「劇場版BAD BOYS J―最後に守るもの―」
「仮面ライダー鎧武」を5話まで見たのだが、他のシリーズに比べて緊迫感がまるでない。
その理由はダンスチームの抗争で、命がかかってないから。
総じて何でもそうだが、当人には大問題でも他人には全くどうでもいいことだったりすることは多い。
この映画は、広島で激しい覇権争いをしている不良グループの3勢力の前に新たなるチームが出現して、バランスが崩れ、互いにつぶし合いの壮絶な抗争へと発展してい…というもの。
ヤングキングに連載していた田中宏の漫画をベースにしており、2011年にも映画化されている。
今回は深夜TVドラマの劇場版らしい。
らしいというのは後で調べてわかったことで、自分はその存在を全く知らなかった。
不良少年のバトル物はいつの時代にも存在している。
自分は嫌いじゃないので、そういう映画があったら頻繁に見にいく方だ。
1980年代までは学校同志の抗争、いわゆる番長バトルがメインだが、さすがにそんなジャンルは学ランの制服と共に極めて少なくなってきた。
よく考えてみたら3年の期間限定だしね。
今は学校というわけでなく、地域密着型不良グループがメインとなっている。
そしてこれらのジャンルの共通して言えることは、本人たちは命がけでも、外から見たら真剣どうでもいいことだろう。
だからこそ、どうでもいいことでもそれが重要であることが伝わってこないといけない。
残念なことに、この映画はそれが感じられない。
そして、それが自分がすっかりいい年になってしまったからかもしれない。
若い人にはビンビン伝わるものがあるかもしれない。
そりゃあ、仲間とつるんでいるより就職した方がいいに決まってるでしょ。
出演はSexy Zoneの中島健人、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣、A.B.C-Zの橋本良亮。
さらに関西ジャニーズJr.の重岡大毅。
女性陣は、トリンドル玲奈(B76-W58-H77)、板野友美(B75-W55-H78)や、乃木坂46のメンバーも出演。
う~ん、これって昔で言うと東映若者向きアイドル映画だよね。
それはそれで21世紀にも必要なのかも。
もっともこの映画は東映じゃないけどね。
ちなみに板野は出演時間もセリフも極めて少ないので、それ目当てだとちょっと辛いかも。
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