「エヴァの告白」
1921年、ニューヨークのエリス島。戦火のポーランドから叔母を頼って妹と共にアメリカへとやって来たエヴァ。
ところが、妹は入国審査で結核と診断されて隔離され、エヴァ自身も難癖を付けられ入国を認められず、強制送還されるはめに。
しかし、ブルー ノという紳士がエヴァの美しさに心奪われ、彼女の入国を手引きをしてしまう。
一見、紳士のように見えるブルーノの仕事は、移民の女性たちを劇場で踊らせ、売春を斡旋することだった。
敬虔なカトリック教徒のエヴァにとって、そんな仕事はできるわけもないのだが、大切な妹を取り戻すため選択の余地はない。
さらに彼女に想いを寄せるマジシャンのオーランドも出てきて複雑な状況に…。
昼の連ドラか!…という展開。
全編くすんだ感じの色合い。
チャップリンが活躍している時代なので、警察の手入れがあって逃げ惑うのが、ダークなキーストンコップぽい。
ちなみに劇場でのレビューを脅かす存在が映画であることを話す場面が時代を感じさせる。
昼の連ドラっぽいけど違うところは、ヒロインがカトリック教徒であることの葛藤なのだが、これは日本人にはわかり辛い。
さらにヒロインは恋愛に揺れるよりも、「機動戦士ガンダムZZ」のジュドーくらい妹を助けることが最優先。
あっちこっちに妹がやばそうなフラグが立っているので、その緊張感の方が強い。
だけど、ぶっちゃけ何って話でもないんだけどね。
監督は「アンダーカヴァー」のジェームズ・グレイ。
主演はマリオン・コティヤール。
う~ん、やっぱり額のホクロが気になる。
タイトルに「エヴァ」と入るだけで、アニメファンはとりあえず目を留めるはず。
絶対に観にいかないだろうけど。
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