「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」
世の中には絶対不可欠なのにほとんど注目されない仕事がある。
バックコーラスが正にそうだ。
メインの歌手のわずか6m後ろで歌っている。
誰もが見ているし聞いているのに気にも止めていない。
たかだか6mだが、その差は大きい。
本当ならメインの歌手よりも実力はあるかもしれない。
しかし、ソロで前面に出て歌えるのは本の一握りだけ。
この映画はそんなバックコーラスの女性を追いかけたドキュメンタリーだ。
実力はあってもうまくいかない。
時には騙されたりもして辛い目にあっている。
一方ではブルース・スプリングスティーンやミック・ジャガーの絶対的な信用を得ている。
自分は洋楽にメチャクチャ詳しいわけでもない。
有名どころは聞いていたくらいだ。
ましてやバックコーラスなんて知る由もなし。
だけど、そこに注目したこの映画は面白いと思う。
色々な着眼点があるものだと感心してしまった。
一応、パティ・ラベルだけは知っているので、彼女の名前がちょろっと出てきたのは嬉しかった。
あと、久しぶりに見たベッド・ミドラーが老けてたのにびっくり。
「殺したい女」好きだったよ。
原題が「20 FEET FROM STARDOM」なのに日本語タイトルにひねりがないのが惜しい。
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