「鑑定士と顔のない依頼人」
一発屋の映画監督と言えば、多くの人がナイト・M・シャマランを真っ先に上げるだろう。
「シックス・センス」以外は微妙な映画ばっかり。
だけど、やればできる子なんです…と言わんばかりに、期待して新作を観にいく度に裏切られているのだ。
そして、ジュゼッペ・トルナトーレもそんな監督の1人かもしれない。
「ニュー・シネマ・パラダイス」で映画ファンの心をがっちり鷲掴み。
その後、「海の上のピアニスト」も悪くはなかったけど、「ニュー・シネマ・パラダイス」を越えることはできていない。
結論から言えば「鑑定士と顔のない依頼人」は「ニュー・シネマ・パラダイス」を越えてはいない。
だけど、ミステリーとしては面白い。
天才オークション鑑定士ヴァージル・オールドマン。
ある屋敷の鑑定依頼をされるが、依頼人の女性は何かに理由をつけて姿を現さない。
しかし、彼女の屋敷で、18世紀の機械人形と思われる一部を発見!
そして、屋敷の隠し部屋に依頼人がいることを知り、覗き見ると若く美しい女性だった…。
最初は顔を出さない依頼人が誰かを追求。
後半は正体がわかった依頼人との関係の進展。
そして最後の正にどんでん返し的意外な展開。
散りばめられた伏線が回収される気分の良さ。
とにかく、できる限り予備知識なしで観ることをオススメする。
主演はジェフリー・ラッシュ。
共演に久しぶりのドナルド・サザーランド。
一度観て、さらに二度観すると色々なことがわかってくる。
特典がなくても、純粋にもう一度観にいきたくなる映画なのだ。
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