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2013年9月21日 (土)

「オーガストウォーズ」

Avgust_vosmogo いや~久しぶりに予告編に騙されたよ。
 予告編を見ると、「トランスフォーマー」と「パシフィック・リム」を足したような話かと思ってしまう。
 だけど、実際は予告が全てというか、ロボットの出ている時間なんか極めて少ない。
 むしろ、予告で全てと言っていいかもしれない。
 そういえば、「スター・ウォーズ」のような映画が他にもないかと思って、「月曜ロードショー」の「スタークラッシュ」を見たら何か違ったのと同じような感覚だった。
 ロシア映画なので、北朝鮮の「ブルカサリ」と同じように国家総動員でロボット映画を作ったと思いこんでいた。
 ところが、南オセチアの独立を巡ってグルジアとロシアが戦争状態となった2008年の事件を背景に、戦地に残る息子を救うため、激戦地へと乗り込むシングルマザーの話で、ロボットはあくまで子供の想像の産物だった。
 トホホ、まさか21世紀にもなって、東宝東和式宣伝にやられてしまうとは(笑)
 しかし、ロボットの成分は少ないものの、現実の歴史を背景としたファンタジーとしては面白く、ロシア軍が全面協力してくれているので、少し思想的なものは見え隠れするものの、戦闘シーンは迫力満点!
 どちらかというと比べるべきものは「プライベート・ライアン」だったかもしれない。
 主演はスヴェトラーナ・イワノーワが美人で、ロシアンパブだったらナンバー1間違いなし。
 監督はジャニック・フェイジエフ。
 そういえば、ロシア映画って「ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル」以来かなあと思っていたけど、あれはロシアを舞台にしてたアメリカ映画やね。
 ロシア映画というと辛気くさかったり、人を呼ぶとき「同志」とつけるのかと思いきや、そんなのは冷戦前の話で、今や普通にスマホも使っているし生活も西側(←死語)と変わらない。
 ロシアの今の様子を知ることができたのも良かった。
 外国のことを知るのは映画がてっとり早いというのはわかる気がするな。
 
 

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