「ドラッグ・ウォー 毒戦」
どっかのえらいさんが中国で覚醒剤を持っていた容疑で捕まったけど、あの後どうなったんだろう?
麻薬犯罪が重罪とされている中国だと、そう簡単に帰ってくることは難しいかもしれない。
知らない間に運び屋にされていても通じない。
しかし、何でもありなのはそれだけ金が動くからなのかもしれない。
この映画は麻薬取引をめぐる公安と犯罪組織の苛烈な攻防の話だ。
中国の津海で爆発事故があった覚醒剤の密造工場から車で逃走した男が衝突事故を起こして病院に運び込まれる。
中国公安警察は、大陸では覚醒剤密造が死刑に相当する重罪であり、命が惜しければ捜査に協力するよう迫る。
そして男の情報を元 に、商談相手に成りすまして潜入捜査を計画する。
前半は潜入捜査の様子がメイン。
ばれるかばれないかのサスペンスが盛り上がる。
覚醒剤は売るけどやらない…といったところで相手に通じるわけもなく、相手を信用させるためにやったはいいが、幻覚が見えたり、それを抜くために氷風呂に沈んだり、潜入捜査も大変。
北島マヤ以上の演技力が要求されるのだ。
後半は路上でひたすら銃撃戦。
アクロバティックな銃裁きを期待していると肩透かし。
意外にもシビアというかリアルな生々しさなのだ。
出演はルイス・クーとスン・ホンレイ。
監督は「エレクション」「エグザイル/絆」のジョニー・トー。
しかし、タイトルの「毒戦」というのがまんまで潔くて、逆にインパクトありすぎだな。
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