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2014年1月 1日 (水)

2013年外国映画ベストテン

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 2013年は劇場で360本観ました。
 今まで400本ペースだったことを考えると一気に本数が減りました。
 私生活で色々あったのもありますが、意外に公開劇場と上映回数が少ない。
 そのため観たくても観ることができないこともありました。
 あと、体力的にハシゴができなくなったというのもありますね。
 
 そんなわけで、2013年外国映画ベストテンを発表します。
 最近は出資の関係で、日本映画に見えても合作とかあって、何をもって日本映画なのか外国映画なのかさっぱりわからないくらい複雑になってます。
 毎年言うことですが、自分の場合、話が面白くて、ちょっとでも自分の心の琴線に触れることが最優先で、世間の評判なんか全く関係がありません。
 自分はかっこいい映画ファンじゃないんですよ。
 そこんとこ改めて断言しておきます。
 あと、これも毎年言ってますが、本当は感想のリンクを貼ればいいのですが、面倒臭いのでお好きな検索エンジンを使って読んで下さいね。

 第1位 「パシフィック・リム」

 スター・ウォーズ以来の興奮!
 日本のロボットアニメを実写映画化できたらいいなあと言う夢を実現化。
 かつてスター・ウォーズを観て、映画ファンになった人もいたように、これを観て映画ファンになる若い世代が出てきてほしい。

 第2位「ゼロ・ダーク・サーティ」

 全編緊張感と緊迫感だけならまだしも、切なさや空しさまで上乗せされている。
 そして、これがつい最近の起こった事実を元にしていると思うと、リアルな怖さを感じるのだった。
 上映時間158分。
 しかし、その長さは、ビンラディンを追いかけている長い期間を圧縮したみたいなものだと思えば納得できてしまう。

 第3位「世界にひとつのプレイブック」

 分類的には恋愛物になると思うのだけど、かなり変化球気味。
 それでいてあまりにも真っ直ぐな純愛映画。
 主人公の男女は心の問題を抱えており、いつ何時どんなことがトリガーになってしまうかわからない危うさがある。
 これが下手なホラー映画より怖いところである。
 狂うほど恋をしているという言葉があるが、この2人は本当に狂っている。
 ジェニファー・ローレンスが凄く良い。
 ハンガー・ゲームに出ている場合じゃないよ。

 第4位「ゼロ・グラビティ」

 「2001年宇宙の旅」の進化形。
 ナンチャッテ3Dが多い中、久しぶりに出てきた3Dの必然性。
 いやもっといえば、2Dでもわかる空間の構図。
 極めて単純な話を演出と撮影技術で緊迫感と緊張感を出している
 昔、自分たちが考えていた21世紀は宇宙へは熱海へ行くような感覚で行けるものだと思っていた。
 しかし、残念ながらそんな時代は来なかったし、少なくとも自分が生きている間にそんな時代は来ないだろう。
 だけど、この映画で疑似体験ができたので満足だ。

 第5位「シュガーラッシュ」

 正にゲーム版「ロジャー・ラビット」状態だ。
 いや、もっと言えば「トイ・ストーリー」のゲーム版か。
 わかる人しかわからないゲームネタかと思いきや、話は王道中の王道。
 最後はホロッと泣ける。
 そして、この映画はディズニーが「萌え」を理解した記念べき1作でもあるのだ。

 第6位「テッド」

 話的には誰でも思いつきそうだが、こういうのはやったもん勝ちである。
 もしもドラえもんやオバQが大人になってもそばにいたらこんな感じになってしまうのかもしれない。
 また違う意味ではダメトイ・ストーリーとも言える。

 第7位「きっと、うまくいく」

 インド映画の新境地。
 ベタな展開も時代と共に進化していることを実感。

 
 第8位「キャプテン・フィリップス」

 実際の事件を元にしているので結果はわかっているのだが、全編緊張感と緊迫感が途切れない。
 とりあえず「ワンピース」読んで、海賊がかっこいいとか思っている人は必見!

 第9位「マン・オブ・スティール」

 個人的には明るく楽しいスーパーマンが好きだけど、こういう解釈があっても良いと思っている。
 

 第10位「紙ひこうき」

 セリフなしだが、万国の誰が観ても理解できるようになっている。
 3DCGアニメなのに手描き風にすることにより暖かみを出している。
 最新技術でアナログっぽさを出すという矛盾めいたことを最新技術でやってしまっていることが無駄に凄い。
 しかし、何よりも凄いのは、ヒロインの女の子がディズニー型女の子なのに、ちゃんと〈萌え〉が入っているのだ。
 観ていて胸のキュンキュンが止まらないよっ。

 
 その他圏外だけど好きな映画

 「ベルリンファイル」

 同じようにヨーロッパロケを敢行しても小じんまりした織田裕二の映画とはちょっと違う。
 比べても仕方ない。
 何故ならこっちの方が有無を言わさず面白いから。
 銃撃戦と肉弾戦が迫力ありすぎ。

 「モンスターズ・ユニバーシティ」

 実は無茶苦茶真っ当な青春映画。

 「サイド・エフェクト」

 真剣予想しない展開でした。

 「アフターショック」

 これ意外に傑作なんだけど、公開時期が短すぎるよ。

 「ウォールフラワー」

 
 手が届きそうなリア充っぷりが良い。
 あくまでも届きそうなだけだけど…。

 「ジャンゴ 繋がれざる者」

 過剰評価のタランティーノだけど、これは認めざるおえない。

 実はベストテンも5位以降は順番がつけにくい。
 色々考えると、自分は緊張感と緊迫感があって先が読めない映画が好きなんだな。
 明日は日本映画ベストテン発表!

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