「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」
アニメファンはガン無視。
手塚治虫の「ブッダ」をアニメ化。
「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」の続編。
そもそも手塚治虫は漫画家としては絶対的に凄いのだけど、だからといって彼の作品をアニメ化したところで、今のアニメファンをがっちり掴むかどうかは極めて微妙。
石ノ森章太郎の漫画でもそうだけど、彼らが亡くなって20年以上。
今の若い世代にとっては名前は聞いているし、漫画やアニメの歴史上重要な人物だとはわかっているものの、彼らには全く思い入れがない。
逆にその世代をターゲットにしたところで、彼らはアニメを真剣に観る世代ではないし、第一次アニメブームの時に、彼らは手塚アニメを見限った時期でもあるのだ。
結論から言えば、手塚治虫の名前はあまり効果を発揮しない。
そんな誰得の第2弾は、シッダールタが、自ら自分の目を焼いたデーパ、未来を予言できるアッサジと苦行林へ行く。
そこで自分を苦しめることにより、色々なことを悟っていく。
前回が微妙だったせいか、全く期待していなかったせいか、意外にも面白かった。
おそらく全作は設定を説明するのでテンポが悪かったのだが、今回は一応は状況説明を終わっているので、話展開が早くてテンポが良い。
それに上映時間が85分というコンパクトさもあって、ダレるようなことはなかった。
何を好んで苦行林に行くのかが全くわからないのだが、真性Mでもかなりきついと思うぞ。
声の出演は吉岡秀隆、吉永小百合、松山ケンイチ、真木よう子(B83-W59-H83)…など。
監督は「プリキュア」の小村敏明。
きれいな終わり方だったので、続編はなくてもいいのだが、一応、3部昨とぶち上げた手前、やめるにやめれない。
しかし、興行的には正に苦行だよ。
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