「アニメミライ2014」
とかく、アニメファンはTVシリーズの劇場版、さらには特典目当て。
特にアニメファンでない人だとジブリアニメしか観にいかない。
しかし、世の中にはそれ以外のアニメも存在するわけで、そんなデートに向かいないどころか、アニメファンでも行かないようなアニメも、観ておくのが本当のアニメファンの良心かもしれない。
文化庁による若手アニメーター育成事業であるアニメミライ2014。
確か2013も観にいった。
意外にバカにできない。
ひょっとして堀だし物があるかも。
気分としては、高校野球を観にいって、プロでやっていけるかどうかを判断している暇な親父と同じかもしれない。
そんなわけで、それぞれの映画の感想。
「パロルのみらい島」
遠い海の向こうに浮かぶ小さな島に住む人間に知られていない不思議な動物たちが、人間の世
界で巻き起こす大騒動。
昔の「ど根性ガエル」を思わせるものがあった。
もちろん、あれよりも遙かに動いているのだけど。
「大きい1年生と小さ な2年生」
身体は大きいが泣き虫の小学1年生男子と、しっかり者の2年生女子の交流を描く。
いや、これ面白い。
胸のキュンキュンが止まらないよっ。
「黒の栖 ク ロノス」
幼い頃から魂を連 れ去る“黒い存在”が見える男子高校生が、幼馴染の女子にる不穏な存在と戦う。
最初の2本はほのぼのお子様映画だったのに、これは思いっきり深夜アニメみたいな感じ。
オチは大体想像できるんだけど、そこに至るまでが丁寧で面白い。
スタジオ4℃の作品だから手堅いと思うのは考えすぎか。
「アルモニ」
人間はそれぞれの世界を持っている。
そりゃあ昨日見たアニメについて語っているのは幸せだけど、自分とは全く関係ない世界を生きている女の子のことも気になるのさ。
もし気になる彼女の世界に触れることができたら……という話だけど、実はこれが一番面白い。
身につまされる感じがした。
アニメでやることではあないかもしれないが、アニメだからこそネタになるのかもしれない。
どの作品も面白く、正直「ショートピース」より遙かに面白かったことを声を大にして言いたい。
とりあえず2015も楽しみなんだけど、公開規模は縮小していく方向だろうなあ。
だってお客さん、滅茶苦茶少ないよ。
そうこうしているうちにアニマックスで放送しちゃうんだろうなあ。
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