「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
多くの人が泣いたアニメということで、映画公開前にDVDで全部観た。
結論は、
そんなに泣けるか?
一人の少女の事故死をきっかけにバラバラになってしまったかつての仲良しグループが、幽霊となって現われた少女の 願いを叶えるために再び集まって頑張る…って話なんだけど、まず根本的に「20世紀少年」でもそうだけど、いつまでも子供時代がピークみたいな考えがあまり好きじゃないんだよね。
いやもちろん、この映画の場合、同級生の事故死がトラウマになっているのはわかるんだけど、それがず~っとというのはちょっとねえ。
さらに、頭の良いグループと、バカに分かれていて、性格も違うんだけど、実際にはそんな組み合わせはいつまでも成り立たないと思うんだよね。
だけど、このアニメに限らず、キャラを立てるために性格の違う人達が一緒にいることが多いのだけど、大抵理由付けに筋が通っていない。
まあ、自分はそんな考え方なので、この手の子供の時代の同級生大集合的な話はあんまり好きじゃない。
しかし、それを差し引いても、それ程でもないと思った。
良い話ではあるけれど。
映画版はTVシリーズの1年後で、それぞれの登場人物が過去をふりかえる形の総集編。
あ~予習しなければ良かった。
だって、まんまほとんどTVシリーズを編集しただけなんだもん。
新作カットもあるんだけど、そんなの全く話には関係ない。
TVシリーズは完結しているからどうやって続編を作るのか?と思っていたら、これかよ!!
1980年代のアニメ映画は総集編ばっかだったが、まさか21世紀になってこんなのが出てくるとは思わなかった。
だからTVシリーズを見ている人は物足りないし、初見の人は何が何だか説明不足。
まあファンのための映画ってことで。
正直、これでファンは納得できるのか?
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