「怪盗グルーのミニオン危機一発」
「怪盗グルーの月泥棒 3D」の続編。
怪盗家業から足を洗い、三姉妹を引き取って真っ当に暮らしているグルーが、世界的な悪に立ち向かう極秘組織からスカウトされ、美人エージェントのルーシーとコンビを組んで捜査を開始!
一方ではグルーの仲間であるミニオンが次々と行方不明になっていた…。
前作は正直微妙だったが、今回はそれよりも遙かに面白い!
まあ、面白いといっても何か物凄くよくできているとかそんなのではなく、純粋に当たり障りのなくサクッと観ることができる感じの面白さだ。
日本のタイトルに「怪盗」とあるけど、本編では泥棒なんかしてねえじゃんという野暮なツッこみはなし。
「ステンレス・スチール・ラット」のジェイムズ・ボリバー・ディグリッツと同じで、泥棒の才能を正義のために使うってやつやね。
一応、映画会社が必死こいて売ろうとしているミニオンはかわいいと言うより気持ちわるいよ。
フジテレビジョンが、このアニメを制作しているイルミネーション・エンター テインメントと戦略的提携をしているので、「踊る大捜 査線 THE FINAL 新たなる希望」のオープニングロゴや、本編中にやたらとバナナがでてきて鬱陶しかったが、この映画もフジテレビのキャラクターマークのTシャツを着ている登場人物がいたりするのだが、戦略的提携ってもっと他にないの?
今だとキャラクターグッズの販売だけみたいだけど、これは今後に期待か、見えないところで何かやっているのかも。
いずれにしろ、ミニオンは食傷気味だよ。
女性エージェントは笑えるのだけど、ちょっと萌え度が足りない。
もちろん、そんな路線ではないかもしれないけど、もう一工夫するだけで随分違うと思うけどなあ。
声の出演は日本語吹替版は、前作に引き続き笑福亭鶴瓶と芦田愛菜。
鶴瓶は慣れたけど、やっぱ外国映画の関西弁は違和感がある。
今回の声の出演で中島美嘉と中井貴一が参加しているのだが、中井はともかく、中島はミスキャストでしょ。
もうちょっとうまい人いるし、話題にもならないような。
日本語吹替版で、英語表記のところを字幕ではなく、ナレーションで喋ってしまうのが懐かしかった。
昔の海外のアニメってこの手法だったんだよね。
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