「スーサイド・ショップ」
ここ最近はテレビアニメの劇場版ばかりで、それはそれで面白いのだけど、総集編はさすがにダメだと思っている。
そうなると、何でもええから前知識なくても大丈夫なアニメ映画を観たいと真剣思ってしまうわけだ。
そんなわけで、「髪結いの亭主」や「ぼくの大切なともだち」の名匠パトリス・ルコント監督による自身初のアニメ映画。
一応、原作はあるみたいだけど、深夜アニメの映画化じゃなければいいや。
自殺用品を扱う根暗(←死語)思考の一家に生まれた値明(←死語)な末っ子が、家族だけでなく周りまで明るくしていくブラックユーモアアニメ。
キャラクターデザインは「空手バカ一代」くらい萌えの要素が一滴もないのだが、そこが逆に新鮮だったりする。
内容はどぎつい感じがするのだが、それでも中心となるの人生賛歌だ。
ただやっぱりというか、海外のアニメは動物が喋って、歌って踊るシーンがあるのが定番だが、この映画も歌っているミュージカル的なところが多い。
いや、もちろんそれはそれでいいんだけど、昔からこんなだし、せっかくのパトリス・ルコントが手がけるアニメなんだから、もっと斬新的な何かがあるものかと思ったのに残念。
日本のアニメみたいなものを期待していくと、思い切り違和感を感じるが、昔からディズニー以外は昔からこんな感じなんで、逆にちょっと懐かしかった。
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