「もうひとりの息子」
「そして父になる」大ヒット御礼!
しかし、子供の取り違え事件は世界のあっちこっちで発生しているのかもしれない。
ぶっちゃけ調べないとわからないわけだから。
この映画は「そして父になる」より前に制作されている。
だからといって、どっちがパクリとかの話ではない。
この手のテーマは昔からあるから。
ただ「そして父になる」は日本の一般家庭で、せいぜい家が金持ちか金持ちじゃないかくらいの差なのだが。この映画は今でも根深い対立が続くイスラエルとパレスチナを背景に、それぞれの家族の間で子どもの取り違え事件を描いている。
ね、ちょっときっつい話でしょ。
今まで敵対していたのに、一気に逆の立場になってしまうのだから。
ただ、「そして父になる」が小学生だったことに比べて、この映画の取り違えた子供は既に18歳になっており、分別がついている。
そして意外にも当事者の2人は仲良くなっているのに、周りがギクシャクしてくる。
母親は血より愛した時間というか、状況を比較的すんなり受け入れているのに、父親だったり兄弟が滅茶苦茶テンパってる状態!
ここらへんは女は強しといったところか。
似たようなネタの映画を短期間で観たのだけど、やっぱり国や文化は違えど落ち着くところに落ち着くのはあまりかわらないと思った。
出演はよくわからないけど、監督はロレーヌ・レヴィ。
すいません、この人も過去に何を監督していた人かよくわかりません。
「そして父になる」が取り違えられた子供の親の目線だとすると、こちらは取り違えられた子供の目線で描かれているので対で観ると、また感じ方が違うのかも
。
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「もうひとりの息子(フランス映画)」★★★★
エマニュエル・ドゥヴォス、パスカル・エルベ
ジュール・シトリュク、マハディ・ダハビ
アリン・オマリ、カリファ・ナトゥール出演
ロレーヌ・レヴィ監督、
105分 フランス語、ヘブライ語、アラビア語、英語 Color | 2012年 フランス |
(原題/原作:e Other Son [ Le fils de l'Autre ] )
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上手いタイミングで公開したものだ。
子供の取り違えが発覚したことで、無風で暮らしてきた二家族が波乱に巻き込まれる。
カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、大ヒットした『そして父になる』と同じタイミングに、良く似たシチュエーションの家族を描いて東京国際映画祭の東京サクラグランプリと最優秀監督賞を受賞した『もうひとりの息子』を公開するとは考えたものだ。
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