「ジャッジ!」
世界的 に有数な広告祭に参加することになった新人広告マン。
彼の使命は自社CMのグランプリ獲得!
しかし、そのCMはクライアントのボンボンが作ったしょうもないもので、受賞など絶対に不可能だった…。
大変面白い!
2014年最初の面白い映画。
久しぶりに出てきたコメディ映画の良作。
巧妙に張り巡らされている伏線をきれいに回収し、笑ってホロっとさせる。
広告業界が舞台なので「そろばんずく」の21世紀版かと思いきや、どんな仕事にもあてはまるような話で、世の仕事の世知辛さをうまく描いている。
こういう業界物の場合、出てくるアイディアが現実にあったら微妙なものが多いのだが、この映画に出てくるCMは実際によくできていて不自然さはない。
後で調べたらソフトバンクモバイルの「ホワイト家族」シ リーズなど数々のヒットCMに携わってきた澤本嘉光が脚本で、監督はCMディレクター出身の永井聡らしい。
本職なので広告業界の裏側を知り尽 くしているので、違和感がないのかもしれない。
広告出身の監督は奇をてらいすぎて中身がなく、長時間保たない場合が多いのだが、この映画は最後までテンションが下がることはない。
またエースコックと本当にタイアップしていて劇中で連呼されるのだが物語と溶け込んでいるので不自然さがない。
本当は上映時間フルでCMを流しているようなものなのに(笑)
主演は、ええ年でも高校生役ができてしまう妻夫木聡。
しかし、盛り上げるのはリリー・フランキーと豊川悦司で、特にリリーさんなんか出演時間が短いのにインパクトありすぎ。
女性陣は北川景子(B75-W53-H81)、鈴木京香(B88-W59-H89)が頑張っているのだが、鈴木の二の腕のたるみが年齢を感じさせて悲しい。
ところがそんな2人よりも衝撃的なのは松本伊代(B76-W55-H81←16歳当時)で、16歳ネタの出オチなのだが、リアルタイムで「センチメンタル・ジャーニー」を見た世代にはドツボだった。
小道具のちくわは劇場で販売するべき。
いや前から言っているけど、音も臭いもしないちくわは映画鑑賞の最強の食べ物です。
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» 映画「ジャッジ!」役者良し、脚本よし、小粒だけど傑作! [soramove]
映画「ジャッジ!」★★★★面白い!
妻夫木聡、北川景子、
鈴木京香、荒川良々
リリー・フランキー、豊川悦司出演
永井聡 監督
105分、2014年1月11日より公開
2013,日本,松竹
(原題/原作:ジャッジ)
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「予告では妻夫木くんの
情けない姿が何度も繰り返されるが
映画自体も同じような内容、
く... [続きを読む]
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