「TAICHI/太極 ゼロ」
とにかく、カンフー映画を中心とした格闘技映画が好きだ。
昔は日本で公開される香港映画の半分以上はカンフー映画だったが、ここ最近はカンフー映画があまり公開されない。
やっと公開されても自分が求めているものと違う。
自分が求めるのはワイヤーやCGを使わず、生身の動きと編集で見せる昔ながらの格闘アクションだ。
もちろん、それが時代から著しくずれていることは重々承知している。
それでもかつての懐かしい路線が21世紀に復活することを心から望んでいる。
この映画は楊式太極拳の創始者・楊露禅の若き日の姿を描く武術アクション。
額にある角みたいなおでき(?)を押すと、制御不能の見境のない格闘マシーンに変貌する楊は、医者にこのままでは 死に至ると告げられ、それを防ぐ秘拳を学ぶために、秘境の果ての聖
地にある村に向かう。
そこは、村の住人たちすべてが拳法の達人であり、秘拳・陳式太極拳の宗師に弟子入りしようとするが、村人たちに拒否される。
それでも、不屈の精神で陳式太極拳を学んでいく楊。
一方、村を破壊し線路建設を狙う企業の鉄怪物(巨大ロボットみたいなもの)が迫ってきていた…。
実は元ネタを全く知らないのだが、お目当てのアクションシーンは、文字やグラフィックイメージを使ったもので斬新!
だけど、中国語がわからないので、少し意味がわからない。
これが言葉の壁ってやつやね。
鉄怪物と最後は戦うのだが、一種のスチームパンクで、これはこれでアイディアとしては面白い!
まあ、だけど、やっぱりアクションはワイヤーとCGテンコ盛りで、映像的にはきれいできまるけど、もうちょっと生身のアクションがあって欲しかったかな。
監督も主演も全く知らない人ばっかで、後で三部作の第1作であることを知る。
う~ん、三部作にするようなものでもないんだけどなあ。
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