「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」
地球にはまだ冒険できる秘境がある。
そう信じて…というかジャイアンに言われて、ドラえもんの秘密道具で地球上を探し回るのび太。
そんな中、空き地で拾った子犬のペコがアフリカのジャングルの中に不思議な巨神像の写った写真を発見!
いつものメンツで冒険の旅へ。
たどり着いたのは犬が独自の進化をした犬の王国だった。
ペコはそこの王子だったが、世界征服をもくろむ悪い大臣の謀略で逃げてきたのだった。
藤子・F・不二雄生誕80周年記念作だそうで、1982年に公開された長編第3作「ドラえもん のび太の大魔境」をリメイク。
さすがに長年のシリーズだと往年の作品のリメイクもありかもしれない。
個人的には藤子先生の絵に近い状態でアニメになっているのは嬉しい限り。
ここにだけ技術の発展を感じるよ。
話はわかっているけど、その分思い出したりしながら観ることができた。
最後のオチなんか、初めて知った時はうまいなあと感心した覚えがある。
藤子先生のSFのセンスは、今でも凄いと思う。
秘密道具で何でもありのドラえもんなので、いかに道具を使わせないようにするのかがポイントで、実は危険な状況を作り出すのが、他のサスペンスや冒険物より難しいのではないかと思ってしまう。
監督は八鍬新之介。
声はいつものレギュラーの他に、小栗旬が起用されている。
中村獅童もそうだが、小栗も声優でもやっていけそうなくらい普通に上手い。
リメイクとはいえ、オリジナルとは違った面白さがあった。
しかし、最後の夏に公開されるCGアニメのドラえもんにドン引き。
これはないでしょ。
というか海外ではそれなりに発展しているCGアニメだけど。日本はイマイチであることを改めて認識。
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