「甘い鞭」
すっかりエロ要員として定着した壇蜜(B85-W60-H89)だが、テレビを見ている分には裸が出てくることはない。
一応、グラビアやDVDでは裸になっているものの、テレビではそれらを踏まえて彼女のイメージ作りがされているだけなのだ。
今のテレビで裸を出すことは不可能であり、彼女はエロのアイコンなのだ。
だからこそ、彼女が裸を見ることができる映画は金を払う価値があるのだ。
……ってそんなことを熱く語っても仕方ないのだが、壇蜜は今が旬なので、彼女が積極的に活動している間はこちらも乗るしかないでしょ。
ここまで言ってなんだけど、自分は壇蜜のどこが良いのかあまりわかっていない。
顔もあっさり系だし、スタイルも悪いわけでもないけど無茶苦茶良いというわけでもない。
エロもどちらかといえば作られた感じで、自然ににじみ出るようなエロさは感じられない。
おそらくAV女優にはもっとエロいのが沢山いる。
だからこそ、彼女を過剰に持ち上げるのはちょっと抵抗感がある。
この映画で、彼女が演じるのは高校生のころ隣家の男に拉致監禁された過去がある美貌の不妊治療専門医。
ひと月にわたり弄ばれ、監禁した男を殺して脱出したのだが、それが原因の壮絶なトラウマを抱えたまま成長。
今は医者家業の傍ら、SMクラブでM嬢としてサディストたちの相手をしている。
彼女がそんなことをしているのは、隣家の男に監禁されていた時に感じた“甘い味”を、必死に思い出そうとしていたからだった…。
さすがに昔のエロ本じゃないので壇蜜は17歳の女子高生を演じていない。
ひょっとして小蜜=副島美咲(B87-W60-H86)が演じる………わけもなく、間宮夕貴(B86-W59-H86)だった。
話は32歳のヒロイン(壇蜜)と17歳のヒロインのエピソードが交錯した展開になっている。
この手の話だと拉致されて攻められているうちにMとしての快感に目覚めるという話が多く、この映画のキーワードである〈甘い味〉は正にそれかなと思ってしまう。
それでは全くひねりがないだろ!と思いきや、予想もしない展開にびっくり!
これは意外な面白さですよ。
監督は「花と蛇」の石井隆。
SMとかいいながらも全身血塗れ、マニアの人以外決して実用的ではない裸の映像ばかりなので注意。
女性の局部がモザイクではなく、ボカシなのに映画を感じた。
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