「ファントム/開戦前夜」
潜水艦映画が好きだ。
あの息詰まる感じと水が噴水みたいにピューッと出るお約束なとこも含めて。
一番好きな潜水艦の映画は「007/私を愛したスパイ」だな…って、それOKなら「007は二度死ぬ」でもOKじゃん。
ところが、そんなに公開されるようなジャンルでもない。
だから公開されたらとりあえず観にいく。
この映画は事実にインスパイアされた映画だそうな。
冷戦下のソ連で、古い潜水艦B-67の指揮を命じられた退役した老艦長。
核ミサイル搭載している艦だが、乗組員以外の人間も乗っていた。
彼らはファントムといわれる極秘装置に関与していた。
やがて、彼らの真の目的、ファントムとは何かが明らかになっていく…って話で、潜水艦も旧式なので滅茶苦茶狭い。
その中で文字通り見た目も息詰まる状況でのサスペンスだ。
昔、プロジェクト・。ジェニファーというのがあって、核ミサイル発射可能の状態のソ連の潜水艦がハワイ沖で消息不明になり、これを探知したアメリカ軍が極秘に回収しようとした計画なのだが、この映画はそれを元に、一体ソ連の潜水艦で何があったのかを想像したドラマ作りになっている。
と、言ってもアメリカが作るソ連の映画なので、ロシア人でも英語を話すのは当たり前。
まあここらへんは、吹替版を観ている感じで割り切るしかないんだろうなあ。
無茶苦茶面白いわけでもないけど、嫌いじゃないよ。
主演はエド・ハリスなんだけど、この人ってどっから見ても犯罪者顔なので、出てくるだけで誰もが怪しんでしまうのが不憫だ。
監督は「ロンリーハート」のトッド・ロビンソン。
当然、潜水艦の中は男ばっかり。
唯一のお色気要員が酒場の巨乳女だけというのが悲しい。
最後はホロリと泣かせてもらった。
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