「ムード・インディゴ うたかたの日々」
働かなくても暮らしていける資産家の青年が恋に落ちて結婚。
しかし、彼女が肺に睡蓮の花が咲く奇病に冒されてしまった。
彼女を救うべく、高額な治療費で彼の財産はなくなり、人生で初めて働くことになるのだが…。
ボリス・ヴィアンの名作「うたかたの日々」を映画化したらしいのだが、自分は全くの未読。
そういえば、川原泉の漫画に笑うと花が出てくる話あったよなあ…って関係ないか。
だから原作の世界観はよくわからないのだが、映画の方は、漫画的というかアニメ的なイメージ映像が盛り沢山。
ちらかというと、「ベティ・ブープ」のアニメの世界を実写化したような感じだ。
これが効果的かどうかは意見が分かれる…というより好き嫌いだけなのだが、自分は最初こそ面白いと思ったけど、途中から食傷気味になってしまった。
ちょっとやりすぎな感じが、逆に寓話っぽい話をもっと非現実的にしたように感じた。
しかし、一方では「ベティ・ブープ」の映画化も夢ではないことを認識した。
出演は「真夜中のピアニスト」のロマン・ デュリスと「アメリ」のオドレイ・トトゥ。
オドレイ・トトゥって結構ええ年だよね?
監督が「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーなので期待したんだけど、今回はちょっとイマイチかな。
たぶん女子受けはしそう。
自分が観たのは海外向けに編集されたインターナショナル版(95 分)らしいが、ディレクターズカット版は、131分らしい。
個人的には95分でうまくまとめてあったので、131分ってダレるのではないかと思っている。
だけど、フランス本国ではOKで海外だけ短いのはどういうころなんだろう?
今は2時間越えの映画なんてザラだしね。
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