「エージェント:ライアン」
トム・クランシーの小説でお馴染みのキャラであるジャック・ライアンが主人公のスパイ・アクション。
ジャック・ライアンが主人公の映画というと、 「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」と作られており、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックがライアンを演じている。
それ以前にライアンは分析官であり、確かに現場工作もするとはいえ、スパイとはちょっと違うのではないか?
そんな疑問を抱く人も多いと思うが、これはトム・クランシーの原案キャラを使ってリブートしているのだ。
だから、分析だけでなくエージェントとして活躍もする。
ほら、その方が映画として盛り上がるでしょ。
現場経験ゼロのアナリストからエージェントに抜擢されたライアンが世界を恐怖に陥れるテロに立ち向かう…という話で、いわゆるジャック・ライアン・ビギンズ的な展開。
スパイ・アクションなので007みたいな派手な展開を期待すると肩透かし。
アクションもあるとはいえ極めて地味だ。
どちらかというと、ジャック・ライアンのTVシリーズが始まりましたというような感じ。
つまらなくはないけど、それなりに面白い。
CIAのエージェントであることを誰にも言ってはいけないのに、恋人に平気で話をするし、その恋人も浮気ではなくCIAの工作と聞いて安心…ってちょっと違うだろ!
またそれを上官が見ていて、彼女にも協力を求めるとか、どんだけいきあたりばったりなんだよ…とツッコミ所は満載だけど、まあそこは軽く流した方がいい…のか?
主演のクリス・パインは「スタートレック」ではエンタープライズ号の艦長だったりしたが、今度はアメリカ大統領か?(←ネタバレ?)
共演はケヴィン・コスナー、キーラ・ナイトレイ。
コスナーは一時期はもうダメかと思ったが、「マン・オブ・スティール」あたりから見事復活!
あ、でもライアンの上司役はハリソン・フォードの方が良かったかなあ。
監督は「マイティ・ソー」のケネス・ブラナー。
続編も当然えりそうだけど、007みたいに原作の要素をうまく散りばめてほしいな。
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