「ワン チャンス」
かつては、いじめられっ子だったポール・ポッツだったが、大人になってもパッとしない人生を送っていた。
そんな彼だが、歌うことが大好きで、オペラ歌手になる 夢を持っているが、現実は携帯電話のショップの店員だ。
そんな彼が愛する人を見つけ、周囲に励まされながら、オペラ歌手になるため、最後の挑戦としてオーディション番組に挑む!
実はこれ実話の映画化だそうで、最初はスーザン・ボイルを男にして作った話だと思っていたけど、全く無関係。
実話の映画化は意外に盛り上がらないけれど、実話の映画化だから仕方ないみたいな感じがいやだった。
この映画の主人公は見た目もさえないし、大事なところでうまくいかない。
だけど、意外と環境に恵まれている。
だから意外に成功するかもよ……って感じは漂っている。
ところが、オチも想像できてしまうのだけど、面白い。
主人公や周りの状況があまりにも普通すぎるというか等身大なので、妙にリアルというか、その分、自分も頑張れば何とかなってしまうと思わせるところが良い。
元気がもらえる映画とはこんな感じなのかもしれない。
出演はジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ローチ。
この二人が美男美女でなく、絶対に近所に3組はいそうな感じのカップルで、だからこそのリアリティがある。
監督は「プラダを着た悪 魔」のデヴィッド・フランケル。
ちなみに歌はジェームズ・コーデンではなく、ポール本人の吹き替え。
この名人芸だけでも観る価値ありかな。
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