「もらとりあむタマ子」
大学を卒業後、就職もせずに帰省した実家で、ひたすら食っちゃ寝を繰り返し、起きている時は漫画をむさぼり読んでダラダラと過ごすぐうたら女子がの日常を、秋から夏までの 1年の季節の変化と共に描く。
いわゆる自宅警備員の話といってしまえばそれまで。
さらにそんな立場で言うことはもっともらしい。
正に言うだけ番長。
実は微塵も期待していなかったのだが大変面白い!
ぶっちゃけ何も起こらない。
いや厳密に言うと映画的盛り上がりは何もない。
見た目には大きな事件は起きないものの、細かいながらも盛り沢山の内容。
そしてそれらは、大なり小なり誰もが経験したり共感できたりするものなのだ。
くすっと笑えるところもあれば、ホロッと泣かせるところもある。
じんわり染みる傑作ですよ。
主演は前田敦子(B77-W57-H83)で、おそらく彼女の出演作では一番できが良い。
監督は「天然コケッコー」の山下敦弘監督。
個人的には予告でもお馴染みの劇中セリフが面白く、時々日常生活で使わせてもらっている。
その中でも「少なくとも今ではない」が個人的に流行語大賞だ。
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