「レッド・ドーン」
第二次世界大戦中はドイツ。冷戦時代はソ連と、アメリカ映画に出てくる国家侵略アイテムは時代に合わせて変化していく。
ここ最近は一時期はイスラム国家の場合もあったが、シャレが通じないのでマジで攻撃される可能性もあるためか、その代わりとして宇宙人という何やってもOKという便利なアイテムも存在している。
そして宇宙人に代わり、最新の国家侵略アイテムが北朝鮮だ。
「ホワイトハウス・ダウン」の例を出すまでもなく、最近、アメリカの仮想敵国はもっぱら北朝鮮だ。
この映画は、突然、北朝鮮に占領された祖国を取り戻すため、戸惑いながらも銃や爆弾を手に取りレジスタンスとして立ち上がる若者たちの話で、そういえばどこかでそんな話あったなあと思ったらジョン・ミリアスの「若き勇者たち」のリメイクだった。
あの映画はソ連が侵略してくるのが、やっぱり時代だと思う。
いきなり空から物凄い数の北朝鮮の兵隊が落下傘で降りてくるシーンは圧巻!…というより怖い。
いや、アメリカにとっては北朝鮮は宇宙人の代用かもしれないけど、日本人にとってはすぐ隣りの国なので、さすがに気楽に見ていられないというか、普通に「日本海側では夜に海に近づかないで下さい」と言われている国なのでちょっと怖い。
それはともかく、映画そのものは意外に上映時間も適当で面白かった。
そりゃあ、素人の青年達でそんな凄い活動ができるわけないというツッコミはごもっともだけど、まあそれを含んでも悪くないと思う。
主演は、「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワース。
監督は「007/慰めの報酬」などの第二班監督でこれが初監督のダン・ブラッドリー。
まあ、ジョン・グレンみたいなもんか。
当然、続編も作れる終わり方は昨今のお約束だ。
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