「ブラインド・フィアー」
アフガニスタンで取材活動中に失明してしまった女性報道カメラマン。
帰国後は、高層ビル最上階の高級ペントハウスで恋人と暮らしていた。
大晦日、買い物から帰宅すると恋人は殺害されており、犯人は部屋に潜伏していた。
彼女を拘束した犯人2人は、恋人が横取りしたものを取り返しに来ただけだったが、彼女はそのことについて全く知らない。
目も見えず、助けも来ない。
色々な意味でお先真っ暗の彼女は果たしてこの状況を脱出できるのか?
目の見えないサスペンスはオードリー・ヘプバーンの「暗くなるまで待って」を思い出させる。
近くにいるのに本人は見えない。
それをわかっているのを見る。
この手のサスペンスの醍醐味である。
この映画もそのパターン通りに進んでいく。
しかし、残念なのはヒロインがとても目が見えないようには思えないこと。
訓練の結果とはいえ、行動が目が見えているようにしか思えないこと。
また報道カメラマンの過去が全く物語に生きていない。
とりあえず、目が見えなくなった経緯を説明しているだけでしかないのだ。
さらに犯人がとてつもなく頭が悪い。
目的を達成する方法は他にもあるでしょ。
ヒロインの恋人も色々やらかしているのに、何故高級マンションみたいなところに住んでいるのかわからない。
サスペンス以前に登場人物の状況が不自然すぎるのだ。
主演のミシェル・モナハン。
共演に久し振りに見たマイケル・キートン。
監督は「フォーガットン」のジョセフ・ルーベン。
志村、うしろうしろ…な話は、もうちょっと何とかなるようなネタなんだけど、上映時間が短いからいいか。
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