「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」
よゐこの有野晋哉が懐かしのレトロ・ゲームに挑戦し、ひたすらエンディング画面を目指す異色番組「ゲームセンターCX」。
放送10周年を記念して製作された劇場版。
2006年に大勢 のファンの前で、「マイティボンジャック」へのリベンジに挑む有野の姿と、1986年に「マイティボンジャック」をめぐる中学生とのエピソードが交錯し、それがやがて1本の物語となっていく構成。
「ゲームセンターCX」がフジテレビのCSで放送していることは知っている。
こんなもの映画化してどうするんだ?…と思ったが、映画のデジタル化はフットワークが軽くなった分、気楽に劇場版ができるようになってしまった。
その意味では誰でも映画にチャレンジできることができる。
反面、吟味せず適当に作った映画が出てくるのも確かだ。
この映画はどういう経緯でできたかよくわからないが、少なくとも金払って劇場まで行って観るようなものでもない。
1986年当時のファミコンを中心とした、あったあったネタは悪くないのだが、ノスタルジーを感じるようなものでもない。
ましてや有野がゲームクリアするまでを追いかけるのはテレビではOKかもしれないが、あえて映画にするようなものでもない。
おそらく、一番盛り上がるのは有野のゲームしているところを、ライブビューイングで見せるのことだろう。
監督は「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の蔵方政俊。
まあ劇場を使ったフジテレビの大がかりな番宣だと思えば、ほんの少しは納得。
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