「ウルヴァリン:SAMURAI」
「X-MEN」シリーズの人気キャラクターであるウルヴァリンが主人公のシリーズ第2弾。
第二次世界大戦中に命を救った日本兵で、今は実業家になっている矢志田が死ぬ前に礼をしたいと願っているため、日本に行くウルヴァリン。
再会も束の間、矢志田は病状が悪化して死亡。
彼の孫娘はある組織から追われており、ウルヴァリンは彼女は逃亡する。
しかし、いつの間にかウルヴァリンの不老不死の肉体を支えていた驚異的な治癒能力が失われていた…。
日本を舞台にウルヴァリン大活躍!!…と聞けば、当然、日本をどう描くかが興味深い。
さすがに今の時代、無茶な表現をしないと思っていたが、まさかまさかの21世紀にもなって「007は二度死ぬ」テイストあふれる映画が出てくるとは思わなかった。
もちろん。そんなのは制作側も重々承知しているわけで、そもそもアメコミのヒーローの存在が変なので、そこはもう極東の島国の雰囲気ってことで、それを楽しむくらいの余裕がないとね。
走行中の新幹線の上でウルヴァリンとヤクザ(ミュータントではなさそう)が戦っている時点で、そういう日本が平行世界のどこかにあると思うしかないだろう。
主演はヒュー・ジャックマン。
年を取らない設定なのに、やっぱり前作に比べると老けたよ(笑)
日本からは真田広之、TAO(B80-W58-H84)と福島リラ(B80-W59-H87)が出演。
真田は「ラストサムライ」といい、日本がネタの時は便利な俳優になりつつあるなあ。
監督はのジェームズ・マンゴールド。
映画全体が「007は二度死ぬ」テイストなのに、「007/ダイヤモンドは永遠に」のパロディネタがあったのには笑った。
やっぱり少し意識しているのかな?
ラストはアメコミ映画でお馴染み、次回作への前フリみたいな引きを作って終わりはお約束だ。
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