「キタキツネ物語 -35周年リニューアル版-」
やっぱり今更の企画ってあるよな。
「おしん」のリメイクとか、この映画とか。
1978年の「キタキツネ物語」を未公開分を含む当時のオリジナル映像素材を元に完全リニューアル。
声優も一新して、西田敏行、佐藤隆太、平野綾(B83-W53-H84)を起用。
1978年の夏は「スター・ウォーズ」と「さらば宇宙戦艦ヤマト」三昧だったが、この映画もそれなりに観客動員はしたし、翌年のテレビ放送は高視聴率だった。
当然、似たような作品が連発されるわけで、「子猫物語」とか「象物語」とか色々量産されることになる。
正直、今更感というより、ぶっちゃけ、当時のオリジナルをデジタルリマスターで公開した方が良かったんじゃないの?
音楽だって山崎まさよしや、平野の歌よりもオリジナルのままの方が絶対に良いって。
「スター・ウォーズ」もどんどん改悪されていくけど、もっとオリジナルを尊重しようよ。
いや、「キタキツネ物語」が35周年なら「スター・ウォーズ」の日本公開35周年でもあるんだな。
そっちの方が重要だよ。
しかし、さすがに35年も経つと、色々思い出して見てしまう。
今見ると、ドキュメンタリーというより、沢山の素材から編集で話を作っていることがわかる。
それぞれのシーンが別撮りでうまく編集してある。
まあ、そこらへんは動物だから仕方ないのか。
これは今だったらヒットするとは思えないけど、そういう時代だったんだな。
ちなみに78年の前売券の半券があるんだけど、地方では「続アドベンチャー・ファミリー」が同時上映だった。
考え抜いた二本立てだったんだなあ。
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