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2013年11月29日 (金)

「ウォールフラワー」

The_perks_of_being_a_wallflower 新しい環境で今までの自分を変えたいと思っても実際は無理だ。
 結局、今までと変わらない。
 もしくはもっと状況が悪くなってしまう。
 ある程度の年齢になるとそういう状況も受け入れられるのだが、若い時はもがき苦しんでしまうのだ。
 この映画の主人公の青年もそうだ。
 全く周囲に馴染めず学校カースト制度では最下層にいる。
 だからといって、バカでもないし、話せば面白い奴なのだがそういうタイミングがうまく掴めないのだ。
 しかし、年上の兄妹(血のつながりはない)と知り合うことに、生活が輝き始める。
 なんだ、結局リア充の話じゃんと言われればそれまで。
 何しろ友達どころか、一応は彼女っぽいのもいるから。
 ところが、それがまた非リア充の手に届きそうな感じがして妙にリアルだったりするのだ。
 会話のとっかかりが掴めないとか、「100人に聞きました」で出題されたら上位に来そう。
 そして、何となく好きでもないんだけど、相手が好意を持ってくれているので断りきれず,
惰性でつきあうとか、ありそうで笑えない。 
 おそらく、「サザエさん」のカツオ君も花沢さんとこんな感じで将来いくんだろうなあ。
 最後はちょっとブルーだけど、まあそれも含めて自分は好きだ。
 主演は「パーシー・ジャクソンとオリンポス の神々」のローガン・ラーマン。
 だけど、注目は何といっても「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニーでお馴染みエマ・ワトソンで、子役の時がかわいいと大人になるとイマイチの場合が多いのだが、彼女はそんなこともなさそう。
 いや、むしろ今の方が自分は好きかな。
 監督はスティーヴン・チョボスキー。
 本人の小説を自ら監督するのだから、本人は文句は言えない。
 もちろん観客は色々言うけどね。
 
 

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