、物語と現実の境界を越えてsぢまているわけやね。
監督は「ゴールデンスランバー」「みなさん、さようなら」の中村義洋。
出演は「八日目の蝉」の井上真央(B77-W60-H81)と「ガッ チャマン」が黒歴史の綾野剛。
井上真央が意外に豊満な胸だったので、ちょっと得した気分。
ただ彼女が地味とか言われても、普通に職場にいたら美人の部類だよ。
基本的に仮面ライダーにしてもスーパー戦隊にしても、対決を思わせるタイトルであっても実際に戦うことはまずない。
今回も平成ライダー対昭和ライダーといっても、最初は敵対しても最後は協力して敵を叩いて終わりに違いない。
そんなことを考えていたら、そのまんまでした(笑)
まあここらへんはお約束っつうことで。
そもそも昭和とか平成の分け方って、放送時間帯で便宜的に分けただけであって、それを物語に持ち込むと違和感がある。
地球の内側にあるといわれるもうひとつの世界。
謎のバダン帝国の怪人。
昭和仮面ライダー登場。
何故か、平成ライダーに敵対意識を持つ昭和ライダー。
平成ライダーの力を操る謎の戦士・仮面ライダーフィフティーン。
これらが絡みあって進んでいくのだが、少々ツッコミ所があっても気にしてはいけない。
何故ならオールスター出演お祭り映画だから。
藤岡弘が本郷猛として顔を出しただけでも感涙物で、もうこれだけでもいいかなあと思いきや、自分が平成ライダーで一番好きな555が意外に出番が多くて良かった。
555のエピソードは草加のネタとか10年くらい前のネタなので忘れている人はとことん忘れているだろうが、あまりにもぶれてないキャラには逆に感心。
昭和と平成、合わせて30人。
これだけの人数の中の人を集めるのには難しい。
特に平成ライダーは今や売れっ子になっている人もいるだろう。
そうなると、当然、出演するのが仕事が少ない人になってくるのだが、やっぱりディケイドの中の人が出てくると思ったら案の定だった。
つうか、井上正大なんて、仮面ライダーの映画以外ではほぼ見たことないぞ。
さらに仮面ライダーフィフテーン役で板尾創路って笑わせてどうする!
今や仮面ライダー嫁の雛形あきこ(B83-W57-H85)も登場させているのはマニアウケ狙いか?
トッキュウジャーやキョウリュウジャーも出てくるのだが、今回はちょっと違うんじゃない?と思ったけど、今の子供は仮面ライダーとスーパー戦隊はセット扱いなんだろうなあ。
監督は柴崎貴行。
結末が2つ用意されており、平成ライダーと昭 和ライダーのどちらが勝者となるかは映画公式HPなどで受け付けるファン投票で決定されたらしいのだが、あまりにも予定調和でとってつけたような展開でがっかり。
おそらくDVDには特典映像で結末が選べるようになるに違いない。
映画公開翌日に、鎧武とトッキュウジャーの春休み合体スペシャルが放送されているのだが、正直、映画よりも面白かったのがちょっと悲しい。
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