「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」
昔はジェームズ・ボンドがショーン・コネリーか、ロジャー・ムーアかで決着のつかない論議をしていたが、さすがに6代目まで来ると、誰がやろうがもうどうでもよくなって、むしろそれも含めてシリーズの面白さだと思えてきた。
だから、「攻殻機動隊」の監督が押井守だろうが神山健治だろうが、あまり気にならず、むしろ一番重要なのは、基本設定を生かして面白いかどうかだ。
いわゆる作品のゴーストさえ同じなら義体なんかどうでもいいのだ。
そんなわけで、攻殻機動隊ができるまでを描いた第2弾。
自身の部隊設立を考えている草薙素子は、公安9課の荒巻の勧誘を断る。
そんな中、ロジコマがハッキングされ、荒巻からの要請を受け、草薙は調査のためにロジコマを移送する。
しかし、バトー、ボーマ、イシカワの武装集団に襲撃される。
彼らの目的は難民虐殺の罪に問われている混成78部隊の元上官ソガ・カズヤ大佐の無実を証明するため、それに必要な特殊軍事モジュールで電子的作戦を実行しようとすることだった。
しかし、並列解除コードの複製がロジコマに隠されたために、ロジコマの破壊を狙っていた。
草薙は、米軍情報部エージェントのヴィヴィーや陸軍警察のパズ、海兵隊のエーススナイパーのサイトーと反撃を開始する…。
前作に比べると面白い。
アクションは迫力あるし、話も二転三転して面白い。
草薙の声が坂本真綾になったのは賛否分かれているみたいだが、自分は物語の基本設定であるゴーストや義体のことがあったので、そんな違和感を感じなかった。
ちょっと面白かったのは交通渋滞が事件になっていることで、昔はそんなの極めて想定範囲内だったけど、未来ではそうならないようにしていることで、今でも当然色々やってると思うのだけど、逆に改めて言われると斬新な感じだった。
この作品で9課のメンバーも徐々に揃いだしてきた。
まだ足りないメンバーが次回の話の中心か。
3作目は2014年の6月だそうで、とりあえず楽しみに気楽に待つことにする。
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